初心者向け「夏サイクリング服装セット」はこれ!【結論】
「夏のサイクリング、どんな服装が正解?」
これから始める方にとって、まず悩むのがウェア選び。汗、日差し、暑さとの戦いになる夏のライドでは、快適さと安全性のバランスが取れた服装がとても大切です。
とはいえ、いきなりピチッとした本格サイクルウェアを揃えるのはハードルが高いと感じる人も多いはず。そこで、初心者でも無理なくスタートできる「最低限+快適」を意識したおすすめセットを紹介します。
まずはこの4点があればOK!

初心者向け 夏のサイクリング基本セット:
半袖の吸汗速乾ジャージ(またはスポーツ用Tシャツ)
インナーパンツ+カジュアルなハーフパンツ
冷感アームカバー
サイクルキャップ or ヘルメットインナー
この組み合わせなら、街乗りでも浮かず、汗も素早く乾いて快適。さらに、直射日光による火照りや日焼けもある程度カバーできます。
インナーパンツ+ハーフパンツの理由
サイクリングではお尻の痛み対策として「パッド付きパンツ」が必須ですが、初心者にはフィット感が気になる人も。そこでおすすめなのが、見た目は普段着、でも中身はサイクル仕様という「インナーパンツ+ハーフパンツ」の構成。
このスタイルなら、走行中はしっかり快適に、休憩中はカフェやコンビニでも自然なスタイルをキープできます。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫
「どこまで揃えればいいのか?」と不安になるかもしれませんが、まずはこの4点から始めて、自分の走行スタイルに応じて買い足していくのがベストです。
次のセクションでは、汗対策と快適さの要「通気性の高いウェア」について詳しく解説していきます。
通気性を味方にする|走行風が通るだけで快適度が変わる
夏のサイクリングでまず重視したいのが「通気性」。
いくら見た目がスポーティでも、風が通らず汗がこもる服では逆効果。汗を効率よく蒸発させて体温を逃がすには、「風が通る構造」×「速乾性素材」が大前提です。
特に登り坂や信号待ちなど、止まった瞬間のムレ感は不快そのもの。走行風が抜けるだけで、体感温度は2〜3℃も変わります。
トップス選びは「通気構造+前開きジッパー」が鍵
夏のサイクリングでは、通気性の高いウェアが快適さを大きく左右します。特に、前面がジップで全開できるタイプは、熱がこもったときに簡単に調整できるため、体温管理に非常に便利です。
また、背中側の通気性も重要です。背面ポケットの上部にメッシュを配置したモデルなら、背中全体に風が通って快適です。
パールイズミ「シティライド プリント ジャージ」
このジャージは、通気性に優れた素材を使用し、前面フルジップ仕様で温度調整がしやすい設計です。また、カジュアルなデザインで街乗りでも違和感なく着用できます。ややゆったりめのシルエットで、ジャージ特有のピチッと感が苦手な方にもおすすめです。春~秋まで余裕で使えるので初めての1枚にもおすすめですよ!
ボトムスは見た目と快適さを両立せよ|インナーパンツ+ハーフパンツ
インナーパンツで“快適さの土台”をつくる
夏のライドでじわじわ効いてくるのが、腰回りや太ももの蒸れ。そして何より、お尻の痛み。
見た目を優先して普段のハーフパンツで走り出したものの、後悔した…という話は初心者あるあるのひとつです。
でも、いきなりピチピチのサイクルパンツに挑戦するのはちょっと…という方におすすめしたいのが、「インナーパンツ+ハーフパンツ」の組み合わせ。これは見た目と快適性を両立させる、初心者にぴったりのスタイルです。
例えば、パールイズミの「3DRメッシュインナーパンツ」のようなモデルは、通気性が高く、長時間走ってもムレにくくて快適。サドルの振動もかなり吸収してくれるので、1時間以上走ると差が出てきます。インナーなので外からは見えず、街中でも気兼ねなく使えるのが嬉しいポイント。
ハーフパンツは“普段着感”と動きやすさがカギ
上から合わせるハーフパンツは、ストレッチ性のあるものがおすすめ。私が持っているのは、同じくパールイズミの「ストレッチ ショートパンツ」。ゆったりとしたシルエットで見た目は完全にカジュアル。観光をしていても全然違和感ないですし、ペダリングの邪魔にもならない結構お気に入りのアイテムです。ちなみに私は自転車に乗ってそこそこ旅行などをしていますが、下手の横好きなので、ずっとハーフパンツスタイルです。
この“中は本格、外は自然”な組み合わせなら、街乗りや観光ライドでも安心。何より「サイクリングしてます!」という主張が強すぎないので、初心者にも始めやすいコーディネートになります。
冷感アイテムで“体温コントロール”をサポート
腕からくる“熱だまり”を制するのが夏ライドの鍵
夏のライドでは、直射日光にさらされ続ける腕が、体温上昇と疲労の大きな原因になります。実際に走ってみると、「顔よりも腕が熱い…」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんな時に活躍するのが、冷感素材のアームカバーです。着けた瞬間は「本当に涼しいの?」と疑ってしまいますが、走行中に風を受けることでじわっと冷えてくる体感は、一度使うと手放せなくなります。
筆者も真夏のロングライドでは常に着用していますが、腕全体を冷却しつつ、紫外線からもしっかり守ってくれるため、体温の上昇を抑える効果と日焼け防止を同時に実感できます。
コールド シェイド アームカバーで“着る涼感”を
中でもおすすめしたいのが、パールイズミの「コールド シェイド アームカバー」。
薄手でストレッチ性があり、肌にピタッとフィットしながらも圧迫感は少なく、走行中の風を受けると明確に冷感がわかる設計が特徴です。
吸汗速乾性にも優れており、汗をかいてもベタつかず、サラッとした着用感が続くのもポイント。加えて、腕全体を覆うことで日焼けによる火照りや疲労感もかなり軽減できます。
何より、日焼け止めを塗る手間も省けるので、夏ライドの朝の準備もひとつラクに。1セット持っておくだけで、真夏のサイクリングがぐっと快適になります。
頭もムレずに快適!夏用ヘルメット&インナーのすすめ
ヘルメットの通気性が“涼しさ”を左右する
夏に走っていて意外とツライのが、「頭が暑くてしんどい」状態。
走行中は風を受けているとはいえ、ヘルメットの中は熱がこもりやすく、とくに信号待ちや登り坂では汗がポタポタ落ちてくることも。
この蒸れと不快感を軽減するには、通気性の高い夏向けヘルメットを選ぶのが重要です。
ポイントは「大きめのベンチレーション(通気孔)」と「軽量設計」。風の抜けが良ければ、それだけで頭部の体感温度はぐっと変わります。
たとえば、GIROの「SYNTAX MIPS AF」は、日本人の頭にフィットしやすい「アジアンフィット」で、しっかりとした安全性能を持ちながらも軽量かつ通気性に優れた構造。実際、夏用ヘルメットとして評価も高く、ロングライドでも快適さが持続します。私はちょっと頭の形が悪くて、ヘルメットをしていると頭が痛くなってしまうということもあったのですが、このヘルメットは痛くないので重宝してます。
インナーキャップで汗止め&クールダウン
どんなに通気性の高いヘルメットでも、真夏の汗は避けられません。そこで活躍するのが、ヘルメットインナーや冷感キャップ。
速乾素材で作られたキャップを1枚挟むだけで、汗が額から流れるのを防ぎ、ヘルメット内部の湿気を拡散してくれます。
特に冷感素材のものを選べば、風を受けたときにひんやりとした感覚も得られ、熱中症対策にも◎。
まあ、私がサイクリングを始めた頃はまだヘルメットに緩くて、、こんなに装備を揃える必要も無かったのですが。今はヘルメットほぼ必須みたいな状況なのでしょうがないですね。
- コールド シェイド ヘルメット ビーニー
FAQ|初心者が夏サイクリングでよく抱く疑問
Q. 長袖と半袖、どっちがいいの?
どちらも一長一短ですが、「冷感+UVカットの長袖」なら、実は半袖よりも快適な場面も多いです。
直射日光による火照りや、肌に直接あたる風の乾燥感を防げるため、1日中走るときはむしろ長袖が有利なこともあります。
半袖派の方は、アームカバーとの併用で同じような効果が得られます。
Q. 冷感アイテムって本当に効果あるの?
正直、止まっているときは「ん?」と感じるかもしれません。
でも走行中の風を受けた瞬間に、違いが一気にわかるのが冷感ウェアの魅力です。
とくにアームカバーやインナーキャップは、汗+風による“冷却コンボ”が効いて、疲労感がだいぶ軽減されます。
価格もそこまで高くないので、まず1アイテム試してみるのがおすすめ。
Q. パールイズミの商品ばかり紹介していますが、パールイズミの回し者ですか?
いいえ、違います(笑)。
パールイズミは日本の老舗サイクルウェアメーカーで、日本人体型に合った設計と、信頼性の高い素材選びが魅力。
実際、初心者〜中級者が最初に手に取りやすい価格帯で、「快適で長く使える」モデルが多いんです。
結果的に紹介する機会が多くなってしまうだけで、特別な関係は一切ありませんのでご安心を!
まとめ|最初の一歩は“快適4点セット”から始めよう
夏のサイクリングは、暑さ・日差し・汗との戦い。
でも、ちょっとしたウェア選びの工夫で、驚くほど快適に、そして安全に走れるようになります。
初心者の方にまずおすすめしたいのは、以下の“快適4点セット”です。
吸汗速乾の半袖ジャージ(通気性重視)
インナーパンツ+カジュアルなハーフパンツ(見た目と機能を両立)
冷感アームカバー(体温調整とUV対策)
通気性の高い夏用ヘルメット(+インナーキャップ)
どれも数千円〜1万円前後で手に入る実用的なアイテムばかり。
最初から全部揃える必要はなく、「今日はちょっと長めに走るからインナーを使ってみようかな?」というくらいの感覚で、ひとつずつ取り入れていくのが正解です。
サイクリングは快適さと気分が直結します。ウェアで不快感を減らすことができれば、自然と走る距離も、回数も、楽しさも増えていきますよ。