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オスプレーのケストレル・ストラトス・タロンの違い|背中の作りとレインカバーで分かれる【2026年】
更新日: 2026年10月18日

オスプレー(オスプレイ)のザック、ケストレル・ストラトス・タロンの違いを、公式の仕様で比べました。背中に風を通すのがストラトス、荷物が背中に近く丈夫なのがケストレル、いちばん軽いのがタロン。2026年のケストレルLTや前の型との違い、値上げも。
オスプレーのザックを選ぼうとすると、ケストレル・ストラトス・タロンの3つで迷いますよね。どれも3万円台で、見た目も少し似ています。
公式の説明を並べてみると、いちばんの違いは背中の作りだったんですよね。ストラトスは背中とザックのあいだに風を通す作り、ケストレルとタロンは荷物を背中に近づける作り。そこに、生地の厚さと重さ、レインカバーが付くかどうかの違いが重なります。
ここでは、日帰りから山小屋泊の大きさ(33〜38L)を中心に、いまの型の仕様と値段、前の型との違いをご紹介しますね。
どれを選ぶかの目安
- いまのザックで、背中の蒸れにも重さにも困っていない…買い替えなくて大丈夫です
- 背中の汗や蒸れが気になる・夏の山が中心…ストラトス
- 山小屋泊や岩場のある山・丈夫さとレインカバーが欲しい…ケストレル
- とにかく軽く、動きやすく…タロン(レインカバーは別売)
- ケストレルの形で、軽く安く…2026年に出たケストレルLT
迷ったら、まず「背中の蒸れ」と「荷物の揺れ」のどちらが気になるかで決めるのがいいかなと思います。
ちなみに、日本ではオスプレーの扱いが、2026年9月からロストアローからブルーシープに替わっています。公式ストアのアドレスも変わっているので、古いブックマークから開くときは気をつけてください。

違いの一覧(33〜38L)
日帰りから山小屋泊でいちばん使う大きさ(33〜38L)で、いまの型を並べました。
| 型 | 重さ | 背中の作り | 定価 |
|---|---|---|---|
| ケストレル38 | 1.84kg(S/M) | 背中に近い | 34,100円 |
| ケストレルLT35 | 1.45kg | 背中に近い | 28,600円 |
| ストラトス36 | 1.55kg | 風が通る | 37,400円 |
| ストラトス34 | 1.52kg | 風が通る | 34,100円 |
| タロン33 | 1.26kg | 背中に近い | 31,900円 |
| 型 | レインカバー | サイズ(背面長) |
|---|---|---|
| ケストレル38 | 付属 | 2サイズ(43〜53cm・48〜58cm) |
| ケストレルLT35 | 付属 | 1サイズ(46〜56cm) |
| ストラトス36・34 | 付属 | 1サイズ(43〜56cm) |
| タロン33 | なし | 1サイズ(46〜56cm) |
※仕様と定価(税込)は、2026年10月18日のオスプレーの日本の公式ストア(ブルーシープ)の、メンズの商品ページによります。背中の作りは、公式の背面システムのページの分け方(ケストレルとタロンはエアスケープ、ストラトスはエアスピード)です。
女性用は、ケストレルがカイト、ストラトスがシラス、タロンがテンペストという名前で、同じ大きさの型があります(定価はメンズと同じ)。
3つを1つずつ
Amazonで、いまの型が買えた3つを並べています。表の値段は、2026年10月18日のAmazonの表示(セールや割引の札が付いていない値段)です。
| 製品名 | こんな人向け | 価格 | 重さ | レインカバー | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
|
オスプレー ケストレル 38
|
小屋泊・岩場 ★★★★★ |
約34,100円〜 | 1.84kg(S/M)・1.92kg(L/XL) | 付属 | 小屋泊・岩場のある山 |
|
オスプレー ストラトス 24
|
背中が蒸れにくい ★★★★☆ |
約30,800円〜 | 1.34kg | 付属 | 夏の日帰り・汗をかきやすい人 |
|
オスプレー タロン 33
|
いちばん軽い ★★★★☆ |
約31,900円〜 | 1.26kg | なし(別売) | 日帰り〜小屋泊を軽く |
1. オスプレー ケストレル 38|2サイズ・レインカバー付き|小屋泊の定番

オスプレー ケストレル 38の価格を比較する
- 重さ
- 1.84kg(S/M)・1.92kg(L/XL)
- 背中
- エアスケープ(荷物が背中に近い)
- サイズ
- 2サイズ(背面長 43〜53cm・48〜58cm)
- レインカバー
- 付属
- 定価
- 34,100円(2023年モデル)
- 価格帯
- 約34,100円〜
山小屋に泊まる登山で、よく名前が挙がる型です。いまの型は2023年モデルで、38Lはサイズが2つ(S/M 36L・L/XL 38L)。そのうえで背面長を調整できます。
背中の作りは「エアスケープ」で、荷物が背中に近い形で、岩場のようにバランスが要る道で安定しやすい作りです。生地は420Dのリサイクルナイロンで、3つの中でいちばん厚めです。
荷室は1気室と2気室を切り替えられて、レインカバーも付いています。そのぶん重さは1.84kg(S/M)と、3つの中ではいちばん重いんですよね。
小屋泊の登山をこれから始めるなら、まずこれを基準に考えるのがいいかなと思います。Amazonでは定価と同じ34,100円でした。
こんな人に:山小屋に泊まる登山や、岩場のある山に行く人。背面長を2サイズから選びたい人
気になる点:3つの中ではいちばん重い1.84kg〜です
2. オスプレー ストラトス 24|背中に風が通る|蒸れが苦手な人の日帰りに

オスプレー ストラトス 24の価格を比較する
- 重さ
- 1.34kg
- 背中
- エアスピード(メッシュで背中から離す)
- サイズ
- 1サイズ(背面長 43〜56cm)
- レインカバー
- 付属
- 定価
- 30,800円(2026年の型)
- 価格帯
- 約30,800円〜
背中とザックのあいだに、風の通り道を作る型です。背中の作りは「エアスピード」で、メッシュを張って、ザックの本体を背中から離しています。暑い季節に向いた作りなんですよね。夏の日帰りが多い方には、いちばん合う気がします。
24Lは日帰り向けの大きさで、重さは1.34kg。レインカバーも付いています。2026年に新しい型になりました。
Amazonでは、2026年の色(ニルヴァーナブルー)が定価と同じ30,800円で出ていました。同じ作りの34L(34,100円)・36L(37,400円)は、公式ストアで買えます。
こんな人に:背中の汗が気になる人。夏の日帰り登山が中心の人
気になる点:同じ作りの36L(37,400円)は、10/18 の Amazon では前の型しか見当たりませんでした
3. オスプレー タロン 33|1.26kg|3つの中でいちばん軽い

オスプレー タロン 33の価格を比較する
- 重さ
- 1.26kg
- 背中
- エアスケープ(荷物が背中に近い)
- サイズ
- 1サイズ(背面長 46〜56cm)
- レインカバー
- なし(別売)
- 定価
- 31,900円(2025年の型)
- 価格帯
- 約31,900円〜
3つの中で、いちばん軽い型です。33Lで1.26kg。ケストレル38より、600gほど軽くなります。荷物を軽くしたい方には、この差はうれしいですよね。
背中の作りはケストレルと同じ「エアスケープ」。腰のベルトは背中の板とひと続きで、体の動きについてきやすい作りです。腰のベルトのポケットは2つともジッパー付きです。
ただし、レインカバーは付いていません。雨の山に行くなら、別に用意してください。
Amazonでは割引の札が付いた28,700円の出品がありましたが、ふだんの値段は定価の31,900円です。
こんな人に:荷物を軽くして、動きやすさを取りたい人。日帰りから山小屋1泊くらいまでの人
気になる点:レインカバーは付いていないので、別に用意します
4. ケストレルLT|ケストレルの形で、軽く安く
2026年に新しく出たのが、ケストレルLTです。28・35・45・65Lがあって、35Lは1.45kg・28,600円。ケストレル38より約0.4kg軽く、5,500円安い計算になります。レインカバーも付いています。
そのかわり、サイズは1つ(背面長46〜56cm)で、1気室と2気室の切り替えはありません。生地も、ケストレルの420Dナイロンから、300Dのポリエステルに替わっています。くわしくは公式のケストレルLTの特集をどうぞ。10月18日の公式ストアでは、28Lの黒のほかは在庫が切れていました。
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違いを、もう少しくわしく
背中の作り:風を通すか、背中に近づけるか
ストラトスの「エアスピード」は、メッシュを張って、ザックの本体を背中から離す作りです。背中とザックのあいだに風の通り道ができるので、汗をかきやすい季節に向いています。
ケストレルとタロンの「エアスケープ」は、荷物を背中に近づける作り。重心が体に近いので、岩場のようにバランスを取る道で揺れにくい、という考え方です。そのかわり、ストラトスより背中に熱はこもりやすい気がします。
生地の厚さ
本体の生地は、ケストレルが420D、ストラトスが100D×210D、タロンが100Dのナイロン(数字が大きいほど糸が太い)。ケストレルがいちばん厚く、作りもシンプルで壊れにくい形です。岩にこすれる山や、長く使いたいなら、ここも見ておきたいところですよね。
レインカバーと荷室
レインカバーは、ケストレルとストラトスに付いていて、タロンには付いていません。タロンを選ぶなら、ザックの大きさに合うカバーを別に用意してください。あとは、ザックの中身を防水の袋に分けて入れておくと、なお安心です。
荷室は、ケストレル38とストラトス36が上から入れる形で、どちらも下の部屋と分けて2気室にできます。タロン33も上から入れる形で、雨蓋は固定式です。
自転車にも使うなら、タロンの小さい型
タロンの22Lと26Lには、自転車用ヘルメットを付ける所と、ライトの固定点があります。公式も「自転車通勤にも最適」としていて、山と自転車の両方に使いたい方には、うれしい作りですね。
前の型との違いと、型落ちは買いか
3つとも、ここ数年で新しい型に替わっています。公式の数字を並べると、どれも新しい型のほうが重くなりました。
| 型 | 前の型 | いまの型 |
|---|---|---|
| ケストレル38 | 1.46kg・1.54kg(2018年の型) | 1.84kg・1.92kg(2023年モデル) |
| ストラトス36 | 1.48kg(背面長 46〜56cm) | 1.55kg(背面長 43〜56cm) |
| タロン33 | 1.00kg・1.06kg(2サイズ) | 1.26kg(1サイズ) |
※前の型の数字は、ロストアロー時代の公式ページ(ウェブの保存)と取扱説明書によります。
値段も上がっています。2024年6月と2025年8月の公式の値段を比べると、だいたい3割高くなっていました(ケストレル38は26,400円 → 34,100円、ストラトス36は28,600円 → 37,400円)。
前のストラトスは、公式のアウトレットにある
前の型のストラトスとシラスは、公式ストアのアウトレットで30%引きになっています(10月18日・ストラトス36は26,180円)。背面長の幅が少し狭い(46〜56cm)、生地が違う、といった違いはありますが、背中に風を通す作りは同じです。背面長が合うなら、いい選び方かなと思います。
Amazonでも、前の型のストラトス36(品番 OS50306)が2万円台で出ていました。いまの型は OS50368 なので、買うときは品番を見て、どちらの型かを確かめてください。
前の型のケストレルとタロンは、公式のアウトレットにはありませんでした(オスプレーのアウトレット)。
ちなみに、「前のモデルに比べてベンチレーションが40%増えた」という説明を見かけることがありますが、これは前の型(2022年ごろの型)の説明書の言葉です。2026年の型の公式の説明には、この数字はありません。
サイズの選び方
オスプレーは、背面長(首の後ろのいちばん出ている骨から、腰骨の上の端まで)でサイズを合わせます。背骨のカーブに沿って測るので、だれかに測ってもらうのがいちばん確かなんですよね。
- 2サイズある:ケストレル38・48、タロン44
- 1サイズの中で調整:ストラトス、タロン22〜33、ケストレルLT
迷ったら、公式ストアには、サイズを2つ注文して、合わないほうを返す「返品を前提とした注文」という頼み方があります。くわしい条件は、公式ストアのご利用ガイドを見てから使ってくださいね。
手入れは、手洗いで
オスプレーのザックは、洗濯機では洗いません。公式のお手入れの決まりは、次のとおりです。
- バスタブや大きな洗面器で、中性洗剤とぬるま湯で洗う(柔らかいブラシ)
- 冷たい水で、洗剤が残らないまですすぐ
- 風通しのいい日陰で乾かす。しまうときは、ストラップを全部ゆるめる
濡れたまましまうと傷みやすいので、雨の山のあとは、日陰に吊るして乾かしておくと安心かなと思います。
よくある質問
ケストレルとストラトスの、いちばんの違いは何ですか?
背中の作りです。ストラトスはメッシュで背中とザックのあいだに風を通す作り、ケストレルは荷物を背中に近づける作りです。ほかに、ケストレルは生地が厚く(420D)、38Lは2サイズから選べます。
背中が蒸れにくいのはどれですか?
公式の説明では、ストラトスです。背面システムのページで、背中とザックのあいだに風の通り道を作る作り(エアスピード)に入っているのは、この3つの中ではストラトスだけです。
レインカバーは付いていますか?
ケストレル(LTも)とストラトスは付属しています。タロン(22・26・33)は付いていないので、別に用意してください。
日帰りなら、何Lがいいですか?
日帰りなら20〜30Lが目安です。この3つなら、ストラトス24、タロン22・26、ケストレルLT28 あたり。冬の装備や、山小屋に1泊するなら、33〜38Lを見てください。容量の考え方は、登山ザックの容量の記事にまとめています。
女性用はありますか?
あります。ケストレルはカイト、ストラトスはシラス、タロンはテンペストという名前で、背面長が女性向けになっています。定価はメンズと同じです。
「オスプレイ」と「オスプレー」は同じですか?
同じブランドです(英語の名前は Osprey)。日本の公式ストアは「オスプレー」と書いています。
洗濯機で洗えますか?
洗えません。中性洗剤とぬるま湯で手洗いして、日陰で乾かします。
まとめ
- ストラトス:背中に風を通す作り。蒸れが気になる人・夏の山に。レインカバー付き
- ケストレル:荷物が背中に近く、生地が厚い。小屋泊や岩場に。38Lは2サイズ・レインカバー付き
- タロン:3つの中でいちばん軽い(33Lで1.26kg)。レインカバーは別売
- 2026年のケストレルLTは、ケストレルより軽く安い(35Lで1.45kg・28,600円)
- どれも新しい型は前より重く、値段は2年で約3割上がった。前のストラトスは公式のアウトレットで30%引き
同じオスプレーでも、背中の作りでかなり性格が違います。蒸れと、荷物の揺れ、どちらが気になるかから選んでみてくださいね。
※仕様と値段は2026年10月18日時点のものです。仕様と定価はオスプレーの日本の公式ストア(ブルーシープ)、Amazon の値段は同じ日の表示によります。


学生のころ、先輩に「ザックと登山靴とレインウェアはケチるな」と言われたことがあります。私が最初に買ったザックは100Lの大きなもので、縦走ではしっかり働いてくれたんですけど、日帰りにも使ったら、中で荷物が揺れて歩きにくかったんですよね。
なので、ザックは容量と、自分の背中に合うかを先に見るのがいいと私は思っています。オスプレーのこの3つは、背中の作りがはっきり違うので、「蒸れが気になるか」「荷物の揺れが気になるか」で考えると、選びやすいかなと思います。