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シマノの SPD-SL ペダルはどれを選ぶ?RS500・R550・105・アルテグラの違いと、新しい SPD-SLR【2026年】

更新日: 2026年10月23日

作業台の上の、ロード用のビンディングシューズと、クランクに付いた SPD-SL のペダル。靴底に黄色いクリートが付いている
記事概要

シマノの SPD-SL ペダルは、RS500・R550・105・アルテグラで何が違う?公式ストアの値段と重さで並べ、105とほぼ同じ値段のアルテグラの前の型、新しい SPD-SLR との互換、固定力の調整と取り付けをご紹介します。

ロードバイクのビンディングペダル、シマノだけでも1万円くらいから4万円台まで並んでいて、どこが違うのか分かりにくいですよね。しかも2026年9月には、新しい規格の「SPD-SLR」まで出ました。

大きな違いは、重さ(ボディの素材)・はめ外しの軽さ・規格の3つです。公式ストアの値段で並べると、いまはアルテグラの前の型が105とほぼ同じ値段になっているんですよね。

ここでは、シマノ公式オンラインストアの値段と重さ(2026年10月23日)で、RS500・R550・105・アルテグラの違いと、SPD-SLR との互換、固定力の調整や取り付けまでご紹介します。

先に結論|はじめてなら RS500、105を考えているならアルテグラの前の型も

こんな人 選ぶ型 ひとこと
はじめてのビンディングペダル PD-RS500 はめ外しを軽くできる入門の型。公式ストア10,327円
入門の型で、グレーも選びたい PD-R550 RS500 と同じ樹脂のボディで10g軽い。色はブラックとグレー
105のペダルを考えている PD-R8000(アルテグラの前の型) 105とほぼ同じ値段で17g軽い。在庫があれば
新しく靴とクリートからそろえる PD-R8200(SPD-SLR) 105より37g軽くて低い。SPD-SL のクリートは使えない

迷ったら、はじめての方は RS500 で十分ですし、2組目を考えている方は R8000 と R7000 を並べて見てみるのがいいかなと思います。いまの SPD-SL のペダルに不満がなければ、替えなくても大丈夫です(下の「買わなくていい場合」)。

7つの型の違い|値段・重さ・規格

シマノ公式オンラインストアの値段と重さ(どれもペア)です。ボディが樹脂の2つ(RS500・R550)と、カーボンの5つに分かれます。

型 公式ストアの値段 重さ(ペア)・規格
PD-RS500 10,327円 320g・SPD-SL(樹脂)
PD-R550 15,653円 310g・SPD-SL(樹脂)
PD-R8000(アルテグラの前の型) 24,828円〜 248g・SPD-SL
PD-R7000(105) 25,125円 265g・SPD-SL
PD-R8200(アルテグラ) 26,131円〜 228g・SPD-SLR
PD-R9100(デュラエースの前の型) 35,085円〜 228g・SPD-SL
PD-R9300(デュラエース) 41,787円〜 227g・SPD-SLR

※2026年10月23日に、シマノ公式オンラインストア(税込)で見た値段と重さです。「〜」は、+4mm の長い軸を選ぶと少し高くなる型。重さとペダルの厚み(スタックハイト)は、シマノの英語の仕様書では少し違う数字の型があるので、ここではストアの表示にそろえています。

重さの差がいちばん大きいのは、樹脂からカーボンになるところ(R550 → R7000 で45g)です。そこから上は 17g・20g と小さくなって、上の3つ(R9100・R8200・R9300)は1gしか違わないんですよね。ちなみに、付属のクリートはデュラエースの R9100 だけ青(遊びが少ない)で、ほかの SPD-SL は黄色です。

型ごとの特徴

Amazon の値段(2026年10月23日)で並べています。公式ストアの値段は、それぞれのスペックに載せました。

製品名 こんな人向け 価格 規格 重さ おすすめ用途
シマノ PD-RS500
シマノ PD-RS500

はじめて
★★★★☆
約7,100円〜 SPD-SL 320g(ペア) はじめての SPD-SL
シマノ PD-R550
シマノ PD-R550

色を選ぶ
★★★☆☆
約10,400円〜 SPD-SL 310g(ペア) 固定力を弱めに使いたい人
シマノ アルテグラ PD-R8000(前の型)
シマノ アルテグラ PD-R8000(前の型)

狙い目
★★★★★
約15,900円〜 SPD-SL 248g(ペア) 105と迷っている人
シマノ 105 PD-R7000
シマノ 105 PD-R7000

定番
★★★★☆
約16,300円〜 SPD-SL 265g(ペア) 105でそろえたい人
シマノ アルテグラ PD-R8200(SPD-SLR)
シマノ アルテグラ PD-R8200(SPD-SLR)

新しい規格
★★★★☆
約25,800円〜 SPD-SLR(新しい規格) 228g(ペア) 新しい規格で軽くしたい人

1. シマノ PD-RS500|いちばん手ごろ|はめ外しを軽くできる入門の型

シマノ PD-RS500

シマノ PD-RS500の価格を比較する

規格
SPD-SL
重さ
320g(ペア)
ボディ
樹脂
付属クリート
SM-SH11(黄)
公式ストアの値段
10,327円
価格帯
約7,100円〜

シマノの SPD-SL ペダルの中で、いちばん手ごろな型です。はめ外しを軽くできる入門の型で、シマノのペダルの一覧でも「Light action」と添えられています。
Amazon では7,000円台からありました。靴とのセット(SH-RP102 と組み合わせて19,000円)も公式ストアにあります。
重さは320g(ペア)と5つの中ではいちばん重いですが、はじめの1組なら、まずはこれで十分かなと思います。

こんな人に:はじめてビンディングペダルを使う人/まずは安くそろえたい人

気になる点:樹脂のボディで、5つの中ではいちばん重い320g(ペア)です

2. シマノ PD-R550|樹脂ボディの310g|グレーも選べる

シマノ PD-R550

シマノ PD-R550の価格を比較する

規格
SPD-SL
重さ
310g(ペア)
ボディ
樹脂
付属クリート
SM-SH11(黄)
公式ストアの値段
15,653円
価格帯
約10,400円〜

RS500 と同じ樹脂のボディで、重さは10g軽い310gです。色はブラックとグレーの2つ。Amazon では1万円台前半からでした。
固定力は弱い力でも留まるように、調整の幅が広く作られています。ただ、弱くしたまま競技や激しい走りに使うと、思わぬときにクリートが外れて転ぶおそれがある、と整備のマニュアルにあります。慣れてきたら、少しずつ強くしていくのがいいかなと思います。
はじめての1組なら RS500 で足りるので、グレーが欲しいときに選ぶ型、という感じです。

こんな人に:RS500 より少しだけ軽いものがいい人/グレーのペダルがいい人

気になる点:RS500 より5,000円ほど高くなります。固定力を弱くしたまま、競技や激しい走りに使うと外れることがあります

3. シマノ アルテグラ PD-R8000(前の型)|105より軽くて、値段はほぼ同じ

シマノ アルテグラ PD-R8000(前の型)

シマノ アルテグラ PD-R8000(前の型)の価格を比較する

規格
SPD-SL
重さ
248g(ペア)
ボディ
カーボン
付属クリート
SM-SH11(黄)
軸の長さ
標準と+4mm
公式ストアの値段
24,828円〜
価格帯
約15,900円〜

アルテグラの、ひとつ前の型です。シマノのペダルの一覧からは外れましたが、公式ストアでは10月23日の時点でまだ買えて、値段は24,828円。105(PD-R7000・25,125円)より少し安いんですよね。
重さは248g(ペア)で、105より17g軽く、ペダルの厚み(スタックハイト)も15.8mmと少し低め。+4mm の長い軸も選べます。
いま使っている SPD-SL の靴とクリートが、そのまま使えます。105を考えているなら、在庫があれば、こちらを先に見てみる価値があると思います。

こんな人に:105のペダルを考えている人/いまの SPD-SL の靴とクリートをそのまま使いたい人

気になる点:シマノのペダルの一覧からは外れた前の型です。いつまで買えるかは分かりません

4. シマノ 105 PD-R7000|カーボンボディの定番|265g

シマノ 105 PD-R7000

シマノ 105 PD-R7000の価格を比較する

規格
SPD-SL
重さ
265g(ペア)
ボディ
カーボン
付属クリート
SM-SH11(黄)
公式ストアの値段
25,125円
価格帯
約16,300円〜

105グレードの、カーボンボディのペダルです。重さは265g(ペア)。樹脂の R550(310g)から45g軽くなります。
Amazon では1万6千円台からで、アルテグラの前の型(R8000)とほとんど同じ値段でした。
コンポを105でそろえたい方や、定番を選んでおきたい方に。規格は SPD-SL なので、手持ちのクリートがそのまま使えます。

こんな人に:コンポを105でそろえたい人/定番を選んでおきたい人

気になる点:値段はアルテグラの前の型(R8000)とほぼ同じで、重さは R8000 のほうが17g軽いです

5. シマノ アルテグラ PD-R8200(SPD-SLR)|新しい規格 SPD-SLR|低くて軽い

シマノ アルテグラ PD-R8200(SPD-SLR)

シマノ アルテグラ PD-R8200(SPD-SLR)の価格を比較する

規格
SPD-SLR(新しい規格)
重さ
228g(ペア)
ボディ
カーボン
付属クリート
CL-SL110(黄)
軸の長さ
標準と+4mm
公式ストアの値段
26,131円〜
価格帯
約25,800円〜

2026年9月に出た、新しい規格 SPD-SLR のアルテグラです。重さは228g(ペア)、スタックハイトは13.3mmで、5つの中ではいちばん低くて軽い作りです。
ただ、SPD-SL のクリートは使えません。付属のクリートは CL-SL110(黄)で、ふつうの3つ穴の靴なら、グレーの CL-SL130 を使うことになります(このときは、低さと軽さの利点はなくなります)。
公式ストアは10月23日に在庫なし(入荷予定は10月28日)、Amazon には2万5千円台で出ていました。SPD-SLR 用の靴(SH-RC810)は52,800円なので、靴からそろえると8万円近くになります。

こんな人に:新しく靴とクリートからそろえる人/ペダルを低く、軽くしたい人

気になる点:SPD-SL のクリートは使えません。公式ストアは10月23日に在庫なし(入荷待ち)でした

105とアルテグラの前の型、どっちを選ぶ?

いちばん迷うのが、ここかなと思います。公式ストアの数字で並べると、こうなります。

PD-R7000(105) PD-R8000(アルテグラの前の型)
公式ストアの値段 25,125円 24,828円(+4mm 軸は25,227円)
重さ(ペア) 265g 248g
スタックハイト 16.5mm 15.8mm

R8000 のほうが、少し安くて、軽くて、低いんですよね。規格はどちらも SPD-SL なので、靴とクリートはそのまま使えます。

ただ、R8000 はシマノのペダルの一覧(ラインアップチャート)から外れていて、いつまで買えるかは分かりません。シマノの「生産終了製品」の一覧には、10月23日の時点で載っていませんでした。在庫があれば R8000、なくなったら105、という選び方で大きく外れることはないかなと思います。

デュラエースも同じで、前の型の R9100 は、まだ公式ストアで買えます。新しい R9300 より6,702円安く、重さはほとんど同じ。いま使っている SPD-SL のクリートが、そのまま使えるのもうれしいところです。

SPD-SL と SPD-SLR の違い|いまの靴とクリートは使える?

ペダルとクリートの組み合わせの図。SPD-SL のペダルには SPD-SL のクリートだけ、SPD-SLR のペダルには SPD-SLR のクリートだけが使える(ほかの組み合わせは×)。ふつうの3つ穴の靴で SPD-SLR のペダルを使うなら、グレーのクリート
ペダルとクリートは、同じ規格どうしでしか使えない

2026年9月に、シマノはアルテグラ(PD-R8200)とデュラエース(PD-R9300)を、新しい規格の SPD-SLR にしました。いちばん大事なのは、SPD-SL とクリートの互換がないことです。

  • クリート:SPD-SLR のペダルには SPD-SLR のクリート(CL-SL100〜130・2,859円〜)だけ。SPD-SL のクリート(2,618円)は使えません
  • 靴:SPD-SLR 用の靴(シマノの RC910・RC810)なら、どのクリートでも。ふつうの(丸い3つ穴の)靴なら、グレーの CL-SL130 を使います
  • はめる角度:SPD-SL の15.5度に対して、10.5度と小さくなりました
  • 靴底とペダルの軸の近さ:ペダルとクリートを合わせて、SPD-SL より2.3mm近くなりました

グレーの CL-SL130 は、ふつうの靴でもクリートの位置を広く動かせる代わりに、SPD-SLR の「低い・軽い」の利点はなくなります。なので、いまの靴を使い続けるなら、SPD-SL のペダル(R8000 や R7000)を選ぶほうが、話はシンプルかなと思います。

ちなみに、2026年10月の時点で、105(PD-R7000)と、入門の RS500・R550 は SPD-SL のままです。靴の選び方は、ロードバイクのビンディングシューズ(SPD-SL)の選び方でまとめています。

はめ外しの重さは、固定力の調整で変えられる

はめ外しが固くて怖い、というときは、ペダルの後ろの調整ボルトで、固定力(バネの強さ)を弱くできます。

  • 工具は 2.5mm の六角レンチ
  • 時計回りで強く、反時計回りで弱くなる。1クリックで1段、1回転で4クリック
  • インジケーターが「いちばん強い」「いちばん弱い」を指したら、それ以上は回さない
  • 左右を同じ強さにそろえる(違うと、左右で外れ方が変わってしまいます)

RS500 と R550 は、この調整の幅が広く作られています。慣れるまでは弱めにして、外し方に慣れてきたら少しずつ強くしていくと安心ですよね。

クリートの色でも、足の動かしやすさが変わります。SPD-SL のクリートは、黄(遊び6度)・青(2度)・赤(固定)の3つ。はじめは、ペダルに付いてくる黄色のままで大丈夫だと思います。

取り付けは自分でできる|工具とトルク

ペダルの付け替えは、工具があれば自分でできます。手順は、シマノの整備のマニュアルのとおりです。

1. ペダルをクランクに付ける

  • ねじの部分に、少しだけグリスを塗る(固着を防ぐため)
  • 左右を確かめる:ねじに溝があるほうが左ペダルで、左ネジ(ふつうと逆に回すと締まる)
  • R7000・R8000・R9100 と SPD-SLR の2つは 8mm の六角レンチ、RS500 と R550 は 15mm のスパナで締める。締め付けトルクは 35〜55 N·m
  • R550 は、6mm の六角レンチでは締め付けが足りなくなります。必ず15mm のスパナで締めてください

2. クリートを靴に付ける

クリートは 4mm の六角レンチで、5〜6 N·m で締めます。位置は、仮止めして片足ずつはめ外しを繰り返しながら決めるのがコツです。

3. 公道を走るならリフレクター

マニュアルには「公道を走行する際は必ずリフレクターを取付けてください」とあります。新しいペダルに替えたら、リフレクターも忘れずに付けておきましょう。

※トルクを測るレンチが無いときや、カーボンのクランクで不安なときは、お店に頼むと安心です。

買わなくていい場合

  • いまの SPD-SL ペダルに不満がないなら、替えなくていい:上の型との重さの差は、ペアで数十gです。まずはクリートの位置や固定力を合わせてみてください
  • はめ外しの感じが変わったら、ペダルより先にクリート:クリートは消耗品で、はめ外しが重く・軽く感じ始めたり、色の付いた部分がすり減ったりしたら交換の時期です。SPD-SL のクリートは2,618円です
  • SPD-SLR にするために、靴まで買い替えなくていい:いまの3つ穴の靴なら、SPD-SL のペダルのほうが、靴もクリートもそのまま使えます
  • 歩くことが多い・はめ外しが怖いなら、SPD のほうが合うかも:クリートの小さい SPD は歩きやすく、はめ外しも楽な型があります。SPD ペダルの選び方もあわせてどうぞ
笑い猫

笑い猫

私は最初、SPD-SL で立ちごけを何度もしてしまって、お店で勧められたクリッカー(PD-T421)に替えました。いまは、通勤の日は片面フラットの EH500、週末は M520 と付け替えています。

なので、SPD-SL を選ぶなら、どの型にするかより先に「はめ外しに慣れるまで、どうするか」を考えておくのがいいかなと思います。はじめての方は、固定力を弱くできる RS500 で、まずは止まる前に早めに外す練習から。2組目なら、いまは105と同じくらいの値段で買えるアルテグラの前の型が、いちばんお得な気がします。

よくある質問

SPD-SL と SPD-SLR のクリートは、共用できますか?

できません。SPD-SL のペダルには SPD-SL のクリート、SPD-SLR のペダルには SPD-SLR のクリートだけが使えます(シマノの互換の表)。

いまのロードシューズで、SPD-SLR のペダルを使えますか?

ふつうの3つ穴の靴なら、グレーのクリート CL-SL130 で使えます。ただ、このときは SPD-SLR の「低い・軽い」の利点はなくなります。

105のペダルも SPD-SLR になりますか?

2026年10月の時点で、105(PD-R7000)と RS500・R550 は SPD-SL のままです。シマノの公式ストアとペダルの一覧に、次の型の知らせは出ていません。

ペダルの重さは片足ですか?

シマノの表示は「平均重量(/ペア)」で、左右2つの重さです。

はめ外しが固くて怖いときは?

ペダルの後ろの調整ボルトを、2.5mm の六角レンチで反時計回りに回すと、固定力が弱くなります。左右を同じにそろえてください。RS500 と R550 は、弱くできる幅が広い型です。

付属のクリートは何色ですか?

RS500・R550・R7000・R8000 は黄(遊び6度)、デュラエースの R9100 は青(2度)です。SPD-SLR の2つは、黄の CL-SL110 が付いてきます。

まとめ

  • 違いは重さ(樹脂かカーボンか)・はめ外しの軽さ・規格の3つ
  • はじめてなら RS500(はめ外しを軽くできる・公式ストア10,327円)
  • 105を考えているなら、在庫があればアルテグラの前の型 R8000(ほぼ同じ値段で17g軽い)
  • アルテグラとデュラエースの新しい型は SPD-SLR。SPD-SL のクリートは使えない
  • はめ外しが怖いなら、固定力を弱くする(2.5mm の六角レンチで反時計回り)

※値段は2026年10月23日時点のものです。値段・重さ・スタックハイトは、シマノ公式オンラインストアの表示(税込・ペア)。取り付けと調整は、シマノのディーラーマニュアル(DM-RAPD001・DM-PD0002・DM-RAPD020)によります。