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スタッフバッグは全部そろえなくていい|撥水と防水は閉じ方で決まる

登山用スタッフサックおすすめ10選|選び方から用途別活用法まで徹底解説
登山用スタッフバッグの選び方です。正直なところ、仕分けだけならゴミ袋とジップロックで足ります。ザックの内側にゴミ袋を1枚敷くほうが、レインカバーより確実です。買う価値があるのは寝袋や着替えを入れる防水の1枚。そして「防水」と書いてあっても、巾着タイプは口から水が入ります。見分けるポイントは閉じ方で、ロールトップを3回巻けば止まります。サイズの目安と使い分けもまとめました。
目次

スタッフバッグ、正直に言うと全部を買い揃える必要はありません。

ザックの中で荷物を分けるだけなら、ゴミ袋とジップロックでかなりの部分が足ります。私も最初はそうしていました。

そのうえで買う価値があるのは「濡らしたら困るもの」を入れる1枚かなと思います。寝袋とか、着替えとか。

それと、選ぶときに知っておいてほしいことがひとつ。「撥水」と「防水」は別物で、見分けるポイントは閉じ方です。ここから書きます。

まず、買わなくていい場面から

スタッフバッグの仕事は大きく2つなんですよね。仕分けと、防水。このうち仕分けだけなら、家にあるもので足ります。

やりたいこと 代わりになるもの 買ったほうがいいか
中身を分けて探しやすく ジップロック 要りません
ザック全体を濡らさない 大きめのゴミ袋 要りません
行動食をまとめる ジップロック 要りません
寝袋を確実に守る 買う価値あり
着替えを確実に守る 買う価値あり

ザックの中にゴミ袋を1枚敷くのが、いちばん確実

これは実際そうなんですよね。ザックの内側にゴミ袋を広げて、その中に荷物を入れる。これでザックごと防水になります。

レインカバーは背中側から水が入りますが、この方法なら中身は濡れません。45リットルのゴミ袋が1枚あれば済みます。

スタッフバッグを何枚も買うより、まずこれを試してみてください。それで困らなければ、それでいいと思います。

ジップロックの弱点だけ知っておく

ジップロックは薄いので破れます。とくに角のあるものを入れると、擦れて穴が開きます。

あと冬は硬くなって開けにくいんですよね。手袋をしたまま開けるのは、けっこう難しいです。

このあたりが気になってきたら、スタッフバッグの出番かなと。

仕分けだけならゴミ袋とジップロックで足りる。買う価値があるのは寝袋と着替え用の防水1枚
上の2つはお金がかかりません

撥水と防水は、閉じ方で見分ける

ここがいちばん間違えやすいところかなと思います。「防水」と書いてあっても、閉じ方によって水が入るんですよね。

巾着(ひもで絞る) ロールトップ(巻いて留める)
口の閉じ方 ひもを引くだけ 3回巻いてバックル
水の入り方 口から入る 入らない
実質 撥水どまり 防水
向いている中身 仕分け・小物 寝袋・着替え
値段 700円〜2,500円 2,000円〜

巾着タイプは生地が防水でも口から入る

生地にどんなに良いコーティングがしてあっても、ひもで絞っただけの口はすき間ができます。水没させれば当然入りますし、大雨でも入ります。

だから巾着タイプは「仕分け用」と割り切るのが正しいかなと思います。それが悪いわけではなくて、役割が違うだけですね。

本当に濡らしたくないならロールトップ

口を3回くらい巻いてから、両端のバックルを留めるタイプです。これは巻いた部分が水を止めます。

寝袋や着替えのように「濡れたらその日が終わる」ものは、こちらに入れてください。

ちなみに3回巻くのが目安です。1回だと止まりません。ここは意外と知られていないところかなと。

縫い目の処理も見ておく

あと、もうひとつの分かれ目が縫い目にテープが貼ってあるかです。生地が防水でも、縫った穴からは水が入るんですよね。

モンベルのライトスタッフバッグは全ての縫い目にシームテープ処理と書かれています。こういう表記があるかを見てみてください。

巾着タイプは口から水が入るので撥水どまり。ロールトップは3回巻いて留めるので防水
生地ではなく、閉じ方で決まります
笑い猫

笑い猫

私は長いこと、ザックの中がぐちゃぐちゃのまま歩いていました。何がどこにあるか分からなくて、休憩のたびに全部出していたんですよね。

変わったのは、色の違う袋に分けたときでした。「青が防寒着、赤が救急用品」と決めておくと、探す時間がほぼゼロになります。

高いものを買う必要はないと思います。まずゴミ袋とジップロックで分けてみて、それで不便なところだけ買い足す。この順番でいいかなと。

何をどう分けるか

「使い方」で調べている方もいるので、実際の分け方を書きます。

日帰りなら2枚

  • 1枚目…上に着るもの(防寒着・雨具)。すぐ出したいので、ザックの上のほうへ
  • 2枚目…すぐ使わないもの(救急用品・予備の電池・ヘッドライト)

ちなみに行動食は、ザックの雨蓋や腰のポケットに直接入れたほうが、いちいち出さずに済みます。

泊まりなら3〜4枚

  • 寝袋…ロールトップの防水タイプ。いちばん下に
  • 着替え・寝るときの服…これもロールトップ。濡らすと本当に困ります
  • 防寒着・雨具…巾着で十分。上のほうへ
  • 細かいもの…小さい巾着に

色を分けておくと、探す時間がゼロになるんですよね。これが地味にいちばん助かるかなと思います。テントの中は暗いので。

サイズの目安

容量 入るもの
0.5〜1L 救急用品、電池、細かいもの
3〜5L 着替え1日分、防寒着1枚
10L 寝袋(コンパクトなもの)
15L以上 寝袋、テント

迷ったら3〜5Lを2枚から始めるのがいいかなと思います。いちばん使う大きさです。

軽さの差は、思ったより小さい

「ULスタッフサック」で探している方向けに、重さの話も書いておきます。

モンベルの5Lで比べると、こうです。

  • ライトスタッフバッグ 5L26g(40デニール)
  • アクアペルスタッフバッグ 5L51g(70デニール)

差は25g。おにぎり半分もないんですよね。

枚数が増えると差が出る

1枚なら25gですが、4枚だと100gです。ここまで来ると、さすがに少し気になりますよね。

ただ、それでもペットボトル1本の5分の1くらいです。スタッフバッグで軽量化しようとするより、水の量を見直すほうが早いかなと個人的には思っています。

生地が薄いと破れやすい

軽いものは生地が薄いので、その分やぶれやすいです。40デニールと70デニールでは、擦れへの強さがけっこう違います。

寝袋のように毎回押し込むものは、厚いほうが長持ちします。軽さだけで選ばないほうがいいかなと思います。

通販で買える6つ

安い順に並べています。スペック欄の「閉じ方」を見てください。巾着なら仕分け用、ロールトップなら防水用です。

価格は2026年9月時点です。

製品名 こんな人向け 価格 閉じ方 防水 おすすめ用途
イスカ スタッフバッグ 355209
イスカ スタッフバッグ 355209

最安
★★★★☆
約700円〜 巾着 撥水どまり まず1枚、仕分け用に
cocoriko 防水ドライバッグ 6枚セット
cocoriko 防水ドライバッグ 6枚セット

防水セット
★★★★☆
約1,900円〜 ロールトップ あり サイズをまとめて揃えたい人
MOCAL スタッフバッグ 4枚セット
MOCAL スタッフバッグ 4枚セット

軽量セット
★★★★☆
約2,200円〜 巾着 撥水どまり 軽さ重視でサイズを揃えたい人
モンベル ライトスタッフバッグ 5L
モンベル ライトスタッフバッグ 5L

最軽量
★★★★★
約2,400円〜 巾着 シームテープ処理あり 1gでも軽くしたい人
ノースフェイス パーテックス スタッフバッグ 7L
ノースフェイス パーテックス スタッフバッグ 7L

見た目
★★★★☆
約2,500円〜 巾着 撥水どまり 見た目も気にしたい人
イスカ ウェザーテック スタッフバッグ
イスカ ウェザーテック スタッフバッグ

ロールトップ
★★★★★
約2,500円〜 ロールトップ 高い 寝袋や着替えを確実に守りたい人

1. イスカ スタッフバッグ 355209|まず1枚、仕分けに

イスカ スタッフバッグ 355209

イスカ スタッフバッグ 355209の価格を比較する

閉じ方
巾着
防水
撥水どまり
用途
仕分け
国内
あり
価格帯
約700円〜

700円台で買える国産ブランドのスタッフバッグです。イスカは日本の寝袋メーカーですね。
まず1枚だけ試してみたいという段階には、これで十分かなと思います。ジップロックから乗り換える最初の1枚として。
ただし巾着タイプなので防水にはなりません。仕分け用と割り切ってください。

こんな人に:安く1枚だけ試したい人

気になる点:巾着なので防水にはなりません

2. cocoriko 防水ドライバッグ 6枚セット|防水を6枚まとめて

cocoriko 防水ドライバッグ 6枚セット

cocoriko 防水ドライバッグ 6枚セットの価格を比較する

閉じ方
ロールトップ
防水
あり
枚数
6枚
サイズ
複数
価格帯
約1,900円〜

ロールトップの防水タイプが6枚セットで2千円弱です。サイズも複数入っているので、これ1つで一通り揃います。
口を巻いて留めるタイプなので、こちらは本当に防水ですね。寝袋や着替えを入れられます。
登山ブランドの製品ではないので、生地の耐久性は値段なりです。ただまず防水を試すには、ここからでいいと思います。

こんな人に:サイズを一気に揃えたい人

気になる点:登山ブランドではありません

3. MOCAL スタッフバッグ 4枚セット|軽さ重視の4枚セット

MOCAL スタッフバッグ 4枚セット

MOCAL スタッフバッグ 4枚セットの価格を比較する

閉じ方
巾着
防水
撥水どまり
枚数
4枚(3/5/10/15L)
重さ
軽量
価格帯
約2,200円〜

軽さを重視した4枚セットです。3L・5L・10L・15Lと、よく使うサイズが揃っています。
仕分け用としてはこの構成がいちばん使いやすいかなと。3Lと5Lを日帰りで、10Lと15Lを泊まりで、という使い分けができます。
こちらも巾着なので撥水どまりです。防水がほしいなら前のセットを。

こんな人に:仕分け用を軽く揃えたい人

気になる点:こちらも巾着=撥水どまりです

4. モンベル ライトスタッフバッグ 5L|5Lで26gの軽さ

モンベル ライトスタッフバッグ 5L

モンベル ライトスタッフバッグ 5Lの価格を比較する

閉じ方
巾着
防水
シームテープ処理あり
重量
26g
生地
40デニール
価格帯
約2,400円〜

5Lで26gという軽さです。この記事でいちばん軽い1枚ですね。
全ての縫い目にシームテープ処理がされているので、巾着タイプの中では防水寄りです。口からは入りますが、生地と縫い目からは入りません。
ただし40デニールと薄めです。寝袋のように毎回押し込むものだと、少しずつ傷んできます。軽さを取るか、丈夫さを取るかですね。

こんな人に:1gでも軽くしたい人

気になる点:40デニールと薄めなので擦れに弱いです

5. ノースフェイス パーテックス スタッフバッグ 7L|見た目も気にするなら

ノースフェイス パーテックス スタッフバッグ 7L

ノースフェイス パーテックス スタッフバッグ 7Lの価格を比較する

閉じ方
巾着
生地
パーテックス
防水
撥水どまり
用途
仕分け
価格帯
約2,500円〜

パーテックスという軽くて丈夫な生地を使っています。7Lという中間サイズで、着替えや防寒着にちょうどいい大きさですね。
正直に言うと機能で選ぶ1枚ではありません。道具の見た目を揃えたい方向けかなと。
巾着タイプなので、こちらも仕分け用です。

こんな人に:道具の見た目を揃えたい人

気になる点:巾着なので仕分け用です

6. イスカ ウェザーテック スタッフバッグ|寝袋を確実に守る

イスカ ウェザーテック スタッフバッグ

イスカ ウェザーテック スタッフバッグの価格を比較する

閉じ方
ロールトップ
防水
高い
生地
ウェザーテック
国内
あり
価格帯
約2,500円〜

ロールトップで、しっかりした生地の防水バッグです。イスカのウェザーテックという素材ですね。
寝袋を入れるならこれかなと思います。濡らすと本当に困るものは、値段で妥協しないほうがいいので。
引き換えに重くてかさばります。軽さ重視の方には向きません。

こんな人に:泊まりを始める人

気になる点:そのぶん重く、かさばります

よくある質問

スタッフバッグは必要ですか?

仕分けだけなら、ゴミ袋とジップロックで足ります。正直なところ、全部を買い揃える必要はありません。
とくにザックの内側に大きめのゴミ袋を1枚敷いて、その中に荷物を入れるやり方は、レインカバーより確実です。レインカバーは背中側から水が入りますが、この方法なら中身は濡れません。
買う価値があるのは「濡れたらその日が終わるもの」を入れる1枚です。寝袋や着替えですね。

「防水」と書いてあるのに水が入りました

閉じ方が巾着(ひもで絞るタイプ)だからだと思います。生地にどんなコーティングがしてあっても、ひもで絞った口にはすき間ができるので、そこから入ります。
本当に濡らしたくないならロールトップ(口を巻いて両端のバックルで留めるタイプ)を選んでください。3回くらい巻くのが目安で、1回だと止まりません。
あわせて縫い目にシームテープ処理がしてあるかも見ておくといいです。

スタッフバッグは何枚必要ですか?

日帰りなら2枚で足ります。「すぐ出したいもの(防寒着・雨具)」と「すぐ使わないもの(救急用品・予備電池)」に分けるだけです。
泊まりなら3〜4枚。寝袋、着替え、防寒着、細かいものですね。このうち寝袋と着替えはロールトップの防水タイプにしてください。
色を分けておくと探す時間がゼロになります。テントの中は暗いので、これが地味にいちばん助かります。

どのサイズを買えばいいですか?

迷ったら3〜5Lを2枚からがおすすめです。着替え1日分や防寒着1枚がちょうど入る大きさで、いちばん使います。
目安としては、0.5〜1Lが救急用品や電池などの小物、3〜5Lが着替えや防寒着、10Lがコンパクトな寝袋、15L以上が寝袋やテントですね。

軽いものを選んだほうがいいですか?

差はそこまで大きくありません。モンベルの5Lで比べると、ライトスタッフバッグが26g、アクアペルスタッフバッグが51g。差は25gで、おにぎり半分もないですね。
4枚使えば100gになるので、そこまでいくと少し気になります。ただスタッフバッグで軽量化するより、水の量を見直すほうが早いかなと。
それと薄い生地は破れやすいです。寝袋のように毎回押し込むものは、厚いほうが長持ちします。

ジップロックではだめですか?

短期的には大丈夫です。むしろ中身が見えるので、探すのは楽ですね。
弱点は2つで、薄いので破れること(とくに角のあるものを入れると擦れて穴が開きます)と、冬は硬くなって開けにくいことです。手袋をしたまま開けるのはかなり難しいです。
このあたりが気になってきたら、スタッフバッグに替えれば十分かなと思います。

まとめ

  • 仕分けだけならゴミ袋とジップロックで足ります。全部買い揃える必要はありません
  • ザックの内側にゴミ袋を1枚敷くのが、レインカバーより確実です
  • 撥水と防水は閉じ方で決まります。巾着は仕分け用、ロールトップが防水用
  • ロールトップは3回巻くのが目安。1回だと止まりません
  • 日帰りは2枚、泊まりは3〜4枚。迷ったら3〜5Lを2枚から
  • 色を分けておくと探す時間がゼロになります。テントの中は暗いので
  • 軽さの差は5Lで25g程度。薄い生地は破れやすいので、軽さだけで選ばないほうがいいです

正直、この装備は後回しでいい部類だと思っています。靴やザックが先です。ただ「寝袋を濡らして眠れなかった」は本当につらいので、泊まりを始めるときに1枚だけ、防水のものを用意してもらえたらと思います。

🚲️サイクリング装備

「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。