Home サイクリング サイクリング知識 ロードバイクのタイヤサイズの見方|25c・28c・32cの違いと替えどき

ロードバイクのタイヤサイズの見方|25c・28c・32cの違いと替えどき

ロードバイクのタイヤ交換時期とサイズ選び|25c・28c・32cの違い
ロードバイクのタイヤサイズは、側面の「700×25C」「25-622」の2つの数字で分かります。25が太さ、622がビード径。インチ表記は同じ26インチでも559と590で別物なので、ETRTOの後ろの数字で確かめます。25c・28c・32cは、太くすると乗り心地がよくなって少し重くなり、表記の太さはリムの内幅でも変わります。25cから28cならチューブはそのままのことが多いです。替えどきの見分け方と、自分でできる交換の手順、要る道具4つもまとめました。
目次

ロードバイクのタイヤサイズは、タイヤの側面に書いてある2つの数字で分かります。「700×25C」と「25-622」のような書き方で、どちらも25が太さ(mm)です。

25c・28c・32cの違いは、太さが3〜4mmずつ変わるだけ。太くすると乗り心地がよくなって、少し重くなります。そして25cから28cにするだけなら、チューブはそのまま使えることが多いんですよね。

替えどきは、走った距離より見た目で決めます。表面の細かいひび割れくらいなら、まだ替えなくて大丈夫です。

タイヤサイズは、側面の2つの数字で見る

タイヤの側面には、たいていサイズが2通りで書いてあります。

  • 700×25C:昔からある書き方。「700C」という規格の、太さ25mmのタイヤ
  • 25-622:ETRTO(エトルト)という国際的な書き方。前が太さ25mm、後ろがビード径622mm(タイヤがリムにはまる部分の直径)

ロードバイクもクロスバイクも、多くは700C(ビード径622mm)です。なので違うのは、前の数字=太さだけなんですよね。

タイヤ側面のサイズ表記
側面の数字を見れば、いまのタイヤのサイズが分かります
※画像はイメージです

インチ表記は、後ろの数字で確かめる

ややこしいのは、インチ表記なんですよね。同じ「26インチ」でも、マウンテンバイクの26×1.95とシティサイクルの26×1-3/8は、ビード径が559mmと590mmで別物。20インチにも、406mmと451mmの2種類があります。

逆に、29インチのマウンテンバイクと700Cのロードバイクは、どちらも622mmです。ETRTOの後ろの数字が同じなら同じ径、と覚えておくと迷いません。

表記 ETRTO よく使われる自転車
700×25C 25-622 ロードバイク
700×28C 28-622 ロードバイク
700×32C 32-622 ロードバイク・クロスバイク
29×2.1 54-622 マウンテンバイク(29インチ)
26×1.95 50-559 マウンテンバイク(26インチ)
26×1-3/8 37-590 シティサイクル(26インチ)
20×1.50 40-406 ミニベロ・折りたたみ自転車
20×1-1/8 28-451 ミニベロの一部

※表記とETRTOの対応は、キャットアイのタイヤ周長ガイドより

笑い猫

笑い猫

タイヤの側面の数字は、はじめて見るとただの暗号なんですよね。でも「25-622」の読み方が分かると、ネットでタイヤを探すのが急に楽になります。

それと私は、タイヤの替えどきは距離より見た目で決めるのがいいと思っています。表面の細かいひび割れは気になりますが、それだけならまだ走れます。

25c・28c・32cの違い

同じタイヤで太さだけ変えると、何が変わるのか。パナレーサーのアジリストで並べると、こうなります。

太さ 重さ 最大空気圧 タイヤの外周
23C 180g 1,050kPa 2,096mm
25C 200g 980kPa 2,105mm
28C 210g 750kPa 2,136mm
30C 240g 700kPa 2,146mm
32C 2,155mm

※重さと最大空気圧はパナレーサー アジリスト(クリンチャー)の公表値。アジリストに32Cはありません。外周はキャットアイのタイヤ周長ガイドの目安です

25cと32cタイヤの比較
25cと32c。数字では7mmの差です
※画像はイメージです

太いほど乗り心地がよく、少し重くなる

太くなるほど重くなって、入れられる空気圧の上限は下がります。空気圧を低めにできるぶん、路面のガタガタを拾いにくくなるんですよね。25Cと28Cの重さの差は、1本あたり10g。重さより乗り心地の違いのほうが、ずっと分かりやすいかなと思います。

外周は、25Cから28Cで約3cm長くなります。直径にすると1cmほど。サイクルコンピューターを使っているなら、タイヤ周長の設定も変えておくと、距離や速さがずれません。

表記の25cが、25mmとは限らない

もうひとつややこしいのが、同じ25cでも、はめるリムの内幅で実際の太さが変わることです。いまの基準では内幅19mmのリムで表記の太さになるように作られていて、それより前は内幅15mmが基準でした。

ワイズロードの店舗ブログの実測では、同じホイールに付けた「25c」が、古い基準のタイヤで26.75mm、新しい基準のタイヤで24.73mm。内幅21mmのリムに新しい基準の25cを付けると、27.70mmでした。表記の数字だけで「まだ何mm余裕がある」と考えないほうが安全です。

28c・32cにする前に、フレームの隙間

太いタイヤにするときは、フレームやブレーキ、泥よけに当たらないかを先に確かめます。パナレーサーも、タイヤを太いものに替えるときは、フレームや泥よけに接触しないか事前に確かめるよう案内しています。

フレームとタイヤの隙間確認
太くする前に、フレームとの隙間を確かめる
※画像はイメージです

とくに古いリムブレーキのロードバイクは、28cが入らないこともあります。何cまで入るかの調べ方は、28c・32cの記事で詳しく書いています。

チューブは、幅に範囲がある

タイヤを太くするとき、チューブまで買い直さなくていいことが多いです。チューブのサイズは「700×23〜28C」のように幅で書かれていて、その範囲なら同じものが使えます。

たとえばパナレーサーのR’AIRは、700×18〜23C用、23〜28C用、30〜35C用の3種類。25cから28cにするなら23〜28C用のまま、32cにするなら30〜35C用に替える、という具合です。

バルブの長さは、リムの高さで

もうひとつ見るのが、仏式バルブの長さです。R’AIRの23〜28C用なら、33mm・48mm・60mm・80mmがあります。ワイズロードの店舗ブログでは、リムの高さより10〜15mm長いものを目安にしています。空気入れの口金が、しっかりかかる長さです。

ふつうの高さのリムなら48mm、高さのあるディープリムなら60mm以上、が選びやすいかなと思います。

替えどきは、距離より見た目

ワイズロード熊谷店のブログでは、ロードバイクのタイヤは3,000〜5,000km、長くても2〜3年を交換の目安にしています。ただ、減り方は体重や路面、乗り方でかなり変わります。距離はあくまで目安で、最後は見た目で決めるのが確実かなと思います。

摩耗したタイヤのインジケーター
小さなくぼみ(摩耗インジケーター)が消えたら交換
※画像はイメージです

すぐ替えたいサイン

  • 繊維が見えている:割れやすり減りが、ゴムの下の繊維(ケーシング)まで届いている状態。パナレーサーは、このまま使うとバーストするおそれがあるとしています
  • 摩耗インジケーターが消えた:タイヤによっては、表面に小さなくぼみがあって、それが消えたら交換です
  • 形が変わった:まん中だけすり減って平らになった、ふくらみや変形がある

細かいひび割れなら、まだ使える

逆に、表面だけの細かいひび割れは、そのまま使って問題ないとパナレーサーは説明しています。見た目が気になっても、繊維まで届いていなければ、慌てて替えなくて大丈夫です。

ちなみに、ひび割れの多くはオゾンが原因で、エアコンの室外機の近くに自転車を置いておくと劣化が進むそうです。置き場所を変えるだけでも、タイヤは長持ちするんですよね。

減るのは、たいてい後輪から

体重がかかって、こぐ力も伝える後輪のほうが、先にすり減ります。前後いっしょに替えなくても、減ったほうだけ替えれば大丈夫です。

タイヤ交換は、自分でもできる

タイヤ交換に要るのは、タイヤレバー2〜3本と、ゲージ付きの空気入れくらいです。お店に頼めば工賃がかかりますが、自分でやれば道具代だけで済むんですよね。

タイヤレバーでビードを外す作業
レバーはバルブの反対側から差し込みます
※画像はイメージです
  1. 空気を抜いて、ホイールを外す:リムブレーキなら、先にブレーキを開いておきます。ディスクブレーキは、ホイールを外しているあいだにブレーキレバーを握らないように
  2. レバーでタイヤの片側を外す:バルブの反対側からレバーを差し込み、タイヤの縁(ビード)をリムの外へ。2本目のレバーで一周外します
  3. チューブとタイヤを抜く:このとき、リムテープがずれていないかも見ておきます
  4. 新しいタイヤの片側をはめて、チューブを入れる:チューブは形が整う程度に空気を入れておくと、ねじれにくいです
  5. 残りの縁を、バルブの反対側からはめる:最後にバルブのところをはめます。指先ではなく手のひらで押し込むのがコツで、どうしても無理なときだけレバーを使います
  6. チューブが噛んでいないか確かめる:タイヤを一周つまんで、縁とリムのあいだにチューブが挟まっていないか見ます。噛んだまま空気を入れると、破裂することがあります
  7. 空気を入れる:側面に書いてある空気圧の範囲で

はめにくいときに、ワックスや油は使わないでください。タイヤとリムが滑りやすくなるので、使うなら石けん水にします(パナレーサーのよくある質問より)。

タイヤ交換に要る4つ

タイヤ・チューブ・タイヤレバー・空気入れを、パナレーサーでそろえた場合です。レバーと空気入れは一度買えばずっと使えるので、2回目からはタイヤ(とチューブ)だけで済みます。

ほかのタイヤとの比べ方は、タイヤのおすすめ記事で値段別に並べています。

製品名 こんな人向け 価格 ポイント おすすめ用途
パナレーサー アジリスト(クリンチャー)
パナレーサー アジリスト(クリンチャー)

タイヤ
★★★★★
約4,900円〜 23〜30Cまで同じ銘柄 最初の履き替え
パナレーサー R'AIR 700×23〜28C 仏式48mm
パナレーサー R’AIR 700×23〜28C 仏式48mm

チューブ
★★★★★
約1,600円〜 23〜28Cに1本で対応 25cから28cに
パナレーサー タイヤレバー 3本セット PTL
パナレーサー タイヤレバー 3本セット PTL

レバー
★★★★☆
約300円〜 3本セットで数百円 はじめての交換
パナレーサー アルミ製フロアポンプ BFP-04AGA3
パナレーサー アルミ製フロアポンプ BFP-04AGA3

空気入れ
★★★★☆
約2,500円〜 ゲージ付き・仏米英に対応 空気圧を数字で

1. パナレーサー アジリスト(クリンチャー)|23Cから30Cまで同じ銘柄で

パナレーサー アジリスト(クリンチャー)

パナレーサー アジリスト(クリンチャー)の価格を比較する

ポイント
23〜30Cまで同じ銘柄
サイズ
700×23C/25C/28C/30C
重さ
180g(23C)〜240g(30C)
価格帯
約4,900円〜

パナレーサーの定番クリンチャーで、23C・25C・28C・30Cから選べます。通販では23Cが4,900円くらい、25Cや30Cは5千円台〜6千円くらい(23Cの税込参考価格は7,920円)。
同じ銘柄のまま太さを変えられるので、25cから28cに試しに太くする、といった選び方がしやすいんですよね。
ほかの銘柄とも比べたいなら、タイヤのおすすめ記事で値段別に並べています。

こんな人に:最初の履き替えに

気になる点:サイズと色で値段がかなり違います

2. パナレーサー R’AIR 700×23〜28C 仏式48mm|23〜28Cに1本で対応

パナレーサー R'AIR 700×23〜28C 仏式48mm

パナレーサー R’AIR 700×23〜28C 仏式48mmの価格を比較する

ポイント
23〜28Cに1本で対応
バルブ
仏式48mm(33・60・80mmもあり)
重さ
77g
定価
¥1,980
価格帯
約1,600円〜

700×23〜28Cに使える、パナレーサーの軽いチューブです。定価1,980円(48mm)。通販では1,600円台から見つかります。
25cも28cもこの1本で済むので、タイヤを太くしてもチューブはそのまま。バルブは33・48・60・80mmがあるので、リムの高さに合わせて選んでください。
ふつうのチューブと同じく、パッチで直せます。

こんな人に:25cから28cにする人

気になる点:32cにするなら30〜35C用が要ります

3. パナレーサー タイヤレバー 3本セット PTL|チューブを傷つけにくいレバー

パナレーサー タイヤレバー 3本セット PTL

パナレーサー タイヤレバー 3本セット PTLの価格を比較する

ポイント
3本セットで数百円
長さ
11.6cm
両端が丸い形
価格帯
約300円〜

3本セットで400円くらいの、タイヤレバーです。
ビードを引っかける爪の両端が丸くなっていて、チューブを傷つけにくい形。エアロスポークにも引っかけられる溝があります。
タイヤをはめるときは、まず手のひらで押し込んで、どうしても無理なときだけ使うのが安全です。

こんな人に:はじめてタイヤを外す人

気になる点:はめるときは、まず手でやるのが基本です

4. パナレーサー アルミ製フロアポンプ BFP-04AGA3|ゲージ付きで仏・米・英式

パナレーサー アルミ製フロアポンプ BFP-04AGA3

パナレーサー アルミ製フロアポンプ BFP-04AGA3の価格を比較する

ポイント
ゲージ付き・仏米英に対応
上限
1,100kPa(仏式・米式)
付属
英式クリップ・ボール用アダプター
価格帯
約2,500円〜

ゲージ付きの、アルミ製フロアポンプです。通販では2,500円くらい(オープン価格)。
仏式・米式はそのまま、英式(シティサイクルのバルブ)は付属のクリップで入れられます。上限は1,100kPa。
太くしたタイヤは空気圧を下げて使うので、数字で合わせられるゲージ付きがいちばん大事なんですよね。

こんな人に:空気圧を数字で合わせたい人

気になる点:持ち運びには向かない大きさです

よくある質問

700×25Cの「700C」とは何ですか?

ビード径622mmのタイヤを表す、フランス式の呼び方です。ETRTO表記では「25-622」の622にあたります。
ロードバイクとクロスバイクの多くが、このサイズです。

25cと28c、どっちがいいですか?

フレームに28cが入るなら、乗り心地を上げたいなら28c、軽さを優先するなら25cです。
迷ったら、いま付いているのと同じ太さにしておけば、チューブも空気圧もそのままで済みます。

前と後ろで太さを変えてもいいですか?

問題ありません。
ただ、予備のチューブが前後どちらにも使えるよう、同じチューブの範囲(たとえば23〜28C)に収まる組み合わせにしておくと、出先のパンクで困りません。

28cにしたら、空気圧はどうすればいいですか?

太くしたぶん、低めにします。まずはタイヤの側面に書いてある範囲の中で合わせてください。
パナレーサーのアジリストだと、最大空気圧は25Cが980kPa、28Cが750kPaです。

タイヤを替えるとき、チューブも替えるべきですか?

サイズの範囲が合っていて、穴やひびがなければ、そのまま使えます
パッチがいくつも貼ってある、バルブの根元が傷んでいる、というときは一緒に替えておくと安心です。

しばらく乗っていない自転車のタイヤは、そのまま使えますか?

タイヤはゴムなので、使わずに置いておいても劣化します
パナレーサーは、長く使っていなかったタイヤは、乗る前に専門店で点検を受けるよう案内しています。

まとめ

  • タイヤサイズは側面の2つの数字で見る。「700×25C」「25-622」の25が太さ、622がビード径
  • インチ表記は、ETRTOの後ろの数字で確かめる。同じ26インチでも559と590は別物
  • 太くすると乗り心地がよくなって、少し重くなる。表記の太さは、リムの内幅でも変わる
  • 28c・32cにする前に、フレームの隙間。25cから28cならチューブはそのままのことが多い
  • 替えどきは距離より見た目。繊維が見えたらすぐ交換、表面の細かいひび割れならまだ使える

※価格は2026年9月時点のものです。

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