ルート概要|湘南海岸を走る、爽快25kmの1日旅
「たった1時間の電車移動で、海も街も観光もサイクリングも」——そんな欲張りな1日旅にぴったりなのが、茅ヶ崎駅から江ノ島・鎌倉を経て逗子駅までをつなぐ片道約25kmの海沿いコースです。道の大半はフラットで初心者でも無理なく走れ、晴れた日には富士山や江の島の絶景、鵠沼のカフェやジェラートも楽しめます。都市圏からのアクセスも良く、輪行との相性も抜群です。
道中はほぼフラットな舗装路で、クロスバイクやロードバイクはもちろん、電動アシストやレンタサイクルでも快適に走行可能です。
ただし、レンタサイクルの場合は「どこで返却するか」を事前にチェックしておきましょう。
| 距離 | 約25km(茅ヶ崎駅〜逗子駅・GPS実測約25.7km) |
| 獲得標高 | ほぼフラット(約100m) |
| 所要時間 | 走行1.5〜2時間(観光・休憩を含めると半日〜1日) |
| 路面状況 | 茅ヶ崎〜鵠沼(江の島西側)は海沿いの専用サイクリングロード約8km/江の島以東(鎌倉・逗子=国道134号)は一般道・歩道の走行 |
| 難易度 | 初心者向け(平坦・短距離) |
| 推奨季節 | 春〜秋(晴れた日の午前〜昼過ぎ) |
| スタート/ゴール | 茅ヶ崎駅〜逗子駅 |
| 輪行・レンタル | マイバイク+輪行が基本。HELLO CYCLING(電動アシスト・ステーション間の乗り捨て可)も便利 |
※歩行者との共用区間や砂の吹き溜まりに注意。江の島以東の国道134号は交通量が多いので、車道・歩道走行は無理せず安全第一で。
※掲載情報は2026年7月時点のものです。ダイヤ・営業・料金は変わる場合があるため、出発前に各公式サイトでご確認ください。
レンタサイクル利用の注意点
湘南エリアにはレンタサイクル店が複数ありますが、基本的には“借りた店舗に返却”が前提となります。
そのため、茅ヶ崎〜逗子の片道コースを予定している場合、自前の自転車か輪行が最も自由度が高い選択肢です。
ただし、藤沢・鎌倉・茅ヶ崎エリアには「HELLO CYCLING(シェアサイクル)」のポートも点在しており、ステーション間の乗り捨てが可能な場合もあります。
アプリで在庫確認や予約ができるため、「往復せずに江ノ島周辺まででOK」という方には便利な選択肢です。
番号①〜⑨が主要スポット、矢印が進行方向です。茅ヶ崎駅を起点にサザンビーチ・辻堂・鵠沼・江の島を走り、稲村ヶ崎・由比ヶ浜を経て逗子駅へと湘南の海岸線を東へ進みます。
| 番号 | 地点名 | 主な特徴・補足 |
|---|---|---|
| ① | 茅ヶ崎駅(南口) | スタート地点。海岸へは南へ徒歩10分。輪行スタートにも。 |
| ② | サザンビーチちがさき/サザンC | 最初の絶景&フォトスポット。晴れた日は富士山も。 |
| ③ | 茅ヶ崎ヘッドランドビーチ | 海岸線を快走できる気持ちの良い区間。 |
| ④ | 辻堂海浜公園 | トイレ・休憩・自販機など充実。自転車ラックあり。 |
| ⑤ | 鵠沼海岸エリア | 湘南らしいカフェやジェラート店が点在。海岸線の変化を楽しめる。 |
| ⑥ | 片瀬江ノ島駅 | 江ノ島観光の起点。自転車は外に駐輪して島を徒歩で散策。 |
| ⑦ | 稲村ヶ崎公園 | 江ノ島と富士山を望む絶景スポット。夕方通過が理想。 |
| ⑧ | 由比ヶ浜海岸 | 歩行者が多くなる区間。スローダウンして雰囲気を楽しむ。 |
| ⑨ | 逗子駅 | 輪行帰宅に便利な終着点。観光客が集中する鎌倉駅に比べて落ち着いています。 |
見どころガイド|茅ヶ崎から逗子へ、湘南海岸の名所を順にめぐる
ここからは、ルートマップの番号①〜⑨に沿って、茅ヶ崎から逗子までの見どころを順番にご紹介します。海を眺めながら、気ままに立ち寄ってみてください。
1茅ヶ崎駅|輪行で降り立つ湘南の玄関口

スタートはJR東海道線の茅ヶ崎駅。東京駅から約1時間(乗り換えなし)とアクセス良好で、駅前にはコンビニや自転車店もそろっています。海岸へは南へ歩いて10分ほど。輪行で訪れて、ここから湘南の海沿いへ走り出しましょう。
2サザンビーチちがさき|サザンCと烏帽子岩

茅ヶ崎の海の玄関口サザンビーチちがさき。砂浜に立つ「サザンC」のモニュメントは記念撮影の定番で、沖には茅ヶ崎のシンボル烏帽子岩(姥島)、晴れた日には富士山や江の島も望めます。旅の最初のフォトスポットです。
3茅ヶ崎ヘッドランド(Tバー)|サーファーが集う海岸

砂浜の侵食対策で築かれたT字の堤防「Tバー」。その両サイドは湘南でも名の知れたサーフスポットで、波乗りを楽しむ人の姿が絶えません。海岸線を気持ちよく快走できる区間です。
4辻堂海浜公園|設備充実の休憩ポイント

藤沢市の県立辻堂海浜公園。夏に賑わうジャンボプールや交通公園があり、トイレ・自販機・駐輪スペースも整っています。前半のちょうどよい休憩ポイントとして立ち寄りやすい場所です。
5鵠沼海岸|湘南らしいカフェ&ジェラートを満喫

サーフィンの聖地としても知られる鵠沼エリアには、地元感あふれるカフェやジェラート店が点在。テラス席で海を眺めながら休憩できるお店も多く、つい長居してしまう心地よさがあります。
なかでも人気なのが、本格ジェラートの「The Market SE1」のような地元密着型カフェ。甘いものでエネルギーチャージしたら、またペダルをこぐ元気が湧いてきます。
6片瀬江ノ島駅・江の島|自転車を降りて観光モードに

竜宮城を模した片瀬江ノ島駅(2020年リニューアル)は江の島観光の玄関口。駅周辺に駐輪して、島内は徒歩で観光するのがおすすめです。江島神社の参道や、サムエル・コッキング苑、シーキャンドル展望台など見どころ満載。
ランチに迷ったら、しらす丼や海鮮丼が名物の食堂がたくさん並んでいるので、その日の気分でチョイスを。時間に余裕があれば、島の奥にある岩屋洞窟まで足を伸ばすのも◎。
7稲村ヶ崎|夕景と富士山の撮影スポット

江の島から少し進むと現れる稲村ヶ崎(鎌倉海浜公園)は、湘南でも屈指の絶景スポット。江ノ島と富士山を同時に望める贅沢なロケーションで、特に夕方〜日没の時間帯がベストタイムです。
自転車を降りてベンチに腰掛け、潮騒をBGMに過ごす時間は、サイクリング旅のクライマックスにぴったり。この景色を見れば、「また来たい」と思うはずです。
8由比ヶ浜|鎌倉の海と歩行者への配慮を

鎌倉を代表する海水浴場由比ヶ浜(砂浜は約890m)。夏は多くの海水浴客でにぎわい、歩行者も増えます。この先の国道134号は交通量も多いので、スピードを落とし、景色を楽しみながらゆっくり進みましょう。
9逗子駅|落ち着いたゴール

ゴールはJR横須賀線・湘南新宿ラインの逗子駅。都心へ直通で輪行帰宅に便利です。観光客が集中する鎌倉駅に比べて落ち着いており、旅の余韻にひたりながら帰路につけます。隣り合う三浦半島へ足をのばすのもおすすめです。
快適に走るためのヒント|混雑・路面・装備の注意点
湘南海岸のサイクリングコースは、整備された走りやすい道が魅力ですが、海沿い特有の注意点もいくつかあります。
ここでは、初心者でもストレスなく楽しむために知っておきたいポイントをまとめました。
歩行者との共用エリアではスピードを控えめに
江ノ島〜鎌倉エリアにかけては、歩行者と自転車が混在する区間が多くなります。
観光客で賑わう土日や休日は特に、人の流れに合わせてスピードを落とすのが基本です。
稲村ヶ崎や由比ヶ浜などの絶景エリアは、むしろ「ゆっくり走るほうが気持ちいい」ので、景色を楽しみながら進みましょう。
海沿い特有の風と砂への備えを
湘南エリアは海風が強い日も多く、向かい風になると想像以上に体力を消耗します。
できれば午前中に茅ヶ崎を出発し、午後は追い風に乗って鎌倉方面へ抜けるプランが理想です。
また、サイクリングロードにはところどころ砂が吹き溜まる場所もあります。
滑りやすいため、ブレーキをかけながら減速して通過しましょう。
持ち物・服装|夏でもUV&防風対策を忘れずに
夏場は気温が高くても、海風で体温が奪われやすい湘南。
薄手のウィンドブレーカーが1枚あると、風避け・日焼け対策として便利です。
ほかにも、以下のようなアイテムがあると安心です:
-
サングラス:潮風や紫外線から目を守る
-
日焼け止め・アームカバー:特に腕は焼けやすい
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サコッシュ or 小型サドルバッグ:観光中に貴重品を持ち運べる
よくある質問|湘南サイクリングの疑問に答えます
初心者でも走りきれますか?
はい、大丈夫です。
今回紹介したルートはほぼ平坦で25km前後の距離なので、初めてのサイクリングにもおすすめ。
途中で休憩を挟みながら、観光も楽しむスタイルなら無理なく走れます。
自転車はどこに停めればいい?
各エリアに公共の駐輪スペースや自転車ラックが設置されています。
特に江ノ島・辻堂海浜公園・鎌倉エリアにはわかりやすい駐輪場があり、観光の際も安心です。
ただし、海岸沿いの遊歩道では無断駐輪や放置は避け、周囲への配慮を忘れずに。
サイクリングに最適な時間帯は?
午前中スタートがおすすめです。
午前は比較的空いており、風向きも追い風になることが多いため走りやすいです。
午後は観光客が増えるため、後半は江ノ島〜稲村ヶ崎〜逗子で「ゆったり流す」スタイルが合います。
雨の日や風が強い日は走れる?
おすすめしません。
雨で路面が滑りやすくなり、海沿いの風も強まりやすいため、安全面を考慮して延期を検討してください。
事前に天気予報や風速を確認してから計画を立てましょう。
まとめ|湘南の風と景色を、自転車でまるごと味わおう
湘南海岸を走るサイクリングは、ただの移動ではなく「風景と街を体感する旅」。
自転車に乗ることで、波の音や潮の香り、街の空気まで肌で感じられます。
今回紹介したルートは、茅ヶ崎から逗子までの片道約25km。
平坦で走りやすく、初心者でも安心して楽しめる道のりです。
道中には絶景スポットやカフェ、観光地が点在し、「走って、立ち寄って、また走る」という充実感を味わえます。
湘南らしさをまるごと詰め込んだサイクリング旅。
ぜひ晴れた日に、風に背中を押されながら走り出してみてください。
きっと、また来たくなる一日になりますよ。
湘南から足をのばすなら、逗子で隣り合う三浦半島一周サイクリングへ。海沿いをもっと集めるなら関東の海沿いサイクリングコース6選、湘南・房総の日帰りシーサイドは湘南・房総シーサイドライド5選、カフェ休憩派は関東のサイクルカフェ&立ち寄りスポットもどうぞ。
海沿いライドを快適にする装備は、こちらもあわせてチェックしてみてください。


