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カリマー リッジとクリーブの違い|雨蓋の定番か、500g軽いロールトップか【2026年】
更新日: 2026年10月20日

カリマーの登山ザック、リッジ(ridge)とクリーブ(cleave)の違いを、日本の公式の数字で比べました。分かれ目は開け口と重さ。2025年の新しい型で変わったことと、レインカバーの記載、サイズの選び方もご紹介します。
カリマーの登山ザックを探していると、定番の「リッジ」と、軽そうな「クリーブ」が並んでいて、どっちにしようか迷いますよね。容量は30Lと40Lで重なっていて、定価もほとんど同じです。
じつは、この2つは開け口と重さで、はっきり分かれています。それに、どちらも2025年に新しい型に入れ替わったばかりで、ネットでよく見る情報には、前の型の数字が混ざっているんですよね。
ここでは、日本のカリマー公式オンラインストアの数字(2026年10月20日に見たもの)をもとに、2つの違いと、前の型との違い、サイズの選び方をご紹介します。
先に結論|雨蓋の定番リッジか、500g軽いクリーブか

| リッジ(30+・40+) | クリーブ(30・40) | |
|---|---|---|
| 開け口 | 雨蓋。中は2つの部屋・底からも出し入れ | ロールトップ(巻いて閉じる)+前のジッパー |
| 背中と肩 | 3Dバックパネルシステム・3Dヒップベルト | 凹凸のパッドとメッシュの2重・ベスト型の肩ベルト(ポケット4つ) |
| 重さ(30L) | 1,360〜1,460g | 940〜950g |
| サイズ(背面長) | S 42・M 47・L 52cm | S 42・M 48cm |
| レインカバー | 付属(雨蓋の内側) | 記載なし |
| 定価(30L・40L) | 31,900円・33,550円 | 31,350円・32,450円 |
※数字は、日本のカリマー公式オンラインストアの表示です(2026年10月20日)。重さはサイズで変わります。
- リッジが向く人:荷物を雨蓋や2つの部屋に分けて入れたい人・レインカバーまで1つでそろえたい人・背が高めでLサイズ(背面長52cm)が合う人
- クリーブが向く人:とにかく軽くしたい人・歩きながら肩のポケットで行動食や水を出したい人・荷物の量に合わせて口を巻きたい人
はじめての1つで、雨蓋やレインカバーまでそろったものがいいならリッジ、軽さを優先したいならクリーブ、という分け方でいいかなと思います。
同じ容量で比べると
30Lくらい(日帰り〜山小屋泊)
| 型 | 重さ | 定価(税込) |
|---|---|---|
| リッジ 30+(S・M・L) | 1,360・1,420・1,460g | 31,900円 |
| クリーブ 30(S・M) | 940・950g | 31,350円 |
40Lくらい(山小屋泊〜テント泊)
| 型 | 重さ | 定価(税込) |
|---|---|---|
| リッジ 40+(S・M・L) | 1,410・1,460・1,520g | 33,550円 |
| クリーブ 40(S・M) | 980・990g | 32,450円 |
同じ容量なら、クリーブのほうが400〜500gほど軽く、定価は550〜1,100円安くなります。500gというと、500mlのペットボトル1本ぶんくらいなんですよね。
ただ、リッジの重さには、付いてくるレインカバーと、2つの部屋の仕切り・しっかりした背中の作りの分が入っています。軽さだけで比べると、少しもったいなくなってしまうかなと思います。
2つを1つずつ
リッジ|1999年からの定番、雨蓋と2気室
リッジは1999年に出て、いまもカリマーの看板になっている型です(カリマー公式の特集)。2025年の作り直しで、背中の作りとヒップベルトの形が新しくなりました。
- 雨蓋の付いた形で、口は巾着が2段階。荷物が多い日は、少し上まで詰められます
- 中は2つの部屋に分かれていて、底のジッパーからも出し入れできます。雨具や着替えを下に入れておくと、取り出しやすいですよね
- 背中は「3Dバックパネルシステム」。肩と腰のパッドをメッシュでつないだ作りです
- レインカバーが、雨蓋の内側のポケットに入っています。別に買わなくていいのは、うれしいところですよね
- 横の大きいポケットには、1Lのボトルや山専ボトルが入ります。ヒップベルトのポケットには、大きい画面のスマホも入ります
クリーブ|「コースタイム70%」の、軽いロールトップ
クリーブは2023年に出た、新しい系統です。「コースタイム70%」(標準のコースタイムの7割で歩くような、速いペースの山歩き)を目安に、軽さと動きやすさに寄せて作られています(カリマー公式の特集)。
- 30・40 は、口を巻いて閉じるロールトップ。巻き方で容量を変えられて、前のジッパーからも中に手が届きます
- 肩ベルトがベストのような形で、大きいポケットが4つ。ザックを下ろさずに、行動食や水を出せます。こまめに食べたい人には、便利かなと思います
- 生地は、軽いナイロンに強い糸を格子状に織り込んだ「X-GRID」。背中は凹凸のパッドにメッシュを重ねた作りで、背面フレームとヒップベルトも付いています
- いちばん小さいクリーブ 20(660g・25,300円)は、前が大きく開くジッパーの形で、背中のパネルを外してサブザックにもできます
前の型との違いと、型落ちは買いか
リッジもクリーブも、2025年の春夏に、いまの型に入れ替わりました。比較サイトや通販では、前の型の数字が並んでいることがあるので、見分け方といっしょにご紹介します。
リッジ(2022年の型 → 2025年の型)
| 前の型 | いまの型 | |
|---|---|---|
| サイズの売り方 | Small・Medium・Large が別々の商品 | 1つの商品の中で S・M・L を選ぶ |
| 容量 | 30+・40+・50+ | 30+・40+(50+ はいまの公式ストアに無い) |
| 30+ の重さ | S 1,430g・M 1,490g | S 1,360g・M 1,420g |
| 中の作り | 1つの部屋(上から出し入れ) | 2つの部屋・底からも出し入れ |
| 定価(30+・40+) | 26,400円・28,600円 | 31,900円・33,550円 |
クリーブ(2023年の型 → 2025年の型)
| 前の型 | いまの型 | |
|---|---|---|
| 容量 | 20・30 | 20・30・40(新しく追加) |
| 30 の重さ | 900g | S 940g・M 950g |
| 30 の M の背面長 | 47cm | 48cm |
| 肩ベルト | メッシュのポケット | 大きいポケットが4つ・パッドの厚みと硬さを変えた |
| 定価(30) | 30,250円 | 31,350円 |
※前の型の数字は、カリマー公式ストアの以前の商品ページ(インターネットの保存版)と、2023年の公式の発売のお知らせで見たものです。
リッジは、いまの型のほうが少し軽くなって、値段は上がりました。クリーブ30は、反対に前の型のほうが40〜50g軽かったんですよね。
型落ちは買いか
いま、カリマーの公式ストアに残っている前の型は、売り切れのクリーブ20だけです。Amazon にも、前の型のリッジ30+(Small)とクリーブ30(Small)が出ていましたが、どちらも前の定価のままで残り1点でした(10月20日)。いまの型のほうが通販で安いこともあるので、型落ちを探すより、いまの型の値段を見るのがいいかなと思います。
ちなみに、見分け方は品番です。いまの型は、リッジ 30+ が 501206・40+ が 501205、クリーブ 20・30・40 が 501209・501208・501207。名前に「+」の無い「ridge 30」(約1.5kg)は、さらに前の型です。
レインカバーとハイドレーションの書き方の違い
| リッジ 30+・40+ | クリーブ 20・30・40 | |
|---|---|---|
| レインカバー | 付属(雨蓋の内側のポケット) | 記載なし |
| ハイドレーション | 対応 | 20 は対応・30 と 40 は記載なし |
クリーブは、前の型の説明に「レインカバーは付属しません」とはっきり書いてありました。いまの型には、付いているとも付いていないとも書かれていません。雨の日も歩くなら、別売のレインカバーを用意しておくと安心です(カリマーの別売は、25〜40L用が3,520円など)。
ただ、ハイドレーション(チューブで水を飲む袋)は、前のクリーブ30にはホルダーがありましたが、いまの30・40の説明からは外れています。ハイドレーションで飲みたいなら、説明に「対応」とあるリッジか、クリーブ 20 のほうが確かです。
買わなくていい場合
- 日帰りの低山が中心なら、30Lより小さいザックで足りることも多いです。クリーブ 20(660g)や、手持ちの20〜30Lのザックで、まず歩いてみてもいいと思います(日帰り登山のザックの選び方)
- テント泊をしたいなら、40Lでは小さいことが多いです。リッジの50+ はいまの公式ストアに無いので、ほかのブランドの50〜60Lを見てください(テント泊ザックは50Lか60Lか)
- 前の型のリッジを持っているなら、背面長(42・47・52cm)は同じで、変わったのは重さ(数十g)と中の作りです。使えているなら、買い替えを急がなくて大丈夫です
サイズの選び方|背面長を測ってから
| サイズ | リッジ | クリーブ |
|---|---|---|
| S | 背面長 42cm(身長〜160cmが目安) | 背面長 42cm |
| M | 背面長 47cm(〜175cm) | 背面長 48cm |
| L | 背面長 52cm(175cm〜) | —(S と M だけ) |
※身長の目安は、リッジの公式ストアの絞り込みの欄のものです。クリーブの身長の目安は、公式に載っていません。
背面長は、首を前に倒したときに出っぱる骨(第7頸椎)から、腰骨のいちばん上までの長さです(カリマー公式のサイズガイド)。家族や友だちにメジャーで測ってもらうのが確実ですよね。
リッジにもクリーブにも、女性専用の型はありません。背中の短い方は、S サイズ(背面長42cm)から見てみてください。女性用のザックのほかのブランドは、女性向け登山ザック7選でご紹介しています。
4つの型の値段と仕様
通販の値段は、色とサイズで5千円ほど変わります。定価はカリマー公式オンラインストアの値段で、公式ストアでは、どの型も全色・全サイズに在庫がありました(10月20日)。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 開け口 | 容量 | 重さ | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
カリマー リッジ 30+(ridge 30+)
|
定番の30L ★★★★☆ |
約25,800円〜 | 雨蓋(2気室) | 30L+ | S 1,360g・M 1,420g・L 1,460g | 日帰り〜山小屋泊 |
|
カリマー リッジ 40+(ridge 40+)
|
荷物の多い日に ★★★★☆ |
約27,300円〜 | 雨蓋(2気室) | 40L+ | S 1,410g・M 1,460g・L 1,520g | 山小屋泊 |
|
カリマー クリーブ 30(cleave 30)
|
軽さで選ぶ ★★★★☆ |
約26,000円〜 | ロールトップ+前のジッパー | 30L | S 940g・M 950g | 日帰り〜山小屋泊 |
|
カリマー クリーブ 40(cleave 40)
|
軽い40L ★★★★☆ |
約26,000円〜 | ロールトップ+前のジッパー | 40L | S 980g・M 990g | 山小屋泊〜テント泊 |
1. カリマー リッジ 30+(ridge 30+)|雨蓋と2気室の定番|レインカバー付きの30L

カリマー リッジ 30+(ridge 30+)の価格を比較する
- 開け口
- 雨蓋(2気室)
- 容量
- 30L+
- 重さ
- S 1,360g・M 1,420g・L 1,460g
- 背面長
- S 42・M 47・L 52cm
- レインカバー
- 付属
- 定価
- 31,900円
- 価格帯
- 約25,800円〜
1999年からつづく、カリマーの定番の30Lです。定価は31,900円で、通販では2万5千円台から見つかります(色とサイズで値段が変わります)。
雨蓋の付いた形で、中は2つの部屋に分かれていて、底からも荷物を出し入れできます。レインカバーは、雨蓋の内側のポケットに入っています。
カリマーの「リュックの選び方」の特集では、30+ を富士登山などの山小屋泊の欄で紹介しているんですよね。
こんな人に:日帰りから山小屋泊まで、1つで済ませたい人
気になる点:同じ30Lのクリーブより、400gほど重くなります
2. カリマー リッジ 40+(ridge 40+)|山小屋泊に|S・M・Lの3サイズから選べる40L

カリマー リッジ 40+(ridge 40+)の価格を比較する
- 開け口
- 雨蓋(2気室)
- 容量
- 40L+
- 重さ
- S 1,410g・M 1,460g・L 1,520g
- 背面長
- S 42・M 47・L 52cm
- レインカバー
- 付属
- 定価
- 33,550円
- 価格帯
- 約27,300円〜
リッジの40Lで、山小屋泊に向く大きさです。定価は33,550円で、通販では2万7千円台から見つかります。
作りは30+ と同じで、雨蓋・2気室・レインカバー付き。サイズは S・M・L の3つ(背面長 42・47・52cm)で、背の高い方でも合わせやすいのがリッジのいいところかなと思います。
口の部分は巾着が2段階になっていて、荷物が多い日は少し上まで詰められます。
こんな人に:山小屋泊や、荷物の多い季節の日帰りに使いたい人
気になる点:40Lでも、テント泊の荷物には小さいことが多いです
3. カリマー クリーブ 30(cleave 30)|30Lで950g|肩のポケットで、歩きながら補給

カリマー クリーブ 30(cleave 30)の価格を比較する
- 開け口
- ロールトップ+前のジッパー
- 容量
- 30L
- 重さ
- S 940g・M 950g
- 背面長
- S 42・M 48cm
- レインカバー
- 記載なし
- 定価
- 31,350円
- 価格帯
- 約26,000円〜
30Lで950g(Mサイズ)の、軽いロールトップのザックです。定価は31,350円で、通販では2万6千円前後から見つかります。
肩ベルトがベストのような形で、大きいポケットが4つ。ザックを下ろさずに、行動食や水を出せます。口は巻いて閉じるロールトップで、前のジッパーからも中に手が届きます。
公式のおすすめの場面は、日帰り登山から山小屋泊の縦走まで。ヒップベルトは取り外せます。
こんな人に:荷物を軽くまとめて、歩くペースを上げたい人
気になる点:公式の説明に、レインカバーの記載がありません
4. カリマー クリーブ 40(cleave 40)|40Lで990g|山小屋泊からテント泊まで

カリマー クリーブ 40(cleave 40)の価格を比較する
- 開け口
- ロールトップ+前のジッパー
- 容量
- 40L
- 重さ
- S 980g・M 990g
- 背面長
- S 42・M 48cm
- レインカバー
- 記載なし
- 定価
- 32,450円
- 価格帯
- 約26,000円〜
2025年に新しく加わった、クリーブの40Lです。定価は32,450円で、通販では2万6千円台から見つかります(色とサイズで3万円台も)。
40Lで 990g(Mサイズ)と、同じ容量のリッジ 40+ より500gほど軽いんですよね。作りはクリーブ30と同じで、前のメッシュのポケットの口がまっすぐ(30は斜め)です。
公式のおすすめの場面は、山小屋泊の縦走からテント泊まで。ヒップベルトは収納できます。
こんな人に:山小屋泊の縦走を、軽い荷物で歩きたい人
気になる点:サイズは S と M の2つ(背面長 42・48cm)だけです
公式ストアで買うなら、カリマー公式オンラインストアのリュックサックの一覧からどうぞ。
よくある質問
初心者は、リッジとクリーブのどちらがいいですか?
雨蓋とレインカバーまでそろっているリッジのほうが、はじめての1つとしては迷うことが少ないと思います。軽さを優先したい人や、肩のポケットで歩きながら補給したい人には、クリーブが向いています。
リッジの50+ は、もう売っていないのですか?
2025年の新しい型は30+ と40+ だけで、いまのカリマー公式ストアに50+ はありません(10月20日)。テント泊の荷物を入れるなら、ほかのブランドの50〜60Lを見てください。
クリーブにレインカバーは付いていますか?
いまの型の説明には、レインカバーの記載がありません(前の型は「付属しません」と書いてありました)。雨の日も歩くなら、別売のレインカバーを容量に合わせて用意してください。リッジは、雨蓋の内側にレインカバーが入っています。
女性用はありますか?
リッジにもクリーブにも、女性専用の型はありません。背中の短い方は、S サイズ(背面長42cm)を見てください。リッジの S は、身長160cmくらいまでが目安です。
前の型と、いまの型はどう見分けますか?
品番がいちばん確かです。いまの型は、リッジ 30+ が 501206・40+ が 501205、クリーブ 20・30・40 が 501209・501208・501207です。前のリッジは、Small・Medium・Large が別の商品として売られていました。
ハイドレーションは使えますか?
リッジ 30+・40+ とクリーブ 20 は、公式の機能の欄に「ハイドレーション対応」とあります。クリーブ 30・40 は、説明に記載がありません(前のクリーブ30にはホルダーがありました)。
まとめ
- リッジは雨蓋・2気室・レインカバー付きの定番。S・M・L の3サイズ
- クリーブはロールトップで、同じ容量のリッジより400〜500g軽い。肩のポケットが4つ
- 定価はどちらも3万円台前半(30Lで 31,900円と 31,350円)
- どちらも2025年に新しい型に。リッジの50+ は、いまの公式ストアに無い
- クリーブは、レインカバーの記載が無いので、雨の日は別売を
※価格は2026年10月20日時点のものです。定価・重さ・容量・背面長・作りは、日本のカリマー公式オンラインストアの表示によります。





カリマーのリッジは、これから登山を始める知人に、ridge 30+ を贈ったことがあります。知人はそのザックで、富士山や奥多摩、八ヶ岳へ出かけていました。
軽さで選ぶならクリーブですが、はじめての1つなら、雨蓋とレインカバーまでそろっているリッジのほうが、迷うことが少ないかなと私は思っています。山に慣れて、荷物を減らせるようになってから、軽いザックに目を向けても遅くないんですよね。