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手賀沼一周サイクリング(テガサイ)完全ガイド!走りやすいルート・距離と周辺スポット・休憩所まとめ

手賀沼一周サイクリング(テガサイ)の完全ガイド。初心者でも走りやすい約20kmのルート、距離、所要時間、道の駅しょうなん等の休憩所、周辺スポットを徹底解説。レンタサイクルや駐車場情報も網羅し、週末のサイクリングをサポートします。
目次

手賀沼一周サイクリング(テガサイ)とは

手賀沼サイクリングロードを走る自転車
手賀沼の美しい水辺を走る快適なサイクリングロード 出典:HYAKKEI

千葉県北部に位置する手賀沼一周サイクリングは、地元サイクリストの間で「テガサイ」の愛称で親しまれている人気のサイクリングコースです。柏市、我孫子市、印西市、白井市の4市にまたがる手賀沼の周囲を巡る約20kmのコースで、標高差がほとんどない平坦な地形のため、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。

手賀沼は面積約650万平方メートル、周囲約38kmの湖沼で、かつては「日本一汚い沼」と呼ばれていましたが、現在は水質改善が進み、多くの野鳥が飛来する自然豊かなスポットとして生まれ変わっています。四季折々の美しい景色を楽しみながらサイクリングできるコースとして、週末には多くの家族連れやサイクリング愛好者で賑わいます。

コースの大部分は手賀沼自然ふれあい緑道として整備されており、自転車と歩行者の通行帯が分離されている区間も多く、安全にサイクリングを楽しむことができます。都心からのアクセスも良好で、JR常磐線を利用すれば都内から約1時間でアクセス可能な立地も魅力の一つです。

手賀沼は春の桜、夏の緑陰、秋の紅葉、冬の野鳥観察と、一年を通じて異なる魅力を楽しめるサイクリングスポットです。

手賀沼サイクリングロードの基本情報(距離・所要時間・路面状況)

手賀沼の平坦なサイクリングコース
平坦で走りやすく整備された手賀沼のサイクリングロード 出典:@DIME

手賀沼一周サイクリングコースの総距離は約20kmで、所要時間は休憩を含めて2~3時間程度です。メインとなる手賀沼自然ふれあい緑道は全長9.4kmで、沼の南側を東西に走る整備された専用道路となっています。

路面状況については、コースの大部分が舗装されており、特に手賀沼自然ふれあい緑道区間は非常に走りやすい状態に整備されています。自転車専用レーンと歩行者専用レーンが分離されている区間が多く、安全性も確保されています。勾配はほとんどなく、標高差もわずかなため、初心者や子ども連れの家族でも無理なく走ることができます。

難易度は初心者レベルで、普通の自転車やシティサイクルでも十分に楽しめます。ロードバイクやクロスバイクであれば、より快適に走行できるでしょう。コース上には適度な間隔で休憩ベンチやトイレが設置されており、長時間のサイクリングでも安心です。

おすすめの季節は、桜が美しい春(3~4月)と紅葉が楽しめる秋(10~11月)ですが、夏は緑陰が涼しく、冬は野鳥観察に最適な季節となっており、年間を通じてサイクリングを楽しむことができます。ただし、夏場は日差しが強いため、早朝や夕方の時間帯がおすすめです。

コースの約半分が舗装されたサイクリングロードまたは遊歩道となっており、残りの区間も比較的走りやすい道路が続きます。

おすすめの走りやすいルート紹介

手賀沼から望む夕焼けの風景
手賀沼から望む美しい夕焼けとダイヤモンド富士の絶景 出典:kamon

スタート地点として最もおすすめなのは、JR我孫子駅から徒歩約10分でアクセスできる手賀沼公園、または広い駐車場とレンタサイクルが充実している道の駅しょうなんです。どちらからスタートしても、一周することで同じ地点に戻ってくることができます。

時計回りルートでは、手賀沼公園をスタートして手賀沼自然ふれあい緑道を東に向かい、手賀曙橋まで進んでから北岸を通って道の駅しょうなんを経由し、手賀大橋を渡って元の地点に戻るコースです。このルートは整備された緑道区間が長く、初心者には特におすすめです。

反時計回りルートでは、手賀沼公園から手賀大橋を渡り、道の駅しょうなんを経由して北岸を進み、東端から手賀沼自然ふれあい緑道を通って戻るコースです。道の駅しょうなんで早めに休憩を取りたい場合に適しています。

初心者向けの往復コースとして、手賀沼公園から手賀沼自然ふれあい緑道を手賀曙橋まで往復する約19kmのコースもあります。このコースは全区間が整備されたサイクリングロードで、安全性が高く、サイクリング初体験の方にも適しています。

コース上には見晴らしデッキが複数設置されており、野鳥観察や写真撮影のスポットとして人気です。特に夕方の時間帯は美しい夕焼けを楽しむことができ、条件が揃えばダイヤモンド富士を見ることも可能です。

レンタサイクルと駐車場情報

道の駅しょうなんの外観
レンタサイクルサービスも充実している道の駅しょうなん 出典:柏市観光協会

手賀沼周遊レンタサイクルは、手賀沼周辺の複数のステーションで自転車の貸し出しと返却ができる便利なサービスです。料金は一般500円(一部車種を除く)で、1日中利用することができます。

主なレンタサイクルステーションは以下の通りです:

  • 道の駅しょうなん:広い駐車場とともに、レンタサイクルの拠点として人気
  • 手賀沼公園:JR我孫子駅からのアクセスが良好
  • 手賀沼フィッシングセンター:釣りとサイクリングの両方を楽しめる
  • 北柏ふるさと公園:「テガチャリ」として地域密着のサービスを提供

駐車場情報については、手賀沼公園に約50台収容可能な駐車場があり、最初の1時間は無料、その後1時間ごとに100円(6:00~21:00)の料金設定となっています。道の駅しょうなんには広い無料駐車場が完備されており、サイクリングの拠点として多くの方に利用されています。

公共交通機関でのアクセスは、JR常磐線・千代田線我孫子駅南口から手賀沼公園まで徒歩約10分、または南口からバスで5分(手賀沼公園バス停下車すぐ)となっています。車でのアクセスは、常磐自動車道柏ICから国道16号経由で約30分です。

レンタサイクル利用時の注意事項

  • 営業時間は各ステーションで異なるため、事前に確認をおすすめします
  • 複数ステーション間での乗り捨てが可能です(一部車種を除く)
  • ヘルメットの貸し出しもあるため、安全のため着用をおすすめします

サイクリング中の休憩スポット(道の駅しょうなん・手賀沼親水広場)

手賀沼親水広場の様子
家族連れにも人気の手賀沼親水広場・水の館 出典:ちば観光ナビ

道の駅しょうなんは、手賀沼サイクリングの重要な休憩拠点として多くのサイクリストに利用されています。2021年12月にリニューアルオープンした新しい施設「てんと」では、地元柏市産の新鮮な野菜や果物の直売が行われており、サイクリング後のお土産購入にも最適です。

施設内にはレストランがあり、地元の食材を使った料理を味わうことができます。広い駐車場と清潔なトイレ、休憩スペースも充実しており、サイクリングの中継地点として理想的です。

手賀沼親水広場・水の館は、我孫子市が運営する手賀沼の自然を学べる施設です。夏季にはじゃぶじゃぶ池がオープンし、子どもたちの水遊びスポットとして人気を集めています。広い芝生広場では、サイクリングの休憩やピクニックを楽しむことができます。また、施設内にはプラネタリウムもあり、サイクリングと合わせて家族で楽しめる複合施設となっています。

水の館には手賀沼の生態系について学べる展示コーナーがあり、サイクリングで観察した野鳥や植物について詳しく知ることができます。入館は無料で、手賀沼の自然環境についての理解を深めることができます。

その他の休憩スポットとして、コース上には複数のベンチが設置されており、手賀沼の景色を眺めながら小休憩を取ることができます。見晴らしデッキでは野鳥観察を楽しみながらの休憩も可能で、特に早朝や夕方の時間帯は多くの鳥類を観察することができます。

夏場のサイクリングでは、こまめな水分補給が重要です。各休憩スポットで十分な休息を取りながら、安全にサイクリングを楽しみましょう。

周辺の観光スポット(鳥の博物館・手賀沼公園)

我孫子市鳥の博物館外観
日本で唯一の鳥類専門博物館として知られる我孫子市鳥の博物館 出典:お出かけいく

我孫子市鳥の博物館は、日本で唯一の鳥類について総合的に研究・展示を行う自然史博物館です。手賀沼のほとりに位置し、「鳥博(とりはく)」の愛称で親しまれています。入館料は一般300円、高校・大学生200円で、70歳以上と中学生以下は無料となっています。営業時間は9:30~16:30(入館は16:00まで)、月曜日は休館です。

常設展示は「手賀沼の自然と鳥たち」「鳥の世界」「人と鳥の共存」の3つのテーマで構成されており、手賀沼に飛来する鳥類の生態を四季おりおりの様子をジオラマで紹介しています。始祖鳥の化石の復元展示や、鳥の起源と進化について学べる展示も充実しており、サイクリングで観察した野鳥について詳しく知ることができます。

手賀沼公園は、手賀沼サイクリングの出発地点として最も利用される公園です。春には桜並木が美しく咲き誇り、市の花であるツツジも楽しめる花の名所として知られています。公園内ではスワンボートの運航もあり、手賀沼を水上から楽しむこともできます。

公園の見晴らしデッキは、手賀沼全体を見渡せる絶好の展望スポットで、野鳥観察や写真撮影に最適です。特に夕方の時間帯は美しい夕焼けを楽しむことができ、条件が揃えば富士山のシルエットを見ることも可能です。

手賀大橋は手賀沼を横断する橋で、沼の南北を結ぶ重要な交通路です。橋の上からは手賀沼の全景を一望でき、サイクリング中の絶好の撮影スポットとしても人気があります。橋のたもとには道の駅しょうなんがあり、サイクリングの休憩地点としても便利です。

その他にも、手賀沼周辺には白樺派の文人たちが愛した歴史ある別荘地の名残りや、我孫子市杉村楚人冠記念館、我孫子市白樺文学館などの文化施設もあり、サイクリングと合わせて文化的な散策も楽しむことができます。

よくある質問

手賀沼一周の距離と所要時間はどのくらいですか?

手賀沼一周は約20kmで、休憩時間を含めて2~3時間程度です。初心者の方でもゆっくりとしたペースで走ることができ、途中で休憩を取りながら無理なく完走できます。半周コースなら約10kmで所要時間は約1時間30分となります。

レンタサイクルは乗り捨て可能ですか?

手賀沼周遊レンタサイクルは、複数のステーション間で乗り捨てが可能です(一部の電動アシスト自転車やタンデム自転車を除く)。道の駅しょうなん、手賀沼公園、手賀沼フィッシングセンターなどの各ステーション間で自由に返却できるため、片道サイクリングも楽しめます。

初心者や子ども連れでも安全に走れますか?

はい、手賀沼サイクリングロードは平坦で整備された道なので、初心者や子ども連れの家族でも安心して楽しめます。特に手賀沼自然ふれあい緑道は自転車と歩行者の通行帯が分離されており、安全性が確保されています。ヘルメットの着用をおすすめします。

駐車場はありますか?料金はいくらですか?

手賀沼公園には約50台収容可能な駐車場があり、最初の1時間は無料、その後1時間ごとに100円です。道の駅しょうなんには広い無料駐車場が完備されています。その他、手賀沼親水広場にも駐車場があり、サイクリングの拠点として利用できます。

一番おすすめの季節はいつですか?

春の桜の時期(3~4月)と秋の紅葉シーズン(10~11月)が特に美しく、多くの方におすすめです。夏は緑陰が涼しく早朝や夕方が快適で、冬は野鳥観察に最適な季節となっており、年間を通じてそれぞれ異なる魅力を楽しむことができます。

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