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失敗しない自転車旅行の自転車選びガイド|自転車旅行入門

サイクリングする人
自転車旅行では、日常使いの自転車とは異なる性能が求められます。特に重要なのは「長距離を快適に走れるか」「荷物を無理なく積めるか」という2点です。街乗り用のママチャリやシティサイクルでは、重い荷物や長時間の走行には不向きで、故障や疲労の原因にもなりやすく、結果として旅が台無しになる可能性もあります。
目次
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自転車旅行に適した自転車とは?

自転車旅行では、日常使いの自転車とは異なる性能が求められます。特に重要なのは「長距離を快適に走れるか」「荷物を無理なく積めるか」という2点です。街乗り用のママチャリやシティサイクルでは、重い荷物や長時間の走行には不向きで、故障や疲労の原因にもなりやすく、結果として楽しい旅がただの修行になる可能性もあります。

旅行用自転車に求められる基本性能

旅行用自転車を選ぶうえでチェックすべき性能には、以下の要素があります。

 

  • 快適性:路面の振動を吸収するフレームやサドル
  • 走行性能:登坂に対応できるギア比、安定したブレーキ
  • 積載性:キャリア取り付けが可能なフレーム設計
  • 耐久性:荒れた道でも壊れにくい構造

 

これらがバランスよく備わっていることが、自転車旅行を成功させる鍵となります。

自転車のリアに荷物を積む
自転車旅行は車では味わえない「時間軸」がある

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快適に走るためのフレームとギア選び

長時間のライドでも疲れにくく、様々な地形に対応できることがフレームとギア選びのポイントです。フレームの素材には、クロモリやアルミ、カーボンなどがありますが、旅行用途ではクロモリが特に人気です。

クロモリフレームのメリット

クロモリは金属特有の柔軟性があり、振動吸収性に優れています。アルミに比べてやや重いですが、長時間のライドでは疲労感を軽減でき、トラブル時も溶接しやすいという利点があります。

ギアの選び方

アップダウンのある地形を想定するなら、フロント・リアともに多段ギアが必須です。登坂時には軽いギア比、平地ではスピード重視の重いギアが使える設計が望ましいです。特に旅先での負荷を考慮すると、最低でも18〜24段変速が理想的です。

山あいの道路表札
●●まで20kmという標識をみたら「あ、1時間弱だな」と考えるようになる

旅の荷物に備えるキャリアとタイヤの重要性

自転車旅行では、テントや寝袋、衣類などを積む必要があるため、荷物の積載性が非常に重要です。そのために必要なのがキャリア(荷台)と太めのタイヤです。

キャリアは前後とも取り付け可能な設計を

リアキャリアだけでなく、前キャリアも装備できる設計が理想的です。前後にパニアバッグを付けることで荷重が分散され、走行時のバランスが取りやすくなります。また、キャリアの耐荷重も確認しておきましょう。

タイヤは700×32C以上がおすすめ

一般的なロードバイクの細いタイヤでは、舗装が荒れた場所での安定性が損なわれます。700×32C〜35C程度の太さがあるタイヤであれば、段差や砂利道でも安心して走行できます。耐パンク性能の高いモデルを選ぶのもポイントです。

荷物を積んで自転車旅行
リアキャリアを使うことが多い。長期の自転車旅行では米とか積むこともある。

旅行スタイル別|おすすめの自転車タイプ

旅の目的地や距離、スタイルによって選ぶべき自転車のタイプも異なります。以下に代表的なスタイルとそれに適したモデルを紹介します。

本格派にはツーリングバイク

キャンプ道具を満載して長距離を走る本格派には、頑丈なフレームと多段変速を備えたツーリングバイクが最適です。ドロップハンドルで姿勢を変えやすく、ロングライドでも疲れにくいのが特徴です。最近では「悪路も走れるロードバイク」としてグラベルバイクも浸透してきました。予算の都合がつけば、自転車ツーリングにはかなりおすすめのタイプかと思います。

街乗り兼用ならクロスバイク

都市部や舗装路中心の旅には、軽量で扱いやすいクロスバイクが適しています。スピード感があり、ちょっとした遠出にも使える汎用性が魅力です。

輸送を考えるなら折りたたみ自転車

電車や飛行機を併用する旅では、コンパクトに折りたためるミニベロ(折りたたみ自転車)がおすすめ。輪行がしやすく、移動の自由度が格段に上がります。

体力に不安があるならeバイク

長距離に自信がない方や、坂道の多いルートでは、電動アシスト付きのeバイクが強い味方になります。バッテリーの持続時間や充電環境も事前に確認しておきましょう。

自転車旅行でこじんまりとテントを張る

自転車選びで失敗しないためのチェックリスト

最後に、自転車旅行に向けての選び方を整理しましょう。以下のポイントを押さえれば、大きな失敗を避けられます。

購入前に確認すべきポイント

  • 旅の距離や期間を明確にする
  • 積載予定の荷物の量を想定する
  • フレームにキャリアが取り付けられるか
  • 自分の体格に合ったサイズを選ぶ
  • メンテナンスのしやすさも重視

実際に試乗してみる

スペックだけではわからない快適性やフィット感は、試乗で確かめるのが一番です。販売店で相談しながら、自分の旅に合った1台を見つけましょう。

海沿いのサイクリング
安い買い物ではないので、しっかり事前調査したいところ

【まとめ】旅の成功は自転車選びから

自転車旅行は自由で魅力的な体験ですが、その鍵を握るのは間違いなく”自転車選び”です。長距離を走っても疲れにくい設計や、荷物をしっかり積めるフレーム、そして自分の旅スタイルに合ったモデルを選ぶことで、旅の満足度は大きく変わります。この記事を参考に、あなただけの旅のパートナーを見つけてください。