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輪行袋のおすすめは縦型か横型か|いつも持ち歩ける軽さと、エンド金具込みの値段で選ぶ
更新日: 2026年9月11日

輪行袋は、縦型か横型かより先に、自分の自転車で決まります。リムブレーキならどの型でも、ディスクブレーキならローターを守るもの、エアロロードやグラベルなら大きめの袋、折りたたみ自転車なら専用の袋。そのうえで、いつも持ち歩ける200g台の軽さか、エンド金具込みでいくらかを比べます。JRでは自転車を解体して専用の袋に入れれば手回り品として持ち込めます(縦・横・高さの合計250cm以内・長さ2m以内・30kg以内)。195gの横型からディスクロード用、折りたたみ用まで7つを実価格で並べました。
輪行袋で最初に迷うのは「縦型か横型か」だと思います。でも実は、その前に自分の自転車で決まることがあるんですよね。
リムブレーキならどの型でも入ります。ディスクブレーキならローターを守るもの、エアロロードやグラベルなら大きめの袋、折りたたみ自転車なら専用の袋。ここが決まってから、縦か横かを選びます。
そのうえで比べたいのが、いつも持ち歩ける軽さかと、エンド金具込みでいくらかの2つです。195gの横型から、ディスクロード用、折りたたみ用まで7つを並べました。
輪行袋は、使わない日も持っていくもの
輪行というと「電車で遠くへ行く」イメージが強いんですが、いちばん助かるのは帰り道だったりします。
いざとなれば、電車で帰れる
雨が降ってきた、パンクが直らない、思ったより脚が残っていない。そういうときに輪行袋があれば、駅から電車で帰れます。これがあるだけで、行ける距離がぐっと伸びるんですよね。
JRなら、自転車を解体(または折りたたみ)して専用の袋に入れれば、手回り品として持ち込めます。大きさの目安は縦・横・高さの合計250cm以内、長さ2m以内、重さ30kg以内です(JR東日本の手回り品のルール)。
持ち歩くなら、200g台
使わない日も持っていくなら、軽くて小さいことが大事です。オーストリッチのL-100は235gで、メーカーも「ボトルケージに入れたり、サドル下に取り付けたりできる」としています。R250の横型は約195g。
このくらいなら、サドルの下に付けっぱなしでも気にならないかなと思います。
縦型と横型、違うのは入れ方と置き場所
自転車が決まったら、縦型か横型かです。どちらも前後の車輪を外して入れるのは同じで、違うのは入れ方と、電車の中での置き方なんですよね。
| 縦型 | 横型 | |
|---|---|---|
| 入れ方 | 後ろの端を下にして立てる | 寝かせたまま(さかさまに立てるものも) |
| 電車の中 | 立てて置くので場所を取りにくい | 袋が大きめで、かさばりやすい |
| エンド金具 | あったほうがいい(変速機とフレームを守る) | 後ろの端が下にならないものは要らない |
| 代表 | オーストリッチ L-100・ロード220 | タイオガ ロードポッドHP・R250 横型 |
縦型は場所を取らない。そのかわりエンド金具
縦型は、自転車の後ろの端(変速機のある側)を下にして立てて入れます。電車の中で場所を取りにくいので、輪行に慣れた人ほど縦型が多い気がします。
そのかわり、立てたときに変速機やフレームの端が床に当たらないよう、エンド金具を付けます。L-100は別売で、オーストリッチも使用をすすめています。
横型は、入れるのが楽
横型は、自転車を立てるコツが要らないぶん入れるのが楽です。ホイールを入れるポケットがあるものや、後ろの端が下にならない作りのものは、エンド金具も要りません。
はじめての輪行で不安なら、横型でエンド金具の要らないものから始めるのがいいかなと思います。

エンド金具込みで、自転車に合わせる
値段を比べるときは、袋だけでなくエンド金具などを足した総額で見てください。ここ、意外と見落としがちなんですよね。袋が安くても、あとから必要なものを買い足すと逆転することがあります。
リムブレーキなら、どの型でも
リムブレーキのロードやクロスバイクなら、縦型も横型も入ります。縦型にするなら、エンド金具が付属しているもの(オーストリッチのロード220など)は総額で得になることが多い気がします。
ディスクブレーキは、ローターを守るものも
ディスクブレーキの自転車は、ローター(ブレーキの円盤)を曲げないカバーと、車輪を外している間にブレーキパッドが閉じないようにするスペーサーがあると安心です。マルトのRK-03DRには、この2つが付いています。
あと縦型で入れるなら、スルーアクスル用のエンド金具も必要です。エンド金具の選び方は別の記事にまとめました。
エアロロードとグラベルは、大きめを
ハンドルが切れないエアロロードや、太いタイヤのグラベルは、普通の袋だと窮屈です。オーストリッチのL-100 エアロ&ワイドのような、大きめの袋を選んでください。
折りたたみ自転車は、専用の袋
ブロンプトンやダホンのような折りたたみ自転車は、たたんだ形に合わせた専用の袋があります。車輪を外さなくていいぶん、輪行はいちばん楽ですね。

買ったら、家で1回入れてみる
最後に大事なことをひとつ。輪行袋を買ったら、本番の前に家で1回、入れて、出して、組み立てるところまでやってみてください。
袋に入れる作業は、やってみるとなんとかなるんですよね。でも駅を出てから組み立てるほうが、意外と手こずります。はじめのうちは、駅での作業に10〜15分くらい見ておくと安心です。
195gの横型から、折りたたみ用まで7つ
ここからは実際に買える7つを並べます。上の2つがいつも持ち歩ける軽いもの、そのあとが縦型・横型の定番、下の3つがエアロ・ディスク・折りたたみ向けです。
値段は2026年9月時点のもので、定価が分かるものはスペック欄に入れました。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 型 | 重さ | エンド金具 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
R250 超軽量横型輪行袋
|
いちばん軽い ★★★★★ |
約5,500円〜 | 横型(さかさまにして立てる) | 約195g | — | いちばん軽く持ち歩く |
|
オーストリッチ 輪行袋 L-100 超軽量型
|
定番 ★★★★★ |
約5,300円〜 | 縦型 | 235g | 別売(あったほうがいい) | いつも持ち歩く定番 |
|
オーストリッチ 輪行袋 ロード220
|
エンド金具付き ★★★★☆ |
約7,600円〜 | 縦型(ホイールの中仕切りあり) | 320g | 付属(リア130mm) | エンド金具込みで縦型を |
|
タイオガ ロードポッドHP BAR04600
|
はじめて ★★★★☆ |
約5,100円〜 | 横型(ホイールポケット) | 375g | 不要 | はじめての輪行 |
|
オーストリッチ L-100 輪行袋 エアロ&ワイド
|
エアロ・グラベル ★★★★☆ |
約6,000円〜 | 縦型(大きめ) | 265g | 別売(あったほうがいい) | ハンドルが切れない自転車 |
|
マルト ツアーバッグ RK-03DR(ディスクロード用)
|
ディスク ★★★★★ |
約8,300円〜 | 横型 | 約500g | 不要(ローターカバー・スペーサー付属) | ディスクロードで迷わず |
|
マルト ツアーバッグ RK-FS-M(折りたたみ用)
|
折りたたみ ★★★★☆ |
約7,900円〜 | 折りたたみ自転車用 | 約460g | — | 折りたたみ自転車 |
1. R250 超軽量横型輪行袋|195gの横型を付けっぱなしで

R250 超軽量横型輪行袋の価格を比較する
- 型
- 横型(さかさまにして立てる)
- 重さ
- 約195g
- エンド金具
- —
- 対応
- リム・ディスク・グラベル
- 定価
- ¥5,500
- 価格帯
- 約5,500円〜
約195gの、とても軽い横型です。5,500円くらい。
自転車をさかさまにして、サドルとハンドルで立てて入れる作り。ハンドルを正面に向けたままでも入ります。R250によると、リムブレーキにもディスクブレーキにも、標準的なサイズのグラベルにも対応しています。
収納するとかなり小さくなるので、サドルの下に付けっぱなしにしやすいんですよね。そのぶん生地は薄いので、引っかけないように扱ってください。
こんな人に:いつも持ち歩きたい人
気になる点:生地が薄いので扱いはていねいに
2. オーストリッチ 輪行袋 L-100 超軽量型|235gの縦型の定番

オーストリッチ 輪行袋 L-100 超軽量型の価格を比較する
- 型
- 縦型
- 重さ
- 235g
- エンド金具
- 別売(あったほうがいい)
- 対応
- 一般的なロード・クロスバイク
- 定価
- ¥7,590
- 価格帯
- 約5,300円〜
235gの、縦型の定番です。定価7,590円のところ、通販で5千円台。
オーストリッチでいちばん売れている輪行袋で、一般的なロードバイクやクロスバイクなら入ります。メーカーも「ボトルケージに入れたり、サドル下に取り付けたりできる」としていて、持ち歩き前提の軽さです。
ただ縦型なので、エンド金具は別に用意してください。総額はそのぶん上がります。
こんな人に:輪行に慣れていきたい人
気になる点:エンド金具は別に買います
3. オーストリッチ 輪行袋 ロード220|エンド金具付きの縦型

オーストリッチ 輪行袋 ロード220の価格を比較する
- 型
- 縦型(ホイールの中仕切りあり)
- 重さ
- 320g
- エンド金具
- 付属(リア130mm)
- 対応
- リムブレーキのロード
- 定価
- ¥10,120
- 価格帯
- 約7,600円〜
エンド金具が付いてくる縦型です。定価1万120円のところ、通販で7千円台後半。
中にホイールを入れる仕切りがあって、ファスナーで底まで開くので、L-100より入れやすいです。付属のエンド金具はリア130mm(クイックレリーズ用)。
そのかわりリムブレーキのロード用で、ディスクブレーキやスルーアクスルには対応していません。
こんな人に:リムブレーキのロードの人
気になる点:ディスクブレーキには対応していません
4. タイオガ ロードポッドHP BAR04600|はじめてでも入れやすい横型

タイオガ ロードポッドHP BAR04600の価格を比較する
- 型
- 横型(ホイールポケット)
- 重さ
- 375g
- エンド金具
- 不要
- 対応
- ロード
- 価格帯
- 約5,100円〜
はじめての輪行で入れやすい横型です。5,100円くらい。
前後の車輪を外して、ホイールポケットに入れる作り。自転車を横に置いたまま入れられて、エンド金具も要りません。
重さは375gと、持ち歩き用としては少し重め。輪行する日だけ持っていく使い方に向いているかなと思います。
こんな人に:はじめて輪行する人
気になる点:375gと軽くはありません
5. オーストリッチ L-100 輪行袋 エアロ&ワイド|ハンドルが切れない自転車に

オーストリッチ L-100 輪行袋 エアロ&ワイドの価格を比較する
- 型
- 縦型(大きめ)
- 重さ
- 265g
- エンド金具
- 別売(あったほうがいい)
- 対応
- エアロロード・グラベル・大きいフレーム
- 定価
- ¥8,690
- 価格帯
- 約6,000円〜
L-100を大きくした、エアロロードやグラベル向けです。定価8,690円のところ、通販で6千円くらい。
ハンドルが切れないエアロロードや、太いタイヤのグラベル、大きめのフレームでも入るように作られています。重さは265gで、L-100より30g増えるだけ。
縦型なので、こちらもエンド金具は別に用意します。
こんな人に:エアロロードやグラベルの人
気になる点:エンド金具は別に買います
6. マルト ツアーバッグ RK-03DR(ディスクロード用)|ローターカバーとスペーサー付き

マルト ツアーバッグ RK-03DR(ディスクロード用)の価格を比較する
- 型
- 横型
- 重さ
- 約500g
- エンド金具
- 不要(ローターカバー・スペーサー付属)
- 対応
- ディスクブレーキのロード
- 価格帯
- 約8,300円〜
ディスクブレーキのロード用に作られた横型です。8,300円くらい。
ハンドルを切らずにロックして入れる作りで、ディスクブレーキのスペーサーとローターカバーが付属。後ろの端が下にならない入れ方なので、エンド金具も要りません。
重さは約500gと重め。持ち歩くというより、輪行する日に持っていく袋ですね。15kg以上の自転車には使えません。
こんな人に:ディスクブレーキのロードの人
気になる点:約500gと重めです
7. マルト ツアーバッグ RK-FS-M(折りたたみ用)|ブロンプトンとダホンの専用袋

マルト ツアーバッグ RK-FS-M(折りたたみ用)の価格を比較する
- 型
- 折りたたみ自転車用
- 重さ
- 約460g
- エンド金具
- —
- 対応
- DAHON K3・K9X/ブロンプトン
- 価格帯
- 約7,900円〜
折りたたみ自転車の専用袋です。7,900円くらい。
DAHONのK3・K9Xと、ブロンプトンに合わせて作られています。たたんだ形のまま入れられるので、車輪を外す手間がありません。
対応する車種が決まっているので、自分の自転車が当てはまるかだけ確認してから選んでください。
こんな人に:折りたたみ自転車の人
気になる点:対応する車種が決まっています
よくある質問
縦型と横型、初心者にはどちらがおすすめですか?
入れやすいのは横型、電車の中で場所を取らないのは縦型です。
はじめての輪行で不安なら、横型でエンド金具の要らないもの(タイオガのロードポッドHPなど)から始めると楽です。慣れてきたら縦型に移る人も多いです。
エンド金具は必要ですか?
縦型なら、あったほうがいいです。自転車を立てたときに、変速機やフレームの端が床に当たらないように守ります。
横型でも、ホイールポケット付きのものや、後ろの端が下にならない作りのものは要りません。
ディスクブレーキの自転車は、何に気をつければいいですか?
ローターのカバーと、パッド用のスペーサーです。ローターは曲がりやすく、車輪を外したままブレーキレバーを握るとパッドが閉じてしまいます。
マルトのRK-03DRには両方が付いています。縦型で入れるなら、スルーアクスル用のエンド金具も必要です。
電車に持ち込むときのルールはありますか?
JRでは、自転車を解体(または折りたたみ)して専用の袋に入れれば、手回り品として持ち込めます。大きさは縦・横・高さの合計250cm以内、長さ2m以内、重さ30kg以内が目安です(JR東日本)。
車内では、ドアの前や通路をふさがない場所に置いて、混雑する時間は避けてください。
ペダルは外したほうがいいですか?
外すと楽です。付けたままでも入る袋はありますが、担いだときに体に当たったり、袋を傷めたりします。
ペダルレンチか、六角レンチで外せるペダルかどうか、家で練習するときに確かめておいてください。
輪行袋はどうやって持ち歩けばいいですか?
軽い袋なら、サドルの下やボトルケージに付けて持ち歩けます。オーストリッチのL-100(235g)はメーカーもそう案内しています。
使わない日も持っておくと、雨やトラブルのときに電車で帰れます。
まとめ
- 輪行袋は、縦型か横型かより先に自分の自転車で決まる(リム・ディスク・エアロやグラベル・折りたたみ)
- いちばん助かるのは帰り道。使わない日も持っていくなら200g台
- 縦型は場所を取らないがエンド金具が要る。横型は入れるのが楽
- 値段はエンド金具などを足した総額で比べる
- ディスクブレーキはローターカバーとスペーサーがあると安心
- 買ったら家で1回、入れて出して組み立てるところまで
※価格は2026年9月時点のものです。






輪行袋は、使わない日もサドルの下に付けて走るものだと私は思っています。
「いざとなれば輪行で帰ればいっか」と思えるだけで、行ける距離がぐっと伸びるんですよね。雨が降ってきた日や、パンクが直らなかった日の帰り道にもなります。
あと、袋に入れるのはなんとかなっても、駅を出てから組み立てるほうが意外と手こずります。一度は家で、入れて、出して、組み立てるところまでやっておくのがおすすめです。