ルート概要|タマサイってどんなコース?
多摩川サイクリングロード(通称:タマサイ)は、東京都と神奈川県の境を流れる多摩川沿いに整備された、関東屈指の人気サイクリングコースです。上流の羽村取水堰から下流の多摩川河口(羽田)まで、片道およそ55〜60km。信号が少なく平坦なため、初心者の練習にも、ロングライドにもちょうどよいのが魅力です。
左岸(東京都側)には都が名づけた「たまリバー50キロ」(羽村〜大田区・約53km)、右岸(川崎市側)には「かわさき多摩川ふれあいロード」が整備されています。アクセスのよい二子玉川を起点にする人が多く、そこから上流・下流どちらへも走り出せます。
| 距離 | 片道約55〜60km(羽村取水堰〜河口・羽田) |
| 左岸ルート | たまリバー50キロ 約53km(羽村〜大田区・大師橋緑地) |
| 獲得標高 | 約30m(下り基調・ほぼ平坦) |
| 所要時間 | 全線で4〜6時間(休憩含まず) |
| 路面状況 | アスファルト舗装中心(左岸に一部未舗装区間あり) |
| 難易度 | 初心者〜中級者向け(★1〜2) |
| 推奨季節 | 春(3-5月)・秋(9-11月) |
| 風向きの傾向 | 下流(羽田方向)が追い風になりやすい(当日の実風向は要確認) |
| 補給ポイント | 沿線にコンビニ・カフェが比較的多い |
| 人気の起点 | 二子玉川(都心からアクセス良)/羽村・羽田も定番 |
※所要時間は休憩を含みません。初心者の方は余裕を持って計画してください。
※掲載情報は2026年7月時点のものです。営業時間・工事・通行状況は変わる場合がありますので、出発前に最新情報をご確認ください。
まずは全体像を地図で確認しましょう。下の地図は上流の羽村取水堰から河口・羽田までの道なりルートと、5つの立ち寄りスポットを番号付きで示しています。ピンやルートをドラッグ・ズームして確認できます。
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📍 モデルコース|5つの立ち寄りスポット
タマサイの楽しみは寄り道にもあります。上流から下流へ、走る順に立ち寄りたい5スポットを紹介します。番号は上の地図のピンと対応しています。
1上流の起点:羽村取水堰

羽村取水堰(羽村堰)は、多摩川の水を玉川上水へ取り込む歴史ある堰で、タマサイ上流側の定番スタート地点です。左岸ルート「たまリバー50キロ」の起点にあたり、ここから河口・羽田まで下ると全線走破のロングライドになります。まずは短い区間から慣れたい方は、後述の二子玉川発がおすすめです。
2休憩スポット:多摩川原橋・CROSS COFFEE(稲城)

※画像はイメージです
多摩川原橋のたもと、稲城市矢野口にあるCROSS COFFEE(クロスコーヒー)は、サイクリスト御用達のカフェです。自転車ラックを備え、多摩サイと尾根幹(南多摩尾根幹線)の交点という立地で、週末は多くのローディーでにぎわいます。営業は平日9:00〜17:00(火・水休)、土日祝は7:00〜17:00が目安(出発前に公式で最新の営業日をご確認ください)。前半の休憩に最適です。
3人気の起点:二子玉川(スターバックス二子玉川公園店)

二子玉川は、東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅から河川敷まで徒歩数分と、都心から最もアクセスしやすい人気の起点です。駅直結の商業施設に隣接する二子玉川公園にはトイレや水飲み場があり、園内のスターバックス二子玉川公園店(世田谷区玉川1丁目)は多摩川を一望できる絶好の休憩ポイント。ここを起点に上流・下流どちらへも走り出せます。
4岸の切り替えポイント:丸子橋

丸子橋付近は、左岸(東京都側)に未舗装区間が残るため、ロードバイクやクロスバイクは右岸(川崎市側)へ渡るのが一般的な、ルート選びの分岐点です。右岸の「かわさき多摩川ふれあいロード」に移れば、以降は舗装された走りやすい道が河口方面へ続きます(詳しくは次章)。
5河口ゴール:穴守稲荷神社・羽田

下流のゴールは、大田区羽田の穴守稲荷神社。境内には朱い鳥居が連なり、河口・海老取川の弁天橋近くには象徴的な旧大鳥居も立ちます。すぐそばが羽田空港で、離着陸する飛行機を間近に望む達成感あるフィニッシュです。川崎側から渡るなら、2022年開通の多摩川スカイブリッジ(自転車通行可)を使うと羽田空港側へスムーズにアプローチできます。
ルート詳細|左岸・右岸と渡り橋ガイド

多摩川は左岸(東京都側)と右岸(神奈川・川崎市側)に道が分かれており、区間によって走りやすい側が変わります。
左岸「たまリバー50キロ」:東京都が名づけた羽村〜大田区の約53kmのルート。上流側は専用道が比較的よく整備されています。ただし多摩水道橋〜丸子橋付近など、一部に未舗装(砂利)の区間が残るため、細いタイヤのロードバイクは注意が必要です。
右岸「かわさき多摩川ふれあいロード」:川崎市側の愛称ルート(多摩区〜幸区の約21.4kmなど)。舗装が良くコンビニも近く、補給しやすいのが利点です。
渡り橋の使い分け:左岸の未舗装を避けたいロード/クロスは、多摩水道橋・丸子橋・是政橋などで右岸へ渡るのが定番です。行きと帰りで岸を変えれば景色の変化も楽しめます。全線を通して歩行者・ランナー優先が大原則。スピードを出しすぎず、譲り合って走りましょう。
距離別・初心者おすすめプラン
タマサイは区間で区切って楽しめるのが強み。二子玉川を起点に、体力に合わせて段階的に距離を伸ばすのがおすすめです(距離は往復のおおよその目安)。
| 入門(約20km) | 二子玉川 → 多摩川原橋(CROSS COFFEE)往復 |
| ステップアップ(約30km) | 二子玉川 → 羽田(河口)往復 |
| ロングライド(約55km・片道) | 羽村取水堰 → 河口・羽田(帰りは輪行) |
二子玉川〜羽田は片道約15kmなので、まずは往復(約30km)で河口までの達成感を味わうのがおすすめ。全線走破に挑むなら、上流の羽村から下流の羽田まで片道約55kmを走り、帰りは輪行にすると体力に余裕を持たせられます。
季節・気候情報とベストシーズン
タマサイは年間を通して走行可能ですが、快適さは季節で変わります。ポイントは気温と風です。
春(3-5月):最もおすすめのシーズン。気温が穏やかで、桜並木(調布〜稲城やガス橋周辺など)が河川敷を彩ります。花見客で混む区間もあるので、早めの時間帯が快適です。
夏(6-8月):河川敷は日陰が少なく、35度を超える日も。早朝スタートと、こまめな水分・塩分補給、日焼け対策が必須です。
秋(9-11月):春に次ぐ好シーズン。気温が落ち着き、空気が澄んで走りやすくなります。
冬(12-2月):晴れれば意外と快適ですが、河川敷は風が強く体感温度が下がりやすいので防寒を万全に。橋の上や日陰は路面が滑ることもあるので慎重に。
※多摩川は西から東へ流れるため、下流(羽田方向)が追い風になりやすい傾向がありますが、当日の実際の風は予報で確認してからプランを決めましょう。
補給・休憩・トイレポイント
タマサイは河川敷の中ではコンビニやカフェが比較的多く、補給に困りにくいコースです。ただしトイレは公園ごとに点在するので、位置を把握しておくと安心です。主な休憩・トイレポイントをまとめました。
| 二子玉川公園 | トイレ・水飲み場・スタバ(人気の起点) |
| 多摩川原橋(稲城) | CROSS COFFEE・周辺にコンビニ |
| 稲田公園・多摩川緑地の各公園 | トイレ・ベンチ(中間の休憩に) |
| 丸子橋・各主要橋の周辺 | 橋のたもとにコンビニがあることが多い |
| 大師橋緑地(下流) | トイレ・ゴール前の休憩に |
コンビニは出退店があるため、「主要な橋のたもとにある」と考え、見かけたら早めに補給しておくのが安全です。屋内でしっかり休みたいときは、スターバックス二子玉川公園店やCROSS COFFEEなどのカフェが便利。パンクなどに備え、携帯ポンプ・予備チューブとボトルは必ず携行しましょう。
アクセス・レンタサイクル・輪行
電車でのアクセス(主要な起点駅):
- 二子玉川駅:東急田園都市線・大井町線(河川敷まで徒歩約5分・最も人気)
- 中野島駅:JR南武線(徒歩3分・レンタサイクル有)
- 登戸駅:JR南武線・小田急線
- 羽村駅:JR青梅線(上流側の起点・羽村取水堰へ)

レンタサイクル:RIDEAWAY(ライドアウェイ)
JR南武線中野島駅から徒歩3分の人気ショップ。本格的なロードバイク・クロスバイクを1日単位でレンタルできます。
- 料金:ロードバイク6,600円/クロスバイク・ミニベロ等4,400円(1日)
- 営業時間:火・木・金 10:00〜17:00/土・日 9:30〜17:00(月・水 定休)
- アクセス:JR南武線 中野島駅から徒歩3分
初心者向けの講習やガイドツアーもあり、初めてタマサイを走る方にもおすすめ。事前予約が推奨されています(最新情報はRIDEAWAY公式でご確認ください)。
駐車場・輪行:河川敷に専用駐車場はなく、各駅周辺のコインパーキング利用が基本です。ゴールの羽田側からは京急線で都心へ戻れるので、往路サイクリング+復路は輪行のプランが便利。体力に不安がある初挑戦の方に特におすすめです。
走行時の注意点(混雑・マナー・安全)
快適で事故のないライドのために、タマサイならではの注意点を押さえておきましょう。
混雑・マナー:人気コースゆえ、週末や桜の季節は歩行者・ランナー・他のサイクリストで混み合います。歩行者優先を徹底し、追い越し時は速度を落として一声かけましょう。早朝スタートが快適です。
ナイトライドは非推奨:河川敷は街灯がほとんどなく、夜間は路面や段差が見えづらく危険です。走る場合は強力なライト必須、日没から逆算して明るいうちにゴールできる計画を。
増水・強風に注意:河川敷は大雨のあとに冠水・通行止めになることがあります。増水時は無理に近づかないこと。また開けた地形ゆえ横風が強い日もあるので、ハンドルをしっかり握って走りましょう。
トラブル対処:自転車店は河川敷から離れています。携帯ポンプ・予備チューブを携行し、自力対応が難しいときは堤防上から一般道へ降り、最寄り駅から輪行で帰る判断も大切です。信頼できるタイヤやヘルメットなど、基本装備を整えておきましょう。
工事・通行止め情報
多摩川では河道掘削や堤防の工事が行われることがあり、河川敷や自転車道の一時的な通行止め・迂回が発生する場合があります。工事区間は時期によって変わるため、出発前に必ず公式の最新情報を確認してください。
多摩川を管理するのは国土交通省 関東地方整備局 京浜河川事務所です。主な情報源は次のとおりです。
・京浜河川事務所 工事情報
・多摩川の利用と管理
SNSでも「#多摩サイ」「#多摩川サイクリングロード」で直近の様子を確認できます。
よくある質問(FAQ)
初心者でも走れますか?
はい、多摩川サイクリングロードはほぼ平坦で信号が少なく、初心者にやさしいコースです。ただし全線は片道約55kmと長いので、まずは二子玉川〜羽田の往復(約30km)など短い区間から始めるのがおすすめです。
距離はどのくらいですか?
上流の羽村取水堰から河口・羽田まで片道およそ55〜60kmです。左岸の「たまリバー50キロ」は約53km。二子玉川〜羽田は片道約15kmなので、区間を選んで無理なく楽しめます。
所要時間はどのくらいですか?
全線で4〜6時間が目安です(休憩含まず)。初心者は休憩込みで余裕を持った計画を。二子玉川〜羽田の往復なら2〜3時間程度です。
レンタサイクルはありますか?
はい、RIDEAWAY(中野島駅徒歩3分)でロードバイクやクロスバイクをレンタルできます。料金はロードバイク6,600円/クロスバイク等4,400円。営業は火・木・金10:00〜17:00、土・日9:30〜17:00(月・水定休)です。
左岸と右岸、どちらを走ればいい?
左岸(東京都側)の「たまリバー50キロ」は上流側がよく整備されていますが、多摩水道橋〜丸子橋付近など一部に未舗装区間があります。ロード/クロスは丸子橋などで右岸(川崎側)へ渡ると、以降は舗装された走りやすい道が続きます。
補給・トイレはありますか?
沿線にはコンビニやカフェが比較的多く、補給に困りにくいコースです。トイレは二子玉川公園・稲田公園・大師橋緑地など河川敷の公園に点在します。見かけたら早めに済ませておくと安心です。
羽田空港まで自転車で行けますか?
河口の穴守稲荷神社付近まで走り、飛行機を間近に楽しめます。川崎側からは、2022年開通の多摩川スカイブリッジ(自転車通行可)を使うと羽田空港側へ渡れます。帰りは京急線での輪行が便利です。
ベストシーズンはいつですか?
春(3-5月)と秋(9-11月)がおすすめです。春は桜並木が美しく、気温も穏やか。夏は暑さと日差し、冬は強風と防寒に注意が必要です。