Home トレッキング トレッキング装備 冬のトレッキングパンツは裏地より防風|値段では見分けられない【2026年版】

【PR表記】当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事内で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

冬のトレッキングパンツは裏地より防風|値段では見分けられない【2026年版】

雪の残る冬の登山道を歩く登山者の下半身
冬のトレッキングパンツは裏起毛で選びがちですが、山で寒いと感じる場面のほとんどは気温ではなく風です。先に見るのは防風で、しかも値段とは比例しません。今回調べたら定価1万1千円のミズノには防風の層が入っていて、定価1万9800円のノースフェイスは裏起毛だけでした。倍近い差があって、防風があるのは安いほうです。雪のない低山なら、手持ちのパンツの下にタイツを1枚はくほうが安くて、暑くなったら脱げます。8本の実価格と、雪の有無で変わる選び方をまとめました。
目次

冬のトレッキングパンツを探すとき、「裏起毛」で選んでしまいがちです。私も最初はそうでした。

ただ、山で寒いと感じる場面のほとんどは気温ではなく風なんですよね。裏起毛でも、風が抜ける生地だと稜線で一気に冷えます。

先に見るのは防風です。しかも今回調べたら、定価1万1千円のパンツに防風が入っていて、定価1万9800円のパンツには入っていませんでした。値段と防風は比例しません。

それと、そもそも買わずに済ませる手もあります。そこから書きますね。

まず、買わずに済ませる手から

正直なところ、雪のない低山なら、いま持っているパンツで足りることが多いです。

下に1枚はくほうが、安くて調整もきく

手持ちの3シーズン用パンツの下にタイツを1枚はく。これで冬の低山はかなりカバーできます。

  • 安い…タイツなら3千円前後から。パンツを買い足すより軽い出費です
  • 脱げる…暑くなったら脱げます。裏起毛のパンツは脱げません
  • 使い回せる…同じタイツを、別のパンツの下にも使えます

裏起毛のパンツは、暖かさが固定されるのが弱点なんですよね。登りで暑くなっても、脱ぐわけにいきません。

買い足す価値があるのは、この3つのとき

  • 風のある稜線に出るようになった…防風の生地でないと、下に何を着ても抜けます
  • 雪の上を歩くようになった…濡れに強い生地が要ります
  • 手持ちが綿のパンツしかない…これは冬に限らず、山では避けたいところです

逆に「冬だから冬用パンツを買う」だけの理由なら、急がなくていいかなと思います。

先に見るのは、裏地より防風

ここが今回いちばん書きたいところです。

裏起毛だけ 防風の層がある
止まっているとき 暖かいです 暖かいです
風のある稜線 抜けます 止まります
登っているとき 暑くなります そこそこ
脱げるか 脱げません 脱げません
値段との関係 比例しません

安いほうに防風が入っていることもある

今回いちばん驚いたのがこれです。定価1万1千円のミズノには防風の層(テックシールド)が入っていて、定価1万9800円のノースフェイスには入っていません。裏地のフリースだけです。

倍近い値段の差があって、防風があるのは安いほうでした。値段が高いから防風が入っている、というわけではないんですよね。

商品説明で見るのは「防風」「ウインドプルーフ」「ソフトシェル」あたりの言葉です。これが書いてなければ、風は抜けると思っておいてください。

ソフトシェルは防水ではない

ひとつ紛らわしいのがソフトシェルという言葉です。

これは「風を止めて、ある程度の水をはじく、でも防水ではない」生地のことです。雨の日に履くものではありません。

本降りになったら、上からレインパンツを重ねるのが正解です。ソフトシェル1枚で雨をしのごうとすると、じわじわ濡れます。

「防風」は数字で比べられない

ちなみに防風性能には、レインウェアの耐水圧のような共通の数字がありません。だからカタログを並べても比較できないんですよね。

できるのは「入っているか、入っていないか」を確かめるところまでです。そこから先は、実際に履いてみるしかないかなと。

冬のトレッキングパンツで先に見るのは裏地ではなく防風。風のある稜線では裏起毛でも風が抜ける
厚さと防風は別の話です
笑い猫

笑い猫

私が長いこと勘違いしていたのが、「厚いほど暖かい」でした。

裏起毛の厚いパンツを買って、冬の低山に行って、登りで汗だくになって。山頂で休んだら今度は風で一気に冷えました。厚いのに寒い、というのがよく分からなかったんですよね。

あとで分かったのは、そのパンツに防風が入っていなかったということでした。厚さと防風は別の話で、山で困るのはたいてい後者のほうです。

雪があるかどうかで、選ぶものが変わる

同じ「冬」でも、雪の有無で必要なものが変わります。

雪なしの低山 雪のある山
いちばん大事なもの 防風 濡れに強いこと
裏地 あってもなくても あったほうが楽です
予算 3千円〜1万円 1万5千円〜
下に着るもの タイツ1枚で調整 タイツ+ゲイター

雪なしの低山なら、そんなに要らない

関東の冬の低山くらいなら、防風の入った薄いパンツ+下にタイツで足ります。厚いパンツを買うより、この組み合わせのほうが調整がききますね。

雪の上を歩くなら、裾も見る

雪があると、裾から入ってくる雪が問題になります。裾を絞れるパンツか、ゲイターを併用するかですね。

それと座ったときに濡れるのも雪の日ならではです。お尻の生地が弱いと、休憩のたびに冷たくなります。この点でソフトシェルは有利かなと。

脚は、思っているより熱を失っている

上半身にはこだわるのに、脚は普段着のまま、という方は多いと思います。私もそうでした。

ただ脚は体の中でも面積が大きいので、ここから逃げる熱はけっこうな量です。上を1枚増やすより、下を1枚足すほうが体感が変わることがあります。

定価1万1千円のミズノには防風があり、定価1万9800円のノースフェイスは裏起毛だけ。値段と防風は比例しない
安いから防風がない、ではありません

通販で買える8本

安い順に並べています。スペック欄の「防風」を見てください。ここが入っているかどうかが、いちばん大きい違いです。

価格は2026年9月時点の実売です。色とサイズで幅があるので、目安として見てください。

製品名 こんな人向け 価格 防風 裏地 おすすめ用途
ミズノ BUDDY テックシールド テーパードパンツ
ミズノ BUDDY テックシールド テーパードパンツ

最安
★★★★★
約2,700円〜 あり なし まず1本を安く
コロンビア ナパロックウォームパンツ
コロンビア ナパロックウォームパンツ

裏地
★★★★☆
約7,700円〜 あり 裏地つきを安く
コロンビア ナパロックパンツ
コロンビア ナパロックパンツ

通年
★★★★☆
約8,800円〜 なし 同じ形の裏地なし版
ミレー ドロワット ウォームパンツ
ミレー ドロワット ウォームパンツ

裏起毛
★★★★☆
約15,000円〜 裏起毛 暖かさを最優先する人
ノースフェイス アルパインライトパンツ
ノースフェイス アルパインライトパンツ

定番
★★★★★
約14,600円〜 なし 街でも履きたい人
マムート トレッカーズ 3.0 ソフトシェルパンツ(ウィメンズ)
マムート トレッカーズ 3.0 ソフトシェルパンツ(ウィメンズ)

ソフトシェル
★★★★★
約14,600円〜 ソフトシェル なし 風の日が多い人
ノースフェイス ドーロウォームパンツ
ノースフェイス ドーロウォームパンツ

フリース裏
★★★★☆
約17,800円〜 フリース 山っぽく見せたくない人
マムート ウィンターフィールド ソフトシェルパンツ
マムート ウィンターフィールド ソフトシェルパンツ

最上位
★★★★★
約24,000円〜 ソフトシェル あり 雪の上を歩く人

1. ミズノ BUDDY テックシールド テーパードパンツ|この8本でいちばん安い

ミズノ BUDDY テックシールド テーパードパンツ

ミズノ BUDDY テックシールド テーパードパンツの価格を比較する

防風
あり
裏地
なし
伸び
あり
狙い
雪なしの低山
価格帯
約2,700円〜

定価1万1千円で、防風の層(テックシールド)が入っています。今回並べた8本の中でいちばん安いのに、いちばん大事な機能は持っているという1本ですね。
値段は色とサイズでかなり変わります。売れ残った色だと2千円台まで落ちていることがあって、逆に定価に近いままの色もあります。安い組み合わせを探す価値はあるかなと。
裏地はないので、寒い日は下にタイツを1枚。むしろそのほうが調整がきくので、私はこの組み合わせをよく使います。

こんな人に:まず1本を安く買いたい人

気になる点:裏地はないので下に1枚要ります

2. コロンビア ナパロックウォームパンツ|裏地つきをこの値段で

コロンビア ナパロックウォームパンツ

コロンビア ナパロックウォームパンツの価格を比較する

防風
裏地
あり
伸び
あり
狙い
寒い日の低山
価格帯
約7,700円〜

裏地つきで7千円台。裏地のあるパンツとしては、かなり手を出しやすい値段です。
止まっているときの暖かさは素直に感じられます。寒い日の低山なら、これ1本で足りることが多いですね。
ただ「防風」とは書かれていません。風の強い稜線に出るなら、上に何か羽織る前提で考えてください。

こんな人に:寒い日の低山を歩く人

気になる点:防風とは書かれていません

3. コロンビア ナパロックパンツ|同じ形の裏地なし版

コロンビア ナパロックパンツ

コロンビア ナパロックパンツの価格を比較する

防風
裏地
なし
伸び
あり
狙い
秋から春まで
価格帯
約8,800円〜

ひとつ上のナパロックウォームから、裏地を抜いた版です。値段はほとんど変わりません。
秋から春まで1本で回したいならこちらかなと。裏地がないぶん、下に何を着るかで調整できます。
真冬に単体だと寒いので、下に1枚はく前提で考えておいてください。

こんな人に:秋から春まで1本で回したい人

気になる点:真冬は下に1枚要ります

4. ミレー ドロワット ウォームパンツ|履いた瞬間に暖かい

ミレー ドロワット ウォームパンツ

ミレー ドロワット ウォームパンツの価格を比較する

防風
裏地
裏起毛
伸び
あり
狙い
履いた瞬間に暖かい
価格帯
約15,000円〜

裏起毛の王道です。履いた瞬間に暖かいのが分かる、というタイプですね。
寒がりの方や、じっとしている時間が長い日には向いています。冬の低山で写真を撮りながら歩く、みたいな使い方ですね。
サイズによっては在庫が切れていることがあります。
逆に登りではしっかり暑くなります。そして脱げません。汗をかきやすい方は、次のもう少し薄いものを検討したほうがいいかなと。

こんな人に:暖かさを最優先する人

気になる点:登りでは暑くなります

5. ノースフェイス アルパインライトパンツ|よく伸びて街でも

ノースフェイス アルパインライトパンツ

ノースフェイス アルパインライトパンツの価格を比較する

防風
裏地
なし
伸び
よく伸びる
狙い
通年
価格帯
約14,600円〜

ニットみたいによく伸びる定番です。山でも街でも成立する見た目で、1本で兼用したい方に向いています。
動きやすさは今回の8本の中でも上位ですね。薄いので夏以外はほぼ使えます。
ただし防風ではありません。風の日は普通に抜けるので、稜線に出るなら上から重ねる前提で。

こんな人に:山でも街でも履きたい人

気になる点:防風ではないので風の日は抜けます

6. マムート トレッカーズ 3.0 ソフトシェルパンツ(ウィメンズ)|風の強い稜線なら

マムート トレッカーズ 3.0 ソフトシェルパンツ(ウィメンズ)

マムート トレッカーズ 3.0 ソフトシェルパンツ(ウィメンズ)の価格を比較する

防風
ソフトシェル
裏地
なし
伸び
あり
狙い
風の強い稜線
価格帯
約14,600円〜

ソフトシェルなので、風を止めます。1万4千円台まで下がっていて、この機能を持つものとしては手が届きやすい値段ですね。
ひとつ注意で、この値段で出ているのはウィメンズです。メンズは同じ型でも値段が変わります。
風の強い稜線に出るならここから上を検討する価値があります。ある程度の水もはじきます。
ただしソフトシェルは防水ではありません。本降りになったら、上からレインパンツを重ねてください。

こんな人に:稜線に出る人

気になる点:ソフトシェルは防水ではありません

7. ノースフェイス ドーロウォームパンツ|見た目は普段着

ノースフェイス ドーロウォームパンツ

ノースフェイス ドーロウォームパンツの価格を比較する

防風
裏地
フリース
伸び
あり
狙い
見た目は普段着
価格帯
約17,800円〜

裏地がフリースで、見た目はコットンのパンツに近いモデルです。山っぽく見せたくない方に向いています。
暖かさは十分で、街で履いても違和感がありません。そのまま食事に入れるのはありがたいところかなと。
ただし定価1万9800円で、防風は入っていません。素材の表記も裏地はフリースだけです。値段と防風は比例しない、という例そのものですね。

こんな人に:山っぽく見せたくない人

気になる点:この価格帯で防風はありません

8. マムート ウィンターフィールド ソフトシェルパンツ|雪の上を歩くなら

マムート ウィンターフィールド ソフトシェルパンツ

マムート ウィンターフィールド ソフトシェルパンツの価格を比較する

防風
ソフトシェル
裏地
あり
伸び
あり
狙い
雪のある山
価格帯
約24,000円〜

この記事でいちばん高く、いちばん本格的な1本です。ソフトシェルに裏地が加わっていて、ベンチレーションも付いています。
雪の上を歩く前提ならここまで来る意味があります。座って濡れる場面にも強いですね。
ただ2万4千円台。雪のない低山には、明らかに過剰です。行く場所が決まってから買うものかなと思います。

こんな人に:雪のある山に行く人

気になる点:この記事でいちばん高いです

洗い方だけ、レインウェアと逆

最後に手入れの話を少しだけ。

ソフトシェルや防風のパンツは、レインウェアと同じ扱いをすると早く傷みます。

  • 柔軟剤は使わない…撥水が落ちます。ここはレインウェアと同じです
  • 乾燥機は避ける…裏起毛は熱でつぶれます
  • 洗いすぎない…泥だけ落として、においが出るまでは洗わなくていいです

撥水が落ちてきたら、洗ってから撥水スプレー。汚れたままかけても乗りません。

裏起毛は使っているうちに寝てきます。これは戻らないので、暖かさが落ちてきたら替えどきと思っておいてください。

よくある質問

冬のトレッキングパンツは絶対に必要ですか?

雪のない低山なら、いま持っているパンツで足りることが多いです。3シーズン用のパンツの下にタイツを1枚はけば、冬の低山はかなりカバーできます。
タイツなら3千円前後からですし、暑くなったら脱げます。裏起毛のパンツは脱げないので、暖かさが固定されるのが弱点なんですよね。
買い足す価値があるのは、風のある稜線に出るようになったとき雪の上を歩くようになったとき手持ちが綿のパンツしかないときの3つかなと思います。

裏起毛と防風、どちらを優先すべきですか?

防風です。山で寒いと感じる場面のほとんどは、気温ではなく風だからですね。
裏起毛でも、風が抜ける生地だと稜線で一気に冷えます。逆に防風の層があれば、薄くても体温が残ります。
商品説明で「防風」「ウインドプルーフ」「ソフトシェル」という言葉を探してください。書いていなければ、風は抜けると思っておいたほうが安全です。

高いパンツのほうが暖かいですか?

値段と防風は比例しません。今回調べたら、定価1万1千円のミズノには防風の層が入っていて、定価1万9800円のノースフェイスには入っていませんでした。1万円台や1万9千円台でも「裏起毛」だけというモデルがあります。
値段の差は、生地の質感・伸び・耐久性・見た目に出ることが多いですね。暖かさそのものは、値段の順にはなりません。

ソフトシェルは雨でも大丈夫ですか?

防水ではありません。ソフトシェルは「風を止めて、ある程度の水をはじく、でも防水ではない」生地のことです。
小雨をしのぐ程度ならもちますが、本降りになったら上からレインパンツを重ねてください。ソフトシェル1枚で雨を受けると、じわじわ濡れます。

防風性能は数字で比べられますか?

比べられません。レインウェアの耐水圧のような共通の数字が、防風にはないからです。
できるのは「入っているか、入っていないか」を確かめるところまで。そこから先は実際に履いてみるしかないかなと思います。
カタログの数字を並べても意味がないので、そこで悩まないでください。

雪山と低山で、選ぶものは違いますか?

違います。雪のない低山でいちばん大事なのは防風、雪のある山では濡れに強いことです。
雪があると裾から入ってくる雪が問題になるので、裾を絞れるパンツかゲイターの併用が要ります。座ったときに濡れるのも雪の日ならではで、この点はソフトシェルが有利ですね。
予算の目安は、低山なら3千円〜1万円、雪があるなら1万5千円〜です。

洗い方で気をつけることは?

柔軟剤は使わない(撥水が落ちます)、乾燥機は避ける(裏起毛が熱でつぶれます)、洗いすぎない(泥を落として、においが出るまでは洗わなくて大丈夫)の3つです。
撥水が落ちてきたら洗ってから撥水スプレー。汚れたままかけても乗りません。
裏起毛は使ううちに寝てきて、これは戻らないので、暖かさが落ちてきたら替えどきです。

まとめ

  • 雪のない低山なら、手持ちのパンツ+タイツ1枚で足ります。急いで買わなくて大丈夫です
  • タイツのほうが安くて、暑くなったら脱げます。裏起毛のパンツは脱げません
  • 先に見るのは裏地ではなく防風。山の寒さは気温より風です
  • 安いほうに防風が入っていることもあります。値段と防風は比例しません
  • ソフトシェルは防水ではありません。本降りなら上にレインパンツを重ねます
  • 防風は共通の数字がないので、あるかないかを確かめるところまでです
  • 雪があるなら裾を絞れるか座って濡れないかを見ます
  • 洗うときは柔軟剤なし・乾燥機なし・洗いすぎない

私はいまだに、雪のない低山なら3シーズンのパンツにタイツで済ませています。冬用パンツが必要になったのは、風の強い稜線に出るようになってからでした。順番としては、それで十分だったなと思っています。

🚲️サイクリング装備

「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。