はじめに
輪行袋って、どれを選べばいいの?

自転車を袋に入れて電車に乗る「輪行」。
移動の自由度が一気に広がるので、私もサイクリングを始めてすぐ興味を持ちました。
でも最初に迷ったのが、輪行袋の選び方です。
ネットで調べると種類がたくさんあって、「どれが使いやすいの?」「軽いほうがいい?」「値段が安ければ大丈夫?」と悩むことばかり。
私自身、初心者の頃は「使いこなせるかな…」という不安がありました。
だからこそ、これから輪行デビューしたい方にこそ伝えたいことがあります。
実際に使ってよかった“3つ”だけを紹介します
この記事では、私がこれまでに使ってきた中で「これは初心者にも本気でおすすめできる」と感じた輪行袋3モデルを厳選して紹介します。
特に意識したのは以下の3点です。
収納しやすいこと(袋に入れやすい)
運びやすいこと(軽い or 安定感がある)
公共交通機関でも安心して使えること
加えて、「こういう場面ではこれが便利だった」というリアルな使用シーンや、保護カバーなどの+αアイテムも交えてお伝えします。
これから輪行を始めてみたい方に、少しでも参考になればうれしいです。
輪行袋選びで大事なポイントは3つだけ
サイズ感と収納のしやすさは最優先
輪行袋選びでまず確認すべきなのは、自分のバイクが袋にきちんと収まるかどうかです。
特に初心者の場合、「横型」でホイールポケット付きのタイプが扱いやすくおすすめです。
私も最初はホイールの取り外しと収納に苦労しましたが、収納位置が決まりやすい袋を選ぶことで、迷わずセットできるようになりました。
また、フレームサイズやタイヤの太さも意外と重要なポイントなので、スペック表はしっかり確認しましょう。
軽さ or 安定感?持ち歩き方で選び分けよう

毎回のサイクリングで持ち歩くなら、軽量コンパクトなモデルが便利です。
一方で、電車に長時間乗る輪行旅では、厚手で安定感のある袋のほうが安心できます。
私は「今日は輪行する予定がある」「長めの旅になりそう」といった場面では、しっかりした作りの輪行袋を選んでいます。
逆に、予定がない日でも“お守り”代わりに軽量袋をサドルバッグに入れておくこともあります。
目的やスタイルに応じて、輪行袋は使い分けるのが理想です。
実際に使って納得!おすすめ輪行袋3選
サンワサプライ 800-BYBAG004|ズボラでも使いやすい安心設計
私がメインで使っている輪行袋が、サンワサプライの800-BYBAG004(横型)です。
このモデルを選んだ理由は、何よりホイールポケットが付いていること。前後のホイールを袋の内側に差し込むだけで自然に位置が決まるので、初めてでも収納がスムーズにできました。
袋の素材はやや厚手でしっかりしており、走行中の電車内でも型崩れしにくく安心感があります。
622gと軽量とは言えませんが、その分安定していてトラブルも少なく、今では旅の必需品になっています。
- 輪行袋 横型収納 M~Lサイズ
+チェーン&スプロケカバーを併用するとさらに快適
この輪行袋と一緒に使っているのが、チェーン&スプロケットカバーセット(800-BYCV003)です。
輪行時に地味に困るのが、チェーンの汚れやスプロケの突起による他の部品への干渉ですが、このカバーを使えばそれを一気に解決できます。
装着は簡単で、フレームや袋の内側も汚れず、気持ちよく輪行ができます。
電車の中で周囲に配慮したいときにも便利で、「丁寧に運んでる感」が出るのもメリットです。
→ 初めての輪行を安心して遂行したい方には、この組み合わせを強くおすすめします。
タイオガ フレックス コクーン|「とりあえず持っておく」に最適
サブで使っているのが、タイオガのフレックス コクーン(BAR03800)です。
このモデルは重さわずか380gと軽量で、折りたたんでも非常にコンパクト。私はこれを、輪行予定がない日でも「もしものエスケープ用」にサドルバッグに忍ばせています。
生地は一部に伸縮性があり、車体に柔らかくフィットする作り。収納に多少コツは必要ですが、慣れれば数分で収められるようになります。
バックルベルトで自転車をまとめるタイプなので、しっかり固定するには少しコツがいります。
ただ、そのぶん袋自体がとても軽く、「とりあえず持っておくには不満なし」というのが私の感想です。
サイクリング中に体調を崩したり、突然の天候変化に遭遇したとき、「これがあって助かった…」と感じたこともあります。
輪行をメインで使わない方にも、非常用として1つ持っておくと安心です。
オーストリッチ L-100|定番だけど、やっぱり使いやすそう
自分では所持していませんが、まわりのサイクリストがよく使っているのがオーストリッチのL-100です。
実際に輪行している様子を見ると、「やっぱり定番だけあって扱いやすそうだな」と感じます。
軽量コンパクトで、ベルトやポケット類の設計も洗練されており、慣れた人がサクッと使いこなしている姿が印象的でした。
これから本格的に輪行を始めたい方や、初めてでも信頼感あるものを選びたい方には、安心して勧められるモデルです。
サイズが合わないときは「エアロ&ワイド」も選べる
オーストリッチ L-100には、大きめフレームやディスクロード向けの「エアロ&ワイド」モデルも用意されています。
こちらは通常版よりひと回り大きく、エアロフレームや太めタイヤでも無理なく収納可能。
もし「L-100に入るか心配…」という場合は、最初からエアロ&ワイドを選んだ方が安心です。
輪行初心者が覚えておきたいコツ
自宅で1回、練習しておくだけで安心感が違う
輪行の最大のコツは、「ぶっつけ本番にしない」ことです。
たとえば、サンワサプライの輪行袋はホイールポケット付きで直感的に使いやすく、初めてでも比較的スムーズに収納できました。
一方で、タイオガのようにバックルベルトで固定するタイプは、コツをつかむまでに少し時間がかかりました。
YouTubeなどに解説動画も多く出ていますが、自転車の形状や袋の種類が違うと細かな手順が微妙にズレることもあります。
やはり、自分の自転車と輪行袋の組み合わせで一度は練習しておくのがおすすめです。
それ以来、私は出発前日に一度、自宅で袋を広げて、ホイールの外し方やベルトの位置確認などをひと通り試すようにしています。
一回でも予行練習をしておくと、当日焦ることがなくなります。
電車内でのマナーと“ちょっとした気配り”が大切
輪行は周囲との距離感も大事です。
例えば、電車内ではドア横や通路をふさがない場所に自転車を置くこと、フレームやタイヤが他人に触れないよう配慮することが大切です。
また、チェーンカバーやスプロケカバーを使っておくと、汚れの付着や車内の迷惑も減らせるので安心感が増します。
ちょっとした気配りが、輪行を快適に、気持ちよく続けていくコツだと思います。
FAQ|輪行デビュー前の疑問を解決!
Q. 横型と縦型、どっちを選ぶべき?
初心者には横型がおすすめです。
車体を自然な形で収納でき、ベルトの固定も簡単。慣れるまでは扱いやすい横型が安心です。
一方、縦型は省スペースで電車内の置き場に困りません。輪行に慣れている方や都市部の移動が多い方に向いています。
Q. 輪行袋に入れるのって難しくない?
最初は少し戸惑いますが、2〜3回練習すれば問題ありません。
説明書付きのモデルや動画解説がある商品も増えており、思ったよりハードルは低めです。
「前後輪を外す → フレームを固定 → 袋に入れる」この流れに慣れれば、10分以内で完了することも。
Q. 輪行中に気をつけることは?
電車内でのマナーが何より重要です。
袋から部品がはみ出していないか、他の乗客の邪魔になっていないかを必ず確認しましょう。
また、できれば混雑時間を避けて乗車すると、お互いに快適です。
Q. 他に必要な道具はある?
輪行には、袋のほかに次のような小物があると便利です。
エンド金具:ディレイラーの保護
タイヤ固定ベルト:ホイールとフレームを固定
フレームカバー:擦れ・傷防止
軍手や作業グローブ:手を汚さずに作業できる
六角レンチ:車体の脱着用に必須
これらを小さなポーチにまとめておくと、現地でもスムーズに対応できます。
まとめ|「安心して使える一枚」が輪行デビューのカギ
輪行袋を選ぶとき、つい軽さや価格に目が行きがちですが、初心者にとって本当に大切なのは「安心して使えること」だと私は思います。
私自身、初めての輪行では収納に手間取り、予定の電車に乗り遅れそうになって焦った経験があります。だからこそ、ホイールポケット付きで形が決まりやすいサンワサプライの輪行袋は、今でも旅の定番。チェーンカバーを併用すれば、輪行中の不安もぐっと減り、気持ちにもゆとりが生まれます。
一方、タイオガの軽量モデルは「今日は輪行しないけど、一応持っておこうかな」という日にぴったり。サドルバッグに収まるサイズ感で、万が一のトラブルや予定変更にもすぐ対応できます。正直なところ、私はこれで数十回は予定外の輪行をしています。時間が押したり、疲れたり、「もう走りたくないな」と思ったときの救世主です。
サンワサプライのデザインが少し気になる方には、タイオガか、定番のオーストリッチ L-100もおすすめ。利用者が多く、レビューや使い方の情報も豊富なので、安心して選べるはずです。サイズが心配な場合は、エアロ&ワイドモデルがあるのも嬉しいポイントです。
輪行ができるようになると、行ける場所も、旅の自由度もぐっと広がります。
まずは自分に合った一枚を見つけて、輪行のある旅を気軽に楽しんでみてください。