Home トレッキング トレッキング装備 春秋登山のミドルレイヤーおすすめ7選!フリース・インサレーションの選び方を徹底解説

【PR表記】当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事内で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元される場合があります。

春秋登山のミドルレイヤーおすすめ7選!フリース・インサレーションの選び方を徹底解説

春秋登山のミドルレイヤーおすすめ7選!フリース・インサレーションの選び方を徹底解説
春秋の登山に最適なミドルレイヤー7選を厳選。フリースと化繊インサレーションの違い、発汗量に合わせた選び方を初心者向けに徹底解説。ノースフェイス、パタゴニア、モンベルなど現行モデルを比較。
目次

はじめに:春秋登山のミドルレイヤー選びが快適性を左右する

春秋登山でミドルレイヤーを着用する登山者
朝霧の稜線を行く登山者。この寒暖差10℃の世界を制するのは、賢いレイヤリングだけ

春と秋の登山は、朝晩5〜10℃、日中15〜20℃という大きな寒暖差が特徴です。この温度変化に対応するためには、適切なミドルレイヤー(中間着)の選択が欠かせません。

ミドルレイヤーの主な役割は、保温と汗処理のバランスを保つことです。行動中は体温上昇による発汗を効率よく外部に逃がし、休憩時や気温の低い時間帯には適度な保温性で体温を維持します。

この記事では、フリースと化繊インサレーションの違いから始まり、春秋登山に最適なミドルレイヤー7選をタイプ別に詳しく解説します。初心者から中級者まで、自分の登山スタイルに合った一着を見つけることができるでしょう。

フリースの中でも「保温重視」か「行動重視」かで選ぶ

ミドルレイヤーには大きく分けて、暖かさをキープする保温重視タイプと、汗処理に優れた行動重視(テクニカル)タイプがあります。それぞれの特性を理解することで、使用シーンに最適な選択ができます。

スタンダード/ハイロフトフリース(保温重視)は、毛足が長く、空気をたっぷり蓄えます。休憩時やキャンプ、寒がりの人におすすめです。起毛した繊維間に空気を蓄えることで高い保温性を発揮します。

グリッド/テクニカルフリース(行動重視)は、生地が格子状や薄手になっており、通気性が高いのが特徴。汗をかきやすい人や、行動中に着続けたい人におすすめです。吸汗速乾性に優れ、汗冷えを防ぎます。

項目 行動重視(グリッド/テクニカル) 保温重視(ハイロフト)
素材 ポリエステル起毛(薄手) ポリエステル起毛(厚手)
保温性
通気性
重量 軽量(200〜300g) 中程度(400g〜)
適した場面 行動中メイン 休憩時・停滞時

春秋登山のミドルレイヤー選び 3つのポイント

ポイント1:発汗量と運動強度で選ぶ

汗をかきやすい人は、通気性の高いグリッドフリースを選びましょう。特にパタゴニアR1やミレー ドライグリッドなど、格子状の構造を持つフリースは、汗を素早く外部に逃がす能力に優れています。一方、寒がりな人には保温性の高いハイロフトフリースがおすすめです。

ポイント2:重量とパッカビリティ

日帰り登山では、300〜400g程度のミドルレイヤーが目安となります。泊まりや長期縦走では、パックの容量を考慮して軽量コンパクトなモデルを優先しましょう。圧縮袋に収納できるタイプなら、さらに効率的です。

ポイント3:レイヤリングのしやすさ

ストレッチ性、シルエット、着脱のしやすさも重要な要素です。適度なゆとりがあるデザインなら、ベースレイヤーとの重ね着もスムーズ。ジッパーの操作性や袖口の調整機能も確認しておきましょう。

【保温重視編】おすすめミドルレイヤー2選

1. ザ・ノース・フェイス バーサロフトジャケット(NA62550)

ザ・ノース・フェイス バーサロフトジャケットの商品画像
南極級の暖かさで復活した伝説のフリース。これ一枚で厳冬期のテント場も怖くない

2025年復活を果たした伝説的なハイロフトフリースジャケット。POLARTEC社のハイロフトフリースを採用し、生地間のデッドエアを大きく広げることで抜群の保温効果を実現しています。

重量は約780g(Mサイズ)、価格は37,400円(税込)※2025年11月時点となっています。極地仕様の防寒フリースで、春秋の登山ではテント場でのリラックスタイムや、山頂での停滞時における「最強の防寒着」として活躍します。

メリット:南極級の保温力、タウンユースにも映えるデザイン、スタンドカラーで首元まで暖か
デメリット:行動中に着るには暑すぎる、やや重い(780g)、かさばる、価格が高め

2. コロンビア スティーンズマウンテンフルジップフリース(WE3220)

コロンビア スティーンズマウンテンフリースの商品画像
7,700円で手に入る登山デビューの相棒。カラバリ豊富で普段使いにも映える万能フリース

コスパ最強のエントリーモデルとして人気の定番フリース。軽くて丈夫なMTRフィラメントフリースを採用し、肌触りの良さと保温性を両立しています。日常使いからハイキングまで幅広く使える王道のスタンダードモデルです。

価格は約7,700円(税込)※2025年11月時点と、手に取りやすい価格設定が魅力。カラーバリエーションも豊富で、好みに合わせて選択できます。

メリット:圧倒的なコストパフォーマンス、豊富なカラー展開、初心者に優しい価格
デメリット:やや厚手で行動中は暑い場合も、保温性は中程度

【行動重視編】おすすめミドルレイヤー5選

3. モンベル クリマグリッド ジャケット(1106795)

格子状の裏起毛が湿気を効率よく逃がしつつ、空気をためて保温する独自素材「クリマグリッド」を使用。優れたストレッチ性で動きやすく、快適な着心地を実現しています。

重量は298g(Mサイズ)と軽量で、価格は7,300円(税込)という優秀なコストパフォーマンス。春秋はアウター、冬はミドルレイヤーとして年中活躍します。

メリット:軽量コンパクト、ストレッチ性抜群、優れたコスパ
購入についてモンベル公式サイトからの購入を推奨(Amazon/楽天では転売価格の可能性あり)

4. パタゴニア R1 プルオーバー フーディ(40069)

パタゴニア R1プルオーバーフーディの商品画像
26年愛され続ける登山界のレジェンド。「迷ったらR1」と言われる絶対的信頼感

26年目を迎える登山界の定番ミドルレイヤー。独自開発のポーラテック・パワー・グリッドにより、保温性を保ちながら内側の汗を吸って外側に出す吸汗速乾性の高さが特徴です。

重量は289g(Mサイズ)、価格は25,300円(税込)となっています。行動中に汗をかいても汗冷えせず、常に快適な状態を維持できます。

メリット:吸湿速乾性トップクラス、26年の実績による信頼性、軽量コンパクト
デメリット:Amazon/楽天では在庫不安定のため公式サイトでの購入を推奨

5. ファイントラック ドラウトクロー ジャケット(FMM0531)

ファイントラック ドラウトクロージャケットの商品画像
汗かきハイカーの救世主。日本生まれの汗冷え対策テクノロジーを体感せよ

汗を素早く処理できる中間保温着として開発された日本ブランドの傑作。独自開発の特殊なカノコ組織のニット生地を使用し、雪山でのハードなアクティビティなど汗を多くかく状況での保温着に最適です。

価格は20,570円(税込)と中価格帯。100回洗濯しても機能が持続する耐久性の高さも魅力の一つです。中厚手で保温力と通気性の優れたバランスを実現しています。フリースとは異なる構造で、より汗冷えしにくい設計になっています。

メリット:汗冷え防止性能トップクラス、洗濯耐久性100回、日本人の体型に最適化
デメリット:やや高価、認知度がまだ限定的

6. マムート ゴブリン アドバンスド ML ジャケット(1014-02460)

マムート ゴブリン アドバンスド ML ジャケットの商品画像
スイスの名門が誇る万能戦士。伸びて暖かい、まさに「着る安心感」

Polartec Power Stretch Proを採用した万能型ミドルレイヤー。ハイロフトフリースの一種で、ストレッチ性と保温性を高次元で両立し、あらゆる山岳アクティビティに対応します。寒冷期の行動着としても、休憩時の保温着としても使える汎用性の高さが特徴です。

価格は2万円台後半〜の高単価帯ですが、その分性能と耐久性は折り紙付き。長期間にわたって信頼できるパートナーとなるでしょう。

メリット:卓越したストレッチ性、長期耐久性、オールラウンドな性能
デメリット:価格が高め、重量感がある

7. ミレー ドライグリッド フーディ(MIV02040)

ミレー ドライグリッド フーディの商品画像
フレンチアルピニズムの知恵が詰まった一枚。汗抜けバランスで選ぶならコレ

グリッド構造のフリースで汗抜けと保温を両立したミレーの2024-2025FW現行モデル。独自の編み構造により、汗冷えを防ぎながら適度な保温性を維持します。グリッドフリースの中でも汗処理能力が高く、通年で活躍するバランス型です。

Amazon/楽天での在庫が安定しており、アフィリエイト商材としても優秀。コストパフォーマンスに優れ、幅広いユーザーにおすすめできます。

メリット:優れた汗処理能力、EC在庫が安定、良好なコストパフォーマンス
デメリット:日本での認知度がまだ限定的

7つのミドルレイヤー徹底比較表

ブランド 商品名 重量 価格 タイプ 通気性 保温性 おすすめ度
ザ・ノース・フェイス バーサロフト 780g 37,400円 ハイロフトフリース ★★★ ★★★★★ ★★★★(休憩・キャンプ用)
コロンビア スティーンズマウンテン - 7,700円 スタンダードフリース ★★★ ★★★ ★★★★★(入門・ハイキング)
モンベル クリマグリッド 298g 7,300円 グリッドフリース ★★★★ ★★★ ★★★★★(行動・汎用)
パタゴニア R1 P/O フーディ 289g 25,300円 パワーグリッド ★★★★★ ★★★ ★★★★(行動・本格派)
ファイントラック ドラウトクロー - 20,570円 特殊ニット(ミッドシェル) ★★★★ ★★★★ ★★★★★(汗かき・ハード)
マムート ゴブリンアドバンスド - 2万円台後半〜 ハイロフトフリース ★★★ ★★★★ ★★★★(寒冷期・保温)
ミレー ドライグリッド - 1万円台中盤 グリッドフリース ★★★★ ★★★ ★★★★(汗冷え対策)

※価格は2025年11月時点の参考価格です。最新価格は各公式サイト・ECサイトでご確認ください。

シーン別おすすめの組み合わせ

登山のシーンや山域によって、最適なミドルレイヤーの選択は変わります。以下の目安を参考に、自分の山行スタイルに合わせて選んでください。

日帰り低山ハイク(〜1000m)
軽量フリース1枚で十分。モンベル クリマグリッドコロンビア スティーンズマウンテンなどの軽量モデルがおすすめです。

中級山岳(1000〜2000m)
フリース+ウィンドシェルの組み合わせ。行動中は通気性の良いパタゴニア R1ミレー ドライグリッドを着用し、風が出たらシェルを重ね着。汗冷えを防ぎながら快適に行動できます。

稜線歩き・風が強い場面
ハイロフトフリース+ウィンドシェルの組み合わせ。マムート ゴブリンアドバンスドに軽量シェルを重ねることで、デッドエア(空気の層)を逃さず、強風下でも快適に行動できます。

よくある質問(FAQ)

フリースとダウンの違いは?

フリースは通気性が高く行動中も着続けられますが、ダウンは保温性は高いものの濡れに弱く、主に休憩時の防寒着として使用します。春秋登山では行動中心となるため、フリースの方が適しています。

春秋登山でダウンは必要?

日帰りなら基本的に不要ですが、泊まりや早朝出発、標高2000m以上の山では軽量ダウンがあると安心です。ミドルレイヤーとは別に、非常用として携帯することをおすすめします。

ミドルレイヤーは何枚持つべき?

最低1枚、できれば用途別に2枚あると便利です。軽量なグリッドフリース1枚と、保温性の高いインサレーション1枚の組み合わせがおすすめ。季節や山域に応じて使い分けましょう。

洗濯頻度は?

山行2〜3回に1回程度が目安です。ただし、汗を多くかいた場合は毎回洗濯しましょう。フリースは比較的洗濯に強いですが、化繊インサレーションは洗濯表示に従って適切にケアしてください。

まとめ:自分の登山スタイルに合った一着を

今回紹介した7つのミドルレイヤーは、それぞれ異なる特徴を持っています。初心者には手頃な価格で性能も十分なコロンビアやモンベル本格的な山行を目指すならパタゴニアやファイントラックがおすすめです。

コスパ重視:モンベル クリマグリッド、コロンビア スティーンズマウンテン
性能重視:パタゴニア R1、ファイントラック ドラウトクロー
保温性重視:ザ・ノース・フェイス バーサロフト、マムート ゴブリンアドバンスド

春秋の山は気温変化が激しく、適切なミドルレイヤーの選択が快適性を大きく左右します。自分の発汗量、登山スタイル、予算を考慮して、最適な一着を見つけてください。

※価格・仕様は変更される可能性があります。最新価格は各公式サイト・ECサイトでご確認ください