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グレゴリー ズール・スタウト・パラゴン・バルトロの違い|背中の作りと値段で選ぶ4つの系統【2026年】
更新日: 2026年10月19日

グレゴリーの登山ザック、ズール・スタウト・パラゴン・バルトロ(女性用はジェイド・アンバー・メイブン・ディバ)の違いを、日本の公式の数字で比べました。分かれ目は背中の作りと値段。新しい型のレインカバーの扱いと、型落ちの選び方もご紹介します。
グレゴリーの登山ザックを見ていると、ズール、スタウト、パラゴン、バルトロ……と名前がたくさん並んでいて、どれが自分に合うのか迷いますよね。しかも、女性用はジェイド、アンバー、メイブン、ディバと、また別の名前です。
じつは、この4つ(女性用を入れると8つ)は、背中の作りと値段で、きれいに分かれています。それに、2025年から2026年にかけて、パラゴンとバルトロは新しい型に入れ替わったばかりなんですよね。
ここでは、日本のグレゴリー公式オンラインストアの数字(2026年10月19日に見たもの)をもとに、4つの違いと、前の型との違い、型落ちの選び方をご紹介します。
先に結論|4つの系統は、背中の作りと値段で分かれる

| 系統(男性用/女性用) | 背中の作り | 定価(税込) |
|---|---|---|
| ズール/ジェイド | フリー・フロート:背中にメッシュを張って、すき間を作る。背面長を約89mm調整 | 29,700〜46,200円 |
| スタウト/アンバー | バーサフィット:3Dフォームの背面。1サイズで背面長を調整 | 30,800〜40,700円 |
| パラゴン/メイブン | フリー・フロート(ハイブリッド):9割以上が空気のクッションのメッシュ。2サイズ+7.5cm以上調整 | 34,100〜48,400円 |
| バルトロ/ディバ | フリーフロートA3:3サイズ+約76mm調整。重い荷物向けの最上位 | 57,200〜72,600円 |
※定価は、日本のグレゴリー公式オンラインストアの表示です(2026年10月19日)。
- 日帰りがメインで、背中の蒸れを抑えたいなら、ズール(女性はジェイド)
- 日帰りから山小屋泊まで、手ごろな値段で1つにしたいなら、スタウト(女性はアンバー)
- 山小屋泊や、軽めのテント泊なら、パラゴン(女性はメイブン)
- 重い荷物で何日も歩く縦走なら、バルトロ(女性はディバ)
同じくらいの容量で比べると
ただ、名前だけだと分かりにくいので、容量の近い型どうしで、重さと値段を並べてみます。
30〜40Lくらい(日帰り〜山小屋泊)
| 型(容量) | 重さ | 定価(税込) |
|---|---|---|
| ズール30(MD/LG・30L) | 1.42kg | 29,700円 |
| ズール35(MD/LG・35L) | 1.54kg | 33,000円 |
| スタウト35(35L) | 1.31kg | 30,800円 |
| パラゴン40(MD/LG・40L) | 1.46kg | 35,200円 |
50〜65Lくらい(テント泊・縦走)
| 型(容量) | 重さ | 定価(税込) |
|---|---|---|
| ズール55(MD/LG・55L) | 1.90kg | 41,800円 |
| スタウト55(55L) | 1.62kg | 37,400円 |
| パラゴン60(MD/LG・60L) | 1.69kg | 46,200円 |
| バルトロ65(M・65L) | 2.278kg | 57,200円 |
※重さは、日本の公式の商品ページの「仕様」の数字です(サイズによって変わります)。
こうして並べると、同じ容量なら、スタウトがいちばん軽くて手ごろで、バルトロは重さも値段も1つ上なんですよね。バルトロは、外周に合金のフレームを入れて、重い荷物を背負うための作りになっています。
4つの系統を1つずつ
ズール/ジェイド|張ったメッシュで、背中にすき間
グレゴリーの定番といえば、この系統かなと思います。背中にメッシュを張って、背中とザックのあいだにすき間を作る「フリー・フロート」の作りで、腰ベルトは体の動きについてくるように付いています。背面長は、約89mmの幅で合わせられます。
容量は、ズールが30・35・45・55・65、ジェイドが28・33・43・53。日帰りから1泊くらいまでが中心で、30Lは長い日帰り、55Lは1泊の旅に向く型です。サイズは2つ(ズールは SM/MD・MD/LG、ジェイドは XS/SM・SM/MD)で、小さいサイズは容量が少し少なくなります(ズール30 の SM/MD は28L)。
スタウト/アンバー|1サイズで、背面長を合わせる
4つの中でいちばん手ごろなのが、この系統なんですよね。背中は3Dのフォームのパネルで、サイズは1つ。背面長を調節して、自分の背中に合わせる「バーサフィット」の作りです。
容量は、スタウトが35・45・55・70、アンバーが34・44・54・68。同じくらいの容量なら、ズールより軽い型が多いんですよね(45Lでスタウト 1.34kg、ズール 1.61kg)。背中は、メッシュで浮かせる作りではありません。
パラゴン/メイブン|空気のクッションの背面で、軽め
2025年に入れ替わったばかりの、新しい型です。ちょっと分かりにくいんですが、名前は前と同じパラゴンです。背中は、9割以上が空気のエアークッションのメッシュに、フリー・フロートの腰ベルトを合わせた「フリー・フロート(ハイブリッド)」。サイズは2つで、そのうえで背面長を7.5cm以上調節できます。
容量は、パラゴンが40・50・60・70、メイブンが38・48・58・68。グレゴリーの中で、軽さを意識した系統です。60Lで1.69kg(MD/LG)と、近い容量のズール55(1.90kg)やバルトロ65(2.278kg)より軽くなっています。
バルトロ/ディバ|重い荷物で何日も歩くための最上位
グレゴリーの登山用ザックの、いちばん上の系統です。2026年の春夏に新しい型になりました。背中は「フリーフロートA3」で、サイズは3つ(バルトロは S・M・L)、そのうえで背面長を約76mm調節できます。
容量は、バルトロが65・75・85 PRO・100 PRO、ディバが60・70・80 PRO。重い荷物を背負う縦走や、何日も歩く山行向けかなと思います。新しいバルトロは、いまのところ Amazon では見当たらないので、グレゴリーの公式オンラインストアの特集ページで見るのが確実です。
いまの型は、レインカバーの記載が無い
ここは、前の型から変わったところで、意外と見落としやすいんですよね。前のズール・スタウト/アンバー・パラゴン/メイブンは、レインカバーが付いていました。ところが、いまの型は、どの系統も、公式の説明にレインカバーが付いているとは書かれていません。
雨の山に備えるなら、グレゴリーの別売のレインカバー(30Lまで 5,500円・30〜50L 6,600円・50〜80L 7,150円)か、手持ちのザックカバーを合わせておくと安心です。通販で前の型を買うときは、付いているかどうかを商品ページで見てみてくださいね。
前の型との違いと、型落ちは買いか
パラゴン/メイブン(2025年に入れ替わり)
| 前の型 | いまの型 | |
|---|---|---|
| 容量 | パラゴン 38・48・58・68/メイブン 35・45・55・65 | パラゴン 40・50・60・70/メイブン 38・48・58・68 |
| 背中 | 3Dフォームのパネル | 空気のクッションのメッシュ |
| レインカバー | 内蔵 | 記載なし |
| 定価(48Lと50L) | 旧パラゴン48:39,600円 | パラゴン50:40,700円 |
前のパラゴン48は、公式ストアでは25%引き(29,700円)のページが残っているものの、在庫はありません(10月19日)。容量が近いのは、いまのパラゴン50です。通販にはまだ前の型の出品があるので、型番の「48」と「50」を見分けて選んでください。ちなみに、女性用のメイブンにも、いまの型に「48」があるので、名前もよく見ておきたいところです。
バルトロ/ディバ(2026年春夏に入れ替わり)
いまの型は、前の型より定価がどれも2,200円上がりました(バルトロ75:59,400円→61,600円)。前の型(名前に「RC」が付く型)は、公式ストアで2割引きになっています(バルトロ75 RC 47,520円・ディバ60 RC 44,000円など。色とサイズは限られます)。
背中の作りの名前(フリーフロートA3)は同じなので、サイズと色が合えば、型落ちのRCは十分に選ぶ価値があると思います。
買わなくていい場合
いま使っているザックで、肩や腰がつらくないなら、無理に買い替えなくて大丈夫かなと思います。日帰りだけなら、グレゴリーにも、もっと軽くて手ごろな「ズールLT/ジェイドLT」(20〜28L・24,200円〜)があります。
サイズの選び方|背面長を測ってから
グレゴリーのサイズは、背面長で決まるんですよね。背面長は、首を前に倒したときにいちばん出っぱる骨(第七頚椎)から、両方の腰骨の上を結んだ線までの長さです。日本の公式のサイズチャート(全モデル共通)は、次のとおりです。
| サイズ | 背面長の目安 |
|---|---|
| XS/SM | 33〜43cm |
| SM/MD | 38〜48cm |
| MD/LG | 46〜56cm |
| XS・S・M・L(バルトロ・ディバ) | 36〜41・41〜46・46〜51・51〜56cm |
店で背負ってみるときは、4.5〜10kgくらいの重りを入れます。腰ベルトの上の端が、腰骨の上の端より約2.5cm上に来ていれば、合っている目安です。くわしくは、グレゴリーのサイズの選び方のページもどうぞ。女性用の4つ(ジェイド・アンバー・メイブン・ディバ)は、肩ベルトの付け根が狭く、腰ベルトが骨盤を包む形です。ほかのブランドの女性用とあわせて、女性向け登山ザック7選でもご紹介しています。
3つの型の値段と仕様
通販で買いやすい3つを並べています。値段は2026年10月19日に見たもので、定価はスペックの欄に入れてあります。新しいバルトロは、上の「バルトロ/ディバ」の章の公式ストアからどうぞ。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 背中の作り | 容量 | 重さ | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
グレゴリー ズール 30
|
日帰りに ★★★★☆ |
約24,400円〜 | フリー・フロート(張ったメッシュ) | 28L(SM/MD)・30L(MD/LG) | 1.38kg・1.42kg | 日帰り |
|
グレゴリー スタウト 45
|
値段で選ぶ ★★★★☆ |
約29,700円〜 | バーサフィット(3Dフォーム) | 45L | 1.34kg | 日帰り〜1泊 |
|
グレゴリー パラゴン 50
|
1泊〜数日に ★★★★☆ |
約40,700円〜 | フリー・フロート(ハイブリッド) | 50L | 1.50kg(SM/MD)・1.63kg(MD/LG) | 1泊〜数日 |
1. グレゴリー ズール 30|張ったメッシュで背中にすき間|日帰りの30L

グレゴリー ズール 30の価格を比較する
- 背中の作り
- フリー・フロート(張ったメッシュ)
- 容量
- 28L(SM/MD)・30L(MD/LG)
- 重さ
- 1.38kg・1.42kg
- サイズ
- 2つ+背面長を約89mm調整
- レインカバー
- 記載なし(別売あり)
- 定価
- 29,700円
- 価格帯
- 約24,400円〜
グレゴリーの定番の日帰り用です。定価は29,700円で、通販では2万円台前半から見つかります。
背中にメッシュを張って、背中とザックのあいだにすき間を作る「フリー・フロート」の作り。腰ベルトが体の動きについてくるように付いていて、背面長は約89mmの幅で合わせられます。
サイズは2つ(SM/MD・MD/LG)で、小さいほうは容量が28Lになります。女性用はジェイド(28・33・43・53)です。
こんな人に:日帰りの山がメインで、背中の蒸れが気になる人
気になる点:公式の説明にレインカバーの記載がありません。小さいサイズ(SM/MD)は28Lになります
2. グレゴリー スタウト 45|1サイズで背面長を合わせる|45Lで1.34kg

グレゴリー スタウト 45の価格を比較する
- 背中の作り
- バーサフィット(3Dフォーム)
- 容量
- 45L
- 重さ
- 1.34kg
- サイズ
- 1つ(背面長を調整)
- レインカバー
- 記載なし(別売あり)
- 定価
- 33,000円
- 価格帯
- 約29,700円〜
4つの系統の中で、いちばん手ごろなスタウトの45Lです。定価は33,000円で、通販では2万9千円台から見つかります。
背中は3Dのフォームのパネルで、サイズは1つ。背面長を調節して合わせる「バーサフィット」の作りです。45Lで1.34kgと、同じくらいの容量のズール45(1.61kg)より軽いんですよね。
35Lは「日帰りハイキングや一泊の短い旅行」向けの型です。女性用はアンバー(34・44・54・68)です。
こんな人に:日帰りから山小屋1泊まで、手ごろな値段で1つにしたい人
気になる点:背中はフォームのパッドで、メッシュで浮かせる作りではありません
3. グレゴリー パラゴン 50|2025年の新しい型|空気のクッションの背面

グレゴリー パラゴン 50の価格を比較する
- 背中の作り
- フリー・フロート(ハイブリッド)
- 容量
- 50L
- 重さ
- 1.50kg(SM/MD)・1.63kg(MD/LG)
- サイズ
- 2つ+背面長を7.5cm以上調整
- レインカバー
- 記載なし(別売あり)
- 定価
- 40,700円
- 価格帯
- 約40,700円〜
2025年に新しくなった、パラゴンの50Lです。定価は40,700円で、通販でも同じくらいの値段です。
背中は、9割以上が空気のエアークッションのメッシュと、体の動きについてくる腰ベルトの「フリー・フロート(ハイブリッド)」。サイズは2つで、そのうえで背面長を7.5cm以上調節できます。
軽さを意識した系統で、50Lで1.50kg(SM/MD)。女性用はメイブン(38・48・58・68)です。
こんな人に:山小屋泊や、テント泊を軽めの荷物で始めたい人
気になる点:SM/MD は公式ストアで在庫が切れている色があります(10月19日)
よくある質問
ズールとスタウト、どちらがいいですか?
背中の蒸れを抑えたいならズール(張ったメッシュで背中にすき間)、値段と軽さならスタウト(同じ45Lで 1.34kg・定価33,000円。ズール45は 1.61kg・35,200円)です。スタウトは1サイズで背面長を合わせる作りなので、合うかどうかは背負って確かめてください。
パラゴン48は、もう売っていないのですか?
2025年に新しい型(40・50・60・70)に入れ替わりました。公式ストアには前のパラゴン48のページが残っていますが、在庫はありません(10月19日)。容量が近いのは、いまのパラゴン50です。
レインカバーは付いていますか?
いまの型は、どの系統も、公式の説明にレインカバーが付いているとは書かれていません。グレゴリーの別売のレインカバー(5,500円〜)などを合わせてください。
女性用は、男性用と何が違いますか?
肩ベルトの付け根が狭く、胸に当たらない細さと角度になっています。背面の長さも女性に合わせてあり、腰ベルトは骨盤を包む形です。名前は、ズール→ジェイド、スタウト→アンバー、パラゴン→メイブン、バルトロ→ディバです。
通販と公式ストア、どちらで買うのがいいですか?
ズールやスタウトは、通販のほうが定価より安いことがあります。新しいパラゴンは通販でも定価くらい、新しいバルトロは通販で見当たらないので公式ストアが確実です。前の型(パラゴン48・バルトロ RC)も混ざっているので、型番と容量を見て選んでください。
まとめ
- グレゴリーの4つの系統は、背中の作りと値段で分かれる
- 日帰りで背中の蒸れを抑えたいならズール、手ごろで軽いのはスタウト、軽めの泊まりはパラゴン、重い荷物の縦走はバルトロ
- パラゴンは2025年、バルトロは2026年春夏に新しい型へ。いまの型は、どれもレインカバーの記載なし
- 型落ちのバルトロ RC は、公式ストアで2割引き
名前が多くて迷いますが、容量と背中の作りの2つで考えると、ぐっと選びやすくなる気がします。ご自分の山行に合う1つを、見つけてみてくださいね。
※価格は2026年10月19日時点のものです(Amazon は、セールの札が付いていない値段を見ています)。定価・重さ・容量・背中の作り・サイズは、日本のグレゴリー公式オンラインストアの表示によります。




私の最初のザックは、モンベルの100Lでした。大学のサークルの縦走のために買って、縦走ではしっかり働いてくれたんですけど、日帰りにも使ったら、中で荷物が揺れてしまって。
グレゴリーは系統が多くて迷いますが、まずは「日帰りか、泊まりか」で容量を決めて、そのあとで背中の作りを選ぶのがいいかなと思っています。容量が合っていないと、いい背中の作りでも、なかなか背負いやすくならないんですよね。