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登山レインウェア最強はゴアテックスか|同じ測り方で比べると透湿性2倍の素材もある

【脱・初心者】登山用レインウェアおすすめ6選|蒸れない最強ジャケット
登山レインウェアの最強は、透湿性の数字だけで見るならゴアテックスではありません。モンベルは自社のゴアテックス(テンペスト)と独自素材(ストームクルーザー)を同じB-1法で測っていて、数字は20,000gと40,000g。値段は独自素材のほうが1万3千円ほど安いです。ただし透湿性はA-1法・B-1法・RET値と測り方がばらばらで、ブランドをまたいでは比べられません。数字より山で差が出るのは、3レイヤーの裏地、脇の下の換気、ゴアテックスの保証の3つ。独自素材4着とゴアテックス3着を実価格で並べました。
目次

最初に答えを書きます。透湿性(蒸れにくさ)の数字だけで決めるなら、最強はゴアテックスではありません。

モンベルは、自社のゴアテックスのジャケットと独自素材のジャケットを、同じ測り方で測って数字を出しています。並べると独自素材のスーパードライテックが40,000g、ゴアテックスが20,000g。しかも独自素材のほうが1万3千円ほど安いんですよね。

ただ、ここから「ゴアテックスは要らない」とはならないのが、レインウェアのややこしいところです。透湿性の数字は、測り方で大きく変わります。ブランドをまたいで数字を比べると、かえって選び間違えるんですよね。

そこでこの記事は、数字の読み方と、数字より山で差が出る3つのことを先に書いて、そのあと素材の違う7着を並べます。

透湿性の数字は、測り方で変わる

透湿性は、生地1㎡が24時間でどれだけの湿気を外に出せるかを表す数字です。単位は g/㎡・24h。ここまではどのメーカーも同じなんですが、測り方が何通りもあります。

A-1法とB-1法

日本のレインウェアでよく見るのは、JIS(日本産業規格)のA-1法B-1法です。

試験機関のボーケン品質評価機構の説明では、A-1法は着ているときに近い条件で測る方法、B-1法は防水性のある生地のいちばん大きな透湿度を測る方法。なので同じ生地でも、B-1法のほうが大きな数字になります。

ここを知らないと、A-1法で10,000gの生地が、B-1法で40,000gの生地の4分の1に見えてしまう。でも物差しが違うので、4分の1とは言えないんですよね。

7着の表記は、ばらばら

この記事で並べる7着の透湿性を、メーカーの表記のまま並べるとこうなります。

ジャケット 素材 透湿性の表記 測り方
モンベル ストームクルーザー スーパードライテック 40,000g B-1法
モンベル テンペスト ゴアテックス 20,000g B-1法
ミレー ティフォン ストレッチ ティフォン 50,000g 表記なし
ファイントラック エバーブレスフォトン エバーブレス 10,000g A-1法
ティートンブロス ツルギライト Täsmä 数字なし 通気の素材
ノースフェイス クライムライト ゴアテックス 数字なし
マムート アヤコ プロ 2.0 ゴアテックス RET13未満 RET値(別の単位)

このなかで同じ物差しで並べられるのは、モンベルの2着だけです。ミレーの50,000gは測り方の表記がなく、マムートはRET値という別の単位(数字が小さいほど蒸れにくい)で出しています。

だから「50,000gだからいちばん蒸れない」「10,000gだから蒸れる」とは言えないんですよね。数字を見るときは、横に測り方が書いてあるかを見てください。書いていない数字は、ほかと比べる材料になりません。

透湿性の数字は測り方で変わる。B-1法は大きな数字が出る、A-1法は着ているときに近い、RET値は小さいほど蒸れにくい
比べていいのは、同じ測り方の数字どうし

モンベルの3素材を、同じ物差しで並べる

同じ測り方でそろえて比べられる、めずらしい例がモンベルです。ドライテック、ゴアテックス、スーパードライテックの3つを、どれもB-1法で出しています。

モデル 素材 透湿性(B-1法) 重さ 値段
サンダーパス ドライテック 15,000g 313g 13,600円
テンペスト ゴアテックス 20,000g 247g 35,200円
ストームクルーザー スーパードライテック 40,000g 254g 22,000円

※どれも3レイヤー・耐水圧20,000mm以上のメンズ。透湿性はモンベルの表記で「JIS L-1099 B-1法・参考値」。値段はモンベルのオンラインショップの税込価格(2026年9月)

いちばん高いゴアテックスが、数字では真ん中

並べてみると、値段と透湿性の数字が比例していないのが分かります。いちばん高いゴアテックスのテンペストが、数字では真ん中。スーパードライテックのストームクルーザーは、テンペストの倍の数字で、1万3,200円安いんですよね。

ちなみに「ドライテック」と「スーパードライテック」は別の素材です。モンベルのドライテックとゴアテックスのどちらがいいか、の答えは、ドライテックなら数字はゴアテックスより下、スーパードライテックなら上になります。

看板モデルは、2025年にゴアテックスをやめた

もうひとつ知っておくといいのが、ストームクルーザーの話です。モンベルの看板のレインウェアで、長いあいだゴアテックスを使っていました。

それが2025年のモデルからスーパードライテックに変わり、値段も2万8,600円から2万2,000円に下がりました。PFAS(有機フッ素化合物)を含まない素材への切り替えです。「ストームクルーザー=ゴアテックス」と覚えている方は、ここが変わっているので気をつけてください。

ゴアテックスのほうは、新しく出たテンペストが引き継いでいます。こちらもPFASを含まない、新しい世代のゴアテックスですね。

じゃあ、ゴアテックスの差額は何の分か

同じモンベルの2着で比べると、テンペストに払う1万3,200円で手に入るのは、主にこの2つです。

  • 脇の下のファスナー(ベンチレーション)。ストームクルーザーにはありません
  • ゴアテックスの保証。これは次の章で書きます

透湿性の数字ではなく、換気と保証にお金を払うと考えると分かりやすいかなと思います。夏の日帰りから小屋泊までなら、ストームクルーザーで足りる気がします。

数字より、山で差が出る3つ

透湿性の数字がブランドをまたいで比べられないなら、何で選ぶか。見るのはこの3つです。

裏地が貼ってあるか(3レイヤー)

レインウェアの生地は、作り方で3つに分かれます。

作り 中身 着たとき
3レイヤー 表地・膜・裏地の3枚を貼り合わせ 汗をかいても肌に貼りつきにくい。丈夫
2.5レイヤー 裏地のかわりに、膜の内側を薄くコーティング 軽くて安い。汗をかくとペタッとしやすい
2レイヤー 表地と膜の2枚。裏地は別に吊るす 裏地のぶん暖かいが、重くなる

「ゴアテックスなら3レイヤー」と言われるのは、この裏地の着心地と丈夫さのためです。ただ3レイヤーはゴアテックスだけではなくて、この記事の7着もマムート(2レイヤー+裏地)以外は全部3レイヤーです。

見分け方は簡単で、お店で裏返してみることです。裏に薄い生地が貼ってあれば3レイヤー、テカッとしたプリントやコーティングなら2.5レイヤー、裏地が別にぶら下がっていれば2レイヤーですね。

脇の下が開くか

膜は、湿気を少しずつ外にしみ出させるだけです。ファスナーを開ければ、空気ごと入れ替わります。登りで汗をかいたときに差が出るのは、こっちなんですよね。

脇の下は、腕を下ろしていれば雨が直接当たりにくい場所です。なので雨の中でも開けやすい。7着のうち脇にファスナーがあるのは、テンペスト、クライムライト、アヤコ プロ、それに脇に換気口(リンクベント)のあるファイントラックです。

脇が開かないものは、前のファスナーが下からも開くかを見てください。ミレーのティフォンは前が下からも開くダブルジップで、ポケットの内側もメッシュ。ザックの腰ベルトを締めたまま、下から開けて空気を入れられます。

ゴアテックスは、保証で選ぶ

ゴアテックスのいちばんの強みは、透湿性の数字ではなく保証だと私は思っています。

黒いひし形のタグ(GUARANTEED TO KEEP YOU DRY)が付いたゴアテックス製品には、防水・防風・透湿に満足できなければ、製品として使える限り、修理か交換、それもできなければ返金という保証があります。

ただし撥水が落ちた(生地の表面が水を弾かなくなった)のは対象外です。これは洗って熱を当てればある程度戻るので、先にそちらを試してみてください。

買うときは、黒いひし形のタグが付いているかを見ておくと安心です。独自素材のほうは、保証の中身がメーカーごとに違います。

素材の名前より山で差が出る3つ。裏地が貼ってある3レイヤー、脇の下が開くこと、ゴアテックスの保証
素材の名前より、山で差が出るのはこの3つ
笑い猫

笑い猫

私の最初のレインウェアは、石井スポーツのPAINEというブランドでした。けっこう長く使って、そのあとモンベルを経て、いまはミレーのティフォン50000(ひとつ前のモデル)です。

ティフォンは裏地がさらっとしていて、雨が上がったあとも脱がずに歩けるのがいちばん気に入っているところ。夏の長い行動でも、着たままでいられるんですよね。

モンベルにも一時期お世話になりましたが、性能も値段も買いやすさもそろっていて、間違いがない。欠点は、山で人とかぶりまくるくらいかなと思います。

独自素材4着と、ゴアテックス3着

ここからは実際に買える7着を、素材で分けて並べます。上の4着が独自素材、下の3着がゴアテックスで、それぞれ値段の安い順です。

比較表の透湿性はメーカーの表記のままで、測り方もかっこ書きで添えています。測り方が違う数字どうしは比べないでください。値段は2026年9月時点のもので、定価もスペック欄に入れています。

製品名 こんな人向け 価格 素材 透湿性 脇の換気 おすすめ用途
モンベル ストームクルーザー ジャケット #1128733
モンベル ストームクルーザー ジャケット #1128733

コスパ
★★★★★
約22,000円〜 スーパードライテック 3レイヤー 40,000g(B-1法) なし 夏の日帰り〜小屋泊
ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット MIV03168
ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット MIV03168

着心地
★★★★★
約30,100円〜 ティフォン 3レイヤー 50,000g(測り方の表記なし) なし(ポケットがメッシュ) 汗をかく夏の長い行動
ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット FAM0331
ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット FAM0331

ストレッチ
★★★★☆
約39,600円〜 エバーブレス 3レイヤー 10,000g(A-1法) あり(リンクベント) 岩場・鎖場のある山
ティートンブロス ツルギライトジャケット TB261-03
ティートンブロス ツルギライトジャケット TB261-03

通気
★★★★☆
約41,800円〜 Täsmä(通気する防水) 数字なし(通気) 斜めのファスナーで換気 蒸れがいちばん嫌な人
モンベル テンペスト ジャケット #1128721
モンベル テンペスト ジャケット #1128721

ゴアテックス
★★★★★
約35,200円〜 ゴアテックス 3レイヤー 20,000g(B-1法) あり ゴアテックスで長く使う
ザ・ノースフェイス クライムライトジャケット NP12501
ザ・ノースフェイス クライムライトジャケット NP12501

定番
★★★★☆
約35,800円〜 ゴアテックス 3レイヤー 数字なし あり 山と街を1着で
マムート アヤコ プロ 2.0 HS フーデッドジャケット AF
マムート アヤコ プロ 2.0 HS フーデッドジャケット AF

厚手
★★★★☆
約42,200円〜 ゴアテックス 2レイヤー+裏地 RET13未満(別の単位) あり 秋の稜線・残雪期

1. モンベル ストームクルーザー ジャケット #1128733|同じ測り方でゴアテックスの倍

モンベル ストームクルーザー ジャケット #1128733

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。

素材
スーパードライテック 3レイヤー
透湿性
40,000g(B-1法)
脇の換気
なし
重さ
254g
価格帯
約22,000円〜

同じ測り方で、ゴアテックスの倍の数字が出ている独自素材です。2万2,000円。
2025年のモデルからスーパードライテックに変わって、値段も下がりました。透湿性は40,000g(B-1法)で、同じモンベルのゴアテックス(テンペスト)の20,000gの倍。重さも254gと軽いんですよね。
ただ脇の下のファスナーはありません。登りで暑くなったら、前を開けて逃がすことになります。
夏の日帰りから小屋泊までなら、まずこれで足りるかなと思います。
(写真の出典:モンベル公式)

こんな人に:夏の日帰りから小屋泊までの人

気になる点:脇の下のファスナーがありません

2. ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット MIV03168|雨が上がっても脱がずに歩ける

ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット MIV03168

ミレー ティフォン ストレッチ ジャケット MIV03168の価格を比較する

素材
ティフォン 3レイヤー
透湿性
50,000g(測り方の表記なし)
脇の換気
なし(ポケットがメッシュ)
重さ
約300g
定価
¥36,300
価格帯
約30,100円〜

裏地がニットで、さらっとした着心地のジャケットです。定価3万6,300円のところ、通販だと3万円台前半。
ミレーの独自素材ティフォンの3レイヤーで、透湿性は50,000gと表記されています。ただ測り方が書かれていないので、ほかの数字とは比べないほうがいいですね。
私が使っているのは、このひとつ前のモデル(ティフォン50000)です。雨が上がったあとも、脱がずにそのまま歩けるのがいちばん気に入っているところ。
脇の下のファスナーはなく、換気はメッシュになったポケットと、下からも開く前のファスナーで行います。

こんな人に:汗をかきやすく、着たまま歩きたい人

気になる点:脇の下は開きません(ポケットで換気)

3. ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット FAM0331|よく伸びて岩場で突っ張らない

ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット FAM0331

ファイントラック エバーブレスフォトンジャケット FAM0331の価格を比較する

素材
エバーブレス 3レイヤー
透湿性
10,000g(A-1法)
脇の換気
あり(リンクベント)
重さ
300g(M)
定価
¥41,690
価格帯
約39,600円〜

7着でいちばんよく伸びるジャケットです。通販で3万9,600円くらい(定価4万1,690円)。
日本のファイントラックの独自素材エバーブレスの3レイヤーで、縦にも横にも伸びるので、腕を大きく上げる岩場や鎖場で突っ張りにくい。脇には換気用のファスナー(リンクベント)もあります。
透湿性は10,000gと、7着の中でいちばん小さく見えます。でもこれはA-1法の数字で、ほかのB-1法の数字とは物差しが違うんですよね。
数字だけ見て外すのは、もったいないかなと思います。

こんな人に:岩場や鎖場のある山に行く人

気になる点:独自素材の中では値段が高めです

4. ティートンブロス ツルギライトジャケット TB261-03|湿気でなく空気を通す

ティートンブロス ツルギライトジャケット TB261-03

ティートンブロス ツルギライトジャケット TB261-03の価格を比較する

素材
Täsmä(通気する防水)
透湿性
数字なし(通気)
脇の換気
斜めのファスナーで換気
重さ
240g(M)
定価
¥41,800
価格帯
約41,800円〜

湿気ではなく、空気を通す素材のジャケットです。4万1,800円(色とサイズによっては3万円前後まで下がっています)。
東レと共同開発したTäsmäは、細かい網の目を重ねて水を止めながら空気そのものを通す作り。メーカーも「透湿ではなく通気」と説明していて、透湿性の数字は出していません。
前のファスナーが斜めについた独特の形で、上下どちらからも開けて換気できます。そのぶん脱ぎ着には少し慣れが要ります。重さは240gで、7着でいちばん軽いです。
汗の量が多くて、とにかく蒸れがいちばん嫌、という方に向いています。

こんな人に:蒸れがいちばん嫌な人

気になる点:脱ぎ着に少し慣れが要ります

5. モンベル テンペスト ジャケット #1128721|脇が開くゴアテックス

モンベル テンペスト ジャケット #1128721

※このモデルはAmazon・楽天ではほとんど流通しておらず、あっても公式より高値のことが多いため、公式オンラインショップか実店舗での購入がおすすめです。

素材
ゴアテックス 3レイヤー
透湿性
20,000g(B-1法)
脇の換気
あり
重さ
247g
価格帯
約35,200円〜

脇の下が開く、モンベルのゴアテックスです。3万5,200円。
2025年に出た新しいモデルで、PFASを含まない新しい世代のゴアテックスを使っています。透湿性は20,000g(B-1法)と、同じモンベルのストームクルーザーの半分。でも両脇にファスナーがあって、登りで開ければ空気ごと入れ替えられます。
重さは247gで、ストームクルーザーより少し軽いんですよね。
ストームクルーザーとの1万3,200円の差は、脇の換気とゴアテックスの保証の分、と考えると選びやすいかなと思います。
(写真の出典:モンベル公式)

こんな人に:ゴアテックスの保証で長く使いたい人

気になる点:透湿性の数字はストームクルーザーの半分です

6. ザ・ノースフェイス クライムライトジャケット NP12501|ゴアテックス3レイヤーの定番

ザ・ノースフェイス クライムライトジャケット NP12501

ザ・ノースフェイス クライムライトジャケット NP12501の価格を比較する

素材
ゴアテックス 3レイヤー
透湿性
数字なし
脇の換気
あり
重さ
約285g(L)
定価
¥50,600
価格帯
約35,800円〜

ゴアテックス3レイヤーの、いちばん名前の知られた1着です。定価は5万600円ですが、通販では3万円台後半から見つかります。
表地は20デニールのリサイクルナイロンで、中は新しい世代のゴアテックス(ePE)。脇の下にファスナーがあって、ポケットはザックのベルトと干渉しにくい位置にあります。
街で着ても違和感のない見た目なので、山と街を1着で済ませたい方に向いています。
ただ出品によって値段の差が大きいので、定価と見比べてから買ってください。

こんな人に:山と街を1着で済ませたい人

気になる点:定価は5万円を超えます

7. マムート アヤコ プロ 2.0 HS フーデッドジャケット AF|秋の稜線まで1着で

マムート アヤコ プロ 2.0 HS フーデッドジャケット AF

マムート アヤコ プロ 2.0 HS フーデッドジャケット AFの価格を比較する

素材
ゴアテックス 2レイヤー+裏地
透湿性
RET13未満(別の単位)
脇の換気
あり
重さ
530g
定価
¥59,400
価格帯
約42,200円〜

7着でいちばん厚く、丈夫な作りです。定価5万9,400円のところ、通販で4万2千円くらいから。
2レイヤーのゴアテックスに裏地を付けた作りで、ほかの3レイヤーより生地に厚みがあり、裏地のぶん少し暖かい。脇の下のファスナーは上下どちらからも開きます。耐水圧は28,000mm。
そのぶん530gと、ほかのほぼ倍の重さです。夏の日帰りには重いので、秋の稜線や残雪期まで1着でまかないたい方向けですね。
透湿性はRET値(13未満)という別の単位で出ていて、ほかの数字とは比べられません。

こんな人に:寒い季節の稜線にも行く人

気になる点:530gと、ほかのほぼ倍の重さです

よくある質問

登山用レインウェアで最強はどれですか?

透湿性の数字だけで決めるなら、ゴアテックスではありません。モンベルが同じ測り方(B-1法)で出している数字では、独自素材のスーパードライテックが40,000g、ゴアテックスが20,000gです。
ただ、ブランドをまたぐと測り方がばらばらで、数字は比べられません。選ぶなら3レイヤーかどうか、脇の下が開くか、ゴアテックスの保証が要るかの3つで考えるのがおすすめです。

モンベルのドライテックとゴアテックスは、どちらがいいですか?

透湿性の数字なら、ドライテックはゴアテックスより下、スーパードライテックは上です。モンベルはどれも同じB-1法で、ドライテック15,000g、ゴアテックス20,000g、スーパードライテック40,000gと出しています。
ゴアテックスのテンペストを選ぶ理由は、数字より脇の下のファスナーとゴアテックスの保証です。

ストームクルーザーはゴアテックスではないのですか?

2025年のモデルから、ゴアテックスではなくなりました。いまはモンベル独自のスーパードライテックで、PFAS(有機フッ素化合物)を含まない素材です。値段も2万8,600円から2万2,000円に下がりました。
モンベルのゴアテックスのレインウェアは、新しく出たテンペスト(3万5,200円)が引き継いでいます。

ゴアテックスの3レイヤーは必要ですか?

登山で長く着るなら、3レイヤーをおすすめします。表地・膜・裏地の3枚を貼り合わせているので、汗をかいても肌に貼りつきにくく、丈夫です。
ただ3レイヤーはゴアテックスに限りません。この記事の独自素材の4着も3レイヤーです。ゴアテックスかどうかと、3レイヤーかどうかは別の話なんですよね。

透湿性は20,000gあれば十分ですか?

測り方しだいです。B-1法の20,000gなら、モンベルのゴアテックス(テンペスト)と同じ数字です。A-1法は同じ生地でも小さな数字になる測り方なので、A-1法の20,000gとは中身が違います。
まず数字の横に測り方が書いてあるかを見てください。

レインウェアの寿命はどれくらいですか?

年数より生地の内側の状態で判断します。内側がはがれてきたり、ぷくっと浮いてきたりしたら、膜が傷んでいるサインです。
表面が水を弾かなくなっただけなら、撥水が落ちているだけなので、洗って熱を当てればある程度戻ります。ゴアテックスで膜の不具合なら保証の対象になることがあるので、捨てる前に問い合わせてみてください。

まとめ

  • 透湿性の数字は測り方(B-1法・A-1法・RET値)で変わります。比べていいのは同じ測り方どうしだけ
  • モンベルの同じB-1法では、スーパードライテック40,000g、ゴアテックス20,000g、ドライテック15,000g。いちばん高いゴアテックスが数字では真ん中
  • ストームクルーザーは2025年からゴアテックスではなくスーパードライテック。値段も2万2,000円に下がりました
  • 数字より山で差が出るのは、3レイヤーの裏地、脇の下の換気、ゴアテックスの保証の3つ
  • ゴアテックスの保証は黒いひし形のタグが目印。撥水が落ちたのは対象外なので、洗って熱で戻します
  • 夏の日帰りから小屋泊ならストームクルーザー、脇の換気と保証がほしいならテンペスト。岩場が多いならファイントラック、とにかく蒸れが嫌ならティートンブロス

※価格は2026年9月時点のものです。

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