【PR表記】当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事内で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

【2026年版】雪山の登山靴(冬靴)おすすめ6選|保温材とコバで選ぶ、最初の1足

更新日: 2026年10月6日

雪の上に置いた、底の硬い冬用の登山靴とアイゼン
記事概要

雪山の登山靴(冬靴)は、保温材が入っているかと、アイゼンを付けるコバの位置で選べます。モンベル・スカルパ・ザンバラン・スポルティバの6足を値段の安い順に並べ、3シーズンの靴で足りる山と、レンタルという手もご紹介します。

雪山を歩いてみたいと思って冬靴を調べると、5万円から10万円近い値札が並んでいて、手が止まってしまいますよね。しかも、保温材、コバ、ワンタッチ、セミワンタッチと、聞き慣れない言葉ばかり。

ただ、冬靴で見るところは、保温材が入っているかと、アイゼンを付けるコバがどこにあるかの2つなんです。この2つが分かると、値段の違いも読めるようになります。

まだ買わなくていい場合から、順にご紹介しますね。

まだ買わなくていい場合

  • 樹林帯の低山や、雪の少ない山を歩く…防水の3シーズンの登山靴に、チェーンスパイクや軽アイゼンを足せば歩けます。モンベルも、雪の少ない低山ハイクなら「防水透湿性のあるトレッキングシューズでも対応できます」と案内しています
  • 年に1〜2回、まず試してみたい…冬靴はレンタルもあります。たとえばやまどうぐレンタル屋には、冬用登山靴と12本爪アイゼンのセットがあります

冬靴が要るのは、森林限界より上の山や、前に爪のあるアイゼンで登る山、厳冬期の高い山へ行くときです。その境目は、雪の低山は3シーズン靴で行ける?にまとめてあります。

笑い猫

笑い猫

私が初めて買った冬靴は、学生時代に先輩に言われて選んだ、5万円の総レザーのものでした。当時の私にはかなり高い買い物でしたが、初めての冬山だった谷川岳でも、足は寒くなかったのを覚えています。

冬靴は、夏の靴よりずっと高いですよね。ただ、行きたい山が決まっているなら、足もとはお金をかける価値があるところかなと思います。

冬靴が3シーズンの靴と違うところ

違いは3つあります。

  • 保温材が入っている…靴の中に保温材(シンサレートや、保温材入りのゴアテックスなど)が入っています。モンベルは、保温材入りの靴を「厳冬期の冬山に対応」としています
  • ソールが硬い…アイゼンを付けて歩くので、靴底が曲がりにくく作られています
  • コバがある…つま先やかかとにある段のことで、ここにアイゼンの金具を掛けます

コバの位置で、付けられるアイゼンが決まる

冬靴のコバとアイゼンの組み合わせ。前後にコバがある靴はワンタッチ式・セミワンタッチ式・テープ式が付く。かかとだけにコバがある靴はセミワンタッチ式とテープ式。コバが無い靴はテープ式だけ
コバが前後にある靴はワンタッチ式も、かかとだけの靴はセミワンタッチ式まで

モンベルのアイゼンの案内だと、組み合わせはこうなります。

アイゼンの種類 留め方 付けられる靴
ワンタッチ 前後を金具とレバーで固定 前後にコバのある靴だけ
セミワンタッチ 後ろだけレバーで固定 かかとにコバのある靴
テープタイプ 樹脂のハーネスとテープで固定 コバのない靴にも付く

で、ワンタッチ対応の靴のほうが上、というわけでもないんですよね。スカルパのマンタテックGTX は、あえて前のコバを無くして、歩きやすさを取った靴です。スカルパは、この靴を「冬季登山全般をカバーする」と案内しています。セミワンタッチまでの靴だから冬山に行けない、ということはないんですよね。

モンベルは、冬山用の靴のページにこう書いています。

「アイゼンと靴には相性があり、選択を誤ると事故につながる恐れがあります。購入にあたっては、専門のスタッフと相談し、十分にテストした上でご使用ください。」

靴とアイゼンは、別々に通販でそろえるのではなく、お店で実際に合わせてから買ってください。

最初の1足は、行く山で決める

行きたい山 靴の目安 この記事の靴
残雪期の山、雪の少ない冬の山 保温材は薄め。セミワンタッチ対応 アルパインクルーザー 1000
冬山を始める(保温材が要る山) 保温材入り。セミワンタッチかワンタッチ対応 アルパインクルーザー 2800、マンタテックGTX
厳冬期の高い山、岩と雪の混じるルートまで 保温材入り。ワンタッチ対応 マウンテンプロ EVO、ネパールエボ GTX、モンブランプロGTX

値段は、上から3万円台、4万〜7万円台、7万円台後半〜9万円台。上の段ほど、硬くて重い靴になります。

最初の1足なら、真ん中の段から選ぶのがいいかなと思います。いちばん下の段の靴は、どこでも行けるぶん重いので、行きたい山が決まってからでも遅くありません。

雪山の登山靴6足

値段の安い順に並べています。比べるところは、保温材とアイゼンの2つです。

値段は2026年10月時点の、メーカー・代理店の定価(税込)です。ちなみに Amazon・楽天の正規品もほぼ同じ値段で、数千円から数万円安い出品は、並行輸入品のことがあります。スカルパは、製品保証の条件を正規販売店に確かめるよう案内しているので、買う前に出品者を見ておくと安心です。

製品名 こんな人向け 価格 保温材 アイゼン おすすめ用途
モンベル アルパインクルーザー 1000
モンベル アルパインクルーザー 1000

冬靴の手前
★★★★☆
約31,900円〜 薄い保温材を一体にしたライニング セミワンタッチ対応 残雪期・雪の少ない冬
モンベル アルパインクルーザー 2800
モンベル アルパインクルーザー 2800

最初の1足
★★★★★
約48,000円〜 入り(シンサレート) ワンタッチ・セミワンタッチ対応 冬山を始める
スカルパ マンタテックGTX
スカルパ マンタテックGTX

最初の1足
★★★★★
約71,500円〜 入り(GORE-TEX インサレーティッド) セミワンタッチ対応 冬山を始める
ザンバラン マウンテンプロ EVO GT RR PU
ザンバラン マウンテンプロ EVO GT RR PU

長く使う
★★★★☆
約78,200円〜 入り(ゴアテックス・インシュレーテッドコンフォート) ワンタッチ対応 厳冬期の山まで
スポルティバ ネパールエボ GTX
スポルティバ ネパールエボ GTX

定番
★★★★☆
約89,100円〜 入り(GORE-TEX Insulated Comfort) ワンタッチ対応 厳冬期の山まで
スカルパ モンブランプロGTX
スカルパ モンブランプロGTX

軽さも欲しい
★★★★☆
約93,500円〜 入り(GORE-TEX インサレーティッド) ワンタッチ対応 厳冬期の山まで

1. モンベル アルパインクルーザー 1000|残雪期と、雪の少ない冬まで|3万円台の入り口

モンベル アルパインクルーザー 1000

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。

保温材
薄い保温材を一体にしたライニング
アイゼン
セミワンタッチ対応
重さ
719g(25.5cm片足)
メーカーの案内
夏の縦走、積雪量の少ない冬季トレッキング
買える場所
モンベル公式・直営店
価格帯
約31,900円〜

冬靴の手前にある、3万円台の1足です。モンベルの案内は「夏の縦走やトレッキング、積雪量の少ない冬季トレッキングに適した」。かかとにコバがあって、セミワンタッチのアイゼンを付けられます。
ライニングには薄い保温材が一体になっていますが、冬山用のモデルほどの保温ではありません。残雪期の山や、雪の少ない冬の山から始めたい人の入り口になるかなと思います。
夏の縦走にもそのまま使えるので、冬にしか出番のない靴にならないのもいいところです。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)

こんな人に:残雪期や、雪の少ない冬の山から始めたい人。夏の縦走にも使いたい人

気になる点:保温材は薄めです。厳冬期の高い山には、保温材入りの靴を選んでください

2. モンベル アルパインクルーザー 2800|保温材入りで4万円台|ワンタッチにも対応

モンベル アルパインクルーザー 2800

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。

保温材
入り(シンサレート)
アイゼン
ワンタッチ・セミワンタッチ対応
重さ
849g(26.0cm片足)
メーカーの案内
冬季登山に対応する保温性と剛性
買える場所
モンベル公式・直営店
価格帯
約48,000円〜

保温材の入った冬山用の靴が、4万円台で買えます。ほかのブランドの冬靴が7万円から9万円台なので、値段の差は大きいですよね。
保温材はシンサレート、防水透湿はモンベル独自のドライテック。前後にコバがあって、ワンタッチのアイゼンにも対応しています。重さは849gです。
2026年の秋冬に出た新しい型で、10月6日の時点では公式オンラインストアが入荷待ち(12月上旬入荷予定)でした。直営店で履いて、アイゼンといっしょに合わせてもらうのがおすすめです。
(写真の出典:モンベル公式オンラインストア)

こんな人に:冬山を始めたいけれど、靴の値段で止まっている人

気になる点:10月6日の時点では入荷待ち(12月上旬入荷予定)でした。直営店の在庫も確かめてみてください

3. スカルパ マンタテックGTX|保温材入り|歩きやすさを取ったセミワンタッチ

スカルパ マンタテックGTX

スカルパ マンタテックGTXの価格を比較する

保温材
入り(GORE-TEX インサレーティッド)
アイゼン
セミワンタッチ対応
重さ
880g(サイズ42片足)
メーカーの案内
冬季登山全般をカバーするウィンターブーツ
値段
代理店の定価
価格帯
約71,500円〜

スカルパが「冬山初心者の最初の一足に」と案内している靴です。保温材入りで、冬季登山全般をカバーする、とされています。
前のコバを無くして、シャンク(靴底の芯)もしなやかにしてあるので、歩きやすさを取った作りなんですよね。そのかわり、付けられるのはセミワンタッチのアイゼンまでです。
ゆったりした足型で、足先の冷たさを軽くする、とも案内されています。定価は71,500円。Amazon には並行輸入品も並んでいるので、出品者を確かめてから選んでくださいね。

こんな人に:冬山の縦走や、歩く時間の長い山から始めたい人

気になる点:前のコバが無いので、ワンタッチのアイゼンは付きません

4. ザンバラン マウンテンプロ EVO GT RR PU|保温材入り|ワンタッチ対応の革靴

ザンバラン マウンテンプロ EVO GT RR PU

ザンバラン マウンテンプロ EVO GT RR PUの価格を比較する

保温材
入り(ゴアテックス・インシュレーテッドコンフォート)
アイゼン
ワンタッチ対応
重さ
約945g(EUR42片足)
メーカーの案内
雪山登山に対応するアルパインブーツ
メーカー定価
86,900円
価格帯
約78,200円〜

ワンタッチのアイゼンに対応した、保温材入りの革靴です。日本でザンバランを扱うキャラバンは「雪山登山に対応する高性能なアルパインブーツ」と案内しています。
靴の中の板にカーボンファイバーを使っていて、硬さのわりに軽く作ってあります。ただ、それでも片足で約945gあります。
定価は86,900円で、Amazon では7万8千円台でした。ワンタッチ対応の靴の中では、手が届きやすい値段かなと思います。

こんな人に:最初から、厳冬期の山まで見すえて選びたい人

気になる点:片足で約945g。歩く時間の長い山では、重さがこたえます

5. スポルティバ ネパールエボ GTX|保温材入り|厳冬期の革靴の定番

スポルティバ ネパールエボ GTX

スポルティバ ネパールエボ GTXの価格を比較する

保温材
入り(GORE-TEX Insulated Comfort)
アイゼン
ワンタッチ対応
重さ
1040g(片足)
メーカーの案内
厳冬期のレザー靴のベンチマーク
値段
メーカーの定価
価格帯
約89,100円〜

冬山の革靴といえばこれ、という定番です。スポルティバは「厳冬期のレザー靴のベンチマーク」と案内しています。
3mmの厚い革に、保温材入りのゴアテックス。ワンタッチのアイゼンに対応していて、公式のソール張り替えサービスの対象でもあります。
片足1040gと重い靴なんですよね。なので、厳冬期の高い山まで行くと決めている人向けです。雪の少ない山が中心なら、ここまでの靴は要らないかなと思います。

こんな人に:厳冬期の高い山まで、1足で長く使いたい人

気になる点:片足1040gと、この中でいちばん重い靴です

6. スカルパ モンブランプロGTX|保温材入り|ゲイターつきで900g

スカルパ モンブランプロGTX

スカルパ モンブランプロGTXの価格を比較する

保温材
入り(GORE-TEX インサレーティッド)
アイゼン
ワンタッチ対応
重さ
900g(サイズ42片足)
メーカーの案内
ミックスクライミングから冬期縦走まで
値段
代理店の定価
価格帯
約93,500円〜

ゲイターが一体になった、スカルパの冬靴です。保温材入りで、ワンタッチのアイゼンに対応。それでいて重さは900gと、ネパールエボ(1040g)より軽く作られています。
スカルパは「クランポンを使用するテクニカルミックスクライミングから冬期縦走まで、幅広い用途に対応」と案内しています。ソールの張り替えもできます。
定価は93,500円。岩と雪の混じるルートまで考えている人の靴なので、最初の1足なら、行きたい山が決まってから選んでも遅くないかなと思います。

こんな人に:厳冬期の山まで行きたくて、軽さも欲しい人

気になる点:この中でいちばん高い靴です。最初の1足には、行き先が決まってからで

モンベルには、この上に「アルパインクルーザー 3000 レザー」(54,000円)と、ゲーターが一体になった「3000 ウィズ ゲーター」(57,000円)もあります。モンベルの靴どうしの違いは、アルパインクルーザーとマウンテンクルーザーの違いにまとめてあります。

サイズは、厚手の靴下とアイゼンを持ってお店で

冬靴は、できれば通販ではなく、お店で履いてから選んでほしい靴なんですよね。

  • 実際に履く厚手の靴下で合わせる…冬は厚い靴下を履くので、夏の靴と同じサイズだと窮屈になることがあります。スカルパも、ゆったりした足型が足先の冷たさを軽くする、と案内しています
  • アイゼンもいっしょに合わせる…靴とアイゼンには相性があります。持っているアイゼンがあれば、お店に持っていくと安心です
  • 午後に行く…足がむくむ午後から夕方に合わせると、山で履いたときとの差が小さくなります

靴下の厚さの選び方は、雪山の靴下でご紹介しています。

よくある質問

ワンタッチとセミワンタッチ、どちらのアイゼンを選べばいいですか?

靴のコバで決まります。前後にコバのある靴ならどちらも付けられて、かかとだけにコバのある靴はセミワンタッチまでです。
どちらを選ぶにしても、靴とアイゼンには相性があります。お店で実際に付けて、確かめてから買ってくださいね。

3シーズンの登山靴に、12本爪のアイゼンは付けられますか?

テープで留めるタイプのアイゼンは、コバのない靴にも付けられます。ただ、アイゼンのメーカーは「ソール(シャンク)が柔らかすぎる靴の使用はお控えください」と案内しています。
前に爪のあるアイゼンで登るような山は、ソールの硬い冬靴で行く山です。3シーズンの靴で行ける範囲は、雪の低山は3シーズン靴で行ける?にまとめてあります。

冬靴は、夏の山でも履けますか?

履けますが、おすすめはしません。保温材が入っていて暑いうえに、硬くて重いからです。たとえばモンベルのアルパインクルーザー 2800 は片足849g。同じモンベルのミドルカット(マウンテンクルーザー600)は545gです。
夏は3シーズンの靴、冬は冬靴、と分けたほうが、どちらも長持ちするかなと思います。

何年も前の冬靴や、古い在庫でも大丈夫ですか?

使う前に、靴底を必ず点検してください。登山靴の靴底は、履いていなくても年数がたつと、はがれることがあります。モンベルも、アウトレットの前の型について「製造から年数が経過しているため、経年劣化により靴底が剥がれる恐れがあります」と注意を書いています。
靴底の横にひびや浮きがあったら、山では使わないでください。

レンタルの冬靴でも大丈夫ですか?

まず冬山を試してみたい、という段階なら、レンタルは良い手かなと思います。買う前に、自分が冬山を続けたいかどうかが分かります。
借りるときは、アイゼンもセットで借りて、届いたら家で一度、靴に付けてみてください。

Amazon の安い出品は、買っても大丈夫ですか?

定価より数千円から数万円安い出品は、並行輸入品のことがあります。スカルパは、登山靴の製品保証について、条件を正規販売店に確かめるよう案内しています。
値段だけで決めずに、出品者と、国内の正規品かどうかを見てから選んでくださいね。

まとめ

  • 樹林帯の低山や雪の少ない山なら、3シーズンの靴で足ります。まず試すなら、レンタルという手も
  • 冬靴で見るのは、保温材が入っているかと、コバの位置
  • コバが前後にある靴はワンタッチのアイゼンも、かかとだけの靴はセミワンタッチまで
  • 最初の1足は、行く山で決める。上の段の靴ほど、硬くて重くなります
  • 靴とアイゼンは、お店で合わせてから買う

冬の山は、空気が澄んでいて、夏とはまったく違う景色が待っています。足もとをしっかり整えて、楽しんできてくださいね。

※価格・仕様は2026年10月6日時点の、メーカー・代理店の公式サイトと Amazon のものです。