印旛沼サイクリング(イバサイ)とは?|2つのコース
印旛沼サイクリング、通称「イバサイ」は、千葉県北部の印旛沼を巡るサイクリングです。印旛沼は西印旛沼と北印旛沼の2つからなり、走り方は大きく次の2コースに分かれます。
| コース | 距離 | 所要時間 | レベル |
|---|---|---|---|
| 西印旛沼周遊(本記事のメイン) | 約15km | 約90分 | 初心者・ファミリー |
| 印旛沼全体一周 | 約45〜60km | 約3〜4時間 | 上級者向け |
西印旛沼周遊コース(約15km)は、ほぼ平坦で走りやすい舗装路。信号も少なく、サイクリングデビューやファミリーライドに最適です。本記事はこの西印旛沼周遊をメインに、初心者目線で解説します。もっと走りたい上級者向けに、北印旛沼まで含めた「印旛沼全体一周」(約45〜60km)も後半で紹介します。
⚠️ 【2026年 重要な注意】ルート周辺で工事が続いています。
・佐倉ふるさと広場:リニューアル工事中(〜2028年度末予定)。2026年のチューリップフェスタは休止(風車・観光船は継続)。
・道の駅やちよ:全面閉鎖・リニューアル工事中。店舗は新川対岸の「やちよ農業交流センター」(八千代市島田2076)に移転営業中。
・印旛沼自転車道:2026年1月〜5月ほか、区間ごとに工事通行止めがあります。出発前に必ず千葉県印旛土木事務所の最新の通行規制情報をご確認ください。
| コース(本記事) | 西印旛沼周遊 約15km |
| 獲得標高 | ほぼ平坦 |
| 所要時間 | 約90分(休憩含めて半日) |
| 路面状況 | アスファルト舗装(走りやすい) |
| 難易度 | 初心者・ファミリー向け |
| ベストシーズン | 春(桜・チューリップ)・秋(コスモス・紅葉) |
| スタート/ゴール | 佐倉ふるさと広場 |
※掲載情報は2026年7月時点のものです。営業時間・通行規制・施設状況は変わる場合があるため、出発前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
まずは西印旛沼周遊の全体像を地図で確認しましょう。番号①〜③が主要スポット、矢印が進行方向です。佐倉ふるさと広場を発着に、印旛捷水路(双子公園)から西端の印旛沼公園を巡り、南岸を戻る一周ルートです。
ℹ️ 目安:西印旛沼周遊は約15km・約90分のフラットな舗装路で、はじめての一周にぴったり。物足りない上級者は、北印旛沼まで含めた全体一周(約45〜60km)へどうぞ(後述)。
主要スポット紹介|番号順に見どころを解説
1佐倉ふるさと広場(発着)

西印旛沼周遊の定番スタート地点。高さ15.6m(羽根の直径27.5m)の本格オランダ風車「リーフデ」がシンボルで、印旛沼を背にした風景は絶好の撮影スポットです。春は約100種・約60万本のチューリップ(見頃は3月下旬〜4月中旬)、7月は約15,000本のひまわり、秋はコスモスと季節の花畑が楽しめます。【2026年の注意】現在リニューアル工事中(〜2028年度末予定)で、チューリップフェスタなど一部イベントは休止中。風車まつりや観光船は継続していますが、駐車場・売店の状況は変わることがあるため、出発前に佐倉市観光協会の最新情報をご確認ください。
2双子公園(印旛捷水路)

佐倉ふるさと広場から約5km、西印旛沼と北印旛沼をつなぐ「印旛捷水路」沿いにある公園。水辺の遊歩道が整い、カワセミやサギなどの野鳥も多く、のんびり休憩するのにぴったりです。西印旛沼周遊ではここが北東の折り返しポイント。さらに足を延ばせば、この先が北印旛沼(=上級者向けの全体一周ルート)へと続きます。
3印旛沼公園

西印旛沼の西端を見下ろす高台にある公園で、かつての師戸城跡。湖面を一望できる展望が気持ちよく、春は桜の名所としても親しまれています。周遊コースでは折り返しの西端。ここから南岸をたどって佐倉ふるさと広場へと戻ります。
モデルコース|西印旛沼周遊 約15km(約90分)
佐倉ふるさと広場を出発し、①佐倉ふるさと広場 → ②双子公園(印旛捷水路)と湖畔をたどります。水辺の遊歩道で野鳥を眺めたら、北岸を西へ進んで③印旛沼公園へ。西端で折り返し、南岸を通って佐倉ふるさと広場へ戻ります。距離は約15km、平坦なのでのんびり走って約90分〜半日。写真や休憩を楽しみながら、はじめての一周にちょうどよいボリュームです。
走行時の注意
💨 風:印旛沼は遮るもののない開けた地形で、橋の上や堤防では突風が吹くことがあります。両手でしっかりハンドルを握って。
☀️ 夏の暑さと補給:日陰が少なく、区間によっては補給ポイントが薄いため、飲料・補給食は事前に用意を。2026年は主要施設が工事中で、休憩・トイレ拠点が通常より少ない点にも注意。
もっと走りたい人へ|印旛沼全体一周(約45〜60km・上級者向け)
西印旛沼周遊に慣れたら、北印旛沼まで含めた「印旛沼全体一周」(約45〜60km・約3〜4時間)にチャレンジ。甚兵衛公園(甚兵衛渡し・桜並木)など北印旛沼側の見どころを加えた、走りごたえのあるロングルートです。
🚧 【上級者向けの理由】北印旛沼のまわりは干拓地の農道が中心で、湖岸を一周する連続した舗装路がありません。区間によっては舗装の荒れた道や未舗装路・砂利道があり、酒直水門の先などは状況次第で走行が難しいことも。ロードバイクよりクロス・グラベル・太めのタイヤが安心で、距離も延びるため補給計画と時間に余裕を持って。最新の路面・通行止め情報は必ず事前に確認しましょう。初心者はまず西印旛沼周遊がおすすめです。
立ち寄りグルメ&夕日スポット
佐倉市飯野には、古民家をリノベしたドッグカフェ「KuRuKuRuCAFE(クルクルカフェ)」があります。佐倉ふるさと広場からもほど近く、サイクルラック・テラス席完備で愛犬同伴もOK。水曜定休、営業は平日11:00〜17:00/土日祝9:00〜17:00。「カブの駅」にも認定された、サイクリストに優しい一軒です。
夕日を狙うなら「印旛沼サンセットヒルズ」(佐倉市飯野町27)へ。印旛沼の南東側の高台にある佐倉市営のオートキャンプ場で、「ちば眺望100景」に選ばれた夕日・眺望スポット。晴れた日には富士山やスカイツリーが見えることも。日帰り利用も可能です。

なお、定番の休憩拠点道の駅やちよ(八千代ふるさとステーション)は、印旛沼自転車道を新川沿いに八千代市方面(南西)へ約8km下った場所にあります。西印旛沼周遊コースからは離れており、立ち寄ると往復で距離が大きく延びるため、新川方面まで走る場合や全体一周にあわせて向かうのが現実的です。さらに2026年は全面閉鎖・リニューアル工事中で、店舗は新川対岸の「やちよ農業交流センター」(八千代市島田2076)に移転営業しています。

装備・持ち物とおすすめアイテム
西印旛沼周遊は舗装路で走りやすいので、クロスバイクでもロードバイクでもOK。輪行でアクセスするなら輪行袋、安全のためヘルメットと前後ライトは必携です。夏は日陰が少ないので、日焼け止め・サングラス・多めの水分と冷感グッズで暑さ対策を。全体一周(上級)に挑むなら、未舗装区間に備えて太めの28c・32cタイヤやグラベル車がおすすめです。
アクセス&スタート地点
スタートは佐倉ふるさと広場。最寄りは京成臼井駅(自転車で約10分・徒歩なら約30分)、または京成佐倉駅(徒歩約40分・コミュニティバス利用可)です。都心からは京成本線で上野・日暮里から京成佐倉・臼井方面へ約60〜75分と、乗り換え少なく輪行しやすいのが魅力。車の場合、佐倉ふるさと広場に無料駐車場(通常時)があります。自転車を持っていない方は、臼井駅前のレンタサイクル(GLOBAL-USUI)も利用できます。※2026年は佐倉ふるさと広場が工事中のため、駐車場・トイレの利用可否は事前確認を。
ベストシーズン|桜・チューリップ・ひまわり
イバサイは四季それぞれに魅力がありますが、走りやすさと景色のバランスで春と秋がおすすめです。春は湖畔の桜(印旛沼公園や甚兵衛公園の桜並木)と佐倉ふるさと広場のチューリップ(3月下旬〜4月中旬)。夏は7月の「風車のひまわりガーデン」(約15,000本)が見頃ですが、暑さ対策と早朝スタートを。秋はコスモスと紅葉、澄んだ空気で走りやすく、印旛沼に沈む夕日も格別です。冬は寒いものの、空気が澄んで多くの渡り鳥を観察できる季節。いずれの季節も強風の日は無理をしないのが安全に楽しむコツです。
よくある質問(FAQ)
初心者でも完走できますか?
はい。西印旛沼周遊コース(約15km・約90分)はほぼ平坦で舗装路、信号も少なく、はじめてのサイクリングやファミリーにも安心です。休憩を挟みながら、のんびり半日で楽しめます。
西印旛沼周遊と全体一周、どちらがいい?
初心者・ファミリーなら断然「西印旛沼周遊(約15km)」。舗装路できれいに一周でき、地図もわかりやすいです。走り慣れた上級者は、北印旛沼まで含めた「全体一周(約45〜60km)」に挑戦を。ただし未舗装・農道区間があるため、クロスやグラベル車が向いています。
ロードバイクでも走れますか?
西印旛沼周遊は舗装路なのでロードバイクでも快適です。一方、全体一周(北印旛沼側)には未舗装・砂利区間があるため、細いタイヤでは走りにくい場所があります。太めのタイヤやクロス・グラベル車が安心です。
工事や通行止めはありますか?
2026年は佐倉ふるさと広場・道の駅やちよのリニューアル工事、印旛沼自転車道の区間工事通行止め(1月〜5月ほか)があります。出発前に千葉県印旛土木事務所や各施設の最新情報を必ずご確認ください。
駐車場・アクセスは?
通常は佐倉ふるさと広場に無料駐車場があります(2026年は工事中のため要確認)。電車なら京成臼井駅(自転車約10分)・京成佐倉駅が便利で、臼井駅前にはレンタサイクルもあります。
どの季節がおすすめですか?
気候的には秋(9〜11月)が最も快適です。春は桜・チューリップ、夏はひまわりと季節の花も魅力。いずれも風の強い日は避けるのが安全です。
まとめ
印旛沼サイクリング「イバサイ」は、西印旛沼周遊コース(約15km・約90分)ならほぼ平坦・舗装路で、サイクリングデビューやファミリーライドにぴったり。オランダ風車や季節の花畑、水辺の野鳥と、気軽に自然を楽しめます。慣れてきたら北印旛沼まで含めた全体一周(約45〜60km・上級)にステップアップも。2026年は主要施設の工事が重なるため、出発前の最新情報チェックと風対策を忘れずに。走り慣れてきたら、同じ千葉のチバイチ(千葉一周)や、湖一周の大先輩ビワイチ(琵琶湖一周)や、都心から日帰りできるスワイチ(諏訪湖一周)、そのほかの関東の初心者向けコースにも、ぜひ挑戦してみてください。


