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登山靴のおすすめと選び方|行き先と足の形で絞る、最初の1足から冬山まで

更新日: 2026年10月31日

登山靴を手に取って選ぶ手元のクローズアップ
記事概要

登山靴は、行く山と足の形で選ぶのがいちばんの近道です。低山の日帰りか、小屋泊・縦走か、雪の低山か。幅広か、かかとが浮きやすいか。この2つで候補を絞って、くわしい記事へご案内します。迷ったら、最初の1足は防水のミッドカットからがおすすめです。

登山靴を探しはじめると、種類も値段も幅が広くて、どこから見ればいいのか迷いますよね。ハイカットかミッドカットか、ゴアテックスは要るのか、どのブランドがいいのか。

ただ、最初に決めることは、そんなに多くありません。どんな山に行くかと、自分の足がどんな形か。この2つが決まれば、候補はかなり絞れるんですよね。

このページでは、行き先と足の形から、どの記事を見ればいいかをご案内します。くわしい比べ方や値段は、それぞれの記事にまとめてあるので、気になるところから読んでみてください。

笑い猫

笑い猫

私が初めて富士山に登ったのは学生のころで、そのときはスニーカーでした。下山で足首を捻挫しかけました。
そのあと、先輩に勧められて買ったのが、キャラバンのミッドカットです。足に合っていて、長く歩いてもつらくなく、富士山も南八ヶ岳の縦走もこの靴で歩きました。
それでも、長い下りではつま先が痛くなりました。階段くらいでは分からなくて、インソールを入れたら楽になったんですよね。まずは足に合う靴を選んで、細かいところはあとから合わせていけばいいのかなと思っています。

行き先で決める早見表

まずは、いちばん行きそうな山を思い浮かべてみてください。登山靴は、くるぶしの高さ(カット)とソールの硬さが、行き先によって変わってきます。

登山靴の3タイプ:ハイカット(縦走・岩場)、ミドルカット(日帰り〜小屋泊)、ローカット(低山・ハイキング)
足首の高さで3タイプ。行き先で選びます
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雪の低山(冬) 3シーズン靴+チェーンスパイクか、冬靴 雪の低山の靴・チェーンスパイク
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迷ったら、防水のミッドカットから選んでおくと、低山の日帰りから山小屋泊まで、だいたいの山に合わせやすいかなと思います。

ちなみに、登山靴が要らない山もあります。石段や木道が整備されていて、2時間くらいで降りてこられて、雨の予報がなければ、ふだんのスニーカーでも歩けます。まずは1回歩いてみて、続けたくなったら買う、という順番でも大丈夫です。

足の形で決める

行き先の次は、足の形です。登山靴は、同じ26.0cmでも、ブランドやモデルで幅がかなり違うんですよね。

  • 幅広・甲高で、小指が当たりやすい:幅の広いモデルを探してみてください。キャラバンの3Eや、キーンのターギーが候補になります
  • かかとが小さくて、浮きやすい:かかとをしっかり包むモデルを、店で履いて確かめるのがいちばんです
  • とくに困っていない:行き先で選んだ候補から、いちばん履き心地のいいものを

サイズは「ふだんより0.5〜1cm上」とよく言われますが、ブランドで基準が違うので、数字だけで決めないほうがいいかなと思います。つま先を靴の先に当てた状態でかかとに指が1本入り、紐を締めたときにつま先に1cmほどの余裕があるか。厚めの靴下で確かめてみてください。

最初の1足で見る3つ

行き先と足の形が決まったら、あとはこの3つを見れば十分かなと思います。

登山靴の選び方3つのポイント:足に合うか、防水と通気、行き先に合うか
見るのは、足に合うか・防水か・行き先に合うかの3つ
  1. 足の幅が合うか:上の「足の形」のとおりです。ここが合っていないと、どんなに評判のいい靴でもつらくなってしまいます
  2. 防水かどうか:日本の山は雨が多いので、最初の1足は防水がおすすめです。ただ、防水でも履き口から入る水は防げません。そこはゲイターの出番です
  3. くるぶしの高さ:行き先の早見表のとおりです。迷ったらミッドカット

予算で見るなら

値段は、1万円台からで十分です。値段で変わるのは主にソールの硬さと丈夫さで、岩場を歩いたり、重い荷物を背負ったりするようになってから差が出てきます。最初から高い靴を買わなくても大丈夫ですよ。

予算の目安 選べる靴 見る記事
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値段はそれぞれの記事に、確かめた日つきで載せています。同じ靴でも、色やサイズ、お店でかなり変わるので、買う前にもう一度見てみてください。

よくある選び方の失敗

登山靴は、選ぶときのちょっとした思い込みで、合わない靴を買ってしまいがちです。よくあるものをまとめておきますね。

  • 厚い靴下でサイズを合わせる:大きめの靴を厚い靴下で埋めると、下りで靴下がつぶれて、足が前に滑ってしまいます。サイズは靴で合わせて、靴下はそのあとに選ぶほうがうまくいきます(登山用の靴下)
  • 店で5分履いただけで決める:1時間くらい歩いて、やっと出てくる当たりもあります。買ったら、山に行く前に坂や階段を歩いて確かめておくと安心です(履き慣らし)
  • 防水なら濡れないと思う:防水の靴でも、履き口から入る水は防げません。沢を渡ったり、深い水たまりに入ったりすると、上から入ってきます(ゴアテックスは要るか)
  • 高い靴ほど歩きやすいと思う:値段の高い靴は、ソールが硬いものが多いです。岩場や重い荷物には向いていますが、整備された低山では、かえって疲れることもあるんですよね(中級者向け6足)
  • しまっておけば長持ちすると思う:登山靴は、履いていなくても古くなります。寿命は作られてから約5年が目安です(登山靴の寿命)

ブランドで選ぶなら

ブランドで選ぶときも、決め手は足の形です。同じブランドでもモデルで足型が違うので、ブランドの評判より、モデルごとの作りを見るほうが確かなんですよね。

よく比べられるのは、メレルとサロモン、キャラバンとモンベル。それぞれ得意なところが違うので、比べ方は下の記事でご紹介しています。

冬の低山・雪山に行くなら

冬に雪の低山へ行くなら、まず「今の3シーズン靴で行けるか」を考えてみてください。分かれ目は、森林限界(木が途切れる高さ)より上に出るかどうかと、斜面の角度です。

木に囲まれた樹林帯の低山なら、3シーズン靴にチェーンスパイクを付けて歩ける山も多いです。森林限界より上に出る山や、凍った急な斜面は、冬靴とアイゼンが必要になります。どこまでが3シーズン靴の範囲かは、下の記事でくわしくご紹介しています。

私は学生のころ、先輩に言われて総レザーの冬用登山靴を買いました。初めての冬山(谷川岳)でも、足は寒くなかったです。冬の山にどこまで行くかで、靴の選び方はかなり変わってきます。

買ったあとにやること

靴が決まったら、山に行く前に履き慣らしをしておくと安心です。坂や階段を入れて、当たる場所を先に見つけておくんですよね。ただ、長い下りで初めて痛くなることもあるので、最初の山では、テーピングを少し持っておくと慌てずに済むかなと思います。

もうひとつは、保管です。登山靴は、作られてから約5年が寿命の目安で、履いていなくても古くなります。私も、3年しまっていた靴のソールがはがれたことがあります。久しぶりに履くときは、出かける前にソールを見てみてください。

よくある質問

スニーカーでも登れますか?

石段や木道が整備された低山を、2時間くらいで降りてこられて、雨の予報がなければ、スニーカーでも歩けます。
岩や木の根が多い道や、雨の日は、登山靴のほうが安心です。下りで滑りにくく、足首も守ってくれます。

サイズは何cm大きくすればいいですか?

「ふだんより0.5〜1cm上」とよく言われますが、ブランドで基準が違うので、数字だけで決めないほうがいいかなと思います。
つま先を靴の先に当てた状態でかかとに指が1本入り、紐を締めたときにつま先に1cmほどの余裕があるか、厚めの靴下で確かめてみてください。

1万円台の登山靴でも大丈夫ですか?

大丈夫です。初めての人が歩く範囲なら、1万円台で防水のミッドカットが選べます。
値段で変わるのは主にソールの硬さと丈夫さで、岩場や重い荷物を背負うようになってから差が出てきます。

登山靴は何年くらい使えますか?

作られてから約5年が目安です。履いた回数ではなく年数なので、しまっておいた靴も古くなります。
久しぶりに履くときは、出かける前にソールにひび割れや浮きがないか見てください。少しでも怪しければ、山では履かないでください。

ハイカットとミッドカット、どちらがいいですか?

低山の日帰りから山小屋泊までなら、ミッドカットで足りることが多いです。
重い荷物で岩場を歩く縦走や、残雪の時期は、足首まで支えるハイカットのほうが安心かなと思います。

まとめ

  • 最初に決めるのは、行き先と足の形の2つ
  • 迷ったら、防水のミッドカットから
  • 足の形は、ブランドよりモデルごとの作りで見る
  • 雪の低山は、森林限界より上に出るかどうかで靴が変わる
  • 買ったら履き慣らし。寿命は作られてから約5年が目安

どの記事から読んでも大丈夫です。いちばん迷っているところから、のぞいてみてください。