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ファイントラック ドライレイヤーの違い|クール・ベーシック・ウォーム、決め手は気温と汗の量【2026年】
更新日: 2026年11月2日

ファイントラックのドライレイヤーは、クール(超薄手)・ベーシック(薄手)・ウォーム(中厚手)の3つ。公式の素材・重さ・撥水の数字で並べ、最初の1枚と2枚目の選び方、形の並び、2026年9月の値上げと前の品番までまとめました。
ファイントラックのドライレイヤー、クール・ベーシック・ウォームと3つあって、どれを買えばいいのか迷いますよね。値段も4千円台から7千円台まであって、違いが分かりにくいところです。
分かれ目は、着る季節の気温と、汗の量だけなんです。ここでは、公式の素材・重さ・撥水の数字で3つを並べて、最初の1枚と2枚目の選び方をご紹介します。
先に結論|最初の1枚はベーシック
| 季節・汗 | シリーズ | 代表の形(メンズ) |
|---|---|---|
| 一年中・はじめての1枚 | ベーシック(薄手) | ノースリーブ(4,851円) |
| 夏・汗の多い日 | クール(超薄手) | ノースリーブ(6,589円) |
| 冬の山で、休むと冷える人 | ウォーム(中厚手) | ロングスリーブ(7,161円) |
※値段はファイントラックの定価(税込・2026年11月2日)。Amazonでは、どれも定価の95%前後で出ています。
迷ったら、オールシーズンのベーシックを1枚。2枚目を足すなら、夏に汗で困る人はクール、冬の山で冷える人はウォーム、と考えると分かりやすいですよ。

3つの違い|公式の数字で並べると
3つとも形がそろっているTシャツ(半袖・メンズ)で並べました。
| シリーズ | 生地と素材 | Tシャツの重さ・定価/撥水 |
|---|---|---|
| クール | 超薄手/ナイロン88%・ポリウレタン12% | 72g・6,985円/100洗80点 |
| ベーシック | 薄手/ポリエステル100% | 46g・5,544円/150洗80点 |
| ウォーム | 中厚手/ポリエステル90%・ポリウレタン7%ほか | 79g・6,468円/100洗80点 |
※ファイントラック公式の数字(2026年11月2日)。「100洗80点」は、100回洗ったあとも撥水の点数が80点あるという意味です。
意外かもしれませんが、クールのほうがベーシックより重いんですよね(Tシャツで72gと46g)。生地は約20%薄いのに、重さは上。「薄いから軽い」とは限らないので、重さで選ぶならベーシックのほうが有利です。
撥水がいちばん長く続くのもベーシックで、150回洗っても80点。毎週のように洗う人には、これも大事なところかなと思います。
ベーシック|オールシーズンの基本
季節を選ばない定番で、初めての1枚にも向くシリーズです。汗を通しやすく、肌に戻りにくい、とても薄い撥水の生地。春や秋の山はもちろん、冬もベースレイヤーの下に着て使えます。
クール|暑い季節の汗の多い日
ベーシックの約2倍涼しいシリーズです。肌がやや透けるほど薄いので、夏の登山や、汗をたくさんかく日に向きます。ロングスリーブとタイツの形はありません。
ウォーム|秋から冬の山
ベーシックの約1.5倍温かいシリーズです。いちばん厚い中厚手で、肌が透けない厚さ。秋山や冬の山、雪の季節の遊びに向いていて、静電気を抑える糸も入っています。ノースリーブの形はありません。
形の種類|袖なしと長袖はシリーズしだい
| 形(メンズ) | あるシリーズ |
|---|---|
| ノースリーブ | ベーシック・クール |
| Tシャツ(半袖) | クール・ベーシック・ウォーム |
| ロングスリーブ・タイツ | ベーシック・ウォーム |
ウォームに袖なしは無く、クールに長袖は無い、と覚えておくと選びやすいです。ウィメンズは、袖なしがタンクトップの形になります。ノースリーブか半袖かで迷うなら、汗をいちばんかく背中と胸を覆えれば十分、という考え方を冬のベースレイヤーの記事でご紹介しています。
着方|肌に直接、上に吸汗速乾の服

ドライレイヤーは、肌に直接着て、上に汗を吸う服を重ねてはじめて働く肌着です。汗をメッシュから上の服へ通して、肌から離す仕組みなんですよね。1枚だけで着ると、汗が肌のほうへ戻りやすくなります。
- 間に、ほかの肌着を挟まない:ほかの肌着を下に着ると、汗を肌から離せません
- 上の服は、吸汗速乾で体に沿うもの:手持ちの登山用やスポーツ用のシャツで大丈夫です。ただ、長く使った服は吸汗速乾の力が落ちていることがあります。大きすぎる服だと、効果を感じにくくなります
- サイズは、きつくない程度にすき間なく:トップスは胸まわり、ボトムスはウエストで選びます
- スポーツブラと重ねるなら、ドライレイヤーが下:Tシャツやタンクトップを、スポーツブラの下に着ます
自転車なら|夏はクール、寒い季節はベーシック
ファイントラックの自転車の重ね着の案内では、暖かい季節はクール、寒い季節はベーシックを肌に着る形です。ウォームはアームカバーが出てくるだけなので、自転車なら、冬もベーシックで足りると考えていいと思います。
サドルに座る時間が長いなら、クールと同じ素材で、パッドの付いたドライレイヤー オールロードショーツ(メンズ 8,360円)もあります。夏のサイクリングのインナーは、夏サイクリング用インナーの記事でほかのメーカーと比べています。
買わなくていい場合
- 汗をあまりかかない、短い散歩やハイキング:吸汗速乾のシャツ1枚で冷えないなら、足さなくて大丈夫です
- 1枚で着るシャツがほしい:ドライレイヤーは重ねる前提の肌着なので、合いません。1枚で着るなら登山のベースレイヤーの記事へ
- ほかのメーカーのメッシュの肌着を持っている:同じ役目の肌着があるなら、わざわざ買い足さなくていいと思います
反対に、休憩のたびに背中が冷える、汗で濡れたシャツが肌に張りつくのがつらい、という人には、いちばん手軽な対策になります。
2026年9月の値上げと、前の品番
ファイントラックは、2026年9月1日に一部の商品を値上げしました(3〜10%ほど)。ドライレイヤーも入っていて、たとえばベーシックのTシャツは5,544円になりました。古い記事やお店の値段は、値上げ前のことがあります。
品番は、真ん中の数字でシリーズが分かります。04がベーシック、05がウォーム、08がクール(FUM0425 ならベーシック)。末尾の数字は年式ではありません。
ひとつ気をつけたいのが、メンズのボクサーです。公式のストアにあるのは FUM0437 ですが、Amazon には公式のストアに無い FUM0427 も出ています(2026年11月2日時点)。違いは公式に載っていないので、公式と同じ型がほしいなら、品番を見て選んでください。
ドライレイヤー 3つの代表の型
安い順に並べました。どれもメンズの型です(ウィメンズは、袖なしがタンクトップの形)。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | シリーズ | 重さ | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
|
ファイントラック ドライレイヤーベーシック ノースリーブ(FUM0425)
|
最初の1枚 ★★★★★ |
約4,600円〜 | ベーシック(薄手) | 39g | 最初の1枚 |
|
ファイントラック ドライレイヤークール ノースリーブ(FUM0825)
|
暑い季節 ★★★★☆ |
約6,200円〜 | クール(超薄手) | 62g | 夏の2枚目 |
|
ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(FUM0521)
|
寒い季節 ★★★★☆ |
約6,800円〜 | ウォーム(中厚手) | 96g | 冬の2枚目 |
※価格は2026年11月2日の Amazon の値段です(セールの札の無い出品)。色とサイズで出品が分かれていて、日によって動きます。重さ・素材はファイントラック公式の数字です。
1. ファイントラック ドライレイヤーベーシック ノースリーブ(FUM0425)|オールシーズン|まず1枚ならここから

ファイントラック ドライレイヤーベーシック ノースリーブ(FUM0425)の価格を比較する
- シリーズ
- ベーシック(薄手)
- 素材
- ポリエステル100%
- 重さ
- 39g
- 耐久撥水
- 150洗80点
- 向く季節
- オールシーズン
- メーカー定価
- 4,851円
- 価格帯
- 約4,600円〜
はじめての1枚なら、まずこれかなと思います。ベーシックはオールシーズン向けのシリーズで、撥水は3つの中でいちばん長く続く作りなんですよね。
汗をいちばんかく背中と胸を覆うノースリーブなら、軽くて、値段も4千円台。半袖か袖なしかで迷ったら、冬のベースレイヤーの記事でくわしく比べています。
ふだんのベースレイヤーの下に1枚足すだけで使えるので、手持ちの服をそのまま生かせますよ。
こんな人に:はじめてドライレイヤーを試す人/1着で一年中まわしたい人
気になる点:ノースリーブなので、腕まわりの汗は受けない
2. ファイントラック ドライレイヤークール ノースリーブ(FUM0825)|超薄手|夏の汗の多い日に

ファイントラック ドライレイヤークール ノースリーブ(FUM0825)の価格を比較する
- シリーズ
- クール(超薄手)
- 素材
- ナイロン88%・ポリウレタン12%
- 重さ
- 62g
- 耐久撥水
- 100洗80点
- 向く季節
- 暑い季節・汗の多い日
- メーカー定価
- 6,589円
- 価格帯
- 約6,200円〜
夏の汗の多い日のためのシリーズです。生地はベーシックより薄く、涼しさの数字はベーシックの約2倍。素材はシリーズで唯一のナイロンです。
ただ、生地は薄いのに、同じ形で比べるとベーシックより重くなります。薄いから軽い、とは限らないんですよね。
夏の登山や、汗をたくさんかくサイクリングで、ベーシックだと暑いと感じる人の2枚目に向いています。
こんな人に:夏山や夏のサイクリングで、汗をたくさんかく人
気になる点:生地は薄いが、ノースリーブで比べるとベーシックより重い(62gと39g)
3. ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(FUM0521)|中厚手|秋から冬の山に

ファイントラック ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ(FUM0521)の価格を比較する
- シリーズ
- ウォーム(中厚手)
- 素材
- ポリエステル90%・ポリウレタン7%・複合繊維3%
- 重さ
- 96g
- 耐久撥水
- 100洗80点
- 向く季節
- 秋〜冬の山
- その他
- 静電気を抑える糸
- メーカー定価
- 7,161円
- 価格帯
- 約6,800円〜
秋から冬の山のためのシリーズです。3つの中でいちばん厚い中厚手で、ベーシックの約1.5倍温かい作り。かさのあるメッシュで空気の層をつくり、静電気を抑える糸も入っています。
長袖で96g。休憩のたびに背中が冷える人や、雪の季節の山に行く人には、ベーシックより安心かなと思います。
ちなみに、袖なしの形はありません。袖なしがいいなら、ベーシックのノースリーブを選んで、上の服で温かさを足す形になります。
こんな人に:秋や冬の山に行く人/休むと背中が冷える人
気になる点:長袖なので3つの中では高め(Tシャツならクールより安い)。色はグラファイトだけ
洗い方と手入れ
撥水が長く続くかどうかは、洗い方でかなり変わるんですよね。お手入れの案内の要点をまとめました。
- 柔軟剤と漂白剤は使わない(「ふっくら仕上げ」をうたう洗剤も避ける)
- 洗濯ネットに入れて、標準のコースで。すすぎを1回足す
- 風通しのいい日陰で、裏返して吊るして干す
- 乾燥機は使わない(大きく縮むことがある)
- 撥水が落ちてきたら、アイロンを110〜120℃にして、押しつけずに軽く滑らせると戻る(熱で少し縮むことがある)
- ストーブや焚き火のそばに近づけない
- 枝や面ファスナーに引っかけたり、こすれ続けたりすると、生地が傷むことがある
洗濯の表示はアイロン不可になっていますが、この温度と当て方なら生地を傷めない、とファイントラックは書いています。表示とちがうので、迷ったら案内のページを一度読んでからにしてくださいね。
よくある質問
どれを最初に買えばいいですか?
ベーシックがいいと思います。オールシーズン向けで、3つの中でいちばん安く、撥水も長く続きます。
形はノースリーブかTシャツ。汗をいちばんかく背中と胸を覆えれば、まずは十分ですよ。
1枚で着てもいいですか?
おすすめしません。ドライレイヤーは、上に吸汗速乾の服を重ねて汗を肌から離す肌着です。1枚だけだと、汗が肌のほうへ戻りやすくなります。
1枚で着るなら、ふつうのベースレイヤーのほうが向いています。
季節ごとに買い分けたほうがいいですか?
ベーシックが1枚あれば、一年中まわせます。
夏にベーシックだと暑い、冬の山で休むと冷える、と困ったときに、クールかウォームを足すくらいでいいと思います。
スポーツブラと重ねるときは、どちらが下ですか?
ドライレイヤーが下です。Tシャツやタンクトップを、スポーツブラの下に着ます。
ブラまで1枚にしたいなら、ベーシックやクールにはブラタンクトップとフィットブラ、ウォームにはブラトップロングスリーブの形もあります。
サイズは小さめを選ぶべきですか?
いつも着ているアウトドア用・スポーツ用の服と同じサイズで大丈夫です。ふだんゆったりめを選んでいる人だけ、サイズ表を見て小さめに。
目安は「きつくない程度に、すき間なく体に沿う」大きさで、トップスは胸まわり、ボトムスはウエストとヒップで選びます。
撥水が落ちてきたら?
まず、柔軟剤の入っていない洗剤で、標準のコースで2回ほど洗い直します。汚れや柔軟剤の残りで撥水が落ちていることが多いんですよね。
それでも戻らなければ、アイロンを110〜120℃にして、押しつけずに軽く滑らせます。
まとめ|最初はベーシック、2枚目は困った季節で
ファイントラックのドライレイヤーは、クール(夏)・ベーシック(一年中)・ウォーム(秋〜冬)の3つ。最初の1枚はベーシックのノースリーブかTシャツで、2枚目は夏と冬のどちらで困っているかで選べば大丈夫です。
あとは、肌に直接着て、上に吸汗速乾の服を重ねること。季節ごとの重ね着の全体は登山ウェアのレイヤリングの記事にまとめています。
※掲載情報は2026年11月時点のものです。価格・仕様は変わることがあります。購入前に、各販売ページとファイントラックの公式ページで確かめてください。




私は、汗冷えの対策でいちばん手軽なのは、いま着ている服の下に1枚足すことだと思っています。上着を買い替えるより、ずっと安く済みますよね。
ドライレイヤーは名前が3つあって迷いやすいですが、まずベーシックを1枚。2枚目は、夏と冬のどちらで困っているかで選ぶのがいいと思います。