Home サイクリング サイクリングコース 伊豆急で行く!東伊豆ゆる旅サイクリング|絶景ビーチと温泉街をめぐる40km【2026年版】

伊豆急で行く!東伊豆ゆる旅サイクリング|絶景ビーチと温泉街をめぐる40km【2026年版】

城ヶ崎海岸の断崖と門脇埼灯台の絶景
伊豆急沿線をなぞるように南下する、東伊豆の片道サイクリングコースを紹介。城ヶ崎の断崖、白浜のビーチ、温泉街の情緒を満喫しながら、観光とグルメを楽しめる“旅気分ライド”が体験できます。輪行にも最適!
目次

ルート概要|富戸〜下田をつなぐ海岸線40kmの旅

「いつかイズイチ(伊豆一周)をやってみたい」——でも200km超・獲得標高3,000m級はハードルが高い。そんな方にぴったりなのが、伊豆急行に沿って富戸から伊豆急下田までを南下する約40kmの片道ライドです。断崖の吊り橋や白砂のビーチ、情緒ある温泉街をつなぎ、観光や食事を挟みながら1日をのんびり楽しめます。アップダウンはあるものの距離は短めで、“走る”と“旅する”がちょうどよく混ざった入門コースです。

距離 約40km(富戸駅〜伊豆急下田駅)
獲得標高 約400〜500m(細かなアップダウン多数)
所要時間 3〜5時間(観光・グルメ・写真休憩含む)
路面状況 アスファルト舗装(海沿いの生活道は道幅狭め)
難易度 初心者〜中級者向け
推奨季節 春・秋(4〜6月、10〜11月)
スタート/ゴール 富戸駅〜伊豆急下田駅(伊豆急行線)
輪行・レンタル マイバイク+伊豆急の輪行が基本(伊豆ぽたは電動小径車のみ・乗り捨て不可)

※アップダウンが続くため、初心者の方は余裕を持って計画してください。
※掲載情報は2026年7月時点のものです。天候・ダイヤ・営業状況により変わる場合があるため、出発前に各公式サイトでご確認ください。

番号①〜⑩が主要スポット、矢印が進行方向です。富戸駅を起点に、城ヶ崎海岸・熱川・稲取・白浜・爪木崎と東伊豆の海岸線を南下し、伊豆急下田駅を目指します。

東伊豆 富戸〜伊豆急下田 約40kmのルート地図と主要スポット

ルート上のポイント一覧

番号 地点名 主な特徴・補足内容
富戸駅 静かな駅スタート。裏ルート感が魅力。
城ヶ崎海岸(門脇吊橋) 絶壁と吊り橋の絶景。最初のハイライトに最適。
伊豆高原駅 観光案内所・カフェ・補給に便利。レンタサイクル拠点としても機能。
熱川温泉街 海沿いの温泉宿が並ぶ情緒ある温泉街。グルメや足湯での休憩に最適。
稲取温泉街 金目鯛グルメの町。ランチや温泉立ち寄りにおすすめ。
今井浜海岸 波が穏やかで気持ちの良い砂浜。穴場感あり。
白浜大浜海岸 伊豆随一の美しいビーチ。白砂とエメラルドグリーンの海が圧巻。
外浦海岸 静かでのんびりとした入り江のビーチ。ビーチピクニックにも◎
爪木崎 灯台と断崖、冬の水仙で有名な岬。下田駅へ向かうラストの立ち寄りにぴったり。
伊豆急下田駅 ゴール地点。観光・グルメ・温泉・輪行と旅の締めくくりに最適。

コースの高低差|細かなアップダウンが続く海岸ルート

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東伊豆ルートの高低断面(富戸→下田・数字①〜⑩は主要スポット)。標高100m前後の台地と海沿いのビーチを行き来するため、平坦に見えて細かなアップダウンが連続します。

見どころガイド|断崖・ビーチ・温泉街をつなぐ名所たち

ここからは、ルートマップの番号①〜⑩に沿って、富戸から下田までの見どころを順番にご紹介します。気になるスポットで自転車を停めて、旅気分を味わってください。

1富戸駅|静かな無人駅から旅が始まる

伊豆急行線・富戸駅のホーム
旅の起点・富戸駅(伊豆急行線)。ホームのすぐ先に海が広がる、のどかな無人駅です。

スタートは伊豆急行線の富戸駅。2021年に無人化された静かな駅で、住宅街を抜けるとすぐに相模灘が見えてきます。特急「踊り子」は停まらないため、伊東または伊豆高原で普通列車に乗り換えてアクセスを。駅周辺に補給できる店は少ないので、飲み物や軽食は次の伊豆高原駅周辺で確保しておくと安心です。

2城ヶ崎海岸(門脇吊橋)|伊豆の旅がはじまる“絶景の吊橋”

城ヶ崎海岸の門脇吊橋
城ヶ崎海岸の門脇吊橋。断崖の入り江に架かる長さ48m・高さ23mの吊橋で、足元には荒々しい溶岩海岸が広がります。

富戸駅を出てまもなく現れるのが、約4000年前の大室山の噴火でできた溶岩の断崖がむき出しの城ヶ崎海岸。なかでも「門脇吊橋」は特に有名で、長さ48m・高さ23mのスリル満点な吊橋からは、波が砕けるダイナミックな海岸線が一望できます。

自転車を停めて少し歩けばたどり着けるスポットで、“伊豆を走る旅”の幕開けにふさわしい景色が広がります。海風に吹かれながら吊橋を渡れば、自然との距離が一気に縮まる感覚に。

3伊豆高原駅|補給と休憩の拠点

伊豆高原駅(やまもプラザ)の駅舎
伊豆高原駅(やまもプラザ)。観光案内所やカフェが集まる、補給と休憩の拠点です。

観光案内所やカフェ、ベーカリーが集まる伊豆高原駅は、このルートで最も設備の整った補給ポイント。この先の稲取〜下田は補給できる場所が少なくなるので、水・行動食はここでしっかり用意しておきましょう。電動アシストの小径車をレンタルできる「伊豆ぽた」の拠点でもあります。

4熱川温泉街|湯けむり漂う海沿いの温泉町

熱川温泉街の街並み
湯けむり漂う熱川温泉街。川沿いに温泉宿が立ち並ぶ、情緒たっぷりの温泉町です。

海沿いに温泉宿が立ち並ぶ熱川温泉。街のあちこちから湯けむりが立ちのぼり、情緒たっぷりです。食堂での休憩や足湯でひと息つけば、ちょうど中盤の疲れがほぐれます。海を眺めながらの休憩ポイントとしても最適です。

5稲取温泉街|金目鯛の香り漂う、海辺の港町

稲取文化公園の足湯
稲取文化公園の足湯。稲取温泉街で気軽に立ち寄れる、うれしいひと休みスポットです。
稲取名物・金目鯛の握り寿司
稲取名物の金目鯛(稲取キンメ)の握り。脂ののった地魚を、港町ならではの鮮度で味わえます。

伊豆らしさを味わうなら、稲取温泉街は外せないポイント。山が迫る小さな湾に旅館や食堂がぎゅっと詰まった町並みは、観光地というより“生活のにおいが残る漁師町”といった雰囲気です。

なかでも名物は、言わずと知れた「稲取キンメ(金目鯛)」。駅周辺の食堂や定食屋では、煮付け・炙り丼・刺身などがリーズナブルに楽しめます。サイクリング途中のランチタイムに、温泉と魚の町でゆっくり一息——そんな贅沢な時間が過ごせます。

6今井浜海岸|波穏やかな穴場ビーチ

河津町の今井浜海岸
波穏やかな今井浜海岸(河津町)。透明度の高い海と砂浜が続く、のんびりできる穴場ビーチです。

河津町の今井浜海岸は、波が穏やかで落ち着いた雰囲気の砂浜。大きな観光ビーチほど混雑せず、のんびり休憩するのにぴったりの穴場スポットです。すぐそばには今井浜海岸駅もあり、脚に不安が出たらここから輪行に切り替えることもできます。

7白浜大浜海岸|エメラルドブルーの伊豆リゾート

白浜大浜海岸の白砂とエメラルドグリーンの海
白砂とエメラルドグリーンが映える白浜大浜海岸。約770mの伊豆最大級のビーチで、水平線には伊豆七島も望めます。

伊豆随一の人気ビーチ、白浜大浜海岸。約770mと伊豆最大級の砂浜で、特に晴れた日には白砂とエメラルドグリーンの海のコントラストが圧巻。ここだけ南国のような空気が流れています。

夏場は海水浴客で賑わいますが、それ以外の季節には静けさが戻り、まるでプライベートビーチのような雰囲気に。波打ち際でのんびり過ごすのもよし、ベンチで海を眺めながら休憩するのもよし。旅の中盤、ペダルを止めて深呼吸したくなる場所です。

8外浦海岸|静かな入り江でひと休み

外浦海岸の穏やかな入り江のビーチ
湾に抱かれた外浦(そとうら)海岸。穏やかな波打ち際で、旅の終盤にほっとひと息つけます。

下田市の外浦海岸は、湾に抱かれた静かな入り江のビーチ。白浜のにぎわいとは対照的に、ゆったりとした時間が流れます。ビーチピクニックや小休憩にちょうどよい、旅の締めくくり前の癒しスポットです。

9爪木崎|伊豆の端にある“旅の締めくくり”スポット

爪木崎の白亜の灯台
須崎半島の先端に立つ白亜の爪木崎灯台。太平洋を望む断崖と、冬のスイセンで知られる旅の締めくくりスポットです。

伊豆急下田駅の手前にある岬「爪木崎」は、旅の終盤を彩る静かな絶景。白亜の灯台が建つ岬からは太平洋を望む断崖が続き、晴れていれば伊豆七島(新島・利島など)が見えることも

冬はスイセンの名所としても有名で、12月〜2月にかけては岬一帯が甘い香りと約300万本の白い花に包まれます(水仙まつり)。最後にひと登りあるぶん、灯台に立った瞬間の達成感は格別。“この旅を走ってよかった”と感じさせてくれる、静かで力強い風景が待っています。

10伊豆急下田駅|温泉とグルメで旅を締めくくる

下田のペリーロードの石畳と柳並木
ゴール周辺・下田のペリーロード。石畳と柳並木が続くレトロな小径で、旅の余韻にひたれます。

ゴールは伊豆急下田駅。温泉・海鮮グルメ・歴史散策がそろう、旅の締めくくりにふさわしい終着点です。駅から少し歩けば、幕末の風情が残る下田ペリーロードも。輪行の準備を整える前に、金目鯛や地魚料理で完走を祝いましょう。帰りは特急「踊り子」で東京へ直通できます。

快適に走るためのヒント|アップダウン・補給・輪行のコツ

アップダウンに備えて、ペースは控えめに

このコースは“ゆる旅”とはいえ、意外と脚を使うアップダウンの連続
特にビーチや港町の間には、細かな坂が何度も現れます。

勾配はきつくないものの、後半に疲れを残さないためにも、最初からマイペースを意識して走るのがポイント。
「登りの先に絶景がある」と思えば、気持ちも前向きになれます。

補給は「伊豆高原・熱川・稲取・下田」でしっかりと

途中の休憩ポイントやコンビニは限られます。
特に稲取〜下田の間は補給できる場所が少ないので、飲み物・軽食は早めに確保を。

おすすめ補給ポイント:

  • 伊豆高原駅周辺(カフェ・パン屋・コンビニ)

  • 熱川温泉(食堂・売店)

  • 稲取温泉(食堂・魚屋)

  • 下田駅前(飲食・お土産店多数)

夏は早朝出発が吉、春と秋がベストシーズン

ベストシーズンは、気温が安定している春(4〜6月)と秋(10〜11月)
真夏は暑さと照り返しで体力を消耗しやすくなるため、早朝〜午前中の出発を強くおすすめします。

また冬季は爪木崎のスイセンが見頃ですが、風が強くなる日もあるため、防寒と防風対策を忘れずに。

道幅狭め&生活道路に注意

全線舗装路ではあるものの、一部区間では道幅が狭く、対向車や歩行者とのすれ違いに注意が必要です。
特に観光地周辺では観光バスや車も増えるため、無理な追い越しやスピードの出しすぎには注意しましょう。

また、ビーチ周辺では歩行者優先の意識を忘れずに。

輪行は伊豆急が便利!駅の設備もチェックを

伊豆急行線はほぼ全駅で輪行が可能&バイク持ち込みにも比較的フレンドリーな路線。
主要駅(伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・伊豆急下田)には改札が広く、エレベーターや待合室もあるため安心です。

帰路は下田駅から輪行すれば、ゆったりと旅の余韻に浸れます。

よくある質問|東伊豆サイクリングの気になる疑問に答えます

片道40kmは初心者でも走りきれますか?

個人差はありますが、休憩を挟みながら1日かけて走る前提なら十分に完走可能です。
アップダウンがあるため多少の体力は必要ですが、ペースを調整しながら進めば大丈夫。
心配な方は、伊豆高原〜稲取の短縮コース(約20km)からスタートするのもおすすめです。

レンタサイクルでこのルートを走れますか?

伊豆高原駅・下田駅の「伊豆ぽた(伊豆急レンタサイクル)」は電動アシストの小径車・シティサイクルが中心で、スポーツバイクの貸出や乗り捨て(ワンウェイ)返却は基本的にありません。クロスバイク等で走りたい場合は、伊東拠点の「グレートネイチャーツアーズ」などツアー形態のレンタルが選択肢になります。この40kmをしっかり走るなら、マイバイク+伊豆急の輪行が最も確実です。

電車での輪行はどうすればいいですか?

伊豆急行線では、輪行袋に自転車を収納すれば問題なく持ち込み可能です。
駅にはエレベーターや広めの改札もあり、初めての輪行でも安心して利用できます。
混雑を避けるなら、午前〜夕方前の時間帯が快適です。

どの季節がおすすめですか?

春(4〜6月)と秋(10〜11月)がベストシーズンです。
真夏は暑さと日差し、冬は風の強さに注意が必要ですが、12月〜2月は爪木崎のスイセンが見頃となり、季節の魅力も感じられます。

まとめ|イズイチより、もう少し旅気分で楽しみたいなら

「伊豆を走ってみたい」
でも、いきなり200km級のロングライドはハードルが高い——
そんな人にぴったりなのが、今回ご紹介した東伊豆の片道ライドルートです。

  • 距離は約40km、けれど絶景・ビーチ・温泉街と見どころはぎっしり

  • 輪行でアクセス・帰宅もスムーズ。1日で完結する“旅サイクリング”

  • 小さな登りを越えるたびに、新しい風景と出会えるコース設計

海沿いの生活道を、地元の空気を感じながら走っていく感覚は、まさに“なぞるように旅する”伊豆の魅力そのもの。

いつか“イズイチ”に挑戦したい人も、その最初の一歩として。
観光とサイクリングを両立したい人にも、きっと忘れられない1日になるはずです。

「もっと走りたい」と思ったら、いよいよイズイチ(伊豆半島一周)へ。練習には三浦半島一周サイクリングもおすすめです。ほかの海沿いは関東の海沿いサイクリングコース6選、エリアを広げるなら関東のサイクリングコース一覧もどうぞ。

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「自転車本体」「自転車旅行装備」「トレッキング装備」「キャンプ装備」は後日公開。