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初心者向けフラットペダル用サイクリングシューズおすすめ5選|スニーカーとの違いと選び方を徹底解説

初心者向けフラットペダル用サイクリングシューズおすすめ5選|スニーカーとの違いと選び方を徹底解説
フラットペダル用サイクリングシューズの選び方を初心者向けに解説。スニーカーとの違いや、Five Ten Freerider、Shimano GR5など厳選5モデルを比較。グリップ力・剛性・価格帯別におすすめを紹介します。
目次

クロスバイクやマウンテンバイクに乗り始めたばかりの方にとって、フラットペダル用サイクリングシューズは大きな悩みの一つかもしれません。普段履きのスニーカーでも十分ではないかと思う方も多いでしょう。しかし、専用シューズに変えることでペダリング効率の向上安全性の確保など、想像以上のメリットを実感できます。本記事では、フラットペダル用サイクリングシューズの必要性をスニーカーとの違いから解説し、初心者の方でも自信を持って選べるよう、おすすめモデル5選を厳選してご紹介します。

フラットペダル用シューズとは?スニーカーとの違い

フラットペダルシューズでトレイルを走行するマウンテンバイク
フラットペダル用シューズはペダルとの一体感を高め、トレイルライディングでも安定したコントロールを可能にする 出典:BIKEPACKING.com

フラットペダル用サイクリングシューズは、一般的なスニーカーとは大きく異なる特徴を持っています。見た目は普通のシューズに見えても、サイクリング専用に設計されており、ペダリングパフォーマンスと安全性を向上させる重要な役割を担っています。

ソール剛性の違い

最も大きな違いはソールの硬さです。スニーカーは歩行時の快適性を重視して柔らかいソールを採用していますが、サイクリングシューズは高剛性のソールを使用しています。この硬いソールにより、ペダルを踏んだ力が足の変形に逃げることなく、効率的にペダルに伝達されます。結果として同じ力でもより速く長時間でも疲れにくいペダリングが可能になります。

グリップ力の違い

フラットペダル用シューズには、特殊なラバーコンパウンドを使用したアウトソールが採用されています。これにより、フラットペダルのピンとの間に優れたグリップ力を発生させ、ペダルから足が滑り落ちることを防ぎます。スニーカーでは得られない安定したペダリング安全性を確保できるのが大きなメリットです。特に濡れた路面や急な坂道でのペダリング時に、その違いを実感できるでしょう。

ペダリング効率への影響

専用シューズを使用することで、硬いソールが力を逃さずペダルに伝えるため、スニーカーに比べてパワー伝達が向上します。これは、ソールの剛性による力の伝達効率向上と、グリップ力による安定したペダリングフォームの維持が要因です。また、足裏全体でペダルを踏むことができるため、局所的な疲労を軽減し、長距離サイクリングでも快適に走行できます。

フラットペダル用シューズの選び方

初心者の方がフラットペダル用シューズを選ぶ際は、以下の3つのポイントを重視することをおすすめします。それぞれの特徴を理解して、自分の用途に最適なモデルを見つけましょう。

グリップ力で選ぶ

グリップ力は安全性に直結する重要な要素です。ステルスラバービブラムソールなど、クライミングシューズ由来の高性能ラバーを採用したモデルがおすすめです。特に雨天時や泥道を走行することが多い方は、ウェットグリップ性能に優れたモデルを選びましょう。また、ペダルのピンパターンとの相性も重要で、使用するペダルに合わせてソールパターンを確認することが大切です。

ソール剛性で選ぶ

ソールの硬さは、ペダリング効率と快適性のバランスに影響します。本格的なMTBライドを楽しみたい方は剛性の高いモデルを、街乗りや通勤がメインの方は適度な柔軟性を持つモデルが適しています。初心者の方は、歩行時の快適性も考慮して、中程度の剛性を持つオールラウンドタイプから始めることをおすすめします。

通気性とデザインで選ぶ

長時間の使用では通気性が重要になります。メッシュパネルやベンチレーション機能を備えたモデルは、足のムレを軽減し快適性を向上させます。また、普段履きとしても使用したい方は、カジュアルなデザインのモデルを選ぶことで、サイクリング以外のシーンでも活用できます。カラーバリエーションも豊富なので、自分の好みに合ったデザインを見つけましょう。

フラットペダル用シューズおすすめ5選

Five Ten Freerider

Five Ten Freerider Canvasフラットペダルシューズ
Five Ten Freeriderはアディダスグループの看板モデルで、ステルスC4ラバーソールによる最高峰のグリップ力を誇る 出典:Jenson USA

ファイブテン フリーライダー サイクリングシューズの価格を比較する

Five Ten Freeriderは、アディダスグループが展開するMTBシューズの代名詞的存在です。最大の特徴はステルスC4ラバーソールの採用で、これはクライミングシューズで培われた技術を自転車用に応用したものです。グリップ力は他の追随を許さず、濡れた岩場でも確実にペダルをキャッチします。

価格は約17,000〜42,000円(税込)※2025年11月時点とモデルによって幅がありますが、スタンダードモデルなら2万円前後で購入可能です。重量は約400g(片足、サイズ27cm)で、耐久性と快適性のバランスに優れています。初心者から上級者まで幅広く愛用されており、迷った時はこのモデルを選んでおけば間違いありません。

Shimano GR5 (SH-GR501)

Shimano GR5フラットペダル専用シューズ
Shimano GR5は同社のフラットペダルとの相性が抜群で、グラビティ系ライディングに最適 出典:シマノ公式サイト

Shimano GR5 SH-GR501 サイクリングシューズの価格を比較する

Shimano GR5(SH-GR501)は、自転車コンポーネント最大手のシマノが開発したフラットペダル専用シューズです。ハイグリップラバーアウトソールを採用し、特に同社のフラットペダルとの相性は抜群です。ダウンヒルやエンデューロなど、グラビティ系ライディングを想定した設計となっています。

価格は約14,300〜21,780円(税込)※2025年11月時点と、性能を考えればコストパフォーマンスに優れています。シューズ幅はスタンダードで、日本人の足型にも適合しやすい設計です。耐久性と通気性を両立したアッパー素材により、激しいライディングでも快適性を保持できます。シマノペダルユーザーには特におすすめのモデルです。

Giro Jacket II

Giro Jacket IIオールラウンドモデル
Giro Jacket IIはオールラウンドな性能で初心者から上級者まで幅広く支持される人気モデル 出典:Giro公式サイト

Giro Jacket II サイクリングシューズの価格を比較する

Giro Jacket IIは、イタリアの老舗ブランドGiroが手がけるオールラウンドモデルです。ビブラムEcostepラバーアウトソールを採用し、優れたグリップ力と耐久性を実現しています。トレイルライディングから街乗りまで、幅広いシーンで活躍するバランスの良い設計が特徴です。

価格は約13,000〜15,000円(税込)※2025年11月時点と、今回紹介するモデルの中では最もリーズナブルです。カジュアルなデザインのため普段履きとしても使用可能で、初めてサイクリングシューズを購入する方には最適な選択肢といえるでしょう。重量も約350g(片足)と軽量で、長時間のライディングでも疲労を軽減できます。

Chrome Kursk AW

Chrome Kursk AW都市型サイクリングシューズ
Chrome Kursk AWはパナレーサーソール搭載で街乗りとサイクリングを両立できるスタイリッシュなモデル 出典:UK Gravel Collective

クローム カースク AW サイクリングシューズの価格を比較する

Chrome Kursk AWは、メッセンジャーバッグで有名なChromeが開発した都市型サイクリストのためのシューズです。自転車タイヤメーカーのパナレーサーとコラボレーションしたソールを採用し、街中でのグリップ力を重視した設計となっています。

価格は約13,200円(税込)※2025年11月時点で、スタイリッシュなデザインが魅力です。街乗りとサイクリングの両立を目指す方には理想的なモデルで、カフェでの休憩時にも違和感のないファッション性を備えています。バルカナイズド製法による丈夫な作りで、デイリーユースにも十分対応できる耐久性を持っています。

Specialized 2FO Roost Flat

Specialized 2FO Roost Flat本格MTBシューズ
Specialized 2FO Roost FlatはSlipNot STラバーソールでペダルとの一体感を実現した本格MTBモデル 出典:NSMB.com

スペシャライズド 2FO ルースト フラット サイクリングシューズの価格を比較する

Specialized 2FO Roost Flatは、アメリカの総合自転車ブランドSpecializedが開発した本格MTBシューズです。SlipNot ST ラバーソールを採用し、フラットペダルとの一体感を重視した設計となっています。レザーとテキスタイル素材を組み合わせたアッパーは、保護性と快適性を両立しています。

価格は約14,300円(税込)※2025年11月時点と、性能を考えれば非常にコストパフォーマンスに優れています。特にロックセクションでの足のずれを防ぐ設計が評価されており、テクニカルなトレイルライディングを楽しみたい初心者には最適なモデルです。カラーバリエーションも豊富で、自分の好みに合わせて選択できます。

フラットペダル用シューズ比較表

モデル名 価格 重量 ソールタイプ 特徴
Five Ten Freerider 約17,000〜42,000円 約400g ステルスC4ラバー 最高峰のグリップ力
Shimano GR5 約14,300〜21,780円 約380g ハイグリップラバー シマノペダルと好相性
Giro Jacket II 約13,000〜15,000円 約350g ビブラムEcostep オールラウンド・軽量
Chrome Kursk AW 約13,200円 約420g パナレーサーソール 街乗り特化・スタイリッシュ
Specialized 2FO Roost 約14,300円 約390g SlipNot ST ラバー 本格MTB・高コスパ

よくある質問(FAQ)

フラットペダル用シューズは普段履きできる?

はい、多くのモデルは普段履きとしても使用できます。特にGiro Jacket IIやChrome Kursk AWなどは、カジュアルなデザインで街歩きにも適しています。ただし、ソールが硬めなので長時間の歩行では疲労を感じる場合があります。

スニーカーとどれくらい違いがある?

パワー伝達効率が向上し、硬いソールが踏み込んだ力を逃さずペダルに伝えます。特にグリップ力の違いは顕著で、雨天時や急坂でのペダリング安定性は大幅に改善されます。初回使用時から違いを実感できるでしょう。

初心者におすすめのモデルは?

コストパフォーマンスと使いやすさを考慮すると、Giro Jacket IIがおすすめです。価格も手頃で、普段履きもできるため最初の1足として最適です。本格的なMTBを楽しみたい方はFive Ten Freeriderを選ぶとよいでしょう。

ビンディングとフラットペダル、どっちがいい?

初心者にはフラットペダルをおすすめします。足を自由に動かせるため安全性が高く、停止時にとっさに足をつけます。ビンディングは慣れてから検討するのが良いでしょう。

サイズ選びのコツは?

普段履きのスニーカーと同じサイズまたは0.5cm大きめを選ぶのが基本です。厚手のソックスを履くことや、長時間のライディングでのむくみを考慮して、やや余裕のあるサイズを選択することをおすすめします。

まとめ

フラットペダル用サイクリングシューズは、ペダリング効率の向上安全性の確保という大きなメリットをもたらします。スニーカーとの違いを理解し、自分の用途に合ったモデルを選ぶことで、サイクリングの楽しさは格段に向上するでしょう。

今回紹介した5つのモデルは、それぞれ異なる特徴を持っています。グリップ力重視ならFive Ten Freeriderコストパフォーマンス重視ならGiro Jacket II街乗りメインならChrome Kursk AWといった具合に、用途に応じて最適な選択肢があります。

筆者も初めてサイクリングシューズを購入した時は、その違いの大きさに驚きました。特に雨上がりの濡れたアスファルトでペダルを踏んだ時の安心感は、一度体験すると手放せなくなります。最初は価格に躊躇するかもしれませんが、安全性への投資と考えれば決して高い買い物ではありません。ぜひ自分に合った1足を見つけて、より安全で快適なサイクリングライフを楽しんでください。

※製品仕様は予告なく変更される場合があります。※価格は変動する可能性があります。購入前に公式サイトでご確認ください。※掲載情報は2025年11月時点のものです。