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ゴアテックス登山靴は必要か|防げるのは下と横から来る水だけ

ゴアテックスの登山靴が必要かどうかは、防げる水と防げない水を知ってからのほうが早く決まります。防水膜は靴の生地の部分にしかないので、履き口から入る水と自分の汗は防げません。秋・冬・残雪期なら要りますが、夏の乾いた低山ではほぼ働かないのが実際のところ。またゴアテックスとコロンビアのアウトドライは、防水膜をどこに置くかが違います。「ウォータープルーフ」は素材名ではなく防水という意味です。方式の違いと、通販で買える6足をまとめました。
目次

「ゴアテックスの登山靴って、本当に要るのかな」と思って調べている方へ。

先に結論を書くと、要るかどうかより先に、防水で防げる水と防げない水を知っておいたほうが早いかなと思います。ここを勘違いしていると、買っても「濡れたじゃないか」となるので。

それともうひとつ。日本で売られている登山靴は、ほとんどが防水です。Amazonで探しても、大手ブランドの非防水モデルはまず出てきません。つまり「防水を買うか」ではなく、「どの防水にするか」という話になります。

ゴアテックスと、コロンビアのアウトドライと、ブランド独自の「ウォータープルーフ」。この違いから書きます。

防げる水と、防げない水

登山靴の防水は万能ではありません。ここを先に押さえます。

場面 防水は役に立つか
朝露に濡れた草の中を歩く とても役に立ちます
雨の翌日のぬかるみ とても役に立ちます
雪・シャーベット状の残雪 とても役に立ちます
小雨のなかを歩く 役に立ちます
くるぶしより深い水たまり 意味がありません
沢を渡る 意味がありません
夏の乾いた低山 蒸れるだけです

防げるのは、下と横から来る水だけ

防水の膜は靴の生地の部分にしか入っていません。履き口はぽっかり開いています。

だからくるぶしより深いところに足を入れたら、上から入って終わりなんですよね。しかも一度入ると、防水膜が外に出さないので、水がたまったままになります。

沢歩きで「防水の靴なのに」と言われることがありますが、これは靴のせいではなくて、そもそも防げない種類の水だからです。

汗も、防水膜の外には出きらない

もうひとつが汗です。ゴアテックスは透湿する素材ですが、登っているときの汗の量には追いつきません。

夏の低山だと、下山するころには靴の中がじっとりしていることがあります。あれは水が入ったのではなく、自分の汗が出きらずに残っているんですよね。

なので「夏の乾いた低山しか行かない」なら、防水はほぼ働きません。ただ、後で書くように選択肢が少ないので、そこは割り切ることになります。

ゲイターを1つ持つほうが早いこともある

履き口から入る水を止めたいなら、靴ではなくゲイター(スパッツ)の仕事です。

雨の日や残雪期に、靴のグレードを上げるよりゲイターを足すほうが安上がりで、しかも確実かなと思います。数千円で買えますし。

防水が要るのは雪・泥・朝露・雨の翌日。要らないのは夏の乾いた低山。履き口から入る水は防水では防げない
上から来る水は、靴では止まりません

ゴアテックス、アウトドライ、ウォータープルーフの違い

ここがいちばん混乱しやすいところです。順番に整理します。

「ウォータープルーフ」はゴアテックスではない

まずこれです。ウォータープルーフ(waterproof)は「防水」という意味の普通の言葉で、素材の名前ではありません。

商品名に「ウォータープルーフ」と付いている靴は、たいていそのブランドが自分で作った防水膜を使っています。KEENなら「KEEN.DRY」、他のブランドにもそれぞれの名前があります。

つまり、こういう関係です。

  • ウォータープルーフ…防水という意味。中身は何か分からない
  • ゴアテックス…W.L.ゴア社の防水透湿膜。名前を出せるのはライセンスを受けた靴だけ
  • アウトドライ…コロンビアの防水技術
  • KEEN.DRY…KEENの防水膜

「ゴアテックスと書いていない=防水じゃない」ではありません。書いていないだけで、別の膜が入っていることのほうが多いです。

ゴアテックスとアウトドライは、膜を置く場所が違う

ここが今回いちばん面白かったところなんですよね。

ゴアテックスの靴は、防水の袋(ブーティ)を靴の中に入れる作りです。外側の生地と防水の袋のあいだに、少しすき間ができます。

いっぽうアウトドライは、防水膜をアッパーの内側に直接くっつけます。コロンビアのサイトにそう書かれています。すき間がありません。

この違いが、実際に何を生むかというと。

ゴアテックス アウトドライ
膜の位置 靴の中に袋を入れる 生地に直接貼る
外側の生地 水を吸います 吸いません
濡れたときの重さ 重くなります あまり変わりません
乾く速さ 遅いです 速いです
蒸れにくさ こちらが上 やや劣ります
選べる靴の数 圧倒的に多い 少ないです

重さにも出る

今回調べた中で分かりやすかったのが重さです。

  • キャラバン C1_02S(ゴアテックス)…片足 約590g
  • コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ…片足 446g

差は約144g。両足で290gくらいなので、けっこう違いますね。ただ、これはモデルそのものの作りの差もあるので、方式だけの差ではありません。そこは割り引いて見てください。

どちらを選ぶか

正直、ほとんどの人はゴアテックスでいいと思っています。理由は単純で、選べる靴が段違いに多いからです。足の形に合う靴を見つけられる確率が、そのまま高くなります。

アウトドライが向いているのは「濡れる前提の日が多い人」かなと。雨でも歩く、沢沿いを歩く、といった使い方なら、乾きの速さが助かります。

ゴアテックスは防水の袋を靴の中に入れる方式ですき間ができる。アウトドライは防水膜をアッパーの内側に直接貼るのですき間がない
すき間があるかどうかの差です
笑い猫

笑い猫

私がいちばん驚いたのは、防水の靴なのに沢で水が入ったときでした。壊れたのかと思ったんですよね。

よく考えたら履き口は開いているので、当たり前の話です。しかも入った水は膜が外に出さないので、そのまま一日ちゃぷちゃぷいっていました。

それ以来、「防水は下と横から来る水だけ」と覚えています。上から来る水はゲイターの仕事で、靴の値段を上げても解決しません。ここを知っているかどうかで、買い方がだいぶ変わるかなと思います。

デメリットは3つ。困るのは1つだけ

「ゴアテックス デメリット」で調べている方も多いので、ここも書きます。

よく挙がるのは値段・重さ・蒸れの3つです。ただ、実際に困るのはそこではないかなと思っています。

値段は、思ったほど差がない

「ゴアテックスは高い」と言われますが、日本ではそもそも非防水がほとんど売られていないので、比べる相手がいません。

面白いことに、非防水のほうが安いとも限らないんですよね。サロモンのトレランシューズだと、ゴアテックス版のほうが安く出ていることもあります。流通量の差だと思います。

重さは、方式より靴の作りで決まる

さっきの590gと446gの差も、ミッドカットの重さの範囲の中です。ゴアテックスだから重い、という単純な話ではありません。

重さが気になるなら、方式ではなくローカットを選ぶほうが確実かなと。100g単位で変わります。

本当に困るのは「一度濡れると乾かない」こと

これが実際の困りごとです。

防水膜は水を通さないので、内側が濡れると外に出ていきません。履き口から水が入った日や、汗でびしょびしょになった日は、次の日には乾いていないことがあります。

連泊の山行だと、これがけっこうつらいんですよね。濡れた靴に足を入れる朝は、なかなか気持ちが上がりません。

対策は2つです。

  • 新聞紙を丸めて詰める。これがいちばん効率がいいです。夜のうちに2回替えると違います
  • そもそも中に水を入れない。ゲイターを使う、深い水たまりを踏まない

ドライヤーや直火で乾かすのは、接着剤が傷むのでやめておいたほうが無難です。

防水は、いつか終わる

もうひとつ知っておいてほしいのが、防水は永久ではないということです。

膜そのものより先に、外側の生地の撥水が落ちます。撥水が落ちると生地が水を吸って、そこで透湿が止まります。だんだん蒸れるようになるのは、これが原因のことが多いです。

洗って撥水スプレーをかけ直すと、けっこう戻ります。「防水が切れた」と思って買い替える前に、一度やってみてください。

結局、どういう人に必要か

ここまでをまとめると、こうなります。

こういう人 どうするか
これから登山を始める 防水で問題ありません。選択肢が多いので
秋・冬・残雪期に登る 防水が要ります
夏の低山だけ、日帰りだけ 防水は働きませんが、非防水がほぼ売っていません
とにかく蒸れが嫌 ローカット+軽量を選びます
雨でも沢沿いでも歩く アウトドライという手があります
足の幅が広い 方式より木型(かたち)を優先します

迷ったら、方式より足の形

これがいちばん言いたいことかもしれません。

合わない靴は、どんなに高性能でも痛いです。逆に、足に合っていれば入門モデルでも快適に歩けます。

防水の種類で悩む時間があったら、店で3足履き比べるほうが、確実に良い買い物になります。方式の差は、足の形の差ほど大きくありません。

夏用に2足目、という考え方

どうしても夏の蒸れが嫌なら、ローカットの軽い靴を2足目に足すのが現実的かなと思います。

1足目はミッドカットの防水、2足目は夏の低山用に軽いもの。この組み合わせだと、季節でうまく回せます。

通販で買える6足

安い順に並べています。スペック欄の「防水」を見てください。ゴアテックスなのか、アウトドライなのか、独自の膜なのかが分かります。

価格は2026年9月時点の実売です。

製品名 こんな人向け 価格 防水 カット おすすめ用途
キャラバン C1_02S
キャラバン C1_02S

最安
★★★★★
約13,200円〜 GORE-TEX ミッド 最初の1足を安く
サロモン XA PRO 3D GORE-TEX
サロモン XA PRO 3D GORE-TEX

ロー
★★★★☆
約16,100円〜 GORE-TEX ロー 蒸れを減らしたい人
コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ
コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ

アウトドライ
★★★★☆
約16,900円〜 アウトドライ ミッド アウトドライを試したい人
KEEN ターギー4 ミッド ウォータープルーフ
KEEN ターギー4 ミッド ウォータープルーフ

幅広
★★★★★
約17,900円〜 KEEN.DRY(独自) ミッド 足の幅が広い人
メレル モアブ3 シンセティック ミッド ゴアテックス
メレル モアブ3 シンセティック ミッド ゴアテックス

定番
★★★★☆
約18,400円〜 GORE-TEX ミッド 売れ筋から選びたい人
サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX
サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX

上位
★★★★☆
約25,300円〜 GORE-TEX ミッド 長く歩く日が多い人

1. キャラバン C1_02S|最初の1足なら

キャラバン C1_02S

キャラバン C1_02Sの価格を比較する

防水
GORE-TEX
カット
ミッド
重さ
約590g
3E
定価
¥20,900
価格帯
約13,200円〜

1万3千円台で買えるゴアテックスの登山靴です。定価2万900円なので、6割ほどの値段ですね。
最初の1足として名前が挙がりやすいモデルで、3Eの幅広。日本人の足に合わせて作られています。
ただし片足で約590gと、この記事の中ではいちばん重いです。とはいえミッドカットとしては普通の範囲なので、気にしすぎなくていいかなと思います。

こんな人に:入門の1足を安く買いたい人

気になる点:約590gとやや重めです

2. サロモン XA PRO 3D GORE-TEX|蒸れを減らしたいなら

サロモン XA PRO 3D GORE-TEX

サロモン XA PRO 3D GORE-TEXの価格を比較する

防水
GORE-TEX
カット
ロー
重さ
軽量
用途
トレラン寄り
定価
¥20,900
価格帯
約16,100円〜

ローカットで軽い、ゴアテックスの1足です。もともとトレイルランニング向けですが、日帰りの低山ならこれで十分歩けます。
蒸れが嫌な人にはこちらかなと。防水の種類を変えるより、ローカットにするほうが体感は変わります。
引き換えに足首は守れません。岩場や下りが多い日は、ミッドカットのほうが安心です。

こんな人に:夏も履きたい人

気になる点:ローカットなので足首は守れません

3. コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ|アウトドライを試すなら

コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライ

コロンビア セイバー6 ミッド アウトドライの価格を比較する

防水
アウトドライ
カット
ミッド
重さ
446g
膜の位置
アッパー内側に直接
価格帯
約16,900円〜

この記事で唯一のアウトドライです。防水膜をアッパーの内側に直接くっつける方式ですね。
片足446gと軽く、濡れても重くなりにくいのが持ち味です。雨の日や沢沿いを歩くことが多いなら、これを選ぶ意味があります。
ただ選べるサイズと色が少なめです。在庫を見て決めることになります。

こんな人に:雨でも歩く人

気になる点:選べる色とサイズが少なめです

4. KEEN ターギー4 ミッド ウォータープルーフ|幅で困っているなら

KEEN ターギー4 ミッド ウォータープルーフ

KEEN ターギー4 ミッド ウォータープルーフの価格を比較する

防水
KEEN.DRY(独自)
カット
ミッド
広め
特徴
つま先に余裕
定価
¥25,300
価格帯
約17,900円〜

ゴアテックスではなく、KEEN独自の防水膜(KEEN.DRY)を使っています。「ウォータープルーフ」と書かれているのはそのためですね。
KEENの持ち味はつま先の空間が広いことです。他のブランドで小指が当たる方は、これで解決することがあります。
定価2万5千300円が1万7千円台まで下がっています。ただ在庫が薄いので、サイズがあるうちに。

こんな人に:つま先が窮屈になる人

気になる点:ゴアテックスではなくKEEN独自の膜です

5. メレル モアブ3 シンセティック ミッド ゴアテックス|売れ筋から選ぶなら

メレル モアブ3 シンセティック ミッド ゴアテックス

メレル モアブ3 シンセティック ミッド ゴアテックスの価格を比較する

防水
GORE-TEX
カット
ミッド
流通
多い
ワイドあり
定価
¥24,200
価格帯
約18,400円〜

Amazonの売れ筋で常に上位にいるモデルです。迷ったらこれ、で外れにくい1足かなと思います。
ワイド幅も用意されているので、幅で困っている方にも選択肢があります。
注意点として、ふつうの幅は並行輸入の出品が中心です。保証を気にするなら、出品者を確認してください。
メレルの中での選び方(モアブ3とスピード2の違い、幅)は、メレルの登山靴にまとめています。

こんな人に:無難に決めたい人

気になる点:並行輸入品が混ざるので出品者を確認してください

6. サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX|長く歩く日が多いなら

サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEX

サロモン X ULTRA 5 MID GORE-TEXの価格を比較する

防水
GORE-TEX
カット
ミッド
特徴
横ブレに強い
値引き
ほぼなし
定価
¥25,300
価格帯
約25,300円〜

この記事でいちばん高い1足です。定価と同じ2万5千300円で、ほとんど値引きがありません。
持ち味は横ブレへの強さです。ソールに埋め込まれたパーツが足の横の動きを抑えるので、荷物を背負って長く歩く日に差が出ます。
歩く距離が伸びてきた人向けですね。日帰りの低山だけなら、ここまでは要りません。

こんな人に:歩く距離が伸びてきた人

気になる点:値引きがほぼありません

よくある質問

ゴアテックスの登山靴は本当に必要ですか?

秋・冬・残雪期に登るなら要ります。朝露に濡れた草、雨の翌日のぬかるみ、雪。この3つでははっきり差が出ます。
逆に夏の乾いた低山だけなら、ほぼ働きません。むしろ蒸れます。
ただ現実的な話をすると、日本では大手ブランドの非防水モデルがほとんど売られていません。Amazonで探しても売れ筋の上位はゴアテックスばかりです。なので「買うかどうか」より「どの防水にするか」を考えることになります。

アウトドライとゴアテックスは何が違いますか?

防水膜をどこに置くかが違います。
ゴアテックスは防水の袋(ブーティ)を靴の中に入れる作りで、外側の生地とのあいだにすき間ができます。外側の生地は水を吸うので、濡れると重くなり、乾きも遅いです。
アウトドライは防水膜をアッパーの内側に直接くっつけます。すき間がないので、濡れても重くなりにくく、乾くのも速いですね。
ただし蒸れにくさはゴアテックスのほうが上で、選べる靴の数も段違いに多いです。ほとんどの人はゴアテックスで問題ないかなと思います。

「ウォータープルーフ」とゴアテックスの違いは?

ウォータープルーフは「防水」という意味の普通の言葉で、素材の名前ではありません。
商品名にウォータープルーフと付いている靴は、たいていそのブランドが自分で作った防水膜を使っています。KEENなら「KEEN.DRY」ですね。
だから「ゴアテックスと書いていない=防水じゃない」ではありません。書いていないだけで、別の膜が入っていることのほうが多いです。

防水なのに水が入りました。不良品ですか?

たぶん履き口から入っています。防水の膜は靴の生地の部分にしか入っていないので、くるぶしより深いところに足を入れると上から入ります。沢を渡ったときも同じです。
しかも一度入ると、膜が水を外に出さないので、たまったままになります。
履き口からの浸入を止めたいなら、靴ではなくゲイター(スパッツ)の仕事です。数千円で買えるので、靴のグレードを上げるより安上がりで確実かなと思います。

ゴアテックスのデメリットは何ですか?

よく挙がるのは値段・重さ・蒸れですが、実際にいちばん困るのは「一度濡れると乾かない」ことです。
防水膜は水を通さないので、内側が濡れると外に出ていきません。連泊の山行だと、次の日も濡れたままということがあります。
対策は新聞紙を丸めて詰めるのがいちばん効率がいいです。夜のうちに2回替えると違います。ドライヤーや直火は接着剤が傷むのでやめておいてください。

ゴアテックスは蒸れませんか?

蒸れます。透湿する素材ではありますが、登っているときの汗の量には追いつきません。
夏の低山だと、下山するころに靴の中がじっとりしていることがあります。あれは水が入ったのではなく、自分の汗が出きらずに残っているものですね。
蒸れを減らしたいなら、防水の種類を変えるよりローカットで軽いモデルを選ぶほうが確実です。

防水はどのくらいもちますか?

膜より先に、外側の生地の撥水が落ちます。撥水が落ちると生地が水を吸って、そこで透湿が止まります。
「だんだん蒸れるようになった」という場合、原因はこれのことが多いですね。
洗って撥水スプレーをかけ直すと、けっこう戻ります。「防水が切れた」と思って買い替える前に、一度試してみてください。

夏用と冬用で2足に分けたほうがいいですか?

蒸れがどうしても嫌なら、その手はあります。1足目はミッドカットの防水、2足目は夏の低山用にローカットの軽いもの、という分け方ですね。
ただ最初の1足でこれを考える必要はないかなと思います。まずミッドカットの防水を1足買って、夏に不満が出てから足せば十分です。

まとめ

  • 防水で防げるのは下と横から来る水だけ。履き口から入る水と、自分の汗は防げません
  • 秋・冬・残雪期は要ります。朝露・ぬかるみ・雪ではっきり差が出ます
  • 夏の乾いた低山では、ほぼ働きません。ただし非防水がほとんど売っていないのが現実です
  • 「ウォータープルーフ」は素材名ではなく「防水」という意味。中身はブランド独自の膜です
  • ゴアテックスは袋を入れる方式、アウトドライは生地に直接貼る方式。すき間の有無が差になります
  • 蒸れにくさと選べる数はゴアテックス、濡れたときの軽さと乾きはアウトドライ
  • 本当に困るデメリットは「一度濡れると乾かない」こと。新聞紙が効率的です
  • 迷ったら方式より足の形。合わない靴は、高性能でも痛いです

いろいろ書きましたが、最初の1足なら、ミッドカットの防水を素直に選べば失敗しません。そのうえで店で3足履き比べて、いちばん足に合うものを選ぶ。防水の種類で悩むより、そちらのほうがずっと大事かなと思います。

🚲️サイクリング装備

「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。