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ノースフェイスのゴアテックスはどれを選ぶ?マウンテンライト・マウンテンジャケット・クライムライトの違い

更新日: 2026年10月9日

秋の稜線で、防水のシェルジャケットを着てザックを背負った登山者の後ろ姿
記事概要

ノースフェイスのマウンテンライト、マウンテンジャケット、クライムライトの違いを、公式の仕様で比べました。重さは約285gから約810gまで。登山の雨具として持ち歩くならクライムライト、秋冬の山ならマウンテンジャケットです。

ノースフェイスのゴアテックスのジャケットは、名前が似ていて迷いますよね。マウンテンライト、マウンテンジャケット、クライムライト。見た目は近いのに、重さは約285gから約810gまで、3倍近い差があります。

3着とも、防水の膜は同じゴアテックスです。違うのは、生地の厚みと作り、それに、どこで着るために作られたか。登山で着る前提で、公式の仕様を並べて比べていきますね。

どれを選ぶかの目安

  • いまのレインウェアで困っていない…買い足さなくて大丈夫です
  • 登山の雨具として、ザックに入れて持ち歩きたい…約285gで収納袋の付く、クライムライトジャケット
  • 秋から冬の山やスキーで、中にフリースを合わせて着たい…150デニールのマウンテンジャケット
  • キャンプや街でも着る1着がほしい…マウンテンライトジャケット

3着とも、役目は「雨と風を止める、いちばん外の上着」です。上下そろったレインウェアをもう持っていて、それで困っていないなら、同じ役目の上着をもう1着買うことになるんですよね。

レインウェアをまだ持っていない人は、上下そろいで手ごろなものから始める手もあります。ノースフェイスの名前で選ぶなら、登山の雨具として作られているのは、クライムライトです。

ノースフェイスの3着の違い。クライムライトジャケットは約285g・3層・20デニール・脇の換気口と収納袋あり・用途は登山。マウンテンライトジャケットは約725g・2層+裏地・70デニール・用途はライフスタイル。マウンテンジャケットは約810g・2層+裏地・150デニール・脇の換気口あり・用途は登山
重さと作りが、いちばんの違いです
笑い猫

笑い猫

私のレインウェアは、石井スポーツのPAINEから始まって、モンベル、いまはミレーのティフォン50000(ひとつ前のモデル)です。学生時代、先輩に「ザック・登山靴・レインウェアはケチるな」と言われました。

高い買い物だからこそ、名前のイメージより、重さと作りで選ぶのがいいかなと思っています。同じブランドの、似た名前の上着でも、持って歩く重さが500gも違うんですよね。

違いの一覧

クライムライトジャケット マウンテンライトジャケット マウンテンジャケット
重さ(Lサイズ) 約285g 約725g 約810g
作り ゴアテックス 3層 ゴアテックス 2層+裏地 ゴアテックス 2層+裏地
表地の厚み 20デニール 70デニール 150デニール
フード ヘルメットの上からかぶれる ヘルメット対応の記載なし ヘルメットの上からかぶれる
脇の換気口 あり 記載なし あり
収納袋 付属 記載なし 記載なし
中に連結(ZIP IN ZIP) 記載なし 対応 対応
スノーカフ 記載なし 記載なし あり(取り外せる)
公式の「適したアクティビティ」 登山・ハイキング ライフスタイル 登山・ハイキング
定価(税込) 50,600円 45,100円 66,000円
Amazon の値段 約35,400円〜 約34,800円〜 約46,100円〜

※仕様と定価は、2026年10月9日のザ・ノース・フェイス公式ストアの、メンズの商品ページによります。「記載なし」は、公式の説明に出てこない、という意味です。Amazon の値段は同じ日の表示で、色とサイズで大きく変わります

表地の「デニール」は、糸の太さです。数字が大きいほど、生地が厚くて丈夫になり、そのぶん重くなります。20デニールと150デニールでは、手に持ったときの重さがまるで違うんですよね。

3着を1つずつ

軽い順に並べています。表の値段は、2026年10月9日のAmazonの表示です。

製品名 こんな人向け 価格 重さ 作り おすすめ用途
ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット
ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット

登山の雨具
★★★★★
約35,400円〜 約285g(L) GORE-TEX 3層・表地20デニール 登山の雨具
ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット
ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット

山と街の両方
★★★★☆
約34,800円〜 約725g(L) GORE-TEX 2層+裏地・表地70デニール キャンプ・街・低山
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット

秋冬の山
★★★★☆
約46,100円〜 約810g(L) GORE-TEX 2層+裏地・表地150デニール 秋冬の山・雪

1. ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット|約285g・3層|ザックに入れて持ち歩く雨具

ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット

ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケットの価格を比較する

重さ
約285g(L)
作り
GORE-TEX 3層・表地20デニール
脇の換気口
あり
収納袋
あり
定価
50,600円(NP12501)
価格帯
約35,400円〜

3着の中で、登山のレインウェアとして作られているのがこれです。ゴアテックスの3層で、重さは約285g(Lサイズ)。収納袋が付いていて、小さくたたんでザックに入れておけます。
脇の下にはファスナーで開く換気口があり、ポケットは、ザックのベルトを留めても当たりにくい位置。フードは、ヘルメットの上からかぶれる作りです。公式のギアナビゲーターでも、登山のレインウェアの1つとして並んでいます。
定価は50,600円で、マウンテンライトより5,500円高いんですよね。軽いほうが高い、というのは少し意外かもしれません。

こんな人に:登山のレインウェアとして、1年を通して持ち歩く人

気になる点:中にフリースなどを連結する仕組み(ZIP IN ZIP)は、記載がありません。定価は、マウンテンライトより5,500円高いです

2. ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット|約725g・2層+裏地|キャンプや街でも着る1着

ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット

ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケットの価格を比較する

重さ
約725g(L)
作り
GORE-TEX 2層+裏地・表地70デニール
脇の換気口
記載なし
収納袋
記載なし
定価
45,100円(NP62550)
価格帯
約34,800円〜

名前に「ライト」と付きますが、重さは約725g(Lサイズ)あります。ゴアテックスの2層に、別の裏地を合わせた作りで、表地は70デニール。前は二重のフラップ、着丈はやや長めです。
公式の「適したアクティビティ」は、3着の中でこれだけ「ライフスタイル」。説明でも、トレッキングやキャンプに加えて、デイリーユースを挙げています。内側のファスナーで、対応するフリースなどを連結できます(ZIP IN ZIP)。
防水のシェルなので、雨はしっかり防げます。ただ、収納袋や脇の換気口は、公式の説明に出てきません。ザックに入れて持ち歩く雨具としては、重さのぶん、クライムライトのほうが向いているかなと思います。

こんな人に:キャンプや日帰りの低山、ふだんの雨の日にも着たい人

気になる点:約725gあり、収納袋や脇の換気口は記載がありません。公式の用途は「ライフスタイル」です

3. ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット|約810g・150デニール|秋から冬の山と雪に

ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット

ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケットの価格を比較する

重さ
約810g(L)
作り
GORE-TEX 2層+裏地・表地150デニール
脇の換気口
あり
収納袋
記載なし
定価
66,000円(NP62510)
価格帯
約46,100円〜

秋から冬の山と、雪のための1着です。表地は150デニールと、3着の中でいちばん厚く、重さは約810g(Lサイズ)。公式は「山岳用アウターシェル」と呼んでいて、冬山登山からスノースポーツまで、秋から冬の山で着るもの、と紹介しています。
取り外せるスノーカフ(雪が入るのを防ぐ内側のすそ)、脇の下の換気口、内側のゴーグルが入るポケット。フードは、ヘルメットの上からかぶれます。中にフリースなどを連結できて(ZIP IN ZIP)、着込んでも動きやすい、ゆとりのある形です。
中綿は入っていないので、暖かさは中に着るもので決まります。夏の雨具として持ち歩くには重いので、そこはクライムライトと役目が違うんですよね。

こんな人に:秋から冬の山やスキーで、中にフリースを合わせて着る人

気になる点:3着の中でいちばん重く、定価も66,000円。夏の雨具として持ち歩くには重いです

※Amazon には、前の年の品番の出品も、同じ名前で並んでいます。値段だけで選ばずに、商品ページの品番(クライムライトは NP12501、マウンテンライトは NP62550、マウンテンジャケットは NP62510)を確かめてみてください

違いを、もう少しくわしく

重さ:約285g、約725g、約810g

クライムライトとマウンテンライトの差は、約440g。500mlのペットボトル1本ぶん近く違います。

雨具は、晴れた日はずっとザックの中です。着ない時間のほうが長い道具なので、登山では軽さがそのまま楽さになるかなと思います。逆に、キャンプや街で着たまま過ごすなら、重さはそこまで気になりません。

2層と3層:裏地が別か、貼り合わせてあるか

ゴアテックスは、防水の膜を生地に貼り合わせた素材です。ゴアの説明では、表生地と膜を貼り合わせたものが2層、表生地と膜と裏生地の3枚を貼り合わせたものが3層です。

  • クライムライト(3層):3枚が1枚の生地になっている。薄くて軽い
  • マウンテンライト、マウンテンジャケット(2層):膜の内側に、別の裏地が付いている。そのぶん重くなる

防水の膜は、3着ともePE(延伸ポリエチレン)という新しい世代のものです。

フードと換気口

ヘルメットの上からかぶれるフードと、脇の下の換気口。この2つの印が公式ページにあるのは、クライムライトとマウンテンジャケットです。

マウンテンライトの公式ページには、どちらの記載もありません。岩場でヘルメットをかぶる山や、汗をかく登りで着るなら、ここは選ぶ理由になりそうです。

中にフリースを連結できるか

マウンテンライトとマウンテンジャケットは、内側の専用ファスナーで、対応するフリースや中綿のジャケットを連結できます(ZIP IN ZIP)。寒い季節に、中と外を1着のように着られる仕組みです。

クライムライトには、この記載がありません。ふつうに重ね着する上着、と考えておくのがよさそうです。

公式が「レインウェア」として並べているのは、クライムライト

ノースフェイスの公式サイトには、用途から道具を探せる「ギアナビゲーター」があります。登山のレインウェアの欄に並んでいるのは6着で、この3着の中では、クライムライトだけなんですよね。

マウンテンライトは「防水シェルジャケット」、マウンテンジャケットは「山岳用アウターシェル」と呼ばれています。雨を防げないわけではありません。ただ、作られた目的が違う、ということかなと思います。

前の年の品番を買うときに見るところ

ノースフェイスのジャケットは、同じ名前のまま、年によって品番が替わります。2026年10月の時点で公式ストアにあるのは、クライムライトがNP12501、マウンテンライトがNP62550、マウンテンジャケットがNP62510です。

Amazonには、前の品番の出品も残っていて、安く見えることがあります。買う前に、次の2つを見ておくと安心です。

  • 品番:商品名や説明に書いてある「NP」で始まる番号
  • サイズの実寸:公式の説明では、マウンテンライトは2024年の秋冬から、サイズ感が変わっています。マウンテンジャケットも、いまの型で、クラシックな雰囲気に見直した、とあります

前の品番と、いまの品番の違い

いまの品番 ひとつ前の品番
クライムライトジャケット NP12501:定価50,600円・約285g・脇の換気口あり NP62303:定価39,600円・約310g・換気口の記載なし
マウンテンライトジャケット NP62550:定価45,100円・約725g NP62450:定価44,000円・約735g
マウンテンジャケット NP62510:定価66,000円・約810g NP61800:定価58,300円・約810g

※重さはLサイズ。前の品番の数字は、公式ストアの以前の商品ページ(インターネットアーカイブの保存)によります

  • クライムライト:いまの品番で、脇の下の換気口が加わり、約25g軽くなりました。定価は11,000円上がっています。換気口が要らなければ、前の品番が残っているうちは、そちらも候補になるかなと思います
  • マウンテンライト:ひとつ前のNP62450は、生地の作りが同じで、重さの差は約10g。10月9日のAmazonでは、前の品番といまの品番の値段に、ほとんど差がありませんでした。値段が近いなら、いまの品番で大丈夫です
  • マウンテンジャケット:重さは同じ約810gです。防水の膜が、いまの品番で新しい世代(ePE)に替わりました

いまの型の実寸(メンズのLサイズ・公式)は、クライムライトが着丈74cm・身幅64cm、マウンテンライトが着丈78cm・身幅64cm、マウンテンジャケットが着丈77cm・身幅65cmです。前に着ていたサイズをそのまま選ばずに、実寸の表で比べてみてください。

手入れは、洗濯表示を先に

ゴアテックスの上着は、洗って大丈夫です。汚れや皮脂が残ると、水をはじく力が落ちてしまうんですよね。

  • 洗う前に、服に付いている洗濯表示を見る
  • 柔軟剤と漂白剤は使わない
  • すすぎは、しっかり

乾燥機については、メーカーの案内でも言い方が分かれています。使ってよいかは、洗濯表示に従ってください。水をはじかなくなったときの戻し方は、別の記事でくわしくご紹介しています。

よくある質問

マウンテンライトジャケットは、登山で使えますか?

防水のシェルなので、雨と風は防げます。公式も、トレッキングやキャンプで着ることを挙げています。
ただ、重さは約725g(Lサイズ)で、収納袋や脇の換気口は公式の説明に出てきません。ザックに入れて持ち歩く雨具としては、約285gのクライムライトのほうが向いています。

マウンテンライトとマウンテンジャケットの違いは何ですか?

いちばんの違いは、表地の厚み(70デニールと150デニール)と、雪のための作りです。マウンテンジャケットには、取り外せるスノーカフ、脇の下の換気口、ヘルメットの上からかぶれるフードがあります。
公式の用途も、マウンテンライトは「ライフスタイル」、マウンテンジャケットは「登山・ハイキング」と分かれています。定価の差は20,900円です。

マウンテンジャケットは、1枚で冬も暖かいですか?

中綿は入っていません。ゴアテックスの2層に、裏地を合わせた作りです。
公式は、フリースなどを中に合わせて着る前提で、ゆとりのある形にしています。暖かさは、中に着るもので決まると考えておくとよさそうです。

クライムライトジャケットは、レインウェアとして使えますか?

はい。公式のギアナビゲーターでも、登山のレインウェアの1つとして並んでいます。収納袋が付いていて、約285g(Lサイズ)。脇の下には換気口があります。
上着だけの商品なので、パンツは別に用意します。

2層と3層は、どちらがいいですか?

どちらが上、ということはありません。3層は、裏地まで1枚に貼り合わせてあるので、薄くて軽くなります。2層は、内側に別の裏地が付きます。
この3着では、持ち歩く軽さなら3層のクライムライト、生地の厚さと丈夫さなら2層のマウンテンジャケット、という分かれ方です。

Amazon で安いものは、型落ちですか?

前の年の品番のことがあります。2026年10月の時点で、公式ストアにある品番は、クライムライトがNP12501、マウンテンライトがNP62550、マウンテンジャケットがNP62510です。
色によって値段が大きく違うので、品番と色、サイズの実寸を確かめてから選んでみてください。

まとめ

  • 重さは、クライムライトが約285g、マウンテンライトが約725g、マウンテンジャケットが約810g(Lサイズ)
  • 登山の雨具として持ち歩くなら、3層で収納袋つきのクライムライト
  • 秋から冬の山と雪には、150デニールでスノーカフの付くマウンテンジャケット
  • マウンテンライトは、公式の用途が「ライフスタイル」。キャンプや街でも着る1着に
  • レインウェアをもう持っていて困っていないなら、買い足さなくて大丈夫

名前は似ていても、作られた目的はそれぞれ違います。どこで、どのくらいの時間着るのかを思い浮かべながら、選んでみてくださいね。

※仕様と値段は2026年10月9日時点のものです。仕様と定価はザ・ノース・フェイス公式ストアのメンズの商品ページ、Amazon の値段は同じ日の表示によります。品番や値段は変わることがあるので、買う前に公式サイトでご確認ください。