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コンチネンタル GP5000の違い|無印・S TR・AS TR・TT TR、決め手はチューブとリム【2026年】

更新日: 2026年10月26日

秋の田んぼの中の舗装路を転がる、ロードバイクの黒いタイヤ
記事概要

コンチネンタルの GP5000 は、チューブを入れる無印(クリンチャー)と、チューブレスレディの S TR・AS TR・TT TR の4つ。重さ・空気圧・フックレスリムへの対応・日本の値段で比べて、どれを選べばいいかをご紹介します。

GP5000 を買おうとしたら、「S TR」「AS TR」「TT TR」と似た名前が並んでいて、どれがいいのか分からなくなった。そんなことはありませんか?

コンチネンタルの GP5000 は、いま4つの型があります。いちばん大きな違いは、チューブを入れて使うか、チューブレスにするかなんですよね。

ここでは、4つの違いを、重さ・空気圧・フックレスリムへの対応・日本の値段で並べて、どんな人にどれが合うかをご紹介します。

先に結論|どんな人がどれ?

GP5000の4つの選び方の図。チューブで走るならGP5000(無印)、チューブレスにしたいならGP5000 S TR、長い距離・雨の日もならGP5000 AS TR、レースで軽さ優先ならGP5000 TT TR
GP5000 の4つは、チューブで走るか、何を優先するかで選ぶ
  • いまチューブで走っている(フック付きのリム):GP5000(無印)。ホイールはそのままで替えられます
  • チューブレスにしたい・フックレスリムを使っている:GP5000 S TR
  • 長い距離・雨の日も走る:GP5000 AS TR。重いぶん、長持ちとグリップを優先した型です
  • レースで少しでも軽く:GP5000 TT TR(チューブレスレディの中でいちばん軽い型)

ちなみに、フックレスリムは、リムの縁にタイヤを引っかける爪(フック)が無いリムのことです。リムの表記が「19C」のように C で終わればフック付き、「TSS」ならフックレス。どちらか分からないときは、ホイールのメーカーの説明を見てみてください。

買わなくていい場合

いまのタイヤがまだすり減っていないなら、慌てて替えなくて大丈夫です。それから、GP5000 は4つとも、パンクに強い Vectran(ベクトラン)の層が入った上の価格帯のタイヤなんですよね。

あとは、もっと手ごろにしたいなら、同じコンチネンタルの「Grand Prix」(クリンチャー)と「Grand Prix TR」(チューブレスレディ)が、日本の値段でどちらも9,350円です。どちらも GP5000 の技術を受け継いだ型ですが、Vectran の層は入っていません。

4つの違い|方式・重さ・値段

まず気になるのは、チューブを入れるかどうかと、フックレスリムに使えるかですよね。

型 方式 フックレスリム
GP5000(無印) クリンチャー(チューブを入れる) 記載なし
GP5000 S TR チューブレスレディ 対応(最大73psi)
GP5000 AS TR チューブレスレディ 対応(上限はパッケージで)
GP5000 TT TR チューブレスレディ 対応(上限はパッケージで)

次に、700×28Cの重さと、日本の取り扱い元(ミズタニ自転車)の値段です。ここから先の「日本の値段」は、この表示のことです。

型 重さ(700×28C) 日本の値段(税込)
GP5000(無印) 240g 13,750円
GP5000 S TR 280g 18,260円
GP5000 AS TR 335g(黒) 21,340円
GP5000 TT TR 245g 21,670円

※重さと値段は、2026年10月26日時点のミズタニ自転車の表示によります。Continental のカタログ(2026/27)とは、型によって20gほど違う所があります(AS TR)。無印は、この重さにチューブの重さが加わります。

4つとも、ゴムは BlackChili、パンク対策の層は Vectran、乗り心地のための Active Comfort Technology が入っていて、ここは共通です。違うのは、チューブの使い方と、軽さ・長持ち・雨のどれを優先するかなんですよね。

ちなみに、S TR の日本の値段は、2026年5月の時点では無印と同じ13,750円でした。いまは18,260円で、無印との差が4,510円あります。チューブで走るつもりなら、無印を選んだほうがお得かなと思います。

型ごとの特徴

GP5000(無印)|チューブを入れて使う

いちばん基本の型です。700×28Cは240gで、空気圧の推奨は95〜116psi(28C)。フックレスリムに使えるとは書かれていないので、フック付きのリムで、チューブを入れて使う型なんですよね。

GP5000 S TR|チューブレスレディの標準

2021年10月に発表された、前の TL の次の型です。タイヤの骨組み(ケーシング)は2層にして、横の切れに強くなるよう、サイドウォールだけ1層足してあります。TL と比べると、700×25Cで約45g軽くなりました。

フックレスリムにも使えて、そのときの最大空気圧は73psi(5.0bar)。2026年3月には35mmも加わって、サイズは25・28・30・32・35mmになりました。

ここで、4つのサイズと空気圧を並べておきます。

型 日本で売っているサイズ 空気圧(700×28C)
GP5000(無印) 25・28・30・32mm 推奨 95〜116psi
GP5000 S TR 25・28・30・32・35mm 最大 94psi(フックレスは73psi)
GP5000 AS TR 28・32・35mm 推奨 73〜94psi(フックレスはパッケージの上限まで)
GP5000 TT TR 25・28・30mm 推奨 73〜94psi(フックレスはパッケージの上限まで)

※ミズタニ自転車の表示によります(S TR だけ「最大空気圧」の書き方です)。フックレスリムでは、TR の3つとも上限が下がります。

GP5000 AS TR|長持ちと雨の日のグリップ

S TR に、長い距離向けのゴムと、サイドウォールの守りを足した型です。カタログが挙げているのは、ウェットグリップ・サイドウォールの守り・走れる距離・黒の反射の4つ。そのぶん重く、700×28Cの黒で335gです。日本で売っているサイズは28・32・35mmと、太めが中心です。

GP5000 TT TR|チューブレスレディでいちばん軽い決戦用

チューブレスレディの中で、いちばん軽い型です。700×28Cで245gと、S TR より35g軽い作り。サイズは25・28・30mmで、色は黒だけ。ふだんの練習から使うより、レースの日に履き替える人向けかなと思います。

前の型 GP5000 TL は?

チューブレスの GP5000 TL は、S TR の前の型です。いまの Continental のカタログ(2026/27)にも、日本の取り扱い元の製品の一覧にも載っていません。お店の在庫で見かけても、これからチューブレスにするなら、フックレスリムにも使えるいまの S TR を選ぶほうが安心かなと思います。

チューブレスにするときの注意

S TR・AS TR・TT TR をチューブレスで使うときは、Continental の案内を守って取り付けてください。

  • シーラントを入れる:最初の取り付けでは、1本に少なくとも30mlの Conti RevoSealant を入れて、タイヤを回して広げます
  • 空気圧はパッケージで確かめる:最大空気圧と最大リム内幅は、タイヤのパッケージに書いてあります。タイヤとリムのメーカーで数字が違うときは、低いほうに合わせます
  • フックレスリムは上限に注意:フックレスでは、TR の3つとも最大空気圧が下がります(S TR は73psi=5.0bar)。AS TR・TT TR も、パッケージに書いてあるフックレスの最大空気圧を超えないでください。気温が10℃上がると空気圧は約0.17bar上がるので、暑い日は上限ぎりぎりまで入れないようにします
  • チューブを入れても使える:TR の3つは、チューブを入れて使うこともできます

タイヤの太さは、リムの内幅で変わる

タイヤの実際の太さは、リムの内幅が1mm変わるごとに0.4mm変わります。28mmの S TR だと、こうなります。

リムの内幅 28mmの S TR の実際の幅 メモ
15c 26.4mm 細めのリム
17c 27.2mm
19c 28.0mm 表記どおり
21c 28.8mm 太めのリム

※Continental の「タイヤとリムの組み合わせ」の説明によります。

太めのリムだと、表記より太くなるんですよね。なので、フレームに何cまで入るかがぎりぎりのときは、28c・32cのタイヤの記事も見てみてください。

笑い猫

笑い猫

私は、ロードバイクのタイヤを28cから32cに替えたことがあります。タイヤは、先に太さを決めてから型を選ぶと、迷いが少ないと思っています。

それから、富士山の5合目から下っていたときに、タイヤが裂けたことがあります。そのあとタイヤブート(裂けたタイヤの内側に当てる布)を買いました。まだ出番はありませんが、どの型を選んでも、1枚あると安心かなと思います。

GP5000の4つ

値段の安い順ではなく、上の表と同じ順に並べています。通販の値段は2026年10月26日のもので、どれも700×28Cの黒です。サイズや色で値段が大きく違うので、買う前にサイズを確かめてください。

製品名 こんな人向け 価格 方式 重さ フックレス おすすめ用途
コンチネンタル GP5000(クリンチャー)
コンチネンタル GP5000(クリンチャー)

チューブで走る
★★★★★
約9,700円〜 クリンチャー(チューブを入れる) 240g(700×28C) 記載なし チューブで走る
コンチネンタル GP5000 S TR
コンチネンタル GP5000 S TR

チューブレスにしたい
★★★★★
約12,000円〜 チューブレスレディ 280g(700×28C) 対応(最大 73psi) チューブレスの標準
コンチネンタル GP5000 AS TR
コンチネンタル GP5000 AS TR

長い距離・雨の日も
★★★★☆
約9,700円〜 チューブレスレディ 335g(700×28C・黒) 対応(上限はパッケージ) 長い距離・雨の日
コンチネンタル GP5000 TT TR
コンチネンタル GP5000 TT TR

ヒルクライムや TT に
★★★★☆
約15,200円〜 チューブレスレディ 245g(700×28C) 対応(上限はパッケージ) レースの日に

1. コンチネンタル GP5000(クリンチャー)|チューブを入れる無印|フック付きのリムに

コンチネンタル GP5000(クリンチャー)

コンチネンタル GP5000(クリンチャー)の価格を比較する

方式
クリンチャー(チューブを入れる)
重さ
240g(700×28C)
空気圧
推奨 95〜116psi(28C)
フックレス
記載なし
日本の値段
13,750円
価格帯
約9,700円〜

チューブを入れて使う、いちばん基本の GP5000 です。日本の値段は13,750円で、Amazon では700×28Cが9,700円前後でした。
フック付きのリムにチューブを入れて走っているなら、この型に替えるだけで済みます。シーラントもチューブレス用のリムも要らないので、まず試すならこれかなと思います。

こんな人に:フック付きのリムに、チューブを入れて走っている人

気になる点:フックレスリムに使えるとは書かれていません。チューブレスにはできない型です

2. コンチネンタル GP5000 S TR|チューブレスレディの標準|チューブを入れても使える

コンチネンタル GP5000 S TR

コンチネンタル GP5000 S TRの価格を比較する

方式
チューブレスレディ
重さ
280g(700×28C)
空気圧
最大 94psi(28C)
フックレス
対応(最大 73psi)
日本の値段
18,260円
価格帯
約12,000円〜

チューブレスレディの GP5000 の、いちばんの定番です。2021年10月に発表された、前の TL の次の型です。
日本の値段は18,260円で、Amazon では700×28Cが1万2千円前後でした。チューブを入れて使うこともできるので、まずはチューブのまま履いて、あとでチューブレスに、という使い方もできるんですよね。フックレスリムでは、最大空気圧が73psi(5.0bar)までになります。

こんな人に:チューブレスに替えたい人、フックレスリムのホイールを使っている人

気になる点:日本の値段は18,260円と、無印より4,510円高くなっています

3. コンチネンタル GP5000 AS TR|長持ちと雨の日のグリップ|太めのサイズ中心

コンチネンタル GP5000 AS TR

コンチネンタル GP5000 AS TRの価格を比較する

方式
チューブレスレディ
重さ
335g(700×28C・黒)
空気圧
推奨 73〜94psi(28C)
フックレス
対応(上限はパッケージ)
日本の値段
21,340円
価格帯
約9,700円〜

S TR に、長持ちと雨の日の強さを足した型です。ゴムは長い距離向けに見直してあって、雨の日のグリップとパンクへの強さも上げてあります。
サイドウォールにも守りの素材が入っていて、黒は横が光を反射します。そのぶん28Cで335gと重め。日本の値段は21,340円で、Amazon では700×28Cが9,700円前後でした(通販は、出品によって値段が大きく違います)。

こんな人に:長い距離を走る人、雨の日も走る人、パンクを少しでも減らしたい人

気になる点:28Cで335gと、4つの中ではいちばん重いです。日本では28C・32C・35Cだけです

4. コンチネンタル GP5000 TT TR|チューブレスレディでいちばん軽い|決戦用

コンチネンタル GP5000 TT TR

コンチネンタル GP5000 TT TRの価格を比較する

方式
チューブレスレディ
重さ
245g(700×28C)
空気圧
推奨 73〜94psi(28C)
フックレス
対応(上限はパッケージ)
日本の値段
21,670円
価格帯
約15,200円〜

GP5000 のチューブレスレディで、いちばん軽い型です。ヒルクライムやタイムトライアル、クリテリウムのような、タイヤの軽さが効く場面向けの決戦用です。
28Cで245gと、S TR より35g軽い作り。日本の値段は21,670円で、Amazon では700×28Cが1万5千円前後でした。

こんな人に:ヒルクライムやタイムトライアルで、少しでも軽く走りたい人

気になる点:日本の値段は21,670円といちばん高く、色は黒だけ。ふだんの練習用には、S TR のほうが合うかなと思います

よくある質問

S TR に、チューブを入れて使えますか?

使えます。TR(チューブレスレディ)のタイヤは、チューブレスでも、チューブを入れても使えます。まずチューブのまま履いて、あとからチューブレスにすることもできます。

フックレスリムに使えるのはどれですか?

S TR・AS TR・TT TR の3つです。フックレスでは最大空気圧が下がり、S TR は73psi(5.0bar)まで。AS TR・TT TR は、パッケージに書いてある上限を見てください。無印の GP5000 には、フックレスに使えるとは書かれていません。リムのメーカーの適合表も、あわせて確かめてください。

AS TR は、Grand Prix 4-Season の後継ですか?

AS TR は、S TR から生まれた長持ち向けの型です(2023年に、軽い TT TR と一緒に発表されました)。Grand Prix 4-Season は、いまも別の型として売られています(日本の値段で14,630円)。

GP5000 と Grand Prix TR は、何が違いますか?

Grand Prix TR は、GP5000 の技術を受け継いだ手ごろなチューブレスレディで、日本の値段は9,350円です。パンク対策の Vectran の層は入っていません。

タイヤはどのくらいで替えればいいですか?

すり減りや傷を見て替えるのが基本です。Continental の日本語の取り付けの説明書(クリンチャー)は、タイヤ・チューブ・リムテープを、走った距離に関係なく3年おきに替えるようすすめています。

新品なのに、タイヤの一部が白いのはなぜですか?

同じ説明書に、買った直後でもタイヤの一部が白くなることがあり、これは劣化を防ぐためのワックスだと書いてあります。

まとめ

  • GP5000 は、チューブを入れる無印と、チューブレスレディのS TR・AS TR・TT TRの4つ
  • フック付きのリムにチューブで走るなら無印。いまは S TR より4,510円安い(日本の値段)
  • チューブレス・フックレスリムならS TR(フックレスは73psiまで。TR の3つとも、フックレスでは上限が下がる)
  • 長い距離・雨ならAS TR、レースならTT TR
  • チューブレスは、シーラント30ml以上・パッケージの最大空気圧とリム内幅を見る

タイヤ選びは、先にチューブで走るか、チューブレスにするかを決めると、ぐっと絞りやすくなります。あとは、いまのホイールで履けるかを確かめてから、選んでみてくださいね。

※値段は2026年10月26日時点のものです(セール中の値下げ価格は入れていません)。仕様は Continental の公式サイト・カタログ(2026/27)と、日本の取り扱い元ミズタニ自転車の公式サイトによります。