【PR表記】当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事内で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

ゴアテックスの撥水は洗うと戻る|スプレーを買う前に、すすぎ2倍と熱

更新日: 2026年10月1日

記事概要

雨が玉にならなくなったゴアテックスに、撥水スプレーを買うのは3番目です。ゴアテックスの公式は撥水を「洗濯と加熱によって回復させる」としていて、スプレーが出てくるのは洗って熱を入れても戻らなかったときだけ。しかも「洗ってはいけない」は逆で、汚れと皮脂が水を引き寄せるので、洗わないほうが撥水は落ちます。洗ったのに戻らない原因はたいていすすぎ不足です。防水素材は水が生地を通り抜けないので、すすぎは標準の2倍。脱水機は使わず、乾燥機か中温+当て布のアイロンで熱を入れます。撥水剤6本の実価格も載せました。

ゴアテックスのウェアを何回か着ると、雨が玉にならずに、生地に染みるようになります。「中まで濡れた気がする」と感じるのはたいていこれです。

そこで多くの方が撥水スプレーを買いに行くのですが、順番が逆なんですよね。先にやるのは洗濯です。

ゴアテックスのメーカー案内は、撥水(DWR)について「洗濯と加熱によって回復させる」としています。スプレーが出てくるのは、洗って熱を入れても戻らなかったときです。

洗ってはいけない、は逆

いちばん多い勘違いから片づけます。

洗わないから、撥水が落ちる

「高いウェアだから洗わないほうがいい」と思っている方、けっこういます。私も最初そうでした。

でもメーカー側がはっきり出しているのは「定期的なお洗濯によるダメージの心配はありません」のほうです。むしろ汚れと皮脂が生地の表面に乗ると、そこが水を引き寄せます。だから洗わないほうが撥水は落ちます。

雨が玉にならなくなったら、それは買い替えの合図ではなく、洗う合図です。ここが分かるだけで、だいぶ寿命が延びるかなと思います。

撥水が生きているかの見分け方

判定はかんたんで、水をかけて玉になるかどうかだけです。メーカーの言い方だと「水が球状にならなくなったら、それはDWRが正常に機能していない証拠」ですね。

生地の表面が濡れて色が濃くなる状態を、よくウェッティングアウトと呼びます。このとき中身は漏れていないことが多いのですが、濡れた生地は蒸気を逃がさなくなるので、内側が結露して「雨が染みてきた」ように感じます。

ゴアテックスの撥水は洗う・熱を入れる・それでも戻らなければ撥水剤の順番
スプレーは3番目です
笑い猫

笑い猫

私は昔、レインウェアが染みるようになったので「もう寿命だな」と思っていました。

その前に一回だけ洗ってみるかと思って、洗って乾燥機にかけたら、水が玉に戻りました。新しいのを買わずに済んだんですよね。

染みてきたら、まず洗う。これは覚えておいて損がないと思います。

洗い方の手順

ここはモンベルの案内がいちばん分かりやすいので、その順番に沿ってご紹介しますね。

洗う前の準備

まず洗濯表示を確認してから、洗濯ネットに入れます。そのときにやることが4つ。

ファスナーは全部閉める。ベルクロも留める。収納フードは出して広げる。コードは緩める。ファスナーとベルクロを開けたまま洗うと、生地を引っかけます。

洗剤は中性、お湯はぬるめ

洗剤は中性洗剤か、メーカーの専用クリーナーです。水よりもぬるま湯のほうがいいとされています。

柔軟剤と漂白剤は使わないでください。柔軟剤は生地の表面に膜を作るので、撥水とは正反対のことをします。

すすぎは標準の2倍

ここが今回いちばん大事なところです。すすぎは標準の2倍ほどとされています。

理由は防水素材は水が生地を通り抜けないから。ふつうの服のように、水が通り抜けながら洗剤を流してくれません。

そしてモンベルの案内には「洗剤成分が生地に残ると、はっ水・防水・透湿の機能が低下する」とあります。「洗ったのに撥水が戻らない」の正体は、たいていこれです。すすぎ足りていないだけなんですよね。

脱水機は使わない

脱水機はNGです。生地を傷めるうえ、洗濯機の故障につながるとされています。空気をはらんで暴れるので、これは想像がつくかなと。

絞らずに、軽く水を切ってください。

そして、熱を入れる

乾かし方は2つあります。乾燥機を使うか、陰干ししてからアイロンです。

意外に思われるのですが、ゴアテックスは乾燥機を使えます。むしろ熱が撥水を戻すので、こちらのほうが手軽ですね。洗濯表示に乾燥機不可と書いてあれば、そちらが優先です。

アイロンでやる場合は中温で、必ず当て布。直接当てると生地が溶けます。

防水素材は水が通り抜けないのですすぎは標準の2倍。洗剤が残ると撥水も防水も透湿も落ちる
洗剤が残ると、撥水は戻りません

それでも戻らないときに、撥水剤

洗って熱を入れても玉にならない。そのときが撥水剤の出番です。

スプレー式とつけ込み式

メーカー側の案内でも「洗濯と加熱でDWRが回復しなくなった場合は、スプレー式または漬け込み式の撥水剤を使用」という順番になっています。

スプレー式 つけ込み式
かけるところ 表面だけ 生地全体
使う量の目安 上下1セットで330mL缶を約1本 上下1セットで約1/4本
やり方 薄く4〜5回に分けて 洗濯後に浸してから熱処理
場所 必ず屋外で 屋内でも可
向いている場面 肩や腕など一部だけ落ちた 全体的に落ちた

スプレーは一気に濡らすのではなく、薄く4〜5回。ここを厚くやると、乾いたあとムラになります。

そしてスプレーは必ず屋外で。吸い込むと危ないので、これは守ってください。

つけ込み式は、そのあと熱

つけ込み式は、洗濯のあとに撥水剤を入れた水へウェアを浸し、そのあと乾燥機かドライヤーかアイロンで熱を入れます。この熱処理までがワンセットです。

浸しただけで干すと、あまり戻りません。熱を入れて初めて定着するので、ここは省かないでください。

買う前に、1回洗ってみる

私の考えでは、撥水剤を買うのは2回目からでいいかなと思います。

1回目は洗って熱を入れるだけ。それで戻ればお金はかかりません。戻らなかったら買う。この順番だと、無駄が出ないんですよね。

洗っても戻らなかったときの6本

ここから先は、洗って熱を入れても玉にならなかった方だけで大丈夫です。まだ洗っていないなら、先に1回洗ってみてください。それで済むことが多いので。

撥水剤はニクワックスとグランジャーズの2ブランドで、ほぼ選べます。中身は洗剤・スプレー式・つけ込み式の3種類しかないので、そこだけ押さえれば迷いません。

値段は1,545円から5,000円まで。すべて2026年9月に実際の価格と在庫を確認しています。

製品名 こんな人向け 価格 種類 容量 おすすめ用途
グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ 300mL
グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ 300mL

最安
★★★★★
約1,500円〜 洗剤 300mL まず洗ってみる人
グランジャーズ パフォーマンス リペル プラス 275mL
グランジャーズ パフォーマンス リペル プラス 275mL

スプレー
★★★★☆
約1,900円〜 スプレー 275mL 肩や腕だけ落ちた人
ニクワックス TX.ダイレクト スプレー 500mL
ニクワックス TX.ダイレクト スプレー 500mL

定番
★★★★★
約3,000円〜 スプレー 500mL 定番から選びたい人
ニクワックス テックウォッシュ+TX.ダイレクト 300mL×2
ニクワックス テックウォッシュ+TX.ダイレクト 300mL×2

セット
★★★★★
約3,300円〜 洗剤+つけ込み 300mL×2 洗剤も撥水剤も持っていない人
ニクワックス テックウォッシュ 1L
ニクワックス テックウォッシュ 1L

1L
★★★★☆
約3,400円〜 洗剤 1L 家族ぶんをまとめて洗う人
ニクワックス TX.ダイレクト ウォッシュイン 1L
ニクワックス TX.ダイレクト ウォッシュイン 1L

つけ込み
★★★★☆
約5,000円〜 つけ込み 1L 全体的に落ちた人

1. グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ 300mL|まず洗剤だけ買うなら

グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ 300mL

グランジャーズ パフォーマンス ウォッシュ 300mLの価格を比較する

種類
洗剤
容量
300mL
熱処理
不要
一度に
1〜2着
価格帯
約1,500円〜

今回いちばん安い洗剤です。1,545円で、まずは洗ってみるという最初の一歩にちょうどいいかなと思います。
濃縮タイプなので、300mLでもけっこう持ちます。ふつうの中性洗剤でも洗えますが、専用のほうが撥水層に残るものが少ないですね。
これには撥水剤は入っていません。洗って熱を入れて、それで戻れば追加の出費はゼロです。まずここからで大丈夫かなと。

こんな人に:まず洗ってみる人

気になる点:撥水剤は入っていません

2. グランジャーズ パフォーマンス リペル プラス 275mL|いちばん安いスプレー

グランジャーズ パフォーマンス リペル プラス 275mL

グランジャーズ パフォーマンス リペル プラス 275mLの価格を比較する

種類
スプレー
容量
275mL
熱処理
あると良い
一度に
上着1着
価格帯
約1,900円〜

スプレー式でいちばん安い1本です。1,906円で、肩や腕といった一部だけ落ちたときに向いています。
スプレー式の良さは、気になるところにだけかけられることですね。全体を処理する必要がないなら、こちらのほうが無駄が出ません。
ただ275mLと量は少なめです。上下セットを丸ごとやると1本では足りないので、そこは次のものを見てください。

こんな人に:肩や腕だけ落ちた人

気になる点:量が少なめです

3. ニクワックス TX.ダイレクト スプレー 500mL|迷ったらこれ

ニクワックス TX.ダイレクト スプレー 500mL

ニクワックス TX.ダイレクト スプレー 500mLの価格を比較する

種類
スプレー
容量
500mL
熱処理
あると良い
一度に
上着1〜2着
価格帯
約3,000円〜

スプレー式の定番がこれです。3,090円で500mL入っているので、上着なら1〜2着ぶんは処理できます。
ニクワックスは水性で、生地の内側の通気を塞ぎません。透湿を残したまま表面だけ撥水させる、という考え方の製品ですね。
注意点は必ず屋外で使うこと。吸い込むと危ないので、ベランダか外に持ち出してから吹いてください。薄く4〜5回に分けるとムラが出ません。

こんな人に:定番から選びたい人

気になる点:屋外でしか使えません

4. ニクワックス テックウォッシュ+TX.ダイレクト 300mL×2|洗剤と撥水剤が両方

ニクワックス テックウォッシュ+TX.ダイレクト 300mL×2

ニクワックス テックウォッシュ+TX.ダイレクト 300mL×2の価格を比較する

種類
洗剤+つけ込み
容量
300mL×2
熱処理
必要
一度に
上下1セット
価格帯
約3,300円〜

洗剤と撥水剤がセットで3,350円です。何も持っていない方は、これを買えば話が終わります。
中身はテックウォッシュ(洗剤)とTX.ダイレクト(つけ込み式の撥水剤)が300mLずつ。洗って、浸して、熱を入れる。この記事に書いた流れがそのままできます。
だいたい上下1セットで使い切る量なので、常備しておくものというより、年に1回のメンテナンス用ですね。

こんな人に:何も持っていない人

気になる点:1回で使い切る量です

5. ニクワックス テックウォッシュ 1L|洗剤だけ大容量

ニクワックス テックウォッシュ 1L

ニクワックス テックウォッシュ 1Lの価格を比較する

種類
洗剤
容量
1L
熱処理
不要
一度に
何着でも
価格帯
約3,400円〜

洗剤だけを大容量で持ちたいならこれです。1Lで3,450円。
撥水は熱で戻ることが多いので、実は洗剤のほうが出番が多いんですよね。家族ぶんのレインウェアやスキーウェアがあるなら、こちらのほうが結局は安く付きます。
撥水剤は入っていません。戻らなかったときに、別で足すことになります。

こんな人に:家族ぶんを洗う人

気になる点:撥水剤は別に要ります

6. ニクワックス TX.ダイレクト ウォッシュイン 1L|全体的に落ちたなら

ニクワックス TX.ダイレクト ウォッシュイン 1L

ニクワックス TX.ダイレクト ウォッシュイン 1Lの価格を比較する

種類
つけ込み
容量
1L
熱処理
必要
一度に
何着でも
価格帯
約5,000円〜

つけ込み式の大容量です。5,000円で1L。今回いちばん高い1本ですね。
つけ込み式は生地の全体に撥水を回せるので、スプレーでは追いつかないくらい全体が濡れるようになったときの手段です。
大事なのは、浸したあとに乾燥機かドライヤーかアイロンで熱を入れるところまでがワンセットだということ。ここを省くと、あまり戻りません。

こんな人に:全体が濡れる人

気になる点:そのあと熱処理が要ります

レインウェア以外も、同じでいい

この記事にたどり着く方の中には、山のウェアではないものを洗おうとしている方もいると思います。

スキーウェア、カッパ、傘

ゴアテックスや同じような防水透湿の生地を使っているものなら、考え方は同じです。中性洗剤、すすぎ多め、脱水機なし、熱を入れる。

ただし洗濯表示がすべてに優先します。中綿の入ったスキーウェアは家庭で洗うのが難しいものもあるので、タグを見て「家庭洗濯不可」なら素直にクリーニングに出してください。

ゴアテックスの靴

靴も基本は同じで、汚れを落としてから撥水剤です。ただし靴は洗濯機に入れず、ぬるま湯と柔らかいブラシで手洗いします。

靴のほうで気をつけたいのは乾かし方で、直射日光とストーブの前は避けてください。接着が傷みます。

どれくらいの頻度で洗うか

回数の決まりはありませんが、目安としては「玉にならなくなったら」でいいかなと思います。

私は、シーズンの終わりに1回と、汗をかいた山行が続いたときにもう1回、くらいのペースです。ちなみに汗をかいたまま何ヶ月もしまっておくのが、いちばん撥水を落とします。

よくある質問

ゴアテックスは洗濯機で洗っていいですか?

洗えます。メーカーの案内にも「定期的なお洗濯によるダメージの心配はありません」とあります。
洗濯ネットに入れて、ファスナーとベルクロを閉じ、中性洗剤でぬるま湯洗い。すすぎは標準の2倍ほど、そして脱水機は使わない。この3つを守れば大丈夫です。

洗ったのに撥水が戻りません。なぜですか?

いちばん多い原因はすすぎ不足です。防水素材は水が生地を通り抜けないので、洗剤が残りやすいんですよね。モンベルも「洗剤成分が生地に残ると、はっ水・防水・透湿の機能が低下する」としています。
もうひとつは熱を入れていないこと。乾かしただけでは戻りません。乾燥機か、当て布をして中温のアイロンをかけてください。

ゴアテックスは乾燥機に入れて大丈夫ですか?

使えます。むしろ熱が撥水を戻すので、乾燥機は手軽な方法です。カッパやスキーウェアでも、防水透湿の生地なら同じ考え方でかまいません。
ただし製品の洗濯表示が優先です。乾燥機不可とあればそちらに従って、陰干し+アイロンにしてください。

アイロンは何度でかければいいですか?

中温で、必ず当て布をしてください。直接あてると生地が溶けます。
自然乾燥させたあとにかけるのが順番です。濡れたままかけないでください。

撥水スプレーはいつ使えばいいですか?

洗って熱を入れても玉にならなかったときです。メーカーの案内もその順番ですね。
使い方は薄く4〜5回に分けて、必ず屋外で。量の目安は上下1セットで330mLの缶が約1本です。一気に厚くかけるとムラになります。

スプレー式とつけ込み式、どちらがいいですか?

肩や腕など一部だけ落ちているならスプレー式、全体的に落ちているならつけ込み式かなと思います。
つけ込み式は上下セットで約1/4本と量が少なくて済みます。ただし浸したあとに乾燥機かドライヤーかアイロンで熱を入れるところまでがワンセットなので、そこは省かないでください。

柔軟剤を使ってもいいですか?

使わないでください。柔軟剤は生地の表面に膜を作るので、撥水とは正反対のことをします。漂白剤も同じく避けてください。
洗剤は中性洗剤か、メーカーの専用クリーナーにしてください。

雨が染みてくるのは、寿命ということですか?

たいていは違います。表面が濡れて蒸気を逃がせなくなり、内側が結露している状態のことが多いです。中身の防水層はまだ生きています。
まず洗って熱を入れてみてください。それで玉が戻れば、寿命ではありません。

まとめ

  • 雨が玉にならなくなったら、買い替えではなく洗う合図です
  • ゴアテックスのメーカー案内は撥水を「洗濯と加熱によって回復させる」としています
  • 順番は洗う → 熱を入れる → それでも戻らなければ撥水剤。スプレーが先ではありません
  • 洗うときは洗濯ネット・中性洗剤・ぬるま湯。柔軟剤と漂白剤は使いません
  • すすぎは標準の2倍。洗剤が残ると撥水・防水・透湿がまとめて落ちます
  • 脱水機は使いません。生地を傷めて、洗濯機の故障にもつながります
  • 乾かすのは乾燥機か、陰干しのあと中温+当て布でアイロン
  • 撥水剤はスプレーなら薄く4〜5回・屋外で、つけ込みなら浸したあと必ず熱処理

※手入れの方法は2026年9月にゴアテックスとモンベルの公式案内で確認したものです。製品の洗濯表示が最優先なので、必ずタグを先に見てください。