Home サイクリング サイクリングアイテム 【春秋サイクリング】汗冷え対策の必需品!おすすめインナー(ベースレイヤー)5選

【春秋サイクリング】汗冷え対策の必需品!おすすめインナー(ベースレイヤー)5選

【春秋サイクリング】汗冷え対策の必需品!おすすめインナー(ベースレイヤー)5選
春秋サイクリングの汗冷え対策に最適なベースレイヤー(インナー)5選を徹底比較。パールイズミ、モンベル、ミズノなど人気商品の特徴・価格・選び方を実体験をもとに解説します。
目次

春秋サイクリングで汗冷えが起こる理由

春や秋のサイクリングは気候が穏やかで走りやすい季節ですが、気温の変化が激しく、特に朝晩と日中の寒暖差に注意が必要です。気温10~20℃の範囲では、走り始めは肌寒く感じても、しばらく走ると体が温まってきて汗をかき始めます。

問題はここからです。峠の下りや信号待ち、休憩時に汗で濡れた衣服が急激に体温を奪う現象、いわゆる「汗冷え」が起こりやすくなります。この汗冷えは不快なだけでなく、体力の消耗や風邪の原因にもなってしまいます。

特に春秋は湿度も変化しやすく、朝露や急な雨に遭遇することもあります。適切なベースレイヤー(インナー)を着用することで、これらのリスクを大幅に軽減できるのです。

ベースレイヤー(インナー)の選び方のポイント

春秋のサイクリングに最適なベースレイヤーを選ぶには、いくつかの重要なポイントがあります。

素材で選ぶ(化繊、メリノウール)

化学繊維(ポリエステル等)は速乾性に優れ、汗を素早く外に逃がしてくれます。価格も手頃で、洗濯も簡単です。一方、メリノウールは天然の調温機能があり、汗をかいても冷えにくく、防臭効果も抜群です。ただし、価格は高めになります。

厚さで選ぶ(薄手、中厚)

春秋には薄手から中厚手のベースレイヤーが適しています。気温15℃以上なら薄手、10℃前後なら中厚手を選ぶのがおすすめです。重ね着することで温度調節も可能になります。

フィット感で選ぶ

ベースレイヤーは肌に密着するタイトフィットが基本です。ゆるすぎると汗の処理能力が落ち、きつすぎると血行を妨げます。適度な締め付け感で動きやすいものを選びましょう。

【おすすめ5選】春秋サイクリング向けベースレイヤー比較

今回厳選した5つのベースレイヤーの基本スペックを比較表でご確認ください。価格や素材、特徴を一目で比較できます。

商品名 価格 素材 厚さ おすすめ温度帯 主な特徴
パールイズミ クールフィットドライ 約6,600円 ポリエステル 薄手 15~25℃ UV機能・高速乾
モンベル ジオライン L.W. 約4,180円 ポリエステル 薄手 10~20℃ サイクル専用設計
ミズノ ブレスサーモ 約5,500円 吸湿発熱繊維 中厚 5~15℃ 発熱機能
おたふく手袋 ボディタフネス 約2,000円 ポリエステル混 中厚 5~15℃ 高コスパ
カペルミュール メリノウール 約8,800円 メリノウール100% 中厚 0~15℃ 天然素材・防臭

①パールイズミ クールフィットドライ アンダー(118)

パールイズミクールフィットドライアンダーの商品画像
パールイズミ クールフィットドライ アンダー(118)の薄手で高機能な素材感
出典:ワールドサイクル公式サイト

パールイズミ クールフィットドライ 118の価格を比較する

パールイズミ クールフィットドライ アンダー(118)は、日本を代表するサイクルウェアブランドが手がける春秋向けの薄手ベースレイヤーです。価格は約6,600円と中価格帯でありながら、サイクリスト専用に設計された高い機能性を備えています。

最大の特徴は優れた吸汗速乾性とUVカット機能です。ポリエステル素材を採用し、汗をすばやく吸収して外部に放出するため、長時間のライドでもドライな着心地が続きます。UPF値15以上の紫外線カット機能により、春の強い日差しからも肌を守ってくれます。

フィット感は適度なコンプレッションで、筋肉のブレを抑制しながらも動きを妨げません。縫製には肌あたりの良いフラットシーマーを採用し、長時間着用しても不快感がありません。気温15~25℃の春秋シーズンに最適で、ジャージの下に着るだけで快適性が大幅に向上します。

②モンベル ジオライン L.W. サイクルアンダーシャツ(1130626)

モンベルジオラインサイクルアンダーシャツの構造
モンベル ジオライン L.W. サイクルアンダーシャツの前後異素材構造
出典:モンベル公式サイト

モンベル ジオライン サイクルアンダーシャツ 1130626の価格を比較する

モンベル ジオライン L.W. サイクルアンダーシャツ(1130626)は、価格約4,180円という手頃さでありながら、サイクリング専用設計による高い機能性を実現したコストパフォーマンス抜群のベースレイヤーです。

最大の特徴は前面と背面で異なる素材を使い分けた独自構造です。風を受ける前面には適度な保温性を持つジオライン L.W.を使用し、蒸れやすい背面には通気性に優れるジオラインクールメッシュを配置。この設計により、保温性と通気性を両立しています。

ロングテールデザインにより前傾姿勢でも背中が露出せず、サイクリング時の快適性を追求。重量はわずか約150gと軽量で、気温10~20℃の幅広い温度帯に対応します。制菌効果により臭いの発生を抑制し、長時間のライドでも快適です。

ジオライン素材の優れた吸水拡散性により、汗冷えを効果的に防止。価格を考慮すると、春秋サイクリング用ベースレイヤーの中でも特におすすめできる1枚です。

③ミズノ ブレスサーモアンダーウェア ロードバイク専用モデル

ミズノブレスサーモアンダーウェア
ミズノ ブレスサーモアンダーウェア ロードバイク専用モデルの高機能素材
出典:ワイズロードオンライン

ミズノ ブレスサーモ アンダーウェア ロードバイクの価格を比較する

ミズノ ブレスサーモアンダーウェア ロードバイク専用モデルは、スポーツメーカー大手のミズノが自転車専門店ワイズロードと共同開発した、価格約5,500円の発熱機能付きベースレイヤーです。

核心技術であるブレスサーモは、人体から発生する水分(汗や水蒸気)を吸収して発熱する画期的な繊維です。この吸湿発熱機能により、運動開始直後の寒さを軽減し、汗をかいても体温低下を防ぎます。気温5~15℃の肌寒い春秋にその真価を発揮します。

ロードバイク専用設計により、前傾姿勢での着用感を最適化。肌に接する部分には撥水素材を採用し、汗をすばやく吸収しながら蒸れにくい構造になっています。中厚手の生地でありながらストレッチ性に優れ、ペダリング動作を妨げません。

従来の保温インナーとは異なり、運動量に応じて発熱量が調整されるため、激しいヒルクライムでも蒸れすぎることがありません。肌寒い季節のサイクリングには特におすすめの高機能ベースレイヤーです。

④おたふく手袋 ボディタフネス パワーストレッチ長袖(JW-174)

おたふく手袋ボディタフネスパワーストレッチ
おたふく手袋 ボディタフネス パワーストレッチ長袖(JW-174)のコンプレッション機能
出典:Amazon公式サイト

おたふく手袋 ボディタフネス パワーストレッチ JW-174の価格を比較する

おたふく手袋 ボディタフネス パワーストレッチ長袖(JW-174)は、価格約2,000円という驚異的なコストパフォーマンスを誇る高機能ベースレイヤーです。作業着で培った技術をスポーツウェアに応用し、プロ仕様の機能性を手頃な価格で実現しています。

素材にはポリエステルとポリウレタンの混紡を採用し、優れたストレッチ性と保温性を両立。特殊な編み構造により発熱保温効果があり、体温を効率的に維持します。気温5~15℃の春秋シーズンに適した中厚手の生地で、朝晩の冷え込みにも対応できます。

コンプレッション機能により筋肉の無駄な振動を抑制し、疲労軽減効果も期待できます。吸汗速乾性にも優れており、汗をかいてもベタつきを感じません。抗菌防臭加工が施されているため、連続使用でも臭いが気になりにくいのも嬉しいポイントです。

サイクルウェア専用ではありませんが、動きやすさと機能性のバランスが秀逸で、多くのサイクリストに愛用されています。コストを抑えて高機能ベースレイヤーを試したい方に最適です。

⑤カペルミュール 長袖ベースレイヤー メリノウール100

カペルミュール長袖ベースレイヤーメリノウール
カペルミュール 長袖ベースレイヤー メリノウール100の天然素材の風合い
出典:ワイズロードオンライン

カペルミュール 長袖ベースレイヤー メリノウール100は、価格約8,800円と今回紹介する中では最高価格帯ですが、メリノウール100%という贅沢な天然素材を使用した最上級ベースレイヤーです。

使用している60単糸メリノウールは細番手で肌触りが非常に滑らか。天然素材特有の優れた調温機能により、暑いときは涼しく、寒いときは暖かく体温を調整してくれます。また、天然の防臭効果により、数日間連続で着用しても臭いが発生しにくいという特徴があります。

メリノウールは湿度調整能力に優れており、汗をかいても不快な湿気感を感じにくく、汗冷えも起こりにくいのが大きなメリット。気温0~15℃という幅広い温度帯に対応し、特に寒い時期の保温性は抜群です。

日本のサイクルウェアブランドであるカペルミュールらしく、サイクリング専用のカッティングで前傾姿勢での着心地を追求。価格は高めですが、天然素材の快適さと長期間の耐久性を考慮すれば、投資価値の高い1枚といえるでしょう。

よくある質問(FAQ)

春秋サイクリングの気温は何度くらいですか?

春秋のサイクリングシーズンは気温5~25℃程度の範囲になります。朝晩は10℃を下回ることもあり、日中は20℃を超える日もあるため、レイヤリング(重ね着)での温度調節が重要です。

ベースレイヤーは何枚着ればいいですか?

ベースレイヤーは基本的に1枚のみ着用します。複数枚重ね着すると汗の処理能力が落ち、逆効果になってしまいます。温度調節はミドルレイヤーやアウターで行うのが正しいレイヤリングです。

夏用と冬用のベースレイヤーの違いは?

夏用は薄手で速乾性重視、冬用は厚手で保温性重視の設計になっています。春秋用は薄手から中厚手で保温性と速乾性のバランスを取ったものが適しています。一年通して使うなら薄手がおすすめです。

ベースレイヤーの洗濯で気をつけることはありますか?

40℃以下の水温で洗濯し、柔軟剤は使用しないことが基本です。柔軟剤は吸汗速乾機能を損なう可能性があります。メリノウール製品は中性洗剤でのおしゃれ着洗いがおすすめです。

まとめ:自分に合ったベースレイヤーで快適なライドを

春秋のサイクリングにおける汗冷え対策として、5つの優れたベースレイヤーをご紹介しました。それぞれに異なる特徴があり、予算や好み、使用する温度帯によって最適な選択肢が変わります。

コストパフォーマンス重視なら「おたふく手袋 ボディタフネス」、サイクリング専用機能なら「モンベル ジオライン」、天然素材の快適さなら「カペルミュール メリノウール」がおすすめです。

適切なベースレイヤーを着用することで、汗冷えによる不快感や体力消耗を大幅に軽減でき、より長時間快適にサイクリングを楽しめるようになります。まずは1枚試してみて、その効果を実感してみてください。

※製品仕様は予告なく変更される場合があります。※価格は変動する可能性があります。購入前に公式サイトでご確認ください。※掲載情報は2025年10月時点のものです。