Home サイクリング サイクリングコース ワンイチ(東京湾一周)約200km完全ガイド【2026年版】|フェリー活用・ルート・所要時間を地図付き解説

ワンイチ(東京湾一周)約200km完全ガイド【2026年版】|フェリー活用・ルート・所要時間を地図付き解説

東京湾一周サイクリング「ワンイチ」完全ガイド|フェリー活用術と初心者向けルート・距離・難易度を徹底解説
東京湾一周「ワンイチ」約200kmのルート・距離・難易度を実走者視点で徹底解説。フェリー活用術、補給ポイント、季節・風向きの攻略法まで完全ガイド。
体力難易度:★★★★☆
技術難易度:★★★☆☆
距離の目安:約200km(フェリー利用・ルート取りで前後)
目次

ルート概要

東京湾フェリー
東京湾フェリー(久里浜〜金谷・約40分)

東京湾一周サイクリング「ワンイチ」は、東京湾をぐるりと一周する約200kmの長距離ライドです。東京湾フェリーを活用することで海上区間をショートカットでき、関東エリアで最も人気の高いロングライドコースの一つとなっています。獲得標高は約600〜900m(ルート選択により変動)と比較的フラットながら、距離の長さが最大のチャレンジとなります。

距離 約200km
獲得標高 約600〜900m(ルートにより変動)
所要時間 10〜14時間(休憩含まず)
路面状況 全線アスファルト舗装
難易度 体力:上級者向け / 技術:初心者〜中級者向け
推奨季節 春・秋(3-5月、9-11月)
推奨方向 反時計回り(左側に海、車の流れに沿う)
補給ポイント コンビニ多数、道の駅複数箇所
スタート/ゴール 東京駅(日本橋)

※所要時間は休憩を含みません。初心者の方は余裕を持って計画してください。
※掲載情報は2026年7月時点のものです。天候や道路状況により変更される場合がありますので、出発前に最新情報をご確認ください。

📍 主要スポット紹介

まずは全体像を地図で確認しましょう。番号①〜⑧が下の立ち寄りスポットに対応し、矢印が進行方向(反時計回り)です。久里浜港④〜金谷港⑤の湾を横切る区間は東京湾フェリー(海上・約40分)で、自転車はそのまま乗船できます。

ワンイチ(東京湾一周)約200kmのルート地図と主要スポット

1スタート/ゴール:東京駅(日本橋)

日本橋
スタート/ゴールの日本橋

道路元標のある日本橋を起点に出発。交通量の少ない早朝5〜6時台のスタートがおすすめです。約200kmを走り切り、再びこの東京駅へ戻ってくるとゴールです。

2山下公園(横浜市)

横浜・山下公園
横浜・山下公園

横浜港を望む入園無料の臨海公園。みなとみらいやベイブリッジの景観、横浜中華街へのアクセスも良好で、序盤の休憩・写真スポットに最適です。

3観音崎公園(横須賀市)

観音崎公園から望む東京湾
観音崎公園から望む東京湾

日本最初の洋式灯台がある県立公園。走水海岸から観音崎にかけての海岸線は眺めがよく、三笠公園〜観音崎灯台は約18kmのほぼ平坦区間。東京湾を行き交う船を眺めながら走れます。

4久里浜港(フェリー乗り場)

久里浜港のフェリー乗り場
久里浜港のフェリー乗り場

東京湾フェリーの神奈川県側の発着港(横須賀市久里浜)。ここから金谷港まで約40分の船旅で千葉県へ渡ります。自転車は輪行袋不要でそのまま乗船でき、予約も不要です。

5金谷港・ザ・フィッシュ(富津市)

房総側の金谷港と鋸山
金谷港と背後にそびえる鋸山

フェリーで渡った房総側の玄関口。港のすぐそばにレストラン&おみやげ市場「ザ・フィッシュ」があり、房総の海の幸や特産品で補給できます。鋸山ロープウェーの最寄りでもあります。

6富津岬(富津公園・明治百年記念展望塔)

富津岬の明治百年記念展望塔
富津岬・明治百年記念展望塔

東京湾に細長く突き出す富津岬。先端の明治百年記念展望塔からは、東京湾越しに富士山や三浦半島まで見渡せます(晴天時)。湾岸ループならではの絶景ポイントです。
※南房総まで足を延ばすなら、道の駅とみうら枇杷倶楽部(2026年3月に「びわカフェ」としてリニューアル)への寄り道もおすすめです。

7道の駅 木更津 うまくたの里(木更津市)

道の駅木更津うまくたの里
道の駅木更津うまくたの里の巨大ピーナッツ

木更津市初の道の駅。地元農産物やバウムクーヘンなどのスイーツ、カフェレストラン「&TREE」が人気です(営業9:00〜17:00)。メインの湾岸ルートからは少し内陸(圏央道・木更津東IC付近)に入りますが、立ち寄る価値のある休憩スポットです。

8幕張海浜公園(千葉市)

幕張海浜公園の花時計
幕張海浜公園の花時計

千葉市の代表的な海浜公園。広い芝生と海辺の景観が広がり、ゴール前の最終休憩に最適です(無料エリア中心・日本庭園「見浜園」のみ有料)。
※2026年から一部区域で再整備事業が進行中のため、立ち寄り時は現地の案内に従ってください。

🏁 ゴール:東京駅(①へ帰還)

約200kmを走り切り、スタート地点の東京駅(日本橋)へ戻ればワンイチ完走です。海沿いの景色、フェリーでの休息、房総の道の駅と、変化に富んだ一周を走り終えたときの達成感は格別。無理のないペース配分で、安全に完走を目指しましょう。

ワンイチとは?東京湾一周の魅力

「ワンイチ」とは、東京湾を自転車で一周するロングライドの愛称です。東京・神奈川・千葉の3都県をまたぎ、都市部の風景から海沿いの絶景まで、変化に富んだ景色を楽しめるのが最大の魅力です。

このルートの特徴は、東京湾フェリーを利用することで海上区間をショートカットできる点です。久里浜港から金谷港まで約40分の船旅は、ライドの良いアクセントになり、体力の温存にも役立ちます。

また、比較的フラットな地形なため、技術的な難易度は高くありません。ただし、距離が約200kmと長いため、体力面では上級者向けのチャレンジになります。「体力より好奇心でなんとかする」精神で、無理のないペース配分が成功の鍵となります。

ルート沿いには、横浜ベイブリッジ東京湾アクアライン幕張メッセなど、関東を代表するランドマークを数多く見ることができ、都市型サイクリングとしても非常に充実した内容となっています。

フルルート vs 半イチ(フェリー活用術)

東京湾フェリーの活用方法によって、ワンイチには複数のパターンがあります。2025年7月1日に改定された最新料金をもとに、それぞれの特徴をご紹介します。

フェリーや電車を使う場合は輪行の準備もお忘れなく。「輪行袋おすすめ7選」と「エンド金具の付け方・使い方ガイド」で詳しく解説しています。

🚴 フルルート(約200km)

東京駅スタート・ゴールで、東京湾を完全に一周するクラシックなルートです。フェリー片道料金は1,600円(旅客運賃1,100円+自転車航送料金500円)となります。

このルートの魅力は、3都県の多様な風景を一度に楽しめることです。品川から横浜への都市部、横須賀から久里浜への三浦半島、房総半島の海岸線、東京湾岸エリアと、それぞれ異なる特色を持った区間を走破できます。

⛵ 半イチ(約100km×2パターン)

距離を約半分(100km)に短縮できる「半イチ」も人気です。フェリーと輪行を組み合わせることで、初心者でも挑戦しやすくなります。フェリー片道料金は1,600円(旅客運賃1,100円+自転車航送料金500円)です。

【パターンA】神奈川側を走る半イチ

① 東京駅スタート→横浜→横須賀→久里浜港(約100km走行
② 久里浜港→フェリー→金谷港(約40分)
③ 金谷港から輪行で帰宅(または木更津駅まで走行して輪行)

【パターンB】千葉側を走る半イチ

① 自宅から久里浜港まで輪行(電車移動)
② 久里浜港→フェリー→金谷港(約40分)
③ 金谷港スタート→木更津→千葉→東京駅(約100km走行
④ 東京駅から輪行で帰宅

初心者の方や時間に制約のある方には、まず半イチから挑戦することをおすすめします。所要時間6〜8時間で、体力的な負担を軽減しながら、ワンイチの雰囲気を十分に味わえます。

💰 コスト削減のコツ

自転車を輪行袋に入れてフェリーに乗船すると、自転車航送料金(500円)が不要になり、旅客運賃(1,100円)のみで乗船できます。ただし、乗船・下船時の輪行袋の着脱に時間がかかるため、時間に余裕を持って計画しましょう。

【反時計回り】推奨ルート詳細

反時計回りルートは、初心者から上級者まで広くおすすめできるコースです。左側に海を見ながら走るため景観が良く、また車の進行方向と同じなので安全性が高いのが特徴です。信号待ちの際に海を眺めながら休憩できるのも魅力の一つです。

🌅 区間1:東京駅→品川→横浜(約50km)

国道15号(第一京浜)を中心に南下します。品川駅周辺、羽田空港、川崎工業地帯など、東京湾の発展を象徴するエリアを通過。交通量は多めですが、信号待ちの際に休憩できるため、ペース配分がしやすい区間です。

🌊 区間2:横浜→横須賀→久里浜港(約60km)

国道16号で横須賀方面へ向かいます。山下公園、みなとみらい、金沢八景など、観光スポットが点在する見どころの多い区間。横須賀以降は三浦半島の起伏がありますが、海沿いの絶景が疲れを癒してくれます。

⛴️ 区間3:久里浜港→金谷港(フェリー約40分)

ワンイチのハイライトとなる東京湾フェリーでの海上移動。デッキから眺める東京湾の景色は格別で、足の疲れもリフレッシュできます。フェリー内では軽食の購入も可能です。

🏖️ 区間4:金谷港→木更津→幕張(約70km)

国道127号から国道16号へと進路を変える千葉県側のルート。富津岬、木更津、千葉港など、房総半島の代表的な景勝地を通過します。直線的な道路が多く、ペースを維持しやすいのが特徴です。

🏁 区間5:幕張→東京駅(約20km)

国道357号(湾岸道路)でゴールを目指します。幕張メッセ、東京ディズニーリゾート周辺を通過し、最後は皇居周辺へ。ゴールが近づくにつれて、達成感が高まる区間です。

補給・休憩ポイント

約200kmの長距離ライドでは、適切な補給と休憩が成功の鍵となります。ワンイチルート上には多くのコンビニエンスストアがあり、基本的な補給には困りません。

🏪 主要コンビニ密集エリア

東京〜横浜区間:5〜10km間隔でコンビニが点在
横須賀〜久里浜区間:国道16号沿いに多数あり
木更津〜千葉区間:国道16号、357号沿いに充実
千葉〜東京区間:湾岸エリアに24時間営業店舗が豊富

🌟 おすすめ休憩スポット

山下公園(横浜市):ベンチが豊富で景色も抜群。横浜中華街での食事も可能
道の駅とみうら 枇杷倶楽部(南房総市):国道127号沿い。房総名物の枇杷製品と新鮮な農産物を販売
道の駅 富楽里とみやま(南房総市):メインルートから少し内陸。大型道の駅で充実の品揃え
幕張海浜公園(千葉市):広大な芝生エリアでゆっくり休憩可能

⚠️ 補給の注意点

最終補給ポイントは幕張海浜公園周辺となります。ここから東京駅まで約20kmはコンビニの間隔が広くなるため、必ず補給を済ませておきましょう。

また、フェリー乗船前の久里浜港周辺でも補給を推奨します。フェリー内での軽食販売もありますが、価格が高めに設定されているため、事前準備が経済的です。

🔧 パンク修理対応店

ルート上の主要な自転車店:横浜駅周辺、横須賀中央駅周辺、木更津駅周辺、千葉駅周辺にそれぞれ複数店舗あり。営業時間と定休日は事前に確認することをおすすめします。

季節・風向きの攻略法

ワンイチの成功は、季節と風向きを理解することで大きく左右されます。東京湾周辺の気象特性を把握し、最適なタイミングでチャレンジしましょう。

🌸 ベストシーズン

春(3〜5月):気温15〜20℃で最も走りやすい季節。桜の開花時期は特におすすめ
秋(9〜11月):湿度が低く快適。紅葉と併せて楽しめる
初夏(6月上旬):梅雨入り前の安定した天候を狙える

🌬️ 時間帯と天候

午前中:比較的風が穏やかで気温も快適。早朝スタートを推奨
午後:海風が強くなる傾向。14時以降は風速が増すことも
推奨スタート時間:5〜7時(日の出から活動でき、日没前にゴール可能)
天候チェック:出発3日前から毎日確認。突然の天候変化に注意

❄️ 避けるべき条件

真夏(7〜8月):気温35℃超えの猛暑日は熱中症のリスクが高い
真冬(12〜2月):気温5℃以下では体力消耗が激しい
雨天:路面の滑りやすさに加え、視界不良で事故リスクが増大
強風日:風速15m/s以上の日は走行困難。気象情報を事前チェック

🌡️ 気温別の装備目安

15〜25℃:半袖ジャージ+アームカバー(調整用)
10〜15℃:長袖ジャージ+薄手のウインドブレーカー
5〜10℃:冬用ジャージ+防風ジャケット+グローブ必須

特にフェリー乗船中は海上の風が強く、体感温度が5〜10℃下がります。デッキに出る場合は防風対策を忘れずに準備しましょう。

準備チェックリスト

200kmのロングライドを安全に完走するため、事前準備を怠らないことが重要です。以下のチェックリストを参考に、万全の態勢で挑戦しましょう。

🚴 自転車・装備チェック

✅ 必須装備(安全・法令関連)

  • ヘルメット(努力義務:2023年4月施行)
  • ライト前後(夜間走行に備えて必須)
  • パンク修理キット(チューブ2本、タイヤレバー、ポンプ)
  • 携帯工具(六角レンチセット)

💡 あると便利な装備

  • サイクルコンピューター(距離・速度・時間の把握に便利。スマホGPSアプリでも代用可)
  • 輪行袋(フェリー料金節約や緊急時の撤退用)
  • サングラス(長時間の日光対策)
  • グローブ(手のひらの疲労軽減)
  • サドルバッグ(小物の収納に便利)

🍫 補給・水分

エネルギー補給食:エナジーバー5〜8本、ジェル3〜5個
水分:ボトル2本(1.5〜2L)、電解質サプリメント
非常食:カロリーメイトやおにぎり(ハンガーノック対策)

📱 ナビゲーション・連絡手段

スマートフォン:GPSアプリ(Strava、Ride with GPS等)
モバイルバッテリー:大容量タイプ(10,000mAh以上推奨)
現金・カード:フェリー代、コンビニ購入用
緊急連絡先:家族・友人への連絡手段確保

🏥 安全・応急処置

保険証コピー:万が一の医療機関受診に備えて
救急セット:絆創膏、消毒液、痛み止め
日焼け止め:長時間の屋外活動には必須
着替え:汗冷え防止用の予備シャツ

📅 事前準備

天気予報チェック:3日前から毎日確認
フェリー運航状況:悪天候による欠航情報の確認
ルート下見:Googleストリートビューでの事前確認
体調管理:前日は十分な睡眠と栄養補給

💡 sagasu.life運営者からの一言

ワンイチは景色の移り変わりが早く、短時間でギュッとサイクリングの魅力が楽しめるおすすめコースです。特にフェリーで海を渡るときはテンションあがります!

よくある質問(FAQ)

初心者でも走れますか?

技術的な難易度は初心者向けですが、距離が約200kmと長いため、まずは50〜100kmのライドを数回経験することをおすすめします。不安な方は「半イチ」からチャレンジしてみてください。

所要時間はどのくらいですか?

10〜14時間が目安です(休憩含まず)。早朝6時スタートで、順調に進めば夜8時頃にゴールできます。初心者の方は余裕を持って+2〜3時間を見込んでおきましょう。

フェリーの料金と時間は?

2025年7月改定後の料金は片道1,600円(旅客運賃1,100円+自転車航送料500円)、所要時間は約40分です。自転車は輪行袋不要でそのまま乗船でき、予約も不要。ダイヤは季節で変わるため、乗船前に公式サイトで最新の時刻を必ず確認しましょう(始発6:20頃〜最終19:20頃)。

補給ポイントはありますか?

ルート上にコンビニが多数あります。主要な休憩ポイントは山下公園(横浜)、道の駅うまくたの里(木更津)、幕張海浜公園(千葉)など。最終補給は幕張海浜公園周辺で済ませておきましょう。

ベストシーズンはいつですか?

春(3〜5月)と秋(9〜11月)が最適です。気温15〜20℃で湿度も低く快適に走行できます。真夏は熱中症、真冬は体力消耗のリスクが高いため避けることをおすすめします。

反時計回りと時計回りどちらがおすすめ?

反時計回りを推奨します。左側に海を見ながら走れるため景観が良く、また車の進行方向と同じなので安全性が高いです。信号待ちの際に海を眺めながら休憩できるのも魅力です。

なお、他の情報源では「時計回り」を推奨している場合もあります(体力のあるうちに都市部を抜ける等の理由)。どちらも間違いではありませんが、景観と安全性を重視するなら反時計回りがおすすめです。

輪行は必要ですか?

必須ではありませんが、輪行袋の携帯をおすすめします。フェリー料金の節約、悪天候時の撤退、ゴール後の帰宅手段として活用できます。特に初挑戦の方には安心材料となります。

日帰りと1泊2日どちらがおすすめ?

日帰りが一般的ですが、初心者や観光を重視する方は1泊2日も良い選択です。房総半島や三浦半島で1泊すると、温泉や海鮮料理も楽しめ、より充実した旅になります。

🚲️サイクリング装備

「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。