Home トレッキング トレッキングコース 川苔山・百尋ノ滝トレッキングガイド|川乗橋発、名瀑と沢沿いを歩く縦走コース【2026年版】

川苔山・百尋ノ滝トレッキングガイド|川乗橋発、名瀑と沢沿いを歩く縦走コース【2026年版】

緑の渓谷に流れ落ちる百尋ノ滝
奥多摩・川苔山を川乗橋から百尋ノ滝経由で登り、鳩ノ巣駅へ下る約12.4kmの人気縦走コースを徹底解説。落差40mの名瀑・百尋ノ滝の涼感、沢沿いの渓谷美、川苔山山頂からの大展望まで、地図・高低図・番号ガイドつきで紹介。バス時刻・注意点・おすすめ装備も網羅した、夏の避暑登山にぴったりのガイドです。【2026年版】
目次

川苔山トレッキングの魅力|名瀑と沢音に包まれる縦走路

奥多摩の名峰・川苔山(川乗山/標高1,363m)は、沢沿いの涼やかな渓谷歩きと、山頂からの大展望を一日で味わえる人気コース。ハイライトは、落差約40mの名瀑「百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)」です。真夏でも滝壺付近はひんやりと涼しく、まさに天然のクーラー。関東近郊|夏に涼しい沢沿い登山コース6選の中でも特に人気の高いコースを、ルート・見どころ・アクセスまで詳しく解説します。

川乗橋バス停から沢沿いを登り、百尋ノ滝、川苔山山頂を経て鳩ノ巣駅へと下る片道縦走ルート。前半は渓谷美を楽しむ沢沿い歩き、中盤は山頂への急登、後半は林道のなだらかな下りと、変化に富んだ一日を楽しめます。

ルート概要|川乗橋発・鳩ノ巣駅着の縦走コース

距離 約12.4km(川乗橋→百尋ノ滝→川苔山→鳩ノ巣駅)
累積標高差 上り約1,150m/下り約1,250m
最高地点 川苔山 山頂(標高1,363m)
所要時間 標準コースタイム 約7時間10分(休憩込みで7〜8時間を想定)
難易度 中級(急登・沢沿いの濡れた岩場・分岐あり)
スタート地点 川乗橋バス停(奥多摩駅からバス約15分)
ゴール地点 鳩ノ巣駅(JR青梅線)
ベストシーズン 6〜9月(滝と沢沿いが涼しく快適な夏向き)。新緑・紅葉シーズンも人気
川苔山・百尋ノ滝トレッキング 川乗橋〜鳩ノ巣駅のルート地図と主要スポット
0m700m1400m0km12.4km123456
川乗橋〜鳩ノ巣駅のおおまかな高低イメージ。百尋ノ滝までは沢沿いの緩やかな道、そこから山頂へ急登、下山は林道でなだらかです(累積標高差は上り約1,150m/下り約1,250m)。

🗺 地図は国土地理院データをもとに作成、距離・時間は標準的なコースタイムを目安にしています。実際に歩くときは、YAMAPや山と高原地図で最新のルート・通行状況もチェックしておくと安心です。

地図の番号は、川乗橋を起点に見どころを順にめぐる①〜⑥に対応しています。以下でそれぞれのスポットを詳しく紹介します。

見どころガイド|川乗橋から鳩ノ巣駅へ、番号順にめぐる

1川乗橋バス停|沢沿いルートの起点

奥多摩駅から西東京バス「奥20」「奥21」系統で約15分。川乗橋バス停が今回のスタート地点です。トイレは無いので、奥多摩駅で済ませておきましょう。ここから日原街道を少し歩き、川乗林道へ入って沢沿いの道を進みます。

2川苔山登山口(細倉橋)|沢沿い歩きの本番

川苔山登山口(細倉橋)の道標
細倉橋の川苔山登山口。「川苔山登山口・百尋の滝→」の道標が目印で、ここから沢沿いの登山道が始まります。

川乗林道を歩くこと約35分で細倉橋に到着。ここが本格的な登山道の入口です。細倉橋にはトイレ(バイオトイレ)がありますが、故障などで使えないこともあるため、あてにせず奥多摩駅で済ませておくのが確実です。ここから先は沢沿いの山道+木橋が連続し、渓流の音を聞きながら涼しく歩けます。木橋は濡れていると滑りやすいので、慎重に渡りましょう。

3百尋ノ滝|落差40mの名瀑で涼をとる

百尋ノ滝(落差約40mの名瀑)
落差約40mを豪快に流れ落ちる百尋ノ滝。夏でも滝周辺はひんやりと涼しく、天然のクーラーのようです。

今回のトレッキングのハイライトが百尋ノ滝。落差約40mを豪快に流れ落ちる滝で、滝壺近くまで歩いて行けます。夏でも滝周辺はひんやりとした空気に包まれ、天然のクーラーそのもの。周辺は滑落事故が報告されているエリアでもあるので、濡れた岩場では足元に十分注意し、柵や案内表示の外側には出ないようにしましょう。

4川苔山(山頂)|奥多摩・雲取山・富士山を望む大展望

川苔山 山頂の標柱(標高1363.2m)
川苔山の山頂(標高1,363m)。奥多摩の山々を見渡す大展望が広がり、ランチ休憩にぴったりです。

百尋ノ滝から先は、足毛岩の肩を経由する急登が続きます。息を切らして登りきると、標高1,363mの川苔山山頂に到着。奥多摩の山々はもちろん、条件が良ければ雲取山や富士山まで見渡せる大展望が広がります。ここまでの疲れが吹き飛ぶ絶景で、ランチ休憩にもぴったりです。

5大根山ノ神|舟井戸を経て林道へ

大根山ノ神の祠
下山路の大根山ノ神。杉林のなかに小さな祠が祀られ、ここで林道と合流します。

山頂からは舟井戸を経由して尾根道を下り、大根山ノ神で林道と合流します。ここまで来れば急な下りは一段落。杉林に囲まれた林道歩きで、ゆるやかに標高を下げていきます。

6鳩ノ巣駅|ゴールはJR青梅線の駅

鳩ノ巣駅の駅舎
ゴールのJR鳩ノ巣駅。山あいにたたずむ木造駅舎で、トイレ・自販機もあります。

大根山ノ神から舗装路を下ること約1時間で、ゴールの鳩ノ巣駅(JR青梅線)に到着。トイレ・自動販売機があり、電車で奥多摩方面・都心方面どちらへもアクセスできます。お疲れさまでした。

アクセス|バス時刻とルート選択

往路:JR奥多摩駅から西東京バス「奥20」「奥21」系統で川乗橋バス停まで約15分。本数は多くないため、事前に西東京バスの公式時刻表で確認しておくと安心です。
復路:鳩ノ巣駅からJR青梅線で奥多摩方面・立川方面へ。
ピストン(往復)にしたい場合:体力や時間に不安がある人は、百尋ノ滝を見学して川乗橋バス停へ引き返すピストンルートも可能。滝までなら比較的歩きやすく、初心者でも挑戦しやすい距離感です。

注意点|安全に楽しむために

  • 沢沿い・滝周辺は滑りやすく、滑落事故の報告があるエリアです。雨天後や増水時は特に注意し、無理に岩場へ近づかないようにしましょう。
  • 百尋ノ滝から山頂にかけては急登・分岐が多い区間。読図力に自信がない場合は、登山地図アプリ(YAMAPなど)を携行しましょう。
  • 水場は横ヶ谷沢・舟井戸付近にありますが、渇水期は枯れる可能性があるため、水は多めに持参してください(目安2L以上)。
  • トイレは鳩ノ巣駅(ゴール)にあります。登山口の細倉橋にもトイレ(バイオトイレ)がありますが、故障などで使えないことも多いため、奥多摩駅で済ませておくのが確実です。道中にトイレはありません。
  • 百尋ノ滝までのピストンなら初心者でも対応可能ですが、山頂を目指す場合は中級者向け。無理のない計画を立てましょう。
  • 川乗林道では2026年6月〜2029年8月に伐採作業が予定されており、通行はできますが作業車の通行で待ち時間が生じることがあります。過去には工事や崩落で通行止めになったこともあるため、出発前に奥多摩ビジターセンターなどで最新の通行状況を確認しておくと安心です。

川苔山トレッキングを快適にする装備

沢沿いの濡れた岩場と、山頂への急登。この2つに対応できる装備があると、ぐっと安全・快適になります。グリップの良い登山靴は必須、下りの多いこのコースではトレッキングポールも膝の負担を軽減してくれます。天候が変わりやすい山なので、レインウェアも忘れずに。

まとめ|名瀑と展望を一日で楽しむ川苔山へ

川乗橋から百尋ノ滝、川苔山山頂を経て鳩ノ巣駅へ。沢沿いの涼感、豪快な滝、山頂の大展望と、変化に富んだ約12.4kmの縦走コースです。夏は天然のクーラーとして、新緑・紅葉シーズンも表情豊かに楽しめます。安全第一で、奥多摩の名瀑巡りへ出かけてみてください。

他の沢沿い登山コースもあわせてチェックするなら、関東近郊|夏に涼しい沢沿い登山コース6選へ。ユーシン渓谷や西沢渓谷など、涼しい沢沿いルートをまとめています。

🚲️サイクリング装備

「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。