【PR表記】当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事内で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。
【2026年版】シングルバーナーおすすめ9選|CB缶かOD缶か、一体型か分離型かで選ぶ
更新日: 2026年10月3日

シングルバーナーは、CB缶かOD缶か、缶の上に載せる一体型か横に置く分離型かで選ぶと迷いません。いま買える9台を値段・火力・重さで比べました。買わなくていい場合と、冬の使い分け、ガス缶を安全に使うコツもあわせてご紹介します。
シングルバーナーを選ぼうとすると、CB缶とOD缶、一体型と分離型と、聞き慣れない言葉が次々に出てきて迷いますよね。
でも、決める順番はシンプルです。まず燃料(CB缶かOD缶か)、次に形(缶の上に載せるか、横に置くか)。この2つが決まれば、候補は2〜3台まで絞れます。いま買える9台を、値段・火力・重さで比べながらご紹介します。買わなくていい場合も、先にお伝えしますね。
まず、買わなくていい場合
次のどちらかに当てはまるなら、急いで買わなくても大丈夫だと思います。
- 車で行くキャンプが中心:家のカセットコンロを持っていけば足ります。ゴトクが広くて鍋が安定するので、料理はむしろしやすいくらいです。シングルバーナーのいいところは「軽くて小さい」ことなので、車で運ぶなら出番が少ないんですよね
- 1〜3泊の自転車旅で、街や海沿いを走る:コンビニやスーパー、道の駅で食事が済むので、バーナーなしでも旅はできます
逆に、荷物を背負って歩く、店の少ない道を走る、寒い時期に温かいものを飲みたい、という方には、あると助かる道具かなと思います。
選ぶ順番は「燃料」→「形」

①燃料:CB缶かOD缶か
CB缶は、家のカセットコンロと同じ細長い缶です。コンビニやスーパーで買えて、ガス代も安いのがいいところ。ただ寒さには弱く、メーカーの目安は5℃くらいまでです。OD缶はアウトドア用の丸い缶で、寒さに強く、短くて荷物に収まりやすい。そのかわり割高で、買える店が限られます。
車のキャンプや長い自転車旅ならCB缶、登山や冬に使うならOD缶、と考えると決めやすいと思います。

②形:一体型か分離型か
一体型は、ガス缶にバーナーを直接つなぐ形です。軽くて小さいので、お湯を沸かす、簡単な料理をする、くらいならこれで足りるんですよね。分離型(セパレート型)は、ホースでガス缶を横に置く形。背が低くてゴトクが大きいので、フライパンや大きめの鍋が安定します。
(ガス代の差や、寒さの目安の数字は記事の後半にまとめてあります)
シングルバーナーおすすめ9選|比較表
CB缶、OD缶の一体型、OD缶の分離型、クッカー一体型の順に、それぞれ安い順で並べました。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 燃料 | 火力 | 重量 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
|
最初の1台に ★★★★★ |
約4,500円〜 | CB缶 | 2,300kcal/h(2.7kW) | 274g | 最初の1台・防災と兼用 |
|
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
|
CB缶の定番 ★★★★★ |
約7,400円〜 | CB缶 | 2,500kcal/h(2.9kW) | 330g | 長く使う定番がほしい |
|
SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340
|
大きめの鍋に ★★★★☆ |
約9,700円〜 | CB缶 | 2,800kcal/h(3.3kW) | 360g | 2〜4人分・フライパンを使う |
|
SOTO アミカス SOD-320
|
いちばん小さい ★★★★★ |
約6,200円〜 | OD缶(一体型) | 2,600kcal/h(3.0kW) | 81g | 荷物のすき間に入れたい |
|
PRIMUS P-153 ウルトラバーナー
|
登山もキャンプも ★★★★★ |
約6,600円〜 | OD缶(一体型) | 3,600kcal/h(4.2kW) | 116g | 登山もキャンプも1台で |
|
SOTO ウインドマスター SOD-310
|
風に強い ★★★★☆ |
約7,500円〜 | OD缶(一体型) | 2,800kcal/h(3.3kW) | 67g(3本ゴトク込み) | 風の強い場所で使う |
|
PRIMUS エクスプレス・スパイダーストーブII P-136S
|
分離型を手ごろに ★★★★☆ |
約8,500円〜 | OD缶(分離型) | 2,400kcal/h(2.8kW) | 195g | 分離型を手ごろに |
|
SOTO フュージョントレック SOD-331
|
寒い時期も ★★★★★ |
約11,000円〜 | OD缶(分離型) | 3,000kcal/h(3.5kW) | 182g | 寒い時期も大きめの鍋も |
|
JETBOIL ジップ0.8L
|
お湯を早く ★★★★☆ |
約18,100円〜 | OD缶(クッカー一体) | 1,335kcal/h | 324g(別にスタビライザー27g) | お湯を早く沸かしたい |
※価格は2026年10月3日時点の税込で、Amazonの値段です(出品者や時期で変わります)。メーカーの定価は、商品ごとの欄に書きました。点火装置が付いていないのは P-136S・SOD-331・JETBOIL ジップ0.8L の3台で、ライターが要ります。
CB缶のバーナー|1台目と、長い旅に
ガスがコンビニやスーパーで買えて安いのがCB缶です。家のカセットコンロや防災の備えと同じ缶を使えます。車のキャンプや、途中でガスを買い足したい長い自転車旅に向いています。
1. イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB|4千円台で始められるCB缶の入門機

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBの価格を比較する
- 燃料
- CB缶
- 火力
- 2,300kcal/h(2.7kW)
- 重量
- 274g
- 収納サイズ
- 82×68×109mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- オープン価格
- 価格帯
- 約4,500円〜
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、4千円台で買えて、点火装置まで付いているCB缶の入門機です。専用のハードケースが付いていて、脚とゴトクはステンレス。値段のわりに、作りはしっかりしています。
ガス缶が家のカセットコンロと同じなので、防災の備えをそのまま使えるのもいいところですね。キャンプに行かない時期も、無駄になりません。
ただ、ゴトクは小さめなので、大きな鍋やフライパンは安定しにくいです。ガス缶が本体のすぐ横に付く形なので、ガス缶の上までかぶさるような大きな鍋や鉄板は載せないでください。
こんな人に:まず1台を安く始めたい人/防災の備えと兼ねたい人
気になる点:ゴトクが小さめで、大きな鍋は安定しにくいです。たたんだ厚みは68mmで、薄いフレームバッグには入りません
2. SOTO レギュレーターストーブ ST-310|缶が冷えても火力が落ちにくい定番

SOTO レギュレーターストーブ ST-310の価格を比較する
- 燃料
- CB缶
- 火力
- 2,500kcal/h(2.9kW)
- 重量
- 330g
- 収納サイズ
- 140×70×110mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- 7,480円
- 価格帯
- 約7,400円〜
SOTOのレギュレーターストーブ ST-310は、CB缶バーナーの定番です。特徴はマイクロレギュレーター。ガスを使い続けると缶が冷えて火力が落ちてくるのですが、それを抑える仕組みです。メーカーは「外気温25℃〜5℃」で安定して使えると案内しています。
使っている人が多いので、ケースや遮熱板など、まわりの道具がたくさん出ているのも助かるところなんですよね。日本製で、通販でも定価どおり(7,480円)で買えます。
点火を楽にするレバー(ST-3104・715円)は別売です。ゴトクの幅は広くないので、大きめの鍋をよく使う方は、次のST-340を見てみてください。
こんな人に:長く使える定番を選びたい人/長い自転車旅に持っていく人
気になる点:点火を楽にするレバーは別売(715円)。たたんだ厚みは70mmです
3. SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340|火口が大きく、フライパンや中くらいの鍋向き

SOTO レギュレーターストーブ Range ST-340の価格を比較する
- 燃料
- CB缶
- 火力
- 2,800kcal/h(3.3kW)
- 重量
- 360g
- 収納サイズ
- 140×70×110mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- 9,790円
- 価格帯
- 約9,700円〜
Range ST-340は、ST-310の上位にあたるモデルです。ST-310も並んで売られているので、置き換えではなく、使い方で選べる形ですね。
違いは大きく2つあります。ひとつは火口が直径66mmと大きいこと(ST-310より21mm大きい)。底が11〜19cmの鍋を、ムラなく温めやすくなっています。もうひとつは、ST-310では別売の点火レバーが最初から付いていること。火力も2,800kcal/hに上がっています。
たたんだ大きさはST-310と同じで、重さは30g増えるだけです。2〜4人分を作る方や、フライパンを使う方は、こちらが合うかなと思います。
こんな人に:2〜4人分を作る人/フライパンをよく使う人
気になる点:ひとり分のお湯を沸かすだけなら、ST-310で足ります。重さは30g増えます
OD缶のバーナー(一体型)|軽さと小ささで選ぶ
ガス缶の上に直接つなぐ形です。重さは100g前後、たたむと手のひらに収まるくらい小さいので、登山や自転車で持ち運ぶなら、まずここから選ぶのがおすすめです。
4. SOTO アミカス SOD-320|81gで手のひらサイズ、点火装置つき

SOTO アミカス SOD-320の価格を比較する
- 燃料
- OD缶(一体型)
- 火力
- 2,600kcal/h(3.0kW)
- 重量
- 81g
- 収納サイズ
- 40×43×75mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- 6,270円
- 価格帯
- 約6,200円〜
SOTOのアミカス SOD-320は、たたむと40×43×75mm。この9台でいちばん小さいバーナーです。81gで、4本ゴトクと点火装置が付いて6,270円(定価どおり)。OD缶の1台目として、手を出しやすい値段だと思います。
バーナーのヘッドは、ふちが少し高くなったすり鉢型で、風がじかに炎に当たりにくい作りです。
ウインドマスターとの違いは、マイクロレギュレーターが付いていないこと。寒い朝や、長く使い続けたときは火力が落ちやすくなります。春から秋に、お湯を沸かしたり簡単な料理をしたりするなら、これで十分かなと思います。
こんな人に:荷物のすき間に入れたい人/OD缶の1台目を手ごろに始めたい人
気になる点:レギュレーターがないので、寒い朝や使い続けたときは火力が落ちやすいです
5. PRIMUS P-153 ウルトラバーナー|116gで火力が強く、ゴトクも大きめ

PRIMUS P-153 ウルトラバーナーの価格を比較する
- 燃料
- OD缶(一体型)
- 火力
- 3,600kcal/h(4.2kW)
- 重量
- 116g
- 収納サイズ
- 75×88×30mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- 8,800円
- 価格帯
- 約6,600円〜
プリムスのP-153 ウルトラバーナーは、116gと軽いのに、火力が3,600kcal/hと強いバーナーです。ゴトクも直径14.8cmと一体型では大きめで、鍋が安定しやすいんですよね。点火装置つきで、日本製です。
たたむと厚みが3cmになるので、薄いフレームバッグにも入れやすいです。定価は8,800円ですが、通販では6千円台で売られていました。
登山にもキャンプにも自転車旅にも使える、バランスのいい1台だと思います。ただ、ヘッドは風をよける形ではないので、強い横風の中ではウインドマスターのほうが有利です。
こんな人に:登山にもキャンプにも、1台で使いたい人
気になる点:風をよける形のヘッドではないので、強い横風ではウインドマスターのほうが有利です
6. SOTO ウインドマスター SOD-310|67gで、風に強いすり鉢型のヘッド

SOTO ウインドマスター SOD-310の価格を比較する
- 燃料
- OD缶(一体型)
- 火力
- 2,800kcal/h(3.3kW)
- 重量
- 67g(3本ゴトク込み)
- 収納サイズ
- 47×51×88mm
- 点火装置
- あり
- メーカー定価
- 9,350円
- 価格帯
- 約7,500円〜
SOTOのウインドマスター SOD-310は、風に強いことが売りのバーナーです。ヘッドがすり鉢型で、ふちが炎を囲むようにせり上がっています。横からの風が炎に当たりにくいので、河川敷や海沿いのように風をよけるものがない場所で頼りになるんですよね。重さは3本ゴトクをつけて67g。マイクロレギュレーターも入っています。
ひとつ知っておきたいのは、この秋に、4本ゴトクが最初から付く新しい型(SOD-311・定価は同じ9,350円)が出る予定だということです。SOD-310は通販で7千円台になっているので、3本ゴトクでよければ、いまが買いやすいと思います。4本ゴトクがほしい方は、新しい型を待つか、別売の4本ゴトク(フォーフレックス・2,090円)を足す形になります。
こんな人に:稜線や河川敷など、風をよけるものがない場所で使う人
気になる点:付属は3本ゴトク。この秋、4本ゴトクが付く新しい型(SOD-311)が出る予定です
OD缶のバーナー(分離型)|大きな鍋を安定して置く
ホースでガス缶を横に置く形です。背が低くてゴトクが大きいので、フライパンや大きめのクッカーが安定します。ガス缶をバーナーから離せるのも、分離型のいいところです。
7. PRIMUS エクスプレス・スパイダーストーブII P-136S|195gで、ゴトク径15.6cmの分離型

PRIMUS エクスプレス・スパイダーストーブII P-136Sの価格を比較する
- 燃料
- OD缶(分離型)
- 火力
- 2,400kcal/h(2.8kW)
- 重量
- 195g
- 収納サイズ
- 87×40×83mm
- 点火装置
- なし
- メーカー定価
- 14,300円
- 価格帯
- 約8,500円〜
プリムスのエクスプレス・スパイダーストーブIIは、分離型のなかでは手を出しやすい1台です。ホースでガス缶を横に置くので背が低く、ゴトクは直径15.6cm。一体型では載せにくいフライパンや大きめのクッカーが、安定して置けるんですよね。
それでいて195g、たたむと8.7×4×8.3cmと小さくまとまります。定価は14,300円ですが、通販では8千円台で売られていました。
点火装置は付いていないので、ライターが要ります。予備を1つ持っておくと安心です。
こんな人に:大きめの鍋やフライパンを使いたい人
気になる点:点火装置がないので、ライターが要ります
8. SOTO フュージョントレック SOD-331|182gで火力が強く、寒さにも粘る分離型

SOTO フュージョントレック SOD-331の価格を比較する
- 燃料
- OD缶(分離型)
- 火力
- 3,000kcal/h(3.5kW)
- 重量
- 182g
- 収納サイズ
- 110×60×100mm
- 点火装置
- なし
- メーカー定価
- 11,000円
- 価格帯
- 約11,000円〜
SOTOのフュージョントレック SOD-331は、火力3,000kcal/h・重さ182g・マイクロレギュレーターつきの分離型です。寒い時期にも火力が落ちにくく、大きめの鍋も載せられるので、1台で1年じゅう使いたい方に向いているかなと思います。
炎の出る穴が約300個あって、風に強い作りです。ゴトクは3本で、耐荷重は5kg。日本製です。
点火装置は付いていません。それと、使うときは幅が430mmになるので、小さなテーブルだと場所を取ります。通販でも定価どおり(11,000円)でした。
こんな人に:寒い時期もふくめて、1台で通したい人
気になる点:点火装置なし。使うときの幅が430mmあり、小さなテーブルでは場所を取ります
クッカー一体型|お湯を早く沸かす
バーナーと専用のカップがセットになった形です。お湯を沸かすのが早いかわりに、できる料理は限られます。
9. JETBOIL ジップ0.8L|0.5Lを約2分で沸かす、お湯のためのセット

JETBOIL ジップ0.8Lの価格を比較する
- 燃料
- OD缶(クッカー一体)
- 火力
- 1,335kcal/h
- 重量
- 324g(別にスタビライザー27g)
- 収納サイズ
- 直径10.8×高さ16.5cm
- 点火装置
- なし
- メーカー定価
- 18,500円
- 価格帯
- 約18,100円〜
ジェットボイルのジップ0.8Lは、バーナーと専用のカップがセットになった道具です。カップの底に熱を伝えやすくする仕組み(フラックスリング)があって、0.5Lの水を約120秒で沸かせます(メーカーの測定条件で)。ほかの8台とは違って、「お湯を早く沸かす」ことに絞った作りですね。
重さは本体324g、たたむと直径10.8×高さ16.5cm。カップには断熱のカバーが付いていて、沸かしたあとも素手で持てます。
点火装置は付いていません。専用のカップ以外の鍋やフライパンを使うには、別売のゴトクが要ります。カップ麺やコーヒーのお湯が中心、という方に向いた道具だと思います。
こんな人に:カップ麺やコーヒーのお湯を、早く沸かしたい人
気になる点:点火装置なし。ほかの鍋を使うには別売のゴトクが要ります。値段は9台でいちばん高いです
もう少し詳しく|CB缶とOD缶の違い
| 比べるところ | CB缶(カセットガス) | OD缶(アウトドア缶) |
|---|---|---|
| ガスの値段 | 約330〜530円/250g | 約790円/230g(SOTO パワーガス250) |
| 1gあたり | 約1.3〜2.1円/g | 約3.4円/g |
| 買える店 | コンビニ・スーパー・ホームセンター | アウトドアショップ・ホームセンターが中心 |
| 主な成分と沸点 | ノルマルブタンが中心(約-0.5℃) | イソブタン(約-11.7℃)+プロパン(約-42℃) |
| 寒さ | メーカーの目安は5℃くらいまで | 氷点下でも火力が落ちにくい |
| 缶の形 | φ68×198mm(細長い) | φ110×90mm(250)/φ90×65mm(105) |
| 向いている場面 | 車のキャンプ・防災・長い自転車旅 | 登山・風の強い場所・氷点下 |
ガス代は、OD缶がCB缶のおおむね1.5〜2.5倍です。ちなみにCB缶は、店や本数のパックで値段の幅が大きいので、表も幅で書きました。ホームセンターの店頭だと、もっと安いこともあります。
一方で、寒さに強いのはOD缶です。CB缶の中身はノルマルブタンが中心で、沸点が約-0.5℃。気温が下がると、ガスが気体になりにくくなるんですよね。SOTOはST-310を「外気温25℃〜5℃」で安定して使えると案内していますし、イワタニも、寒さに強いカセットガス(パワーゴールド)を「5℃以上」で使うよう案内しています。寒さに強いCB缶でも、目安は5℃までなんですよね。
なので、氷点下になりそうなときは、プロパンの入ったOD缶を選んでください。「氷点下でもCB缶で使える」という話を見かけることもありますが、メーカーがそう案内しているわけではありません。
自転車に積むときの収納サイズ

自転車のキャンプツーリングでバーナーを選ぶなら、重さより先にたたんだときの厚みを見ておくと安心です。どれだけ軽くても、バッグに入らなければ持っていけないので。
バッグのほうの寸法は、だいたい次のとおりです。
- フレームバッグ:薄いものだと、厚みは6cmほどです(ORTLIEB フレームパック 4L は、高さ24×幅40×厚み6cm)
- 大型のサドルバッグ:R250 サドルバッグ ラージで、縦18×横14×長さ33〜44cm
- ボトルケージ:直径7cm台のボトルを入れる作りです
ここに9台の収納サイズを当てはめると、こうなります。
| 積む場所 | 入るモデル | 入らないモデル |
|---|---|---|
| フレームバッグ (厚み6cmほど) |
P-153(厚み3cm)/アミカス(4cm)/P-136S(4cm)/ウインドマスター(4.7cm) | ST-310・ST-340(7cm)/CB-JCB(6.8cm)/JETBOIL ジップ0.8L(直径10.8cm) |
| 大型のサドルバッグ (縦18×横14cm) |
上のモデルに加えて、SOD-331/ST-310・ST-340/CB-JCB/JETBOIL ジップ0.8L | — |
| ボトルケージ | CB缶(φ68×198mm)は、寸法のうえでは入る | OD缶(250サイズはφ110mm、105サイズはφ90mm)は入らない |
ちなみにCB缶(φ68×198mm)は、寸法のうえではボトルケージに入ります。ただ、日差しや路面の熱、走っているときの脱落について、メーカーの案内は見つかりませんでした。「寸法では入る」という話として受け取ってください。ガス缶を熱くしない、という決まりは走っているあいだも同じです。
ただ、CB缶は細長いので、フレームバッグの厚みにもサドルバッグの高さにも収まりにくく、寝かせて長いほうに押し込むことになります。その点、小さいOD缶(φ90×65mm)はクッカーの中に収まるので、荷物をまとめやすいのはOD缶のほうですね。
旅の長さで燃料を決める

1〜3泊の旅なら、ガスは1缶で足りることが多いです。それなら、軽くて短いOD缶のほうが積みやすいかなと思います。
1週間を超える旅になると、話が変わってきます。ガスは途中で切れるので、切れたその日に買い足せるかが大事になるんですよね。CB缶ならコンビニ・スーパー・ホームセンター・ドラッグストアと買える店が多く、前もって調べておかなくても何とかなります。OD缶は、買える店を先に地図で見ておくと安心です。
電車・飛行機とガス缶の決まり
あまり知られていないのですが、ガス缶は、乗りものごとに持ち込みの決まりがあります。旅先で困らないように、先に見ておいてください。
飛行機には持ち込めない
国土交通省の案内では、カセットコンロやガスバーナー用のガス缶は、機内への持ち込みも、預け入れもできません。バーナー本体は、ガスが残っていなければ運べます。飛行機で行くなら、ガスは着いた先で買うことになります。空港の近くのコンビニで買えるCB缶だと、ここでも安心です。
電車は「2リットル以内、または容器込みで2キロ以内」
JRの決まりでは、カセットガスなどのガス缶は、2リットル以内、または容器をふくめて2キログラム以内で、漏れないようにしてあれば持ち込めます。CB缶は1本およそ350g、OD缶の250サイズはおよそ385gなので、数本なら決まりの中におさまります。バーナー本体は、ガス缶を外して、バッグにしまって運んでください。車内で使うおそれのあるコンロは、持ち込めない決まりになっています。
もうひとつ、ガソリン・灯油・軽油は、量にかかわらず持ち込めません。ガソリンを使うストーブは、輪行には向かないんですよね。私鉄・バス・フェリーは会社ごとに決まりが違うので、乗る前に確かめてください。
安全に使うために|ガス缶を熱くしない
バーナーで気をつけたいのは、ガス缶が熱くなって破裂する事故です。怖がらせたいわけではなくて、仕組みを知っていれば防げる事故なので、一度だけ目を通しておいてください。
メーカーが禁止していること
イワタニ・プリムスは、ガスバーナーを使うときの注意として、次のことを挙げています(イワタニ・プリムスの案内)。
- 「バーナーを風防、天ぷらガード、積石等で絶対に囲まないで下さい」
- シングルバーナーに、セラミックの製品・鉄板・焼き網を使わない。スモーカー(薫製器)にも使わない
- 「1つの調理器具に2つ以上のバーナーを使用しないで下さい」
どれも理由は同じです。囲った熱や、鉄板・網がはね返す熱がガス缶を温めて、中の圧力が上がって破裂する。逆にいえば、ガス缶を熱くしないことさえ守れば、この事故はほとんど起きません。
覚えておきたい4つ
- 風防で囲わない。風の強い日は、風に強い作りのバーナーを使うか、分離型でガス缶を風防の外に出します
- 鉄板・焼き網・セラミックを載せない。大きく焼きたいときは、カセットコンロや焚き火台を使ってください
- バーナーを2台並べて、1つの鍋や鉄板を温めない
- 使わないときはガス缶を本体から外して、40℃を超えない場所に置く(夏の車の中には置かないでください)
NITE(製品評価技術基盤機構)によると、カセットこんろの事故は2014〜2023年度の10年間で91件。調べ終わったもののうち、およそ4割が使い方の誤りや不注意によるものでした(NITEの発表)。ボンベはこんろから外して、室内の40℃未満の場所に置くよう呼びかけています。
よくある質問(FAQ)
結局、CB缶とOD缶のどちらを買えばいいですか?
車のキャンプや長い自転車旅が中心ならCB缶、登山や短い旅が中心か、氷点下でも使うならOD缶です。CB缶はガス代が安く、コンビニやスーパーで買い足せます。OD缶は缶が短くて荷物に収まりやすく、寒さに強いのがいいところです。
迷ったら、CB缶から始めるのがいいかなと思います。「風が強い」「氷点下で使う」「もっと軽くしたい」と感じたら、そのときにOD缶のバーナーを足せば、どちらも無駄になりません。
冬でもCB缶で大丈夫ですか?
5℃くらいまでが目安です。SOTOはST-310を「外気温25℃〜5℃」で安定して使えると案内していて、イワタニも、寒さに強いカセットガス(パワーゴールド)を5℃以上で使うよう案内しています。ふつうのCB缶の中身はノルマルブタンが中心で、沸点が約-0.5℃。気温が下がると気体になりにくくなるためです。
氷点下になりそうなときは、プロパンの入ったOD缶を選んでください。
一体型と分離型(セパレート型)は、どちらがいいですか?
ひとりで、軽く小さくしたいなら一体型。大きめの鍋やフライパンを使うなら分離型です。一体型はガス缶の上に鍋が載るので背が高くなり、ゴトクも小さめ。ただ、軽さと小ささは分離型には出せないんですよね。
分離型は、バーナーが地面の近くにあって安定します。もうひとつ、ガス缶を風防の外に置いたまま、バーナーのまわりだけ風をよけられるのも分離型のいいところです。
バーナーのまわりを風防で囲ってもいいですか?
ガス缶ごと囲うのは、やめてください。イワタニ・プリムスは、バーナーを風防や天ぷらガード、積んだ石などで囲まないよう呼びかけています。囲うと熱がこもって、ガス缶が温められてしまうからです。同じ理由で、鉄板や焼き網を載せること、1つの鍋に2台のバーナーを使うことも禁止されています。
風の強い日は、①風に強い作りのバーナーを使う ②分離型にして、ガス缶を風防の外に出す ③自分の体や地形で風をよける、のどれかで対応するのがおすすめです。
電車や飛行機でガス缶を運べますか?
飛行機には持ち込めません。電車は、量の決まりの中なら持ち込めます。くわしくは電車・飛行機とガス缶の決まりの章に書きました。飛行機で行くときは、着いた先で買ってください。
使い終わったガス缶は、どう保管して捨てればいいですか?
使わないときは、ガス缶を本体から外して、40℃を超えない場所に置いてください。夏の車の中や、暖房のそばは避けます。バーナーに付けたまま車に積みっぱなし、というのも避けてください。
捨てるときは、中身を使い切ってから、住んでいる自治体の決まりに従って出してください。穴を開けるかどうかは、自治体によって違います。ガスを抜くときは、火の気のない屋外で行います。
まとめ|燃料 → 形 → 積む場所の順で決める
シングルバーナーは、①燃料(CB缶かOD缶か)②形(一体型か分離型か)③積む場所(収納サイズ)の順で絞ると、迷いにくいと思います。
- 車のキャンプが中心・春〜秋・まず安く → CB缶(CB-JCB/ST-310)
- 2〜4人分を作る・フライパンを使う → 火口の大きいST-340か、分離型
- 登山や短い旅で、背負って運ぶ → OD缶の一体型(アミカス/P-153/ウインドマスター)
- 大きめの鍋を使う・寒い時期も1台で → OD缶の分離型(P-136S/SOD-331)
- 長い自転車旅で、ガスを買い足しながら進む → CB缶(ST-310)
- お湯を早く沸かしたい → JETBOIL ジップ0.8L
そして、家にカセットコンロがあるなら、まずはそれを持っていってみてください。自転車旅なら、持たないという選び方もアリです。「重い」「かさばる」「ここで火が使えたら」と感じたときが、専用のバーナーの買いどきかなと思います。
クッカーもあわせて見直すならソロキャンプ用クッカーセットの選び方、自転車キャンプの装備全体は自転車キャンプ初心者ガイドでご紹介しています。
※掲載の価格・仕様は2026年10月3日時点のものです。変わることがあるので、購入の前に各メーカーの公式サイトでもご確認ください。使える気温、合うガス缶、禁止されている使い方など安全にかかわることと、鉄道・航空各社の決まりは、必ず各メーカー・各社の最新の案内を確かめてください。



バーナーは、「どれがいちばんいいか」より「どこで使うか」で決まる道具だと私は思っています。コンビニでガスを買い足しながら進みたい旅ならCB缶、荷物を小さくしたい山ならOD缶、という感じですね。
それと、家にカセットコンロがあるなら、最初のキャンプはそれで十分なんですよね。「重いな」「かさばるな」と感じてから選ぶと、自分に合う1台が見つけやすいと思います。