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軽快に歩ける!ローカット登山靴の人気ブランド6選|日帰り〜低山ハイクに最適な相棒たち

日帰り登山や低山ハイクにぴったりな「ローカット登山靴」に絞って、信頼のブランドを厳選紹介!軽快に歩けて疲れにくい靴を中心に、それぞれの特徴やおすすめモデルを比較。フィット感・グリップ力・デザイン性など、選び方のポイントもわかりやすく解説します。
目次
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「ローカット登山靴」って実際どうなの?

ローカット登山靴のメリット

ローカット登山靴の魅力は、なんといってもその軽さです。
足首を覆わないぶん構造がシンプルで、長時間歩いても疲れにくく、「気軽に歩ける感じ」が特徴。
足首の可動域も広くなるため、歩行のリズムも自然で、スニーカー感覚で履けるのがポイントです。

また、「いかにも登山靴」なゴツさがないため、履いたままキャンプや旅行、さらには街歩きにも違和感なく使える汎用性の高さも魅力。
これ一足でいろんなシーンをカバーできる、まさに“万能タイプ”の登山靴といえるでしょう。

ローカット登山靴の注意点

一方で、ローカットならではの注意点もあります。
まず、足首のホールドがないため、岩場やガレ場のような不安定な道では、捻挫や踏み外しのリスクが少し高くなります。
また、ぬかるみや荒れた登山道では、泥や小石が入りやすくなるため、ソールのグリップ力や足元の安定感も重要です。

さらに、防水性や保温性の面ではやや劣るため、雨の日や雪のある登山では基本的に不向き。
「軽快さ」と「安全性」のバランスを考えながら、使うシーンをしっかり見極めることが大切です。

ローカット登山靴の注意点

  • スニーカーに近い履き心地で、登山靴に慣れたい初心者

  • 日帰りメインで、軽快に山を歩きたい人

  • テント泊や縦走はせず、整備された登山道中心の人

  • 登山と旅行・街歩きを兼ねたい人

登山靴に強いブランド6選【ローカット編】

同じ「ローカット登山靴」でも、ブランドごとにフィット感やグリップ力、歩きやすさの特徴は大きく異なります。
ここでは、日帰り登山や軽登山に向いたローカットモデルに強い6つのブランドを厳選し、それぞれの魅力と代表モデルをご紹介します。

サロモン(Salomon)|軽快さと安定感のバランスが絶妙

出典 : salomon.jp

フランス発のアウトドアブランド・サロモンは、トレイルランやスピードハイクの分野でも高い評価を得ています。
そのノウハウを活かしたローカット登山靴は、とにかく「軽くて安定感がある」のが特長。

特に人気の「X ULTRA 5 WIDE GORE-TEX」は、しっかりとしたグリップと足全体のホールド感、そして日本人にもうれしいワイド設計が魅力です。

筆者も愛用しているモデルで、「初めて履いたとき、スニーカーみたいに軽いのにグリップがすごい!」と驚いた記憶があります。

おすすめモデル:

X ULTRA 5 WIDE GTX
※グリップ・防水・安定感すべて揃ったローカットの傑作。私も愛用しています↓

幅広の足でも超快適、全天候に対応する頼れるローカット登山靴
サロモン
品番:L47727400

メレル(MERRELL)|抜群の履き心地とコスパで根強い人気

出典 : merrell.jp

「最初の一足」として多くの登山者に選ばれているのが、アメリカの老舗ブランド・メレル。
中でも「MOAB」シリーズは定番中の定番で、3代目となる「MOAB 3 GORE-TEX」は、より軽量かつ柔らかな履き心地を実現。

筆者もサブシューズとして愛用していますが、疲れにくさと通気性のバランスがよく、キャンプや旅行などにも使いやすい万能モデルです。

おすすめモデル:

MOAB 3 GORE-TEX
※柔らかめの履き心地+高コスパで、初心者にも安心。

スポルティバ(LA SPORTIVA)|岩場に強い“セカンドシューズ”

出典 : sportivajapan.com

イタリア発のスポルティバは、アルパインやクライミング系に強い本格派ブランド。
「TX5 LOW GTX」は、人気のミッドカットモデル「TX5 GTX」のローカット版で、岩場での安定感と足さばきの軽快さを両立しています。

アプローチシューズのような感覚で履ける一方、ビブラムメガグリップ+GORE-TEX搭載で実用性も高く、ガレ場やテクニカルな登山道にも対応可能
セカンドシューズとして、1足あると頼れる存在です。

おすすめモデル:

TX5 LOW GTX®
※岩場向き。軽快なのにしっかり安定するローカットモデル。

モンベル(mont-bell)|国産ならではの足型設計と高コスパ

出典 : webshop.montbell.jp

日本人の足型に合わせて開発された登山靴がそろうモンベルは、「安心して選べる」ブランドの代表格。
価格も手頃で、はじめての登山靴としても人気があります。

「マリポサトレール ローカット」は、軽量で通気性も高く、春夏の低山ハイクにぴったり。
つま先もやや広めに設計されているため、長時間歩いても足がラクです。

おすすめモデル:

マリポサトレール ローカット
※軽くてコスパ抜群、日本の登山道にフィットする優等生。

アルトラ(ALTRA)|自然な足運びをサポートするゼロドロップ構造

出典 : altrafootwear.jp

ランナーやUL系ハイカーに支持されているアルトラの最大の特徴は、ゼロドロップ構造
これは、つま先と踵の高低差がゼロで、足本来の動きを引き出す設計。歩くたびに自然な足運びができ、足への負担も軽減されます。

「LONE PEAK 9+ WIDE」は、トレイルランニングモデルをベースにした定番人気シリーズの最新作。
ワイド設計で日本人の足にもフィットしやすく、軽さとクッション性、グリップ力のバランスが非常に高いレベルでまとまっています。

履き心地には独特のクセがありますが、「一度ハマると他に戻れない」という声が多く、UL志向や長距離ハイク派には特におすすめの一足です。

おすすめモデル:

LONE PEAK 9+ WIDE
※自然な足運び&広めの足型。UL系や長時間ハイクにも◎。

キーン(KEEN)|街でも履けるアウトドアスタイル

出典 : keenfootwear.jp

キーンは、街にも馴染むアウトドアシューズとして多くの人に支持されているブランド。
幅広設計で履きやすく、見た目もカジュアルなので、アウトドアと日常の垣根を感じさせません。

「TARGHEE III OXFORD」は、軽登山からキャンプ、旅行など幅広いシーンで活躍するモデル。
防水性もしっかり備えているので、急な天候変化にも対応できます。

おすすめモデル:

TARGHEE III OXFORD
※幅広&防水で快適。普段履きにも使える万能タイプ。

【タイプ別】自分に合ったローカット登山靴の選び方

ローカット登山靴は、どれも「軽くて歩きやすい」のが特長。
でも実際に選ぶとなると、「どれが自分に合っているのか分からない…」と悩む方も多いはず。

そんなときは、使い方や重視したいポイントから選ぶのが正解です。
ここでは、タイプ別におすすめブランドを整理しました。

重視したいポイント向いているブランド理由・特徴
歩きやすさ&クッション性重視メレル、キーン柔らかめの履き心地+ゆとりある設計で疲れにくい
軽快さとグリップのバランスがほしいサロモン、モンベル軽さ・通気性・安定感のバランスが◎
岩場やテクニカルな道にも行きたいスポルティバ、サロモングリップ性能・ホールド感が高く、不整地にも対応
自然な足運びで、足への負担を減らしたいアルトラ、モンベルゼロドロップ構造や軽量設計で、長時間でも疲れにくい
普段使い・街歩きとの兼用がしたいキーン、アルトラ見た目がカジュアル。アウトドア感が強すぎない

ブランドによって設計思想やフィット感はかなり違います。
試着ができるなら、足幅・足指の動き・ソールの硬さをチェックして、自分に合った履き心地を確かめるのがおすすめです。

それぞれのブランドが得意とする“山のスタイル”を知っておくだけで、登山靴選びの満足度はグッと高まりますよ。

ちなみに、ローカット登山靴はこちらの記事でも詳しく紹介しています。↓

ローカット登山靴おすすめ5選【街も山もOKな万能モデル】
登山やキャンプ、街歩きにも使えるローカット登山靴を、筆者のリアルな愛用品とともに厳選紹介!サロモン・メレルを中心に、初心者にも履きやすいモデルを5足ピックアップ。軽快さと防水性を両立した「街も山も快適」な1足がきっと見つかります。

ローカット登山靴のメリットを最大限に活かすには?

ローカット登山靴は「軽さ」と「自由な足さばき」が魅力的な反面、足首のサポート力が弱かったり、荒れた登山道では不安を感じることもあります。

ここでは、ローカット登山靴をもっと快適&安全に使いこなすためのポイントをご紹介します。

靴下やインソールで、フィット感と快適さをUP!

ローカット靴は足首の固定がないぶん、靴の中のフィット感がより重要になります。
登山用の中厚手ソックスや、衝撃吸収性のあるインソールを組み合わせることで、長時間の歩行でも足が疲れにくくなります。

靴擦れ&足首のねんざを防ぐには?

足首まわりの自由度が高いローカット靴は、逆に「ねんざしやすい」デメリットも。
慣れないうちは、捻挫防止用のサポーターやテーピングを併用するのもおすすめです。

また、購入後すぐに長時間の登山に使うのではなく、街歩きや近場ハイクで“足慣らし”をしてから山に入るのが安全です。

荷物は軽めにして、足元の不安を減らす

ローカット靴の安定性は「荷物の重さ」にも左右されます。
大きなザックや重い荷物を背負って歩くと、足元が不安定になりがち。

日帰り登山や軽量装備との相性が抜群なので、できるだけ荷物を軽くして、靴の軽快さを活かすのがコツです。

濡れた岩場・泥道は慎重に!

ローカット靴の多くは防水性がありますが、足首まで覆わないぶん、水や泥が入りやすいのも事実。
ソールのグリップ力を信用しすぎず、濡れた斜面では慎重に歩く意識が大切です。

泥除けのスパッツやゲイターを併用すれば、より快適になります。

ローカット登山靴は、ちょっとしたコツを押さえるだけで“気軽なのに快適”な山歩きの強い味方になります。
登山のスタイルや季節に合わせて、賢く活用してみてください。

まとめ|“登山靴らしくない”軽快さを楽しもう

ローカット登山靴は、「軽くて歩きやすい」「気軽に履ける」そんな魅力を備えた、新しい登山靴のかたちです。
ミッドカットやハイカットに比べてサポート力は控えめですが、そのぶん行動の自由度は高く、登山をもっと“身近なアクティビティ”にしてくれる存在でもあります。

特に日帰りハイクや低山トレッキング、キャンプや旅行を兼ねたスタイルにはぴったり。
街でも違和感のないデザインや、履き心地のよさから「普段履き」兼用に選ぶ人も増えています。

もちろん、すべての登山に万能というわけではありません。
でも、自分の登山スタイルや足に合った一足を選べば、その軽快さが“ただの靴”を“旅の相棒”に変えてくれるはずです。

まずは、どんな風に山を歩きたいかを思い描きながら、自分に合ったブランドやモデルを探してみてください。
その一足が、あなたの次の山旅をきっともっと自由にしてくれます。