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ロードバイクのシューズカバーは気温で選ぶ|15℃はつま先だけ、0℃なら中綿入り
更新日: 2026年9月30日

ロードバイクの足先の防寒は、気温で4段階に分けて考えます。メーカーの対応気温で見ると、15℃前後はつま先だけのトゥーカバー、10℃前後は甲まで覆うハーフ、5℃前後は足首までのシューズカバー、0℃前後は中綿入り。そして買う前にできるのが、ロードシューズのつま先と靴底の穴をテープでふさぐこと。靴下は厚くしすぎないほうが冷えにくくなります。SPDの靴は、ロード用だと足裏が収まらないことがあるのでSPD対応のものを。2千円台のトゥーカバーから0℃対応まで6つを実価格で並べました。
ロードバイクの足先の冷えは、気温で4段階に分けて考えると迷わなくなります。
メーカーが出している対応気温で見ると、15℃前後はつま先だけ、10℃前後は甲まで、5℃前後は足首まで、0℃前後は中綿入り。シューズカバーはこの順に厚くなっていくんですよね。
ただ、その前に、お金をかけずにできることがあります。ロードシューズの穴をふさぐことです。そこから書いて、そのあと2千円台のトゥーカバーから0℃対応まで、6つを並べます。
買う前に、靴の穴をふさぐ
足先が冷えるいちばんの理由は、走っているあいだ、冷たい風が当たり続けることです。そしてロードシューズは、夏に涼しいよう、風が通る作りになっています。
ロードシューズは、つま先と靴底に穴がある
多くのロードシューズは、つま先や甲がメッシュになっていて、靴底にも空気を通す穴が開いています。夏はこれで涼しいんですが、冬はそのまま冷たい風の入口になるんですよね。
ちなみにシマノのトゥーカバーも、靴底の通気口をふさぐように作られています。メーカーも、冬はここをふさぐ前提で考えているんですよね。
テープでふさぐ(ほぼタダ)
いちばん安いのは、穴をテープでふさぐことです。靴底の穴は、インソール(中敷き)を外して、その下にアルミテープや養生テープを貼る。つま先のメッシュは内側から貼れば、見た目もほとんど変わりません。
秋の肌寒い日くらいなら、これだけで足りることもあります。そのかわり汗は抜けにくくなるので、春になったらはがすのを忘れずに。
靴下は、厚くしすぎない
もうひとつは靴下です。寒いからと厚手の靴下にすると、靴がきつくなって、かえって冷えることがあります。締めつけで血の巡りが悪くなるんですよね。
靴に余裕がないなら、厚さは変えずにウールの靴下に替えるくらいがちょうどいいかなと思います。

シューズカバーは、気温で4段階
それでも寒い日は、シューズカバーです。選び方は気温がいちばん分かりやすい。パールイズミが製品ごとに出している対応気温を並べると、きれいに4段階になります。
| 気温の目安 | 覆う範囲 | パールイズミの例 | 定価 |
|---|---|---|---|
| 15℃前後 | つま先だけ(トゥーカバー) | ウィンドブレーク ライト トゥカバー 7975 | 3,850円 |
| 10℃前後 | つま先から甲まで(ハーフ) | ウィンドブレーク ロード ハーフ シューズカバー 7955 | 5,500円 |
| 5℃前後 | 足首まで | ウィンドブレーク ロード シューズカバー 7911 | 8,800円 |
| 0℃前後 | 足首まで・中綿入り | ウィンドブレーク サーモ シューズカバー 7906 | 9,900円 |
※対応気温と定価はパールイズミの商品ページ(2026年秋冬)より。シマノもトゥーカバーを10〜20℃、ハーフを5〜15℃としています
15℃前後は、つま先だけ
秋口の朝や、春先の少し冷える日は、つま先だけのトゥーカバーで足ります。薄くて小さいので、暑くなったら外してジャージのポケットに入れられるんですよね。
10℃前後は、甲まで
10℃を切ってくると、つま先だけでは甲が冷えてきます。甲まで覆うハーフがちょうどいい季節です。かかとは出ているので、脱ぎ履きも楽です。
5℃前後は、足首まで
冬の昼間に走るなら、足首まで覆うシューズカバーです。関東の平地の冬なら、このクラスを1つ持っておけば、たいていの日は足りる気がします。
0℃前後は、中綿入り
真冬の朝や、山を越えるルートは、中綿の入ったものにします。下りは風を受けるのに脚をあまり回さないので、足先がいちばん冷えるんですよね。
あとは、トゥーカバーをシューズカバーの内側に重ねる手もあります。パールイズミもトゥカバーの使い方として、厳冬期は内側に重ねると案内しています。つま先だけ1枚増えるので、中綿入りを買い足す前に試せます。

SPDの靴は、SPD対応のものを
MTBやツーリング用のSPDの靴は、靴底にブロックの凹凸があって、ロード用の靴より底が大きいです。ロード用のシューズカバーだと、足裏がうまく収まらないことがあります。パールイズミのロード用モデルにも「MTBタイプには合わない場合がある」と注意書きがあるんですよね。
SPDの靴で選ぶなら、SPD対応とはっきり書いてあるものです。この記事ではシマノのDUAL FITが、SPDとSPD-SLの両方に対応しています。パールイズミにもMTB用(7915・5℃)がありますが、通販ではあまり見かけません。
あとSPDの人は歩くことも多いと思うので、つま先の下が補強されているかも見てください。シューズカバーは、歩くと底がすり切れやすいんですよね。
つま先だけから中綿入りまで6つ
ここからは実際に買える6つを、薄い順に並べます。上の2つがつま先と甲まで、下の4つが足首まで覆うシューズカバーです。
気温の目安はメーカーの表記のまま入れています。値段は2026年9月時点のもので、定価もスペック欄に入れました。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 覆う範囲 | 目安の気温 | 対応 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
シマノ S-PHYRE トゥーカバー
|
15℃前後 ★★★★☆ |
約2,800円〜 | つま先だけ | 10〜20℃(シマノ) | ロード(SPD-SL) | 秋口や春先の朝 |
|
シマノ S-PHYRE ハーフシューカバー
|
10℃前後 ★★★★☆ |
約3,200円〜 | つま先から甲まで | 5〜15℃(シマノ) | ロード(SPD-SL) | 10℃前後の日 |
|
Santic シューズカバー
|
とにかく安く ★★★☆☆ |
約2,500円〜 | 足首まで | 表記なし | ロード・MTB | まず安く試す |
|
パールイズミ ウィンドブレーク ロード シューズカバー 7911
|
5℃前後 ★★★★★ |
約7,200円〜 | 足首まで | 5℃(パールイズミ) | ロード(MTB靴は合わないことあり) | 冬の昼間のライド |
|
シマノ DUAL FIT サーマルシューカバー
|
SPD対応 ★★★★★ |
約6,200円〜 | 足首まで | 表記なし(冬用) | SPD・SPD-SLの両方 | SPDの靴で冬に乗る |
|
パールイズミ ウィンドブレーク サーモ シューズカバー 7906
|
0℃前後 ★★★★★ |
約8,600円〜 | 足首まで(中綿入り) | 0℃(パールイズミ) | ロード(MTB靴は合わないことあり) | 真冬の朝や山 |
1. シマノ S-PHYRE トゥーカバー|つま先だけ、ポケットに入る

シマノ S-PHYRE トゥーカバーの価格を比較する
- 覆う範囲
- つま先だけ
- 目安の気温
- 10〜20℃(シマノ)
- 対応
- ロード(SPD-SL)
- 素材
- PUコーティングのストレッチ生地
- 定価
- ¥4,950
- 価格帯
- 約2,800円〜
つま先だけを覆う、いちばん薄いカバーです。定価4,950円のところ、通販だと2千円台後半。
シマノの温度の目安は10〜20℃で、秋口の朝や春先にちょうどいい。薄くて軽いので、暑くなったら外してポケットに入れておけます。
靴底の通気口をふさぐ形になっているのも、冬の足先にはうれしいところですね。
ただロード用(SPD-SL)の靴向けです。SPDの靴には下のDUAL FITを。
こんな人に:秋口や春先の朝に走る人
気になる点:ロード用の靴向けです
2. シマノ S-PHYRE ハーフシューカバー|甲まで覆う季節の変わり目用

シマノ S-PHYRE ハーフシューカバーの価格を比較する
- 覆う範囲
- つま先から甲まで
- 目安の気温
- 5〜15℃(シマノ)
- 対応
- ロード(SPD-SL)
- 素材
- WINDFLEX(防風)
- 定価
- ¥5,500
- 価格帯
- 約3,200円〜
つま先から甲までを覆うハーフタイプです。定価5,500円が、通販で3千円台前半。
目安は5〜15℃。トゥーカバーでは甲が冷える、でも足首までのカバーはまだ暑い、という季節の変わり目向けです。
防風の生地が甲全体を覆うので、トゥーカバーより一段暖かい。かかとは出ているので、脱ぎ履きも楽なんですよね。
こちらもロード用の靴向けです。
こんな人に:トゥーカバーでは甲が冷える人
気になる点:ロード用の靴向けです
3. Santic シューズカバー|足首までを安く試す

Santic シューズカバーの価格を比較する
- 覆う範囲
- 足首まで
- 目安の気温
- 表記なし
- 対応
- ロード・MTB
- 素材
- 撥水・防風生地+裏起毛
- 価格帯
- 約2,500円〜
足首まで覆うタイプを、とにかく安く試すならこれです。2,500円くらい。
表は撥水・防風の生地で、内側は起毛。ファスナーで着脱して、ロードとMTBの両方に使えるとされています。
メーカーが対応気温を出していないので、どこまでの寒さに耐えるかは分かりません。最初の1つとして様子を見るには十分な値段かなと思います。
サイズはS〜XLの4つ。靴のサイズ表で選んでください。
こんな人に:最初の1つで様子を見たい人
気になる点:対応気温の表記がありません
4. パールイズミ ウィンドブレーク ロード シューズカバー 7911|5℃対応の定番

パールイズミ ウィンドブレーク ロード シューズカバー 7911の価格を比較する
- 覆う範囲
- 足首まで
- 目安の気温
- 5℃(パールイズミ)
- 対応
- ロード(MTB靴は合わないことあり)
- 素材
- ウィンドブレーク
- 定価
- ¥8,800
- 価格帯
- 約7,200円〜
5℃対応の、冬のシューズカバーの定番です。定価8,800円。通販では7千円台から見つかります(新しい年のモデルは9,900円のことも)。
パールイズミのウィンドブレークという防風素材で、後ろのファスナーが下まで開き、足裏はマジックテープで留めます。着脱が楽なのが、この形のいいところですね。
冬の昼間に平地を走るなら、まずこの5℃クラスを1つ、が失敗しにくい気がします。
ただMTBタイプの靴には合わないことがあるので、SPDの方は下のDUAL FITを。
こんな人に:冬の昼間に平地を走る人
気になる点:MTBタイプの靴には合わないことがあります
5. シマノ DUAL FIT サーマルシューカバー|SPDの靴にも付けられる

シマノ DUAL FIT サーマルシューカバーの価格を比較する
- 覆う範囲
- 足首まで
- 目安の気温
- 表記なし(冬用)
- 対応
- SPD・SPD-SLの両方
- 素材
- PUコートの裏起毛フリース
- 定価
- ¥8,580
- 価格帯
- 約6,200円〜
SPDの靴にも、ロードの靴にも使えるシューズカバーです。定価8,580円のところ、通販で6千円台。
名前のDUAL FITは、SPDとSPD-SLの両方に対応という意味。足裏はマジックテープ留めで、ブロックのあるMTBの靴底にも合わせやすいんですよね。
生地は、表にPUコーティングをした裏起毛のフリース。つま先が補強されているので、信号待ちや輪行で少し歩いても安心です。
通勤やツーリングで、乗ったり歩いたりをくり返す方に向いています。
こんな人に:SPDの靴で冬も乗る人
気になる点:対応気温の表記がありません
6. パールイズミ ウィンドブレーク サーモ シューズカバー 7906|0℃対応の中綿入り

パールイズミ ウィンドブレーク サーモ シューズカバー 7906の価格を比較する
- 覆う範囲
- 足首まで(中綿入り)
- 目安の気温
- 0℃(パールイズミ)
- 対応
- ロード(MTB靴は合わないことあり)
- 素材
- ウィンドブレーク+中綿
- 定価
- ¥9,900
- 価格帯
- 約8,600円〜
0℃対応の、この中でいちばん暖かいシューズカバーです。定価9,900円のところ、通販で8千円台から。
つま先から甲にかけて中綿が二重に入っていて、真冬の朝や山を越える日向け。後ろのファスナーが下まで開いて、足裏はマジックテープなので、厚いわりに着脱は楽です。
暖かいぶん、暖かい日には暑くなります。冬の昼間だけなら、上の5℃クラスで足りるかなと思います。
7911と同じく、MTBタイプの靴には合わないことがあります。
こんな人に:真冬の朝や山を走る人
気になる点:暖かい日には暑くなります
よくある質問
ロードバイクのシューズカバーは何度から必要ですか?
15℃を下回ったら、つま先だけのトゥーカバーから考えるといいです。メーカーの対応気温で見ると、15℃前後はつま先だけ、10℃前後は甲まで、5℃前後は足首まで、0℃前後は中綿入り、の4段階です。
その前に、靴のつま先と靴底の穴をテープでふさぐだけでも、肌寒い日なら足りることがあります。
0℃でも使えるシューズカバーはありますか?
パールイズミのウィンドブレーク サーモ シューズカバー(7906)が0℃対応です。つま先から甲にかけて、中綿が二重に入っています。
それでも冷えるなら、トゥーカバーをシューズカバーの内側に重ねる手があります。パールイズミもトゥカバーの使い方として案内しています。
SPDの靴に使えるシューズカバーはどれですか?
SPD対応とはっきり書いてあるものを選んでください。シマノのDUAL FITは、SPDとSPD-SLの両方に対応しています。
ロード用のシューズカバーは、ブロックのある靴底だと足裏が収まらないことがあります。パールイズミのロード用モデルにも「MTBタイプには合わない場合がある」との注意書きがあります。
雨の日にも使えますか?
冬用のシューズカバーは、雨の中を長く走るための作りではありません。撥水や防水コーティングで小雨や水しぶきは防げても、長く走ると縫い目やファスナーから水が入ってきます。
雨の日用には、シマノのDUAL FIT レインシューカバーのような雨向けのモデルがあります。
サイズはどう選べばいいですか?
いま履いているシューズのサイズで、メーカーのサイズ表から選びます。
ただ、ダイヤルやバックルが大きい靴は、同じサイズでも入りにくいことがあります。パールイズミも「シューズの形状によっては対応寸法内でも装着できない場合がある」としているので、迷ったら大きいほうが無難かなと思います。
シューズカバーを付けたまま歩けますか?
少しなら大丈夫ですが、長く歩くと底がすり切れます。パールイズミもトゥカバーについて、長い時間の歩行は故障につながる恐れがあると注意しています。
歩くことが多いなら、シマノのDUAL FITのようにつま先が補強されたものを選んでください。
まとめ
- ロードバイクの足先の防寒は気温で4段階。15℃はつま先だけ、10℃は甲まで、5℃は足首まで、0℃は中綿入り
- 買う前に、靴のつま先と靴底の穴をテープでふさぐ。肌寒い日ならこれで足りることもあります
- 靴下は厚くしすぎない。靴がきつくなると、かえって冷えます
- 冬の昼間に平地を走るなら、まず5℃クラスを1つ
- 真冬の朝や山は0℃対応の中綿入り。トゥーカバーを内側に重ねる手もあります
- SPDの靴はSPD対応と書いてあるものを。ロード用は足裏が収まらないことがあります
※価格は2026年9月時点のものです。







シューズカバーは付け外しが面倒そうで、つい後回しにしがちなんですよね。でも冬の下りでは、足先がいちばん先に冷えると私は思っています。足先が冷えきると、止まるときにビンディングを外す動きまで鈍くなるので。
なので、真冬は0℃対応のもの、そこまで寒くない日は薄いもの、と気温で分けるのがおすすめです。1つで全部をこなそうとすると、暑いか寒いかのどちらかになるので。