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シマノのロードコンポの違い|クラリス・ソラ・ティアグラ・105は「段数」と「ブレーキ」で分かれる【2026年】

更新日: 2026年10月15日

ロードバイクの後ろ半分。リアディレイラーとスプロケット、チェーンとクランク
記事概要

シマノのロードバイク用コンポ、クラリス・ソラ・ティアグラ・105の違いは、後ろの段数とブレーキの種類。2026年に11速になった新しいティアグラも入れて、15万円以下の完成車に付くのはどれか、あとから替えるときの注意までご紹介します。

ロードバイクの仕様表を見ていると、「Claris」「Sora」「Tiagra」「105」という名前が並んでいますよね。これはシマノのコンポ(変速やブレーキの部品のセット)のグレードで、同じ車種でも、ここが違うと値段が何万円も変わります。

ただ、グレードの名前だけ見ても、何が違うのかは分かりにくいんですよね。いちばん大きな違いは、後ろのギアの枚数(段数)と、ブレーキの種類の2つです。2026年には、ティアグラが10速から11速の新しい型(R4000)になりました。

4つのグレードの違いと、15万円以下の完成車に付いているのはどれか、あとから替えるときに気をつけたいことを、シマノの公式の仕様でご紹介します。

笑い猫

笑い猫

私の最初のロードバイクはアンカーのエントリーモデルで、結局7年乗りました。いまは同じアンカーの RL6D の105モデルに乗っています。

コンポは、あとから替えようとすると部品がまとめて変わって、思ったより高くつきがちです。なので、坂をたくさん上る・長い距離を走るつもりなら最初から少し上のグレードを、平坦な道を気持ちよく走れれば十分ならクラリスやソラで、と決めてしまっていいと思っています。

どんな人に、どのグレード?

  • 平坦な道のサイクリングや、週末に数十km走るくらい → クラリス(8速)・ソラ(9速)で十分だと思います
  • 坂の多い道や、100kmを超えるような長い距離も走りたい → ティアグラ(新しい11速)か105(12速)。いちばん軽いギアが、もう一段軽くなります
  • 通勤や街乗りで、ドロップハンドルの自転車に乗りたい → CUES(キューズ)という、耐久性を売りにしたシリーズもあります

15万円以下の完成車なら、付いているのはほとんどクラリスかソラです。この価格帯で「どのグレードにするか」を悩む必要は、あまりない気がします。

4つのグレードの違い|段数とブレーキ

シマノのロード用コンポの段数とブレーキ。105 R7100は12速で油圧ディスクだけ、ティアグラ R4000(新)は11速で油圧ディスクだけ、ティアグラ 4700は10速でリムか油圧ディスク、ソラ R3000は9速でリムか機械式ディスク、クラリス R2000は8速でリムか機械式ディスク
上のグレードほど段数が多い。105と新しいティアグラは、油圧ディスクブレーキのレバーだけ

シマノの日本語サイトに、いま並んでいる型でまとめると、こうなります。

グレード(型) 後ろの段数 ブレーキの種類
クラリス(R2000) 8速 リムブレーキ/機械式ディスク
ソラ(R3000) 9速 リムブレーキ/機械式ディスク
ティアグラ(4700) 10速 リムブレーキ/油圧ディスク
ティアグラ(R4000・新) 11速 油圧ディスクだけ
105(R7100) 12速 油圧ディスクだけ(機械式とDi2=電動)

※シマノの日本語サイトの製品ページ(2026年10月15日時点)。ブレーキの欄は、そのシリーズのレバーとキャリパーの一覧から。105は11速の前の型(R7000・リムブレーキと油圧ディスク)も、まだ一覧に載っています

前のギアは、どのグレードもふつうは2枚(ダブル)です。クラリス・ソラ・ティアグラ(4700)には、3枚(トリプル)のクランクもあります。

段数が増えると、何が変わる?

段数が増えると、ギアとギアのあいだの重さの差が小さくなります。坂の途中で「ひとつ軽くしたいけど、軽くすると回りすぎる」ということが減るんですよね。

もうひとつは、いちばん軽いギア。クラリス・ソラ・ティアグラ(4700)は、後ろのいちばん大きいギアが34Tまでなので、前34Tと合わせて1対1。新しいティアグラ(11-36T)と105(11-36Tのカセットのとき)は36Tまで付くので、それよりもう少し軽くできます。

ただ、8速でも、平坦な道を走るぶんには困ることはほとんどありません。段数の差がはっきり出てくるのは、長い上り坂かなと思います。

ブレーキは「リム」「機械式ディスク」「油圧ディスク」

リムブレーキは車輪のふちをはさむ形、ディスクブレーキは車輪の真ん中の円盤(ローター)をはさむ形です。ディスクには、ワイヤーで引く機械式と、オイルで押す油圧式があります。

新しいティアグラと105(12速)は、レバーが油圧ディスク用だけです。リムブレーキの自転車を、あとから新しいティアグラや105(12速)にすることはできない、と思っておいてください。

グレードごとの特徴

クラリス(R2000)|8速の、いちばん手ごろなグレード

シマノのロード用コンポで、いちばん手ごろなグレードです。後ろは8速。ブレーキはリムか機械式ディスクで、10万円台前半の完成車の多くに付いています。

手元のレバーでブレーキも変速もできる「デュアルコントロールレバー」なのは、上のグレードと同じ。最初の1台としては、これで不足を感じることは少ないかなと思います。

ソラ(R3000)|9速。クラリスより1段多い

後ろが9速になります。ブレーキはクラリスと同じく、リムか機械式ディスク。15万円以下の完成車では、ソラが付いていると、ひとつ上のグレードという位置づけなんですよね。

ティアグラ|10速の4700と、11速の新しいR4000

ティアグラは、いま2つの型があります。前からの4700は10速で、リムブレーキと油圧ディスクのどちらもあります。

2026年に出たR4000は11速。シマノは「新型SHIMANO TIAGRA」として、105シリーズのレバーの形を受け継いだと説明しています。レバーは油圧ディスク用だけで、カセットは11-36Tの1種類です。

完成車の仕様表に「Tiagra」とだけ書いてあるときは、10速か11速かを見ると、どちらの型か分かります。

105(R7100)|12速。ここから上は油圧ディスク

いまの105は12速で、ワイヤーで変速する機械式と、電動で変速する「Di2」があります。どちらも油圧ディスクブレーキです。

ちなみに、前の型の105(R7000)は11速で、リムブレーキの型もありました。中古や型落ちの自転車では、こちらに出会うこともあると思います。

CUES(キューズ)|通勤や街乗りのドロップハンドルにも

CUESは、シマノが「ライフスタイル」のコンポとして出しているシリーズで、フラットハンドル用とドロップハンドル用の両方があります。シマノの日本語サイトでは「ロード」の中にも並んでいて、ドロップハンドル用は9速・10速・11速。チェーンとカセットは「LINKGLIDE(リンクグライド)」という規格で、シマノは耐久性を売りにしています。

同じ9速でも、ソラの部品とCUESの部品は組み合わせられないので、交換のときはそこだけ気をつけてくださいね。

15万円以下の完成車に付くのは、どれ?

sagasu の「15万円以下で買えるロードバイク」でご紹介している18台を数えると、ソラが4台、クラリスの部品を使ったものが13台、ほかのグレード(ターニー)が1台でした。18台のなかに、ティアグラ・105・CUESの自転車はありませんでした。

同じフレームでコンポだけ違う完成車を見ると、値段の差がよく分かります。たとえばアンカー RE6 は、こうなっています。

アンカー RE6 コンポ メーカー希望小売価格(税込)
CLARIS MODEL クラリス(8速)・機械式ディスク 149,000円
CUES 9s MODEL CUES(9速)・機械式ディスク 169,000円
105 MODEL 105(12速)・油圧ディスク 249,000円

※アンカーの公式サイト(2026年10月15日時点)。105のモデルはホイールも違うので、値段の差はコンポだけの差ではありません

クラリスから105へは、10万円の差。このくらい違うので、まずは予算で決めて、そのなかでコンポを見るのが現実的かなと思います。

あとからコンポを上げるのは?

「最初はクラリスで買って、慣れたら105にすればいい」と考える方もいると思います。ただ、シマノの互換表を見ると、ここは思ったより大がかりになりがちです。

  • レバー・後ろの変速機・カセットは、同じ段数でそろえる決まりです。8速から12速にするなら、この3つとチェーンが全部替わります
  • 105の12速のカセットは、11速用の車輪(ハブ)には付きますが、8〜10速用のハブには付きません。車輪によっては、ホイールまで替えることになります
  • 新しいティアグラと105(12速)は油圧ディスク用のレバーだけなので、リムブレーキや機械式ディスクの自転車は、ブレーキまで替えることになります
  • 同じ11速でも、新しいティアグラ(R4000)は、105の11速(R7000)などの部品と組み合わせない組に分かれています

部品代に工賃も足すと、上のグレードの完成車との差額に近づいてしまうことも。上のグレードが欲しいなら、最初からそのグレードの完成車を選ぶほうが、結局は安くつくことが多いと思います。

逆に、いまの自転車に不満があるなら、コンポより先に、タイヤやホイール、サドルの高さを見直してみるのもアリだと思います。

よくある質問

クラリスでも、長い距離は走れますか?

走れます。8速でも、平坦な道なら困ることはほとんどありません。
段数の差が出てくるのは、長い上り坂です。坂の多い道をたくさん走るつもりなら、いちばん軽いギアが軽くできる、新しいティアグラや105のほうが楽になります。

ティアグラの4700とR4000は、どう見分けますか?

段数とブレーキで見分けられます。4700は10速で、リムブレーキか油圧ディスク。R4000は11速で、油圧ディスクだけです。
完成車の仕様表に「Tiagra 2×11」とあれば、新しいR4000です。

105の11速(R7000)は、もう買えませんか?

シマノの日本語サイトでは、2026年10月の時点で、R7000の部品はまだ一覧に載っていて、生産終了の一覧にも入っていません。
ただ、105のシリーズのページで紹介されているのは12速のR7100です。完成車は12速が中心になっています。

コンポのグレードで、重さはどのくらい違いますか?

シマノは、105の部品の重さは公表していますが、クラリス・ソラ・ティアグラの部品の重さは、製品ページや仕様書に載せていません。
なので、グレードどうしで重さを正確に比べるのは難しいんですよね。完成車の重さで比べるときも、ホイールやフレームの違いが入ってくるので、そこは割り引いて見てください。

CUESは、ロードバイクのコンポですか?

CUESは、シマノが「ライフスタイル」のコンポとして出しているシリーズで、ドロップハンドル用のレバーもあり、シマノの日本語サイトでは「ロード」の中にも並んでいます。
チェーンとカセットは LINKGLIDE という別の規格なので、クラリスやソラの部品とは組み合わせられません。

まとめ

  • シマノのロードコンポの違いは、後ろの段数(クラリス8・ソラ9・ティアグラ10か11・105は12)とブレーキの種類
  • 2026年に、ティアグラが11速の新しい型(R4000)に。こちらは油圧ディスクだけ
  • 105(12速)も油圧ディスクだけ。リムブレーキの自転車を、あとからこの2つにはできない
  • 15万円以下の完成車は、ほとんどがクラリスかソラ
  • あとからグレードを上げると部品がまとめて替わるので、上が欲しいなら最初からその完成車を

※段数・ブレーキ・互換はシマノの日本語サイトと互換表(2026-2027年版)、値段はアンカーの公式サイトによります(2026年10月15日時点)。