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アルパインクルーザーとマウンテンクルーザーの違い|足首の高さとソールの硬さ、冬山用は2800から
更新日: 2026年10月6日

モンベルの登山靴、アルパインクルーザーとマウンテンクルーザーの違いを、公式の仕様と値段で比べました。マウンテンクルーザーはミドルカットで日帰りから山小屋泊まで、アルパインクルーザーはハイカットでテント泊から雪山まで。選び方をご紹介します。
モンベルの登山靴を見ていると、「マウンテンクルーザー」と「アルパインクルーザー」が並んでいて、どちらを選べばいいのか迷いますよね。名前が似ているうえに、600と800は値段も重さも近いんですよね。
違いは、モンベルの案内を並べるとはっきりします。マウンテンクルーザーはミドルカットで、日帰りから山小屋泊まで。アルパインクルーザーはハイカットで、テント泊の縦走から雪山まで。
ここでは、モンベル公式の仕様と値段(2026年10月)で、2つの系統の違いと、型ごとの選び方をご紹介します。
どんな人がどれを選ぶ?
行く山で分けると、こうなります。
- 日帰りの山と、山小屋に泊まる山 → マウンテンクルーザー(400か600)
- テント泊や、岩の多い道を歩く夏の縦走 → アルパインクルーザー800
- 残雪期や、雪の少ない冬の山も登る → アルパインクルーザー 1000
- アイゼンとピッケルを使う冬山 → アルパインクルーザー 2800・3000

日帰りが中心なら、アルパインクルーザーは要りません。モンベルも、日帰りから山小屋泊まではミドルカットのマウンテンクルーザーをすすめています。上のモデルほどいい靴、というわけではないんですよね。
2つの系統の違い|公式の数字で比べる
モンベル公式の商品ページと「フットウエアの選び方」から、違いの出るところを並べました。値段は税込、重さは Men’s の片足です。
| マウンテンクルーザー | アルパインクルーザー800 | アルパインクルーザー 1000 | アルパインクルーザー 2800・3000 | |
|---|---|---|---|---|
| 足首の高さ | ミドルカット | ハイカット | ハイカット | ハイカット |
| ソールの硬さ | やや硬い | 硬い | 硬い | とても硬い |
| モンベルの案内 | 日帰り登山〜山小屋泊 | 夏場の長期縦走 | 夏の縦走、積雪量の少ない冬季トレッキング | 冬季登山 |
| アイゼン | 軽アイゼンと合わせる | 軽アイゼンと合わせる | セミワンタッチ対応 | ワンタッチ・セミワンタッチ対応 |
| 保温材 | なし | なし | 薄い保温材を一体にしたライニング | 入り |
| 重さ | 360〜545g | 574g | 719g | 849〜945g |
| 値段 | 21,800〜24,800円 | 26,800円 | 31,900円 | 48,000〜57,000円 |
※2026年10月6日時点のモンベル公式オンラインストア。重さは25.5cm(2800と3000 レザーは26.0cm)。レザー・BOA・ウィズ ゲーターの型は、このあとの章でご紹介します
いちばんの違いは、足首の高さとソールの硬さです。モンベルは、ハイカットの靴を「森林限界より高所を歩く縦走登山や、重い荷物を背負って歩くテント泊登山」にすすめています。足首を支えて、硬いソールで岩の凹凸から足裏を守る、という作りなんですよね。
で、アルパインクルーザーの中では、1000からセミワンタッチのアイゼンに対応して、2800から上は保温材入りになるんですよね。
600と800は何が違う?
2つの系統の境目にあるのが、マウンテンクルーザー600とアルパインクルーザー800です。ここがいちばん迷うところだと思います。
| マウンテンクルーザー600 | アルパインクルーザー800 | |
|---|---|---|
| 値段 | 24,800円 | 26,800円 |
| 重さ | 545g | 574g |
| 足首の高さ | ミドルカット | ハイカット |
| ソールの硬さ | やや硬い | 硬い |
| モンベルの案内 | 軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで | 夏場の長期縦走やトレッキング |
値段の差は2,000円、重さの差は29g。数字だけ見ると、ほとんど同じ靴に見えますよね。
で、分かれ目になるのは背負う荷物の重さかなと思います。山小屋泊までの荷物なら、ミドルカットの600で足ります。テントや寝袋を背負って何日か歩くようになったら、足首を支えてくれるハイカットの800、という分け方です。
「いつかテント泊もするかも」くらいなら、いまよく行く山に合わせて600を選んでおくのがいいかなと思います。どちらもソールの張り替えができるので、長く履けます。
比べる4つのモデル
2つの系統の中から、境目になる4つを並べました。モンベルの靴は公式オンラインストアと直営店で買うのが基本なので、リンクは公式の商品ページにしてあります。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 足首の高さ | アイゼン | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 最初の1足にも ★★★★★ |
約24,800円〜 | ミドルカット | 軽アイゼンと合わせる | 日帰り〜山小屋泊 | |
| 縦走を始める人に ★★★★☆ |
約26,800円〜 | ハイカット | 軽アイゼンと合わせる | テント泊・夏の縦走 | |
| 雪の時季も登る人に ★★★★☆ |
約31,900円〜 | ハイカット | セミワンタッチ対応 | 残雪期・雪の少ない冬 | |
| 冬山を始める人に ★★★★☆ |
約48,000円〜 | ハイカット | ワンタッチ・セミワンタッチ対応 | 本格的な冬山 |
1. モンベル マウンテンクルーザー600|ミドルカット|日帰りから山小屋泊まで

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。
- 足首の高さ
- ミドルカット
- ソールの硬さ
- やや硬い
- アイゼン
- 軽アイゼンと合わせる
- 重さ
- 545g(25.5cm片足)
- ソール張り替え
- できる
- 価格帯
- 約24,800円〜
マウンテンクルーザーの中で、いちばん上のモデルです。モンベルは「軽装備のトレッキングから小屋泊登山まで幅広く対応するミドルカット」と案内しています。
値段は24,800円、重さは545g。ソールの張り替えもできるので、日帰りと山小屋泊が中心なら、長く付き合える1足かなと思います。
200や400との違いは、マウンテンクルーザー200・400・600の違いにまとめてあります。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)
こんな人に:日帰りの山と、山小屋に泊まる山が中心の人
気になる点:テント泊のような重い荷物を背負う山には、ハイカットのほうが向いています
2. モンベル アルパインクルーザー800|ハイカット|テント泊と夏の縦走

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。
- 足首の高さ
- ハイカット
- ソールの硬さ
- 硬い
- アイゼン
- 軽アイゼンと合わせる
- 重さ
- 574g(25.5cm片足)
- ソール張り替え
- できる
- 価格帯
- 約26,800円〜
アルパインクルーザーの入り口にあたるモデルです。モンベルの案内は「夏場の長期縦走やトレッキングなどに適した全天候型のトレッキングブーツ」。
600との差は、値段で2,000円、重さで29gだけ。そのかわり足首がハイカットになって、ソールも一段硬くなります。テント泊の重い荷物を背負って、岩の多い道を何日か歩くなら、こちらが向いているかなと思います。
レザーの「800 レザー」(35,900円・626g)は、モンベルが「積雪量の少ない冬季トレッキング」にも適しているとしているモデルです。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)
こんな人に:テント泊や、岩の多い道を何日か歩く縦走を始めたい人
気になる点:セミワンタッチのアイゼンに対応、という案内はありません。雪の季節も登るなら1000を
3. モンベル アルパインクルーザー 1000|ハイカット|残雪期と、雪の少ない冬まで

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。
- 足首の高さ
- ハイカット
- ソールの硬さ
- 硬い
- アイゼン
- セミワンタッチ対応
- 保温
- 薄い保温材を一体にしたライニング
- 重さ
- 719g(25.5cm片足)
- ソール張り替え
- できる
- 価格帯
- 約31,900円〜
雪の時季まで使える、アルパインクルーザーの真ん中のモデルです。モンベルの案内は「夏の縦走やトレッキング、積雪量の少ない冬季トレッキングに適した」。
800との大きな違いは、かかとにコバがあって、セミワンタッチのアイゼンを付けられることです。ライニングには薄い保温材が一体になっています。
そのぶん、重さは719gと、800より145g増えます。雪のない季節しか登らないなら、800のほうが軽く歩けるかなと思います。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)
こんな人に:夏の縦走と、残雪期の山を1足でまかないたい人
気になる点:800より145g重くなります。雪のない季節しか登らないなら、800で足ります
4. モンベル アルパインクルーザー 2800|保温材入り|本格的な冬山用

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。
- 足首の高さ
- ハイカット
- ソールの硬さ
- とても硬い
- アイゼン
- ワンタッチ・セミワンタッチ対応
- 保温
- 保温材(シンサレート)入り
- 重さ
- 849g(26.0cm片足)
- ソール張り替え
- できる
- 価格帯
- 約48,000円〜
保温材の入った、冬山用のアルパインブーツです。モンベルは「保温材入りで、冬季登山に対応する保温性と剛性を備えた」と案内していて、ワンタッチのアイゼンにも対応しています。
防水透湿の素材はモンベル独自のドライテック、保温材はシンサレート。値段は48,000円です。
レザーの「3000 レザー」は54,000円・945g、ゲーターが一体になった「3000 ウィズ ゲーター」は57,000円・865g。どれも、夏の山には硬くて重い靴なので、冬山に行くと決めてから選ぶのがいいかなと思います。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)
こんな人に:アイゼンとピッケルを使う冬山を始める人
気になる点:夏の山には硬くて重い靴です。10月6日の時点では入荷待ち(12月上旬入荷予定)でした
レザー・BOA・ウィズ ゲーター・ワイドの違い
ただ、同じ数字のモデルにも、いくつか種類があるんですよね。値段と重さは Men’s のものです。
- レザー…アッパーが革のモデル。モンベルは、メッシュのモデルを「透湿性を重視」、レザーのモデルを「保温性と耐久性を重視」と説明しています。600 レザーは29,800円・530g、800 レザーは35,900円・626g、1000 レザーは46,200円・786g
- BOA…ひもの代わりに、ダイヤルを回して締めるモデル。脱ぎ履きが楽になります。400 BOA は27,000円・526g、800 BOA は31,000円・555g
- ウィズ ゲーター…足首を覆うゲーターが一体になったモデル。小石や砂、雪が入りにくくなります。400 ウィズ ゲーターは25,300円、1000 ウィズ ゲーターは38,000円、3000 ウィズ ゲーターは57,000円。ゲーターは縫い目に防水処理がされていない(3000 はゲーターの部分に防水性がない)ので、そこは知っておいてくださいね
- ワイド…足囲が大きい人向けの幅広モデル。値段は同じです
あとは、ソールの張り替えにも違いがあります。マウンテンクルーザー200と、400 ウィズ ゲーターは、張り替えができません。ほかのモデルは張り替えができて、モンベルの修理の案内では、一般的な登山靴のリソールは15,000円となっています。
雪の山に履いていけるのはどれ?
モンベルの「登山装備ガイド 雪山編」は、行き先を3つに分けています。
| 行き先 | 靴 | アイゼン |
|---|---|---|
| 厳冬期の雪山 | アルパインクルーザー 3000・2800(ソールが堅く、保温材入り) | ワンタッチ(つま先とかかとにコバ) |
| 冬山から残雪期 | アルパインクルーザー 1000(かかとにコバ) | セミワンタッチ、テープタイプ |
| 雪の少ない低山ハイク・スノーシュー | 防水透湿性のあるトレッキングシューズでも対応できる | 軽アイゼンやスノーシュー |
マウンテンクルーザーやアルパインクルーザー800で歩けるのは、いちばん下の「雪の少ない低山ハイク」までなんですよね。前に爪のあるアイゼンで登るような山は、1000から上の靴の領域になります。
もうひとつ、モンベルは冬山用の靴のページに、こう書いています。
「アイゼンと靴には相性があり、選択を誤ると事故につながる恐れがあります。購入にあたっては、専門のスタッフと相談し、十分にテストした上でご使用ください。」
靴とアイゼンは、通販で別々にそろえるより、お店で実際に合わせてから買ってくださいね。雪の低山に3シーズンの靴で行けるかどうかは、雪の低山は3シーズン靴で行ける?にまとめてあります。
前の型(アウトレット)は買い?
冬山用の2800と3000 レザーは、この秋冬から新しい型になりました。モンベル公式のアウトレットには、前の型が残っています。
| 前の型の2800(アウトレット) | いまの2800 | |
|---|---|---|
| 値段 | 43,200円 | 48,000円 |
| 重さ | 822g(25.5cm) | 849g(26.0cm) |
| 防水透湿 | GORE-TEX デュラサーモ | ドライテック(保温材はシンサレート) |
| 靴底 | ヴィブラム | トレールグリッパー |
| アイゼン | ワンタッチ・セミワンタッチ対応 | ワンタッチ・セミワンタッチ対応 |
差は4,800円。ゴアテックスの名前にひかれる方もいますよね。
ただ、アウトレットのページには、「この製品は製造から年数が経過しているため、経年劣化により靴底が剥がれる恐れがあります」という注意書きがあります。使う前に靴底を点検すること、買ってから1年以内に経年劣化ではがれたときは無償で修理すること、も書かれています。
冬山で靴底がはがれるのは、いちばん避けたいことですよね。これから何年も履くつもりなら、4,800円の差ならいまの型のほうが安心かなと私は思います。サイズが合って、すぐに使う予定がある方には、前の型も選択肢になります。
マウンテンクルーザーやアルパインクルーザー800・1000にも、同じ名前の前の型がアウトレットにあります。名前が同じでも重さが違うので、品番と、ページの「アウトレット価格」の表示を見て確かめてくださいね。
よくある質問
初心者の最初の1足は、どちらですか?
マウンテンクルーザーです。日帰りの山や、山小屋に泊まる山なら、ミドルカットの400か600で足ります。モンベルも、その用途にはミドルカットをすすめています。
200・400・600の違いは、マウンテンクルーザー200・400・600の違いにまとめてあります。
アルパインクルーザー800で雪山に行けますか?
雪の少ない低山ハイクまでです。モンベルは、雪が少ない低山ハイクやスノーシューなら「防水透湿性のあるトレッキングシューズでも対応できます」としていて、軽アイゼンやスノーシューと合わせて使います。
800の商品ページには、セミワンタッチのアイゼンに対応という案内がありません。前に爪のあるアイゼンで登る山へ行くなら、1000から上のモデルを選んでください。
800と1000で迷ったら、どちらですか?
雪のある時季に登るかどうかで決めるのがいいかなと思います。1000はセミワンタッチのアイゼンに対応していて、残雪期や雪の少ない冬の山まで使えます。
そのぶん、800より145g重く、5,100円高くなります。雪のない季節しか登らないなら、800で足ります。
2800と3000の違いは何ですか?
2800と3000 レザーは、どちらも保温材(シンサレート)入りで、ワンタッチのアイゼンに対応しています。違いはアッパーで、2800は布地と人工皮革(48,000円・849g)、3000 レザーは牛革(54,000円・945g)です。
3000 ウィズ ゲーター(57,000円・865g)は、ゲーターが一体になっていて、ライニングに GORE-TEX デュラサーモを使っています。
ソールの張り替えはできますか?
マウンテンクルーザー200と、400 ウィズ ゲーター以外は、張り替えができます。モンベルの修理の案内では、一般的な登山靴のリソールは15,000円(税込)です。
靴の状態によっては張り替えができないこともあるので、直営店かカスタマー・サービスに相談してみてください。
どこで買うのがいいですか?
モンベルの靴は、公式オンラインストアか直営店で買うのが基本です。靴は足に合うかどうかがいちばん大事なので、できれば直営店で履いてみてくださいね。
冬山用の靴は、アイゼンとの相性もあります。アイゼンもいっしょに、お店で合わせてもらうと安心です。
まとめ
- マウンテンクルーザーはミドルカット。日帰りから山小屋泊まで
- アルパインクルーザーはハイカット。テント泊の縦走から雪山まで。数字が大きいほど、硬く、重く、冬向きに
- 600と800の差は、2,000円と29g。分かれ目は、背負う荷物の重さ
- セミワンタッチのアイゼンが付くのは1000から、保温材入りの冬山用は2800から
- 冬山用の靴は、アイゼンといっしょにお店で合わせてから買う
迷ったら、いちばんよく行く山に合わせて選んでみてくださいね。
※価格・仕様は2026年10月6日時点の、モンベル公式オンラインストアのものです。





モンベルの靴は、名前の数字が大きくなるほど、硬くて、重くて、冬向きになっていきます。ここだけ覚えておけば、お店の棚の前で迷いにくくなるかなと思います。
ただ、数字が大きいほどいい靴、というわけではないんですよね。日帰りの低山に冬山用の靴で行っても、重くて歩きにくいだけなので。
私は、靴は「いちばんよく行く山」に合わせて選ぶのがいいと思っています。