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【2026年版】ロードバイクのジレ(ウィンドベスト)5選|上着を着る手前の1枚
更新日: 2026年9月13日

ジレ(ウィンドベスト)を千円台から9千円台まで5枚そろえて安い順に比べました。背中がメッシュなのは手抜きではなく登りの熱を抜くため、選ぶときに効くのは軽さとたためるか、バックポケットは好みで決めていいところ。上着を着ると暑い、でも胴体だけ寒い、という春秋の日に収まる1枚です。
春や秋に走っていて、上着を着るほどではないけれど「胴体だけ寒い」という場面、ありませんか。朝の走り出しと、汗をかいたあとの下りですね。
そこにちょうど収まるのがジレ(ウィンドベスト)です。袖がないぶん熱がこもらず、走りながらでも脱ぎ着できて、たためばジャージのポケットに入ります。
この記事では、千円台から9千円台まで5枚を安い順に並べて比べます。重ね着の全体像は春・秋サイクリング服装ガイドのほうにまとめています。
ジレが役に立つ3つの場面

- 朝の走り出し:気温が上がるまでの1〜2時間だけ寒い、という日に。日が高くなったら脱げば済みます
- 峠の下り:汗をかいた胴体に冷たい風が当たるのを止めます。下りで体力を削られなくなります
- 走りながらの調整:暑くなったらたたんでポケットへ。止まらずに温度を変えられます
逆に言うと、1日じゅう寒い日には向きません。その日は袖のあるウィンドブレーカーか、下に1枚足すほうが素直です(袖ありはこちら)。
選ぶときに見るのは3つ

① 防風はどこまで入っているか
ほとんどのジレは前面だけが防風で、背面はメッシュか薄い生地です。これは手抜きではなくて、背中から熱を逃がすためなんですよね。全面を防風にすると、登りで蒸れて中が濡れます。
なので「背中がメッシュ=安物」ではありません。むしろ、ちゃんと考えて作られているほうです。
② 重さとたたみやすさ
ここがいちばん、使う回数を左右するかなと思います。100g台なら、持っていくかどうかで迷わなくなります。逆に200gを超えてくると、だんだん置いていくようになるんですよね。
「たためるか」も見ておいてください。自分のポケットに入るサイズになるかどうかが、使う頻度を決めます。
③ バックポケットが要るかどうか
ジレを着たまま補給を取りたいなら、あると楽です。ジャージのポケットの上から羽織るだけなら、なくても困りません。ポケットがないぶん軽く、安くなるので、ここは好みで決めていいところです。
5枚を安い順に
対応気温はメーカーが明記していないものが多いので、生地の作りからの目安として見てください。価格はAmazonの実売です。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 対応気温 | 防風 | バックポケット | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
Darevie サイクルベスト ジレ DVJ170
|
まず試す ★★★☆☆ |
約1,500円〜 | 15〜20℃くらい | 前面のみ | なし | まず千円台で試す |
|
Morethan サイクルベスト
|
手堅い ★★★★☆ |
約4,500円〜 | 10〜18℃くらい | 前面+反射材 | あり | 日本ブランドで手堅く |
|
ROCKBROS サイクルベスト(ウィンドジレ)
|
軽い ★★★★☆ |
約5,200円〜 | 12〜20℃くらい | 前面・背面は通気 | なし | 軽さで選ぶ |
|
カペルミュール ストレッチウインドベスト
|
見た目 ★★★★☆ |
約8,100円〜 | 10〜18℃くらい | 防風・はっ水 | モデルによる | 見た目も気にする人 |
|
パールイズミ ストレッチ ウィンドシェル ベスト
|
迷ったらこれ ★★★★★ |
約9,200円〜 | 10〜15℃くらい | 前面防風+背面メッシュ | あり(3つ) | 迷ったらこれ |
※価格は2026年9月13日にAmazonで調べた実売です。サイズや色で変わります。
5枚を1つずつ
安いほうから順に見ていきます。ジレは年に数えるほどしか使わない人もいる道具なので、自分の使う回数に見合うところから選んでもらえればと思います。
1. Darevie サイクルベスト ジレ DVJ170|千円台。合わなくても諦めがつく

Darevie サイクルベスト ジレ DVJ170の価格を比較する
- 対応気温
- 15〜20℃くらい
- 防風
- 前面のみ
- バックポケット
- なし
- たためるか
- たためます
- 価格帯
- 約1,500円〜
ジレが自分に要るのかを、いちばん安く確かめられる1枚です。千円台なので、使わなかったとしても諦めがつきます。
前面が防風になっていて、たためばジャージのポケットに入ります。基本の仕事はちゃんとするので、「朝だけ寒い日」に1回使えば元が取れるかなと思います。
作りは値段なりです。ジッパーの動きや縫い目は、上のクラスと比べると違いが分かります。ただ、年に数回しか使わないものに1万円を出す前に、まずここで試すのは悪くない順番だと思うんですよね。
こんな人に:ジレが自分に要るのか確かめたい人
気になる点:作りは値段なり。縫製やジッパーは価格相応です
2. Morethan サイクルベスト|4千円台でポケットと反射材つき

Morethan サイクルベストの価格を比較する
- 対応気温
- 10〜18℃くらい
- 防風
- 前面+反射材
- バックポケット
- あり
- たためるか
- たためます
- 価格帯
- 約4,500円〜
日本のブランドで、値段と作りのバランスがいい1枚です。4千円台で、バックポケットと反射材が付いてきます。
反射材があるのは地味に助かります。ジレを着るのは朝と夕方が多いので、ちょうど暗い時間帯に重なるんですよね。
軽さを売りにしたモデルではないので、「とにかく小さくたたみたい」という人は次のROCKBROSのほうが合います。逆に、普段使いもするならこちらです。
こんな人に:普段使いもする人/夜も走る人
気になる点:軽さを売りにしたモデルではありません
3. ROCKBROS サイクルベスト(ウィンドジレ)|110g。ポケットに入れても存在を忘れる

ROCKBROS サイクルベスト(ウィンドジレ)の価格を比較する
- 対応気温
- 12〜20℃くらい
- 防風
- 前面・背面は通気
- 重量
- 110g
- バックポケット
- なし
- 価格帯
- 約5,200円〜
110gという軽さが売りです。ジャージのポケットに入れても、入っていることを忘れるくらいの重さかなと思います。
ジレって、結局「持っていったかどうか」で価値が決まる道具なんですよね。重くてかさばると、だんだん持っていかなくなります。その意味で軽さは正義です。
バックポケットはありません。ジャージのポケットの上から羽織る使い方なら困りませんが、ジレを着たまま補給を取り出したい人は、下のカペルミュールかパールイズミを。
こんな人に:持っていく前提で1枚ほしい人
気になる点:バックポケットはありません
4. カペルミュール ストレッチウインドベスト|スポーツ一辺倒じゃない顔つき

カペルミュール ストレッチウインドベストの価格を比較する
- 対応気温
- 10〜18℃くらい
- 防風
- 防風・はっ水
- バックポケット
- モデルによる
- たためるか
- ポケッタブル
- 価格帯
- 約8,100円〜
スポーツ一辺倒ではない見た目が、このブランドのいいところです。防風とはっ水があって、たためばコンパクトになります。
ジレは着ている時間が長いぶん、写真に写るのもたいていこれなんですよね。通勤や街乗りと兼ねたい人には、ここを気にする価値があります。
ひとつ注意点があって、モデルによってバックポケットの有無が変わります。同じ「ストレッチウインドベスト」でも、リップストップでポケット付きの版とそうでない版があるので、買う前に商品ページで確かめてください。
こんな人に:通勤や街乗りと兼ねたい人
気になる点:モデルによってポケットの有無が変わります
5. パールイズミ ストレッチ ウィンドシェル ベスト|国産で、背中がメッシュ。ポケット3つ

パールイズミ ストレッチ ウィンドシェル ベストの価格を比較する
- 対応気温
- 10〜15℃くらい
- 防風
- 前面防風+背面メッシュ
- バックポケット
- あり(3つ)
- たためるか
- ポケッタブル
- 価格帯
- 約9,200円〜
迷ったらこれでいいと思います。国産のパールイズミで、前面が防風、背面がメッシュ。バックポケットが3つ付いています。
背中がメッシュなのが、じつはいいんですよね。前からの風は止めつつ、登りでこもった熱は背中から抜けるので、着たままでも暑くなりにくいです。ジレを何度も脱ぎ着するのが面倒な人には、これがいちばん楽です。
9千円台で、この中ではいちばん高いです。ただ、日本人の体型でサイズを選べるのと、長く使えることを考えると、納得しやすい値段かなと思います。
こんな人に:1枚を長く使いたい人
気になる点:9千円台。この中ではいちばん高いです
目的からの早見
- 自分に要るのか確かめたい:Darevie DVJ170(千円台)
- 普段使いもする・夜も走る:Morethan サイクルベスト(反射材つき)
- とにかく軽く:ROCKBROS ウィンドジレ(110g)
- 見た目も気にする:カペルミュール ストレッチウインドベスト
- 1枚を長く使う:パールイズミ ストレッチ ウィンドシェル ベスト
ジレが決まったら、下に着るベースレイヤーと、もっと寒い日用のウィンドブレーカーで春秋の装備がそろいます。季節をまたいだ話はサイクリング季節別ウェアの選び方へ。
よくある質問
ジレと、袖ありのウィンドブレーカーはどう使い分ける?
袖があるかどうかで、熱の抜け方が変わります。ジレは腕が出ているぶんこもりにくく、走りながらでも脱ぎ着しやすいです。10〜15℃で「胴体だけ寒い」という日にいちばん合います。
もっと冷える日や、雨が混じる日は袖ありのほうが安心です。両方持って気温で使い分けるのが理想ですが、まず1枚ならジレのほうが出番は多いかなと思います。
何℃くらいで着るのが目安?
10〜15℃前後が中心です。走り出しの寒さと、汗をかいたあとの下りを埋める道具、という位置づけですね。
日中20℃近くまで上がる日は、暑くなった時点でたたんでポケットに入れられるものを選んでおくと楽です。逆に10℃を下回るなら、ジレ1枚では足りません。袖ありか、下に1枚足してください。
下には何を着る?
ベースレイヤー+長袖(か半袖)ジャージの上に羽織るのが基本です。ジレはあくまで胴体の風を止める足し算なので、汗を処理する土台がないと、中が濡れたまま冷えます。
肌に近い1枚をどうするかは、別の記事にまとめています。
バックポケットは要る?
ジレを着たまま補給を出し入れしたいなら、あると楽です。ジャージのポケットの上から羽織る使い方なら、なくても困りません。
軽さとコンパクトさを取るならポケットなし、収納を取るならポケットあり。走り方で決めてください。
洗濯で気をつけることは?
柔軟剤を使わないでください。繊維に膜ができて、はっ水が落ちます。洗濯ネットに入れて弱水流、陰干しが基本です。
はっ水が弱ってきたら、乾かしたあとに低温のアイロンを当て布ごしにかけると戻ることがあります(洗濯表示を確かめてから)。乾燥機は傷むので避けてください。
もっといいものを買うなら?
ゴアテックスを使った上位モデルになると、防風に加えて小雨も弾いて、それでいて蒸れにくい、という作りになります。代表はカステリの PERFETTO AIR VEST あたりです。
ただ、Amazonや楽天には流れてきていないので、買うなら公式から。天候を選ばず走る人向けで、春秋に数えるほどしか使わないなら、正直そこまでは要らないかなと思います。
まとめ
- ジレは「上着を着るかどうか」の手前にある選択肢。胴体だけ寒い日に合います
- 背中がメッシュなのは手抜きではなく、登りの熱を抜くため
- 選ぶときは軽さとたためるか。持っていかないと意味がない道具なので
- バックポケットは好み。ジャージの上から羽織るならなくても困りません
- 1日じゅう寒い日は、ジレではなく袖ありのほうが素直です
まず1枚なら、使う回数が読めないうちは千円台で試してみて、「これは要る」と分かってからパールイズミあたりに上げる。その順番がいちばん無駄がないかなと思います。
※掲載の価格・仕様は2026年9月時点のものです。購入前に各販売ページでご確認ください。




ジレって、最初は「袖がないのに意味あるのかな」と思っていたんですよね。でも考えてみると、寒いと感じるのはたいてい胴体で、腕はわりと平気なんです。
だから私は、ジレは「上着を着るかどうか」の手前にある選択肢だと思っています。上着を着ると今度は暑くなって脱ぐことになるけれど、ジレならそのまま走り続けられる日が多いんですよね。
あと、選ぶときに軽さを見たほうがいいかなと思います。ジレは持っていかないと意味がない道具なので、重くてかさばると、そのうち家に置いていくようになるので。