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登山靴のブランド比較|メレルとサロモンはどっち?キャラバンとモンベルの違いも
更新日: 2026年10月26日

登山靴のブランドの違いは、足の形(ラスト)と履き心地、買い方に出ます。メレルとサロモン、キャラバンとモンベルなどを1対1で比べ、公式の幅の表示とワイド版で当たりをつける方法をご紹介します。代表モデル7足は、値段の安い順に並べました。
登山靴をブランドで選ぼうとすると、「結局どこがいいの」で止まりますよね。
いちばん違うのは足の形(ラスト)です。ただそれは、ブランドごとというよりモデルごとに違うんですよね。なので、ブランドの評判より「公式が出している幅の表示」と「ワイド版があるか」で当たりをつけるほうが早いです。
よく並べて比べられる組み合わせを、1対1で見ていきますね。価格は2026年10月時点のAmazon実勢と、各ブランドの定価です。
違うのは足の形。ブランドより、モデルで見る
各ブランドは「ラスト」と呼ばれる木型を持っていて、それが靴の形を決めています。同じサイズ表記でも、幅とかかとの収まりがまるで違うのはこのためなんですよね。
ただ、「このブランドは細い」「あのブランドは広い」という言い方は、当たらないこともあります。たとえばサロモンは細めと言われがちですが、X ULTRA 5 MIDは公式の4段階の表示で「スタンダード」です。
| モデル | 幅についての公式の表示 |
|---|---|
| キャラバン C1_02S | 3E(レギュラー) |
| キーン ターギー フォー ミッド | つま先全体を広げる作り。木型は定番のターギー ツーと同じ |
| サロモン X ULTRA 5 MID | スリム・スタンダード・ゆったり・ワイドの4段階でスタンダード |
| スカルパ ZGトレック | 足を包み込むようなフィット |
それと、いまはワイド版を出しているブランドが多いです。この記事の中だと、メレル・サロモン・モンベル・コロンビアは、同じモデルにワイド版があります。ブランドで諦める前に、ワイド版を探してみる価値はありますね。
足が幅広なのに細めの靴を買うと、下山で小指の爪が黒くなります。逆に細い足で幅広の靴を買うと、かかとが浮いて靴ずれになります。ブランドの評判より、自分の足がどっち寄りかを先に知っておくほうが早いですね。
よく比べられる組み合わせ
メレル vs サロモン|柔らかさか、安定か
いちばん多く並べられる2つですね。幅はどちらも標準で、どちらにもワイド版があるので、幅では決まりません。違うのは履き心地です。
| メレル MOAB 3 | サロモン X ULTRA 5 | |
|---|---|---|
| 幅 | 標準(ワイド版あり) | スタンダード(ワイド版あり) |
| 履き心地 | クッションを重視した作り。柔らかめ | 軽くて安定する。岩でもグリップ |
| 得意 | 歩く距離が長い低山、街履き兼用 | 岩や下りの多い道 |
| 定価 | 23,100円(ワイド版24,200円) | 25,300円 |
柔らかさを取るならメレル、岩や下りでの安定を取るならサロモン。これがいちばん外しにくい分け方かなと思います。
ちなみにMOAB 3は、2026年7月の入荷分から仕様が変わって、かかとのエアークッションが無くなりました。メレルの公式ストアでは、しばらく前の仕様と新しい仕様が混ざる、と案内されています。
メレルの中でどれを選ぶか(モアブ3とスピード2の違い、ふつうの幅とワイド)は、メレルの登山靴にまとめています。
街でも履くつもりならメレル、という選び方もあります。紐はどちらも普通の靴紐です。
サロモン vs モンベル|通販で試すか、店で履くか
どちらも幅は標準的で、ワイド版があります。違うのは買い方なんですよね。
- モンベル:直営店で履いて選べて、修理も頼めます
- サロモン:公式通販で買って、合わなければ返品する手があります。注文から25日以内に申し込み(未使用に限る・返送料は自分持ち)
近くにモンベルの店があるなら、履き比べてから決めるのがいちばん確実かなと思います。ローカットでの比べ方はローカット登山靴のブランド比較に書いています。
キャラバン vs モンベル|日本ブランド同士
どちらも日本人の足を想定していますが、狙いが少し違うんですよね。
| キャラバン | モンベル | |
|---|---|---|
| 足型 | 3E(C1_02S) | レギュラー。ワイド版もある |
| 価格帯 | 定価2万円台。通販では1万円台前半から | 2万円台から |
| 買い方 | 通販・量販店が中心 | 直営店で試着しやすい |
| 強み | 入門用の定番。とにかく安い | 直営店で相談・修理まで頼める |
とにかく安く始めたいならキャラバン、履いて選びたいならモンベル。近くに直営店があるかどうかで決めてしまってもいいと思います。
メレル vs コロンビア|街寄りの2つ
どちらも登山専門というより、街でも使える方向のブランドですね。
- コロンビア:1万円台前半から買えます。防水はアウトドライという自社の素材
- メレル:1万円台後半から。ミッドソールのクッションに力を入れているブランドです
あと低山の日帰りを年に数回、という使い方ならコロンビアで足ります。歩く距離が伸びてくると、メレルのクッションの差が出てきます。
足型別に選ぶなら
幅広・甲高で、いつも小指が当たる人
キャラバン(3E)とキーンを先に試してみてください。キーンはつま先全体を広げる作りなので、小指が当たりにくいです。
それでも合わなければ、メレル・サロモン・モンベル・コロンビアのワイド版を探すことになりますね。
かかとが小さくて浮きやすい人
靴を替える前に、紐の締め方を試す手があります。いちばん上の2つの穴で輪を作って紐を通す「ヒールロック」という結び方で、かかとが固定されやすくなります。
それでも浮くなら、ワイド版ではなく標準幅のモデルを選んでください。幅の広い靴でかかとが浮くと、下りで足が前に滑って爪を痛めます。
とくに困っていない人
メレル、サロモン、モンベルの標準幅から選べば、外しにくいかなと思います。選べるモデルも多いので、価格と見た目で決めて構いません。
ブランド別の代表モデル7足(実売の安い順)
価格は2026年10月時点のAmazon実勢です(モンベルは公式価格)。サイズと色で変わるので、リンク先で確かめてください。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 足型 | 防水 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
|
キャラバン C1_02S
|
幅広の定番 ★★★★★ |
約12,500円〜 | 3E(レギュラー) | ゴアテックス | 幅広の足で安く |
|
コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ
|
街でも履ける ★★★★☆ |
約15,200円〜 | ワイド版あり | アウトドライ(自社素材) | とにかく安く始める |
|
メレル MOAB 3 シンセティック ミッド ゴアテックス ワイド
|
幅広×クッション ★★★★★ |
約17,000円〜 | ワイド(標準幅もあり) | ゴアテックス | 幅広で街でも履きたい |
|
キーン ターギー フォー ミッド ウォータープルーフ
|
つま先が広い ★★★★☆ |
約17,900円〜 | つま先が広い(木型はターギー ツーと同じ) | KEEN.DRY(自社素材) | 小指が当たる人 |
| 試着できる ★★★★★ |
約22,800円〜 | レギュラー(ワイド版あり) | ゴアテックス | 履いて選びたい | |
|
サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX
|
安定と軽さ ★★★★★ |
約25,300円〜 | スタンダード(公式の4段階)・ワイド版あり | ゴアテックス | 岩や下りで安定したい |
|
スカルパ ZGトレック GTX
|
しっかりした作り ★★★★☆ |
約44,000円〜 | 足を包み込むフィット(公式) | ゴアテックス | 足場の悪い道も歩く |
1. キャラバン C1_02S|3Eの幅で、通販なら1万円台前半

キャラバン C1_02Sの価格を比較する
- 足型
- 3E(レギュラー)
- 防水
- ゴアテックス
- 重量
- 約590g(26.0cm・片足)
- 定価
- 20,900円
- 価格帯
- 約12,500円〜
日本の登山靴メーカーの定番で、幅は3E(レギュラー)です。海外ブランドで小指が当たる人でも入りやすいんですよね。定価は2万円台ですが、通販では1万円台前半で出ていることが多いです。
キャラバンの案内は「低山はもちろん、富士登山、尾瀬や屋久島でのトレッキングにも最適」。テント泊の縦走や岩稜帯まで行くようになったら、もう少しソールの硬い靴を考える、という順番でいいかなと思います。
こんな人に:幅広・甲高で安く始めたい人
気になる点:テント泊の縦走や岩稜帯まで考えるなら、ソールの硬い靴のほうが向いています
2. コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ|低山の日帰りなら、これで十分

コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライの価格を比較する
- 足型
- ワイド版あり
- 防水
- アウトドライ(自社素材)
- 重量
- 446g(27.0cm)
- 定価
- 16,940円
- 価格帯
- 約15,200円〜
セイバー5の後継モデルです。防水はコロンビアの自社素材アウトドライで、雨の低山なら十分に使えますね。
コロンビアの案内は「日帰りハイクから雨の日のアウトドアまで使いやすい一足」。年に数回、整備された低山を歩くくらいなら、これで足ります。ワイド版もあります。
こんな人に:年に数回、低山だけ行く人
気になる点:歩く距離が伸びると、クッションの差が出ます
3. メレル MOAB 3 シンセティック ミッド ゴアテックス ワイド|クッションのある履き心地。ワイド版で幅も合わせやすい

メレル MOAB 3 シンセティック ミッド ゴアテックス ワイドの価格を比較する
- 足型
- ワイド(標準幅もあり)
- 防水
- ゴアテックス
- 重量
- 約480g(27.0cm・片足)
- 仕様
- 2026年7月の入荷分から変更(かかとのエアークッションなし)
- 定価
- 24,200円(標準幅は23,100円)
- 価格帯
- 約17,000円〜
MOAB 3のワイド版です。ミッドソールは、クッション性と安定をうたう軽いEVAフォーム。クッションに力を入れてきた、メレルの定番なんですよね。
ただ、2026年7月の入荷分から仕様が変わっています。これまでかかとに入っていたエアークッションが無くなり、中敷きも新しいものになりました。メレルは、フォームの性能が上がって、エアークッションの役目が小さくなったためと説明しています。しばらくは前の仕様と新しい仕様が混ざって届く、という案内です。
標準幅(定価23,100円)もありますが、Amazonではワイド版のほうが手に入れやすく、値段も1万円台後半で出ています。幅が標準の人は、標準幅を選んでください。
こんな人に:幅広の足で、クッションのある靴がほしい人
気になる点:幅が標準の人には、ワイド版はゆるいことがあります
4. キーン ターギー フォー ミッド ウォータープルーフ|小指が当たる人の逃げ場になる形

キーン ターギー フォー ミッド ウォータープルーフの価格を比較する
- 足型
- つま先が広い(木型はターギー ツーと同じ)
- 防水
- KEEN.DRY(自社素材)
- 重量
- 570g(片足)
- 返品
- 公式通販は30日以内(未使用)
- 定価
- 25,300円
- 価格帯
- 約17,900円〜
つま先全体を広げる作りで、小指が当たって困っていた人の逃げ場になります。木型は定番のターギー ツーと同じで、アッパーを見直して足にぴったり合うようにした、というのが公式の説明です。
防水はKEEN.DRYという自社素材。公式通販は30日以内なら返品できる(未使用に限る)ので、家で履いて確かめられるのも大きいですね。見た目はぽってりしますが、痛くない靴のほうが結局よく履くかなと思います。
こんな人に:海外ブランドで小指が痛くなる人
気になる点:そのぶん見た目はぽってりします
5. モンベル マウンテンクルーザー400|直営店で履いて選べて、修理まで頼める

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。
- 足型
- レギュラー(ワイド版あり)
- 防水
- ゴアテックス
- 重量
- 524g(25.5cm・片足)
- 買い方
- 直営店で試着できる
- 価格帯
- 約22,800円〜
直営店で履いて選べるのがいちばんの強みです。修理も受けてくれるので、長く使うつもりなら安心感がありますよね。
ワイド版も用意されています。軽装備のトレッキングや山小屋泊に向く作りで、重さは524g(25.5cm・片足)です。
こんな人に:近くにモンベル店舗がある人/幅がふつうの人
気になる点:Amazonでは正規流通が薄いので公式が基本です
6. サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX|440gと軽いのに、岩や下りで安定する

サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEXの価格を比較する
- 足型
- スタンダード(公式の4段階)・ワイド版あり
- 防水
- ゴアテックス
- 重量
- 440g(公式)
- 紐
- 普通の靴紐
- 定価
- 25,300円
- 価格帯
- 約25,300円〜
440gと軽いのに、岩や下りで安定するのが売りのハイキングブーツです。靴底はサロモンのContagrip(コンタグリップ)で、濡れた岩や泥道でもよくグリップします。
紐は普通の靴紐です。幅は公式の4段階で「スタンダード」で、ワイド版もあります。公式通販なら、注文から25日以内に返品を申し込めます(未使用に限る・返送料は自分持ち)。
こんな人に:岩や下りの多い道を歩く人
気になる点:Amazonでも定価どおりの2万5千円台。幅が合わなければワイド版を
7. スカルパ ZGトレック GTX|足首を補強した、3シーズンのトレッキングブーツ

スカルパ ZGトレック GTXの価格を比較する
- 足型
- 足を包み込むフィット(公式)
- 防水
- ゴアテックス
- 重量
- 625g(サイズ42・片足)
- 性格
- 足首を補強した作り
- 向き
- 3シーズンのトレッキング
- 価格帯
- 約44,000円〜
足首を補強した作りで、不安定な足場を支えてくれる3シーズン用のトレッキングブーツです。重さは625g(サイズ42・片足)。この7足のなかでは、いちばん重くて、値段も高い1足なんですよね。
足型は「足を包み込むようなフィット」というのが公式の説明です。4万円台と価格は上がるので、店で履いてから決めるのがいいかなと思います。
こんな人に:石や木の根の多い、足場の悪い道も歩く人
気になる点:4万円台。店で履いてから決めたい1足です
よくある質問
メレルとサロモン、初心者はどっちですか?
幅はどちらも標準で、どちらにもワイド版があるので、欲しい履き心地で決めてください。柔らかさならメレル、安定感ならサロモンです。
どちらも初心者向けのモデルを持っているので、「初心者だからこっち」という差はないですね。街でも履くならメレルのほうが馴染みます。
キャラバンは安いけど、性能は落ちますか?
低山の日帰りなら困りません。差が出るのは、荷物が重くなったときと、岩場を長く歩いたときです。
キャラバンは、C1_02Sを「低山はもちろん、富士登山、尾瀬や屋久島でのトレッキングにも最適」と案内しています。テント泊の縦走や岩稜帯まで行くようになったら、ソールの硬い靴への買い替えを考える、という順番でいいかなと思います。
同じ26.0cmでも、ブランドで大きさが違いますか?
違います。海外ブランドはUKやEUの表記をcmに換算していて、その換算も統一されていません。
数字で選ばず、登山用の靴下を履いてかかとに指1本入るかで決めてください。同じブランドでもモデルで変わります。
ゴアテックスと自社防水素材、違いはありますか?
実用上、大きな差は感じにくいです。コロンビアのアウトドライのように、自社素材でもきちんと防水するものはあります。
どちらも永久ではありません。使ううちに落ちてくるので、撥水スプレーで手入れする前提で考えてください。
ブランドを揃えたほうがいいですか?
揃える必要はまったくないです。靴は足に合うかどうかだけで選んでください。
ザックやウェアと違って、靴は合わないと痛みが出ます。ブランドの統一感より、そっちが先ですね。
まとめ
- いちばん違うのは足の形(ラスト)。ただしブランドよりモデルごとに違うので、公式の幅の表示とワイド版の有無で見ます
- 幅広ならキャラバン(3E)とキーン。それでも合わなければ各ブランドのワイド版
- メレルとサロモンは幅では決まりません。柔らかさか、安定かで選びます
- キャラバンとモンベルは、安さか、直営店で試着できるかで分かれます
- コロンビアは1万円台前半から。歩く距離が伸びるとメレルとの差が出ます
私だったら、まず自分の足が幅広寄りか細め寄りかを店で見てもらいます。そこが決まれば、候補は3つくらいに絞れるので。





登山靴って、つい有名なブランドから選びたくなるんですよね。でも私は、名前より「自分の足に合うかどうか」だけで選ぶ道具だと思っています。
ちょっと意外なのが、「サロモンは細い」のような定番の評判が、いまのモデルでは当たらないことがあること。公式の幅の表示を見ると、けっこう印象が変わります。