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日帰り登山ザックは20Lか30Lか|決めるのは季節【2026年版】

20〜30Lの日帰り登山ザックを背負い山並みを望む登山者
日帰り登山のザックが20Lか30Lかで迷っている方へ。決まるのは季節です。荷物で大きく変わるのは防寒着なので、夏の低山なら20L前後、春秋は25L前後、冬は30Lが目安になります。1つで通すなら25〜30Lです。日帰りに40Lは要りません。本体が重いぶん損をします。背中の蒸れ対策や、水を背負ったまま取れるかといった見どころと、1万円台から選べる6つをまとめました。
目次

日帰り登山のザックって、20Lなのか30Lなのかで迷いますよね。おすすめ記事はたいてい「20〜30L」と幅を持たせて書いてあるので、結局どっちなんだと。

で、調べたり歩いたりしていて思ったのですが、これは季節で決まります。荷物の量が変わるのは、ほぼ防寒着のぶんなんですよね。

夏の低山なら20Lで足ります。春秋になると25L、冬は30L。そういう決め方をすると迷わないかなと思います。

この記事では容量の決め方と、日帰りだからこそ見ておきたいところをまとめます。

20Lか30Lかは、季節で決まる

日帰り登山で持っていくものは、そんなに変わりません。水、行動食、レインウェア、防寒着、ヘッドライト、救急用品。だいたいこれです。

このうち季節でごっそり変わるのが防寒着なんですよね。夏は薄い1枚、冬はダウンとフリースと手袋と帽子。ここが容量を決めます。

時期 容量の目安 増えるもの
夏の低山 20L前後 —(水は増えます)
春・秋 25L前後 フリース、手袋
冬の低山 30L ダウン、厚手の手袋、チェーンスパイク

1つで通すなら25〜30L

季節ごとに買い分けるのは現実的ではないので、1つで通すなら25Lから30Lかなと思います。

夏に30Lを使うと中が余りますが、余るのは困りません。荷物が動くのが気になるなら、上のひもを絞ればいいので。

逆に足りないほうが困ります。入らなくて外にくくりつけると、枝に引っかかるし、雨で濡れますし。

「30Lと40L、日帰りはどっち」への答え

日帰りに40Lは要りません。40L台は山小屋泊の容量です。

「大は小を兼ねる」と思って40Lを買うと、本体が重いぶん損をします。40L台は1.3kgから1.5kgくらいあるのに対して、20L台なら1kg前後です。中身が同じなら、その差はそのまま背中に乗りますので。

山小屋泊まで考えているなら、そちらは別で1つ。山小屋泊ザックの記事にまとめています。

日帰り登山ザックの容量は季節で決まる。夏20L、春秋25L、冬30L
変わるのは、ほぼ防寒着のぶんです
登山ザックの容量の階段。日帰りは20から30L、山小屋泊は40から50L、テント泊は50から60L
泊まり方で容量帯が分かれます

日帰りで見ておきたいところ

泊まりのザックとは、見るところが少し変わります。

1. 背中が蒸れないか

日帰りは荷物が軽いぶん、背中の蒸れのほうが気になります。重さで疲れる前に、汗で不快になるんですよね。

ここを解決しているのがメッシュを張って背中とザックの間にすき間を作るタイプです。ドイターのフューチュラなどがそうですね。

引き換えに荷物が背中から少し離れます。ただ日帰りの荷物なら軽いので、そこはあまり困りません。泊まりより日帰りのほうが、この形が合っていると思います。

2. 下ろさずに物を出せるか

日帰りは行動時間が短いぶん、休憩の回数も少なくなりがちです。だからこそ、歩きながら出せるかどうかで差が出ます。

  • 腰ベルトのポケット…行動食、スマホ
  • サイドのボトルポケット…背負ったまま水が取れるか

とくに水を背負ったまま取れるかどうかは、水を飲む回数そのものが変わります。取りにくいと、面倒で飲まなくなるんですよね。

3. 本体の重さ

20L台なら1kg前後が目安です。1.3kgを超えてくると、日帰り用としては重めですね。

日帰りの総重量はだいたい5kgから7kgくらいなので、本体の300gの差は、けっこう体感に出ます。

4. レインカバーが付いているか

ザックは防水ではありません。撥水加工はしてあっても、縫い目から水が入ります。

付属していないモデルもあるので、その場合は千円台で別に買ってください。あわせて、中でも袋に分けておくと確実です。レインカバーだけだと背中側から濡れますので。

笑い猫

笑い猫

私が最初に買ったザックは、通学で使っていたリュックでした。低山を1回歩くだけならそれで足りたんですよね。

困ったのは水を飲むたびに立ち止まって下ろしていたことです。面倒になって、だんだん飲まなくなりました。それで頭が痛くなったことがあります。

なので登山用を買うなら、背負ったまま水を取れるかは見てほしいです。容量や見た目より、こういう小さいところのほうが、山では差になります。

この容量帯も通販のほうが安い

値段についても書いておきます。

20〜30Lのザックは、メーカー公式より通販のほうが安くなっていました。

  • ミレー サースフェー NX 30+5…公式2万8千50円 → 通販2万1千998円0.78倍

※2026年9月時点。定価はミレー公式オンラインストアの掲載価格(税込)です。

これは40〜50Lの帯でも同じでした。売れ筋の容量ほど数が出るので、値引きされやすいということかなと思います。

ただしテント泊用の50〜60Lになると逆転します。数が少ないぶん、在庫が切れると高い出品が並ぶんですよね。

なので「公式が安い」と決めつけないでください。容量帯で逆になるので、その都度両方を見るのが確実です。

1万円台から選べます

日帰り用は、登山ブランドでも1万円台から選べます。この記事でいちばん安いもので1万1千500円でした。

泊まり用が2万円から3万円することを考えると、入り口としてはかなり手が出しやすいかなと思います。

通販で買える6つ

安い順に並べています。価格は2026年9月時点で、メーカー定価が確認できたものはスペック欄に入れました。

製品名 こんな人向け 価格 容量 背面 おすすめ用途
サロモン TRAILBLAZER 30
サロモン TRAILBLAZER 30

最安
★★★★☆
約11,500円〜 30L いちばん安く登山ブランドで揃えたい人
ドイター フューチュラ 23
ドイター フューチュラ 23

通気
★★★★★
約13,700円〜 23L メッシュで浮かせる 背中の蒸れが気になる人
マムート Ducan 22
マムート Ducan 22

22L
★★★★☆
約17,000円〜 22L 立体フレーム 22L前後でしっかりした作りが欲しい人
カリマー オースター 30
カリマー オースター 30

サイズ展開
★★★★☆
約17,400円〜 30L 30Lで体格に合わせて選びたい人
ミレー サースフェー NX 30+5
ミレー サースフェー NX 30+5

拡張+5L
★★★★★
約21,900円〜 30+5L 1つで日帰りも小屋泊も済ませたい人
オスプレー タロン22
オスプレー タロン22

定番
★★★★★
約24,700円〜 22L 体に沿う設計 背負い心地で選びたい人

1. サロモン TRAILBLAZER 30|1万円台前半で登山ブランド

サロモン TRAILBLAZER 30

サロモン TRAILBLAZER 30の価格を比較する

容量
30L
重量
軽量
作り
シンプル
価格帯
1万円台前半
価格帯
約11,500円〜

1万1千円台で、登山ブランドの30Lが買えます。この記事でいちばん安いですね。
作りはシンプルで、細かい機能は絞られています。ただ最初の1つとしては、これで困りません。登山を始めるときの入り口としてちょうどいいかなと。
ここで何回か歩いて、不満が出たところで上のものに移ればいいと思います。

こんな人に:最初の1つを安く揃えたい人

気になる点:作りはシンプルで機能は絞られています

2. ドイター フューチュラ 23|背中が蒸れない

ドイター フューチュラ 23

ドイター フューチュラ 23の価格を比較する

容量
23L
背面
メッシュで浮かせる
通気
高い
価格帯
約13,700円〜

背中とザックの間にメッシュを張って、すき間を作るタイプです。ザック本体が背中に触れないので、汗が乾きます。
日帰りはとくにこの形が合っています。荷物が軽いぶん、重さより蒸れのほうが気になるので。
引き換えに荷物が背中から少し離れます。ただ日帰りの重さなら、そこはほとんど気になりません。23Lで1万3千円台というのも手が出しやすいです。

こんな人に:汗をかきやすい人

気になる点:荷物が背中から少し離れます

3. マムート Ducan 22|22Lでしっかりした作り

マムート Ducan 22

マムート Ducan 22の価格を比較する

容量
22L
背面
立体フレーム
用途
日帰り向け
価格帯
約17,000円〜

22Lで、背面に立体のフレームが入っています。軽い荷物でも形が崩れないので、背負ったときに安定しますね。
スイスのブランドで、作りの確かさには定評があります。
ただ22Lは冬にはやや小さいです。ダウンと厚手の手袋まで入れると厳しいので、夏から秋の日帰りが中心の方向けかなと。

こんな人に:夏の日帰りが中心の人

気になる点:冬の防寒着まで入れると厳しいです

4. カリマー オースター 30|30Lを体格別に

カリマー オースター 30

カリマー オースター 30の価格を比較する

容量
30L
ブランド
英国
サイズ
体格別展開
価格帯
約17,400円〜

30Lを体格別のサイズから選べます。背面長を調整するのではなく、最初から合うものを選ぶ形ですね。
カリマーはイギリスのブランドですが、日本向けにサイズ展開しているのがありがたいところです。
引き換えにサイズを間違えたときの逃げ道が狭いので、買う前に背面長を測っておいてください。

こんな人に:体格に合わせて選びたい人

気になる点:サイズ選びを間違えると調整幅が狭いです

5. ミレー サースフェー NX 30+5|日帰りも小屋泊も1つで

ミレー サースフェー NX 30+5

ミレー サースフェー NX 30+5の価格を比較する

容量
30+5L
構造
2気室
付属
レインカバー
設計
日本人向け
メーカー定価
¥28,050
価格帯
約21,900円〜

これ1つで日帰りも山小屋泊もいけます。30Lに雨蓋で5L足せるので、荷物が増える日にも対応できますね。
2気室でレインカバーも付いています。日本人向けの設計で、背面長の調整もできます。
公式2万8千50円のところ、通販は2万1千998円でした。0.78倍です。
ただ日帰り専用としては大きめなので、夏の低山だけなら持て余すかもしれません。

こんな人に:泊まりも視野に入れている人

気になる点:日帰り専用としては大きめです

6. オスプレー タロン22|背負い心地で選ぶなら

オスプレー タロン22

オスプレー タロン22の価格を比較する

容量
22L
背面
体に沿う設計
定番
あり
価格帯
約24,700円〜

背負い心地で選ぶならここです。オスプレーは背面が体に沿う作りで、22Lという小ささでも荷物のまとまりが違います。
この記事ではいちばん高いですが、日帰り用は使う回数がいちばん多いので、ここにお金をかけるのは筋が通っているかなと。
色とサイズによって値段が変わるので、リンク先で確かめてください。

こんな人に:長く歩く人

気になる点:この記事でいちばん高いです

よくある質問

日帰り登山のザックは何リットルがいいですか?

季節で決めてください。夏の低山なら20L前後、春と秋は25L前後、冬は30Lが目安です。
変わるのはほぼ防寒着のぶんなんですよね。夏は薄い1枚でも、冬はダウンとフリースと手袋が入ります。
1つで通すなら25〜30Lかなと。夏に30Lを使って中が余っても困りませんが、足りないと外にくくりつけることになるので、そちらのほうが困ります。

30Lと40L、日帰りはどっちですか?

日帰りに40Lは要りません。40L台は山小屋泊の容量です。
「大は小を兼ねる」と思って40Lにすると、本体の重さで損をします。40L台は1.3〜1.5kgあるのに対して、20L台なら1kg前後です。中身が同じなら、その差はそのまま背中に乗ります。
山小屋泊もするなら、そちらは別で1つ用意したほうがいいと思います。

普通のリュックではだめですか?

整備された低山を短時間歩くだけなら、通学用のリュックでも歩けます。そこは正直に。
ただ登山用と違うのは腰ベルトがあるかどうかです。腰で受けられないと、重さが全部肩に来ます。あとはボトルを背負ったまま取れるかも違いますね。
まず手持ちので1回行ってみて、肩が痛かったら買う、という順番でいいかなと思います。

背中が蒸れるのが気になります

メッシュを張って背中とザックの間にすき間を作るタイプを選んでください。ドイターのフューチュラなどがそうです。
引き換えに荷物が背中から少し離れるのですが、日帰りの荷物なら軽いのであまり困りません。泊まり用より日帰り用のほうが、この形は合っていると思います。

ザックにレインカバーは必要ですか?

必要です。ザックは防水ではありません。撥水加工がしてあっても、縫い目やジッパーから水は入ります。
付属しているモデルが多いですが、なければ千円台で買えます。
ただしレインカバーだけだと背中側から濡れます。着替えや電子機器は、中でも袋に分けておいてください。ごみ袋で十分です。

ザックは公式と通販、どちらが安いですか?

容量帯によって逆になります。20〜30Lと40〜50Lは通販のほうが安く、ミレーのサースフェーNX 30+5は公式2万8千50円に対して通販2万1千998円(0.78倍)でした。
一方でテント泊用の50〜60Lは通販のほうが高いことがあります。売れ筋で数が出る容量帯は値引きされ、数の少ない大型は在庫が切れると高くなる、ということかなと。
買う前に両方見るのが確実です。

まとめ

  • 容量は季節で決まります。夏の低山20L、春秋25L、冬30Lが目安です
  • 1つで通すなら25〜30L。余るのは困りませんが、足りないと困ります
  • 日帰りに40Lは要りません。本体が重いぶん損をします
  • 日帰りは荷物が軽いので、重さより背中の蒸れのほうが気になります
  • 水を背負ったまま取れるかを見てください。取りにくいと飲まなくなります
  • ザックは防水ではありません。レインカバーと、中で袋に分けるのを両方やってください
  • この容量帯も通販のほうが安いです。1万円台から登山ブランドで選べます

日帰り用は、登山を始めるときにいちばん最初に買うものだと思います。だからこそ、高いものから入らなくて大丈夫です。1万円台のもので何回か歩いて、不満が出たところで考えればいいかなと。

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