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冬ロードバイクのミドルレイヤー|厚い1枚より、脱げる1枚【2026年版】
更新日: 2026年9月6日

冬のロードバイクは登りで汗をかき、下りで凍えます。この振れ幅は厚いジャージ1枚では解けません。答えは薄手の長袖ジャージに、脱げるベストを足すことです。ベストは千円台からあって、畳めば背中のポケットに入ります。パールイズミは製品ごとに対応気温を明記しているので、最強を探すより気温で選ぶほうが早いです。型落ちが定価の0.29倍になる時期の話もあわせて。
冬に自転車で走ると、登りでは汗だくなのに、下りでは歯が鳴るほど寒い。これ、本当に困りますよね。
で、ここを厚いジャージ1枚で解こうとすると、たいてい失敗します。暑いほうに合わせると下りで凍え、寒いほうに合わせると登りで汗をかくので。
答えは「脱げるものを1枚持つ」です。ベストなら千円台からあって、背中のポケットに入ります。
あと選び方のコツをひとつ。パールイズミは製品ごとに対応気温を書いています。「最強」を探すより、走る気温で選んだほうが早いです。
冬の自転車は「暑い」と「寒い」が同時に来る
登山と決定的に違うのがここです。
自分で風を作ってしまう
自転車は時速20kmで走れば、無風でも秒速5.5mの風を受けます。気温5℃でも、体感はもっと低くなりますよね。
そして下りだと時速40kmくらい出ます。ペダルを踏んでいないので熱も作らない。ここが冷える原因です。
登りは逆に暑い
坂を上っているときは速度が落ちるので、風が当たらないのに一番熱を作っている状態になります。だから汗をかきます。
その汗を持ったまま下りに入る。これが冬のサイクリングでいちばん寒い瞬間かなと思います。
| 登り | 下り | |
|---|---|---|
| 速度 | 遅い | 速い |
| 受ける風 | 少ない | 強い |
| 体が作る熱 | 多い | ほぼゼロ |
| 結果 | 暑い・汗をかく | 凍える |
同じ服のままだと、この振れ幅に対応できません。だから「脱ぎ着できるか」が中身より大事になります。

厚いジャージより、脱げるベスト
ここが今回いちばん伝えたいところです。
ミドルレイヤーを厚くするのではなく、薄いジャージ+脱げるベストにする。これで振れ幅に対応できます。
なぜベストなのか
- 胴体だけ温める…腕が出ているので、登りで暑くなりすぎません
- 畳めば背中のポケットに入る…登りの前に脱いで、下りの前に着る
- 腕を通さず着られる…前が全開になるタイプなら、止まってすぐ羽織れます
- 安い…千円台からあります
私の実感としては、1万円のジャージを買うより、5千円のジャージ+2千円のベストのほうが冬は快適です。値段も安く済みますし。
使い方は「登る前に脱ぐ」
コツは寒くなってから着るのではなく、汗をかく前に脱ぐことかなと思います。
坂の手前でベストを脱いでポケットへ。上りきったところで着る。汗をかいてから脱いでも、もう濡れているので遅いんですよね。
ウィンドブレーカーでも代用できる
すでに薄手のウィンドブレーカーを持っているなら、まずそれで試してください。役割は同じです。
袖がある分だけ暑くなりやすいですが、買い足す前に手持ちで確かめるのが順番としては正しいかなと。
対応気温で選べば迷わない
選び方の話です。パールイズミは製品ページに対応気温を書いています。
たとえばサーモジャージ(3200-BL)には「15℃対応」と書かれています。この数字を見れば、自分が走る気温に合うかどうかが分かりますよね。
気温別の組み合わせ
| 気温の目安 | 組み合わせ | ベスト |
|---|---|---|
| 15℃前後 | 裏起毛の長袖ジャージ1枚 | 持っていく |
| 10℃前後 | 長袖ジャージ+ベスト | 着たまま |
| 5℃前後 | 長袖ジャージ+ベスト+ウィンドブレーカー | 着たまま |
| 0℃前後 | 上に冬用ジャケット | 中に着る |
あくまで目安です。汗をかきやすい人は1段階薄くしてください。冷え性の方は逆ですね。
「最強」を1枚で作ろうとしない
「ミドルレイヤー 最強」で探している方に正直に書くと、1枚で全部の気温に対応できるものはありません。
15℃で快適なものは5℃では寒いですし、5℃で快適なものは15℃だと暑すぎます。足し引きできる形にしておくほうが、結果として全部の日に対応できます。
型落ちは定価の3分の1
買い方の話です。ここは知っておくと得かなと思います。
パールイズミの2026年秋冬モデルは、サーモジャージが1万7千50円でした。ところが型落ちの同じサーモジャージが、通販で4千948円で並んでいます。
| サーモジャージ | 値段 | 定価との比 |
|---|---|---|
| 2026年秋冬モデル(公式定価) | ¥17,050 | 1.00倍 |
| 旧モデルの公式掲載価格 | ¥13,200 | 0.77倍 |
| 型落ちの通販価格 | ¥4,948 | 0.29倍 |
※2026年9月時点。定価はパールイズミ公式サイトの掲載価格(税込)です。
いま(9月〜10月)が狙い目
新しい秋冬モデルが並ぶタイミングで、前の年のものが一気に下がります。今がちょうどその時期ですね。
ジャージは数年で作りが大きく変わるものではないので、型落ちを狙う不利は少ないかなと思います。裏起毛のジャージが5千円で買えるなら、そのほうがいいですよね。
同じ名前でも3倍の開き
ここは注意してください。同じ「サーモジャージ」でも、通販の値段は4千948円から1万5千345円まで開いていました。
色とサイズの組み合わせごとに値段が別々に付いているからですね。自分のサイズの値段を必ず見てください。安いと思って開いたら、自分のサイズだけ高いということが普通に起きます。

ジャージ2つ・ベスト4つ
安い順に並べています。スペック欄の「種類」で、ジャージかベストかが分かります。
この記事の考え方としては「ジャージ1枚+ベスト1枚」が基本形です。価格は2026年9月時点です。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 種類 | 防風 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
|
Darevie サイクルベスト ジレ
|
最安 ★★★☆☆ |
約1,500円〜 | ベスト | あり | 走行中に脱ぎ着したい人 |
|
Morethan サイクルベスト(ノースリーブ)
|
定番 ★★★★☆ |
約4,500円〜 | ベスト | あり | 国内ブランドで手堅くいきたい人 |
|
パールイズミ サーモジャージ N3200-BL
|
型落ち ★★★★★ |
約4,900円〜 | 長袖ジャージ | — | 型落ちを狙って安く買いたい人 |
|
Morethan サイクルベスト(秋〜冬)
|
秋冬 ★★★★☆ |
約5,100円〜 | ベスト | あり | 真冬もベストで通したい人 |
|
サンティック サイクルベスト
|
防風 ★★★★☆ |
約5,700円〜 | ベスト | あり | ベストにもう少しお金をかけたい人 |
|
パールイズミ サーモジャージ 3200-BL
|
定番 ★★★★★ |
約8,800円〜 | 長袖ジャージ | — | 定番のサーモジャージが欲しい人 |
1. Darevie サイクルベスト ジレ|ベスト|千円台

Darevie サイクルベスト ジレの価格を比較する
- 種類
- ベスト
- 防風
- あり
- 収納
- 畳める
- 袖
- なし
- 価格帯
- 約1,500円〜
千円台で買えるサイクルベストです。畳めば背中のポケットに入るので、坂の手前で脱いでしまえます。
まず「脱げる1枚」を試すには、ここで十分かなと思います。これで走ってみて、もっと暖かいものが要ると分かってから足せばいいので。
生地は薄いので、真冬は中にジャージが1枚必要になります。単体で暖かくなるものではありません。
こんな人に:まず1枚試したい人
気になる点:生地が薄いので真冬は中に1枚要ります
2. Morethan サイクルベスト(ノースリーブ)|ベスト|日本ブランド

Morethan サイクルベスト(ノースリーブ)の価格を比較する
- 種類
- ベスト
- 防風
- あり
- 国内
- 日本ブランド
- 袖
- なし
- 価格帯
- 約4,500円〜
日本のブランドが作っているサイクルベストです。サイズ表記が日本向けなので、そこで失敗しにくいのはありがたいところですね。
防風の生地で、走行中の風をしっかり止めます。ノースリーブなので、登りで腕から熱を逃がせるのもいいところです。
こちらも真冬は上にもう1枚あると安心かなと。
こんな人に:サイズで失敗したくない人
気になる点:真冬は上にもう1枚あると安心です
3. パールイズミ サーモジャージ N3200-BL|ジャージ|型落ちで3分の1

パールイズミ サーモジャージ N3200-BLの価格を比較する
- 種類
- 長袖ジャージ
- 裏起毛
- あり
- 対応気温
- 15℃
- 世代
- 型落ち
- メーカー定価
- ¥17,050
- 価格帯
- 約4,900円〜
この記事でいちばんお得な1枚です。パールイズミの裏起毛ジャージが、型落ちで4千948円になっていました。
2026年秋冬モデルの定価は1万7千50円なので、0.29倍ですね。ジャージは数年で作りが大きく変わるものではないので、型落ちを狙う不利は少ないと思います。
ただ色とサイズが限られます。自分のサイズが残っているかを確かめてください。
こんな人に:裏起毛ジャージを安く買いたい人
気になる点:型落ちなので色とサイズが限られます
4. Morethan サイクルベスト(秋〜冬)|ベスト|秋から冬まで

Morethan サイクルベスト(秋〜冬)の価格を比較する
- 種類
- ベスト
- 防風
- あり
- 季節
- 秋〜冬
- 袖
- なし
- 価格帯
- 約5,100円〜
秋から真冬まで使えるベストです。前の2つより少し生地に厚みがあるので、寒い日もこれで通せます。
ベストを1枚だけ買うなら、季節の幅が広いこちらのほうが出番は多いかなと思います。
1,000円ほど高くなりますが、着られる期間を考えると悪くない差額ですね。
こんな人に:寒い日もベストで通したい人
気になる点:前の2つより1000円ほど高いです
5. サンティック サイクルベスト|ベスト|作りに余裕

サンティック サイクルベストの価格を比較する
- 種類
- ベスト
- 防風
- あり
- 季節
- 秋冬
- 袖
- なし
- 価格帯
- 約5,700円〜
作りに余裕のあるサイクルベストです。防風の生地と、背面の収納が付いています。
正直に書くと、この価格帯まで出せるなら型落ちのジャージも買えます。ベストにここまでかけるかは好みが分かれるところかなと。
ベストを主役にして、中を薄手で通したい方にはこちらですね。
こんな人に:ベストにお金をかけたい人
気になる点:この価格帯ならジャージも買えます
6. パールイズミ サーモジャージ 3200-BL|ジャージ|定番の1枚

パールイズミ サーモジャージ 3200-BLの価格を比較する
- 種類
- 長袖ジャージ
- 裏起毛
- あり
- 対応気温
- 15℃
- ポケット
- 背面3つ
- メーカー定価
- ¥13,200
- 価格帯
- 約8,800円〜
パールイズミの定番、サーモジャージです。15℃対応と公式に書かれていて、背面には3つのポケットが付いています。
旧モデルの公式掲載価格が1万3千200円なので、8千800円は0.67倍ですね。
注意点として、同じ商品名でも色とサイズによって4千948円から1万5千345円まで開いていました。自分のサイズを選んだ状態で値段を見てください。
こんな人に:長く使う1枚が欲しい人
気になる点:同じ商品でもサイズにより値段が開きます
よくある質問
冬のロードバイクのミドルレイヤー、最強はどれですか?
1枚で全部の気温に対応できるものはありません。15℃で快適なものは5℃では寒く、5℃で快適なものは15℃だと暑すぎるからです。
冬の自転車は登りで汗をかき、下りで凍えるという振れ幅があります。厚い1枚ではここに対応できません。
おすすめは薄手の長袖ジャージ+脱げるベストです。ベストは千円台からあって、畳めば背中のポケットに入ります。
ベストとウィンドブレーカー、どちらがいいですか?
すでにウィンドブレーカーを持っているなら、まずそれで試してください。役割は同じです。
ベストの利点は腕が出ているので登りで暑くなりすぎないことと、畳んだときに小さいことですね。
買い足すなら、ベストのほうが冬の自転車には合っているかなと思います。ただ持っているもので試してからで十分です。
ベストはいつ脱いで、いつ着ますか?
坂の手前で脱いで、上りきったら着るのが基本です。
コツは寒くなってから着るのではなく、汗をかく前に脱ぐことですね。汗をかいてから脱いでも、もう濡れているので遅いです。
前が全開になるタイプだと、止まってすぐ羽織れるので楽です。
気温何度から何を着ればいいですか?
15℃なら裏起毛の長袖ジャージ1枚、10℃ならそれにベスト、5℃ならさらにウィンドブレーカーが目安です。0℃前後になったら冬用のジャケットを上に着てください。
パールイズミは製品ページに「15℃対応」のように対応気温を書いています。これを見れば自分の走る気温に合うかが分かるので、迷ったら公式サイトの表記を確認してください。
汗をかきやすい方は1段階薄くしてください。
安く買う方法はありますか?
型落ちモデルを狙ってください。パールイズミのサーモジャージは、2026年秋冬モデルが定価1万7千50円なのに対して、型落ちが通販で4千948円でした。定価の0.29倍です。
新しい秋冬モデルが並ぶ9月から10月が、前の年のものが下がるタイミングですね。
ジャージは数年で作りが大きく変わるものではないので、型落ちを狙う不利は少ないかなと思います。
同じ商品なのに値段がバラバラです
色とサイズの組み合わせごとに値段が別々に付いているからです。同じ「サーモジャージ」でも、通販では4千948円から1万5千345円まで開いていました。3倍の差ですね。
安いと思って開いたら、自分のサイズだけ高いということが普通に起きます。必ず自分のサイズを選んだ状態で値段を確認してください。
まとめ
- 冬の自転車は登りで汗をかき、下りで凍えます。厚い1枚ではこの振れ幅に対応できません
- 答えは薄手の長袖ジャージ+脱げるベスト。ベストは千円台から、畳めばポケットに入ります
- 脱ぐのは坂の手前。汗をかいてからでは遅いです
- ウィンドブレーカーを持っているなら、まずそれで試してください
- パールイズミは対応気温を書いています。「最強」を探すより気温で選ぶほうが早いです
- 型落ちは定価の0.29倍になっていました。9〜10月が狙い目です
- 同じ商品名でも色とサイズで3倍開きます。自分のサイズで値段を見てください
冬に自転車をやめてしまう理由の多くは、たぶん寒さではなく「服の調整がうまくいかない」ことかなと思っています。脱げる1枚があるだけで、走れる日はかなり増えます。



私は冬に走るとき、ずっと「厚い上着を1枚買えば解決する」と思っていました。それでけっこう高いジャケットを買ったんですよね。
結果は、登りで汗だくになって、その汗で下りに凍えるという前と同じ状態でした。厚くしただけだと、暑い側が悪化するだけだったんです。
千円台のベストを買って、坂の手前で脱ぐようにしてから、やっと落ち着きました。足し引きできるかどうかだったんだなと。値段ではなかったですね。