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【2026年版】ユニクロで冬の低山はどこまで行ける?|フリースと保温着は足りる、雨具と靴は登山用に

更新日: 2026年11月6日

冬の低山の登山口のベンチに並べた、薄手の長袖・フリース・ダウンジャケット・ニット帽・手袋と、小さなザックと登山靴
記事概要

これから冬の低山を歩く人へ。雪のない日帰りなら、ユニクロの服でどこまで足りるかを、素材の表示で見ていきます。フリースと化繊の保温着、手袋や帽子は十分使えます。いっぽうで、汗をかく肌の1枚と雨具、靴は登山用に。型と値段でご紹介します。

冬の低山に行ってみたいけれど、登山の服を一式そろえると、けっこうな値段になりますよね。クローゼットにあるユニクロのフリースやヒートテックで、どこまで行けるんだろう、と思っている方も多いのではないでしょうか。

雪のない低山の日帰りなら、フリースと保温着、手袋や帽子はユニクロで足ります。汗をかく肌の1枚・雨具・靴だけは、登山用にしておきたいところです。

ここでは、雪のない冬の低山(日帰り)に向けて、ユニクロの服を、山のどこに使えるか・使いにくいかで分けて、素材の表示と値段でご紹介します。

笑い猫

笑い猫

登山を始めたころは、たいていジャージで低山に行っていました。最初から全部を山の道具でそろえる必要はない、と私は思っています。
ただ、汗だけは別なんですよね。私は日帰りなら化繊のベースレイヤーで、その下にミレーのドライナミックメッシュを着ることが多いです。中間着や休憩の上着は手持ちの物で十分なので、肌の1枚と雨具、靴から登山用にしていくのがいいかなと思います。学生時代、先輩に「ザック・登山靴・レインウェアはケチるな」と言われたことがあって、雨具と靴は、私もそう思っています。

分かれ道は「汗や雨で濡れるかどうか」

ユニクロで足りる所と、山の道具にしたい所の図。汗をかく肌の1枚は△、歩くときの中間着(フリース)・休むときの保温着・手袋と帽子は◯、雨具と靴・靴下は×(山の道具に)
ユニクロで足りる所と、山の道具にしたい所

冬の低山では、気温だけでなく、風や、汗・雨で濡れた服でも体が冷えます。国立登山研修所のテキストでも、雨や汗で濡れることは「体温を失う行動」として挙げられています(高等学校登山指導者用テキスト「登山の医学」)。

なので、ユニクロで足りるかどうかは、その1枚が濡れる場所にあるかどうかで考えると分かりやすいんですよね。

重ね着の役目 ユニクロで足りる? この1着
汗をかく肌の1枚 △ 汗かきなら登山用に 綿の入っていない、ふつうのヒートテック
歩くときの中間着 ◯ フリースジャケット
休むときの保温着 ◯ パフテックジャケット
パンツ ◯ 雪のない山なら ウォームイージーパンツ
手袋・帽子 ◯ ライニンググローブ・ビーニー
雨具 × 登山用のレインウェアに ブロックテックは防水でも「完全」ではない
靴・靴下 × 登山用に 登山靴と、登山用の靴下

買わなくていい場合

もう手元に、化繊やウールの中間着・ダウンやパフテックがあるなら、新しく買わなくて大丈夫です。中間着と保温着は、ブランドより「濡れても乾きやすいか」「休憩で羽織れる暖かさか」のほうが大事なので、手持ちの物から試してみてください。パンツも、私は雪のない低山なら、いまも3シーズンのパンツにタイツで済ませています。

反対に、雪がしっかり積もる山や、風の強い稜線を長く歩く山は、この記事の組み合わせでは心もとないので、冬の低山の服装やスノーシューの服装の考え方で、上着から登山用にするのが安心です。

汗をかく肌の1枚|ヒートテックは種類で中身がちがう

いちばん迷うのが、肌に着る1枚ですよね。ユニクロのヒートテックは、名前は同じでも、種類によって素材がまったくちがいます。

種類(推奨気温) 素材 機能
ヒートテック(5〜20℃) ポリエステル40%・アクリル32%・レーヨン21%・ポリウレタン7% 吸湿発熱・ドライ機能
極暖ヒートテック コットン(-5〜15℃) 綿52〜64%・アクリルなど 吸湿発熱・ムレを軽減
極暖ヒートテック カシミヤブレンド(-5〜15℃) アクリル57%・レーヨン28%・カシミヤ9%・ポリウレタン6% 吸湿発熱・ムレを軽減
超極暖ヒートテック(-20〜10℃) ポリエステル33%・アクリル32%・レーヨン21%・ポリウレタン14% 吸湿発熱・裏起毛

※2026年11月6日時点のユニクロ公式の素材表示(メンズの長袖)によります。同じ名前でも、品番や色で割合が少しちがいます。推奨気温は、ほかの服と重ねたときの目安です。

メンズの長袖では、いまの極暖は「コットン」と「カシミヤブレンド」の2つで、コットンのほうは綿が半分以上です。綿は汗を吸ったまま乾きにくいので、登りで汗をかく1枚には向かないと思います。

ふつうのヒートテックは綿が入っておらず、ユニクロは「ドライ機能で汗をかいても快適」と書いています。ただ、商品ページの説明には、山の登りのように長く汗をかき続ける場面の話は出てきません。それに、ふつうのヒートテックにも、汗を吸いやすいレーヨンが2割ほど入っています。山の服装としては、栃木県警が「透湿速乾機能に優れた乾きやすい服」をすすめています(山の事故を防ぐために)。

なので、汗をあまりかかない人・ゆっくり歩く日なら、ふつうのヒートテックで様子を見るのもありかなと思います。そのときは、替えの肌着を1枚ザックに入れておくと安心です。汗かきの方は、肌の1枚だけ山の物にすると、休憩のときの寒さがかなり変わってくるんですよね。超極暖は暖かいぶん、登りでは暑すぎることがあるので、山頂で着替える1枚や、帰りのバス待ちに回すのがいいかもしれません。

肌の1枚を山の物にするなら

ユニクロのオンラインストアには、いま長袖のドライEXと、メリノの肌着は見当たりません(2026年11月6日時点)。長袖のエアリズムは吸汗速乾ですが、「接触冷感」の涼しい作りなので、冬の肌着には向かないと思います。登山用にするなら、次のどれかからが手軽です。ノースリーブの2枚は肌に着て汗を離す1枚で、上に吸汗速乾の1枚を重ねて着ます。

製品名 こんな人向け 価格
ファイントラック ドライレイヤーベーシック ノースリーブ
ファイントラック ドライレイヤーベーシック ノースリーブ

肌にもう1枚
★★★★★
撥水のポリエステル・39g・上に吸汗速乾の1枚を
約4,600円
ミレー ドライナミック メッシュ NS クルー
ミレー ドライナミック メッシュ NS クルー

厚めのメッシュ
★★★★☆
ポリプロピレン主体・上に吸汗速乾の1枚を
約5,300円
ミズノ 365オールインワン メリノウール クルーネック長袖シャツ
ミズノ 365オールインワン メリノウール クルーネック長袖シャツ

1枚で肌着に
★★★★☆
毛50%・ポリエステル50%の長袖
約7,700円

※価格は2026年11月6日時点の Amazon の目安です(ミズノは参考価格)。サイズや色で変わります。くわしい選び方はベースレイヤーの記事で。

冬の低山で使えるユニクロの5着

値段の安い順に並べています。値段は、2026年11月6日のユニクロ公式のものです。オンラインストアか店舗で買えます。

製品名 こんな人向け 価格 おすすめ用途
ユニクロ フリースジャケット
ユニクロ フリースジャケット

中間着
★★★★★
1,990円 歩くときの中間着
ユニクロ ヒートテックライニンググローブ/ストレッチ
ユニクロ ヒートテックライニンググローブ/ストレッチ

手袋
★★★★☆
1,990円 歩くときの手袋
ユニクロ ウォームイージーパンツ
ユニクロ ウォームイージーパンツ

パンツ
★★★★☆
4,990円 雪のない低山のパンツ
ユニクロ パフテックジャケット
ユニクロ パフテックジャケット

保温着
★★★★★
6,990円 休憩の保温着(湿気に強い)
ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN
ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN

保温着
★★★★☆
7,990円 晴れた日の休憩に

1. ユニクロ フリースジャケット|ポリエステル100%|歩くときの中間着に

ユニクロ フリースジャケット
使う場面
歩くときの中間着
素材
ポリエステル100%
作り
立ち上がる襟・袖口と裾にパイピング
洗濯
洗濯機可(ネット)・乾燥機不可
値段の注
11月12日までの期間限定価格
価格帯
1,990円

ポリエステル100%の、ふっくらしたフリースです。男女兼用です。
化繊なので、汗で湿っても乾きやすいのがいいところ。寒い朝の歩きはじめや、風の出る稜線で着て、登りで暑くなったら脱ぐ、という使い方にちょうどいいんですよね。ラグランの袖で、上にレインウェアを重ねやすい作りです。

こんな人に:冬の低山を、まず手持ちと安い1枚で始めたい人

気になる点:風は通るので、稜線の風にはレインウェアを重ねてください

2. ユニクロ ヒートテックライニンググローブ/ストレッチ|防風フィルム入り|スマホも触れる

ユニクロ ヒートテックライニンググローブ/ストレッチ
使う場面
手袋(行動中)
作り
手の甲に防風フィルム・肌側はヒートテックのフリース
そのほか
タッチパネル操作・手のひらにすべり止め
洗濯
手洗い可・乾燥機不可
価格帯
1,990円

手の甲に防風フィルムが入った、薄手の手袋です。肌側はヒートテックのフリースで、タッチパネルの操作もできます。
冬の低山では、歩きはじめの手の冷たさがいちばんつらかったりしますよね。雪のない日なら、まずはこれで足りることが多いかなと思います。

こんな人に:歩きながらスマホの地図を見る人

気になる点:雪や雨で濡れる日は、防水の手袋かオーバーグローブを別に

3. ユニクロ ウォームイージーパンツ|撥水で裏がフリース|よく伸びる

ユニクロ ウォームイージーパンツ
使う場面
冬のパンツ
素材
表 ナイロン90%・ポリウレタン10%/裏 ポリエステル100%(フリース)
作り
耐久撥水・縦横に伸びる・裾にドローコード
丈
長め・ふつう・短めの3つ
洗濯
洗濯機可(ネット)・乾燥機不可
価格帯
4,990円

撥水の表地に、フリースの裏地を合わせたパンツです。縦にも横にも伸びるので、段差の多い山道でも脚が上げやすい作りです。
丈が3つから選べて、裾はドローコードで絞れます。雪のない低山なら、これ1本で歩けると思います。登りが続く日は暑くなりやすいので、ふつうのパンツにタイツという手もあります。

こんな人に:雪のない低山で、脚の寒さが気になる人

気になる点:裏がフリースなので、登りが続くと暑いことがあります

4. ユニクロ パフテックジャケット|湿気に強い化繊|休憩と山頂で羽織る

ユニクロ パフテックジャケット
使う場面
休むときの保温着
中わた
ポリエステル100%(化繊)
許容最低温度
約0℃(ユニクロの目安)
作り
撥水・二重織・パッカブル
洗濯
手洗い可・乾燥機不可
価格帯
6,990円

ユニクロの化繊の保温着です。中わたはポリエステルで、水分や湿気に強く、ダウンより乾きやすい作りです。
汗をかいたまま休憩したり、天気が崩れそうな日に羽織ったりするなら、ダウンよりこちらが安心です。撥水で、パッカブル(小さく畳める)。許容最低温度は約0℃で、ユニクロが試験機関に頼んで出した目安です。

こんな人に:汗をかきやすい人・天気が崩れそうな日に

気になる点:許容最低温度は約0℃の目安です。雪山では足りません

5. ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN|ダウン750フィルパワー以上|小さく畳める

ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット/NANODESIGN
使う場面
休むときの保温着
中わた
ダウン90%・フェザー10%(750フィルパワー以上)
許容最低温度
約0℃(ユニクロの目安)
作り
撥水・ポケッタブル
洗濯
手洗い可・乾燥機不可
価格帯
7,990円

ダウン90%・750フィルパワー以上の、軽いダウンジャケットです。男女兼用で、小さく畳んでザックに入れておけます。
晴れて乾いた日の休憩や山頂なら、これでも十分なんですよね。ただ、ダウンは濡れると暖かさが落ちるので、雨や雪のおそれがある日・汗をかきやすい人は、パフテックのほうを選んでおくといいと思います。

こんな人に:晴れて乾いた日の休憩に、軽い1枚がほしい人

気になる点:ダウンは濡れると暖かさが落ちるので、雨の日はパフテックのほうが安心です

(写真の出典:ユニクロ公式オンラインストア)

女性用は?

同じ考え方で選べます。フリースジャケットとウルトラライトダウンは男女兼用で、ほかはウィメンズの型があります。

  • ファーリーフリースフルジップジャケット:毛足の長いフリース(1,990円・期間限定価格)
  • パフテックジャケット:6,990円
  • ウォームイージーパンツ:4,990円(右のポケットにファスナー付き)

雨具と靴は、登山用に

ブロックテックは「完全防水ではない」

ユニクロの雨にも風にも強い上着が、ブロックテックパーカ(6,990円)です。「防風性、防水性、透湿性」をうたう一方で、同じ欄に「*完全防水ではありません」とあり、耐水圧の数字も出ていません。

街の雨や、山でも風よけの1枚としては使えるかなと思います。でも、冬の山で雨に降られると、濡れた体は一気に冷えるんですよね。北海道の低体温症の対策でも、最初の1つは「雨に当たらないようレインウェアを着る」です(夏山登山における山岳遭難事故に注意)。雨具は、上下そろった登山用のレインウェアにしておくのが安心です(登山のレインウェア)。

靴と靴下も、登山用を

靴は登山靴か、少なくとも山を歩くための靴を(登山靴の選び方)。靴下も、ヒートテックソックスは綿が16〜17%入っているので、汗で湿るとそのまま冷えやすいかなと思います。登山用のウールの靴下にしておくと安心です(登山用の靴下・冬の靴下)。

ユニクロでそろえると、いくら?

雪のない冬の低山を日帰りで歩くとして、ユニクロで足りる所をそろえると、こんな形です。

場所 ユニクロの1着 値段
歩くときの中間着 フリースジャケット 1,990円
休むときの保温着 パフテックジャケット 6,990円
パンツ ウォームイージーパンツ 4,990円
手袋 ヒートテックライニンググローブ 1,990円
帽子 ヒートテックリブビーニー 1,500円
合計 17,460円

※2026年11月6日時点のユニクロ公式の値段。フリースジャケットの1,990円は11月12日までの期間限定価格です。

これに、登山用にしたい「汗をかく肌の1枚・レインウェア・登山靴」を足す形です。パンツを手持ちの物とタイツで済ませるなら、12,470円です。全部を山の道具でそろえるより、ずいぶん手が届きやすくなりますよね。ワークマンで同じ考え方をするなら、ワークマンで揃う登山装備もどうぞ。

よくある質問

ヒートテックで山に行っても大丈夫ですか?

ふつうのヒートテックと超極暖には綿が入っていませんが、極暖の「コットン」は綿が52〜64%です。汗をかく登りの肌着にするなら、綿の入った極暖は避けて、汗かきの方は登山用の肌着に。ふつうのヒートテックで行くなら、替えの肌着を1枚持っていくと安心です。

極暖と超極暖、山ではどちらがいいですか?

登りの肌着なら、どちらでもなく、ふつうのヒートテックか登山用の肌着のほうが合うと思います。超極暖は推奨気温が-20〜10℃と暖かいので、山頂で着替える1枚や、休憩・帰りの寒さ対策に回すのがおすすめです。

パフテックとウルトラライトダウン、どちらを持っていけばいいですか?

汗をかきやすい人や、雨・雪のおそれがある日はパフテックです(中わたが化繊で、湿気に強い)。晴れて乾いた日の休憩なら、ウルトラライトダウンでも十分です。どちらも許容最低温度は約0℃の目安です。

ブロックテックは雨具の代わりになりますか?

風よけの1枚としては使えますが、完全防水の作りではなく、パンツの型もいまのオンラインストアには見当たりません。冬の山で濡れると冷えやすいので、雨具は上下の登山用のレインウェアにしておくのが安心です。

ユニクロでそろえると、いくらくらいですか?

フリース・パフテック・ウォームイージーパンツ・手袋・ビーニーで17,460円です(2026年11月6日時点・フリースは期間限定価格)。パンツを手持ちの物とタイツで済ませるなら12,470円。これに、汗をかく肌の1枚・レインウェア・登山靴を足します。

雪のある山にも行けますか?

この記事は、雪のない冬の低山(日帰り)を前提にしています。雪がしっかり積もる山や、風の強い稜線を長く歩く山は、上着やパンツから山の道具にしてください。

まとめ

  • ユニクロで足りるのは、歩くときのフリース・休むときの保温着・パンツ・手袋と帽子
  • 極暖ヒートテックの「コットン」は綿が半分以上。汗をかく肌の1枚にするなら、ふつうのヒートテック(替えを1枚)か、汗かきの方は登山用の肌着に
  • 休憩の保温着は、汗や天気が気になるならパフテック、晴れて乾いた日ならウルトラライトダウンでも
  • 雨具と靴・靴下は、登山用に
  • ユニクロで足りる所をそろえると、17,460円(2026年11月6日時点)

※価格は2026年11月6日時点のユニクロ公式の値段です。素材・機能は、ユニクロ公式の商品ページの表示によります。