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【初心者必見】サイクリング用サングラスおすすめ5選|コスパと安全性を両立する選び方も解説

【初心者必見】サイクリング用サングラスおすすめ5選|コスパと安全性を両立する選び方も解説
サイクリング初心者向けに、コスパと安全性を両立したサングラスを5つ厳選。SWANS、OGK KABUTO、Tifosi、100%、SHIMANOから選び方まで実践的に解説します。
目次

サイクリング用サングラスはなぜ必要?安全性を守る3つの理由

サイクリング中のサングラス着用
サイクリング中はサングラスで目を保護することが重要
出典:In The Know Cycling

これからサイクリングを始めようと考えている方にとって、サングラスは必須アイテムの一つです。単なるファッションアイテムではなく、目の安全性と快適性を確保する重要な役割を担っています。

飛来物から目を保護することは、サイクリング用サングラスの最も重要な機能です。時速20〜30kmで走行中、小石や砂、虫などが目に飛び込んでくる危険性があります。特に、前を走る車両や他のサイクリストが巻き上げる砂埃は、視界を遮るだけでなく目に傷をつける可能性もあります。

紫外線による目のダメージを防ぐ機能も欠かせません。長時間の屋外活動では、紫外線が目の角膜や水晶体に蓄積的なダメージを与え、将来的に白内障や翼状片などの眼疾患のリスクを高める可能性があります。特に、標高の高い山間部や海沿いでは紫外線量が増加するため、適切な保護が必要です。

さらに、風・乾燥から目を守る効果により、長時間のライドでも快適性を保てます。風によって目が乾燥すると、涙の分泌が不安定になり、視界がぼやけたり目の疲労が蓄積されたりします。これらの問題を防ぐことで、安全で楽しいサイクリングが可能になります。

初心者が押さえるべきサングラスの選び方4つのポイント

サイクリング初心者が最初のサングラスを選ぶ際には、機能性と価格のバランスを重視することが大切です。高価な製品である必要はありませんが、安全性に関わる基本機能は妥協しないことが重要です。

ポイント1:UV400以上の紫外線カット機能

最も重要な機能として、UV400以上の紫外線カット性能は必須条件です。UV400とは、波長400nm以下の紫外線を99%以上カットする性能を示しています。安価なサングラスの中には、紫外線透過率が高い製品もあるため、必ず数値を確認しましょう。日本製のSWANSやOGK KABUTOなどは、紫外線透過率0.1%以下という高い保護性能を誇っています。

ポイント2:フィット感と日本人向け設計

日本人の顔立ちに合わせた設計の製品を選ぶことで、快適性と安全性が大幅に向上します。欧米ブランドの多くはアジア人向けの「アジアンフィット」モデルを展開していますが、日本製ブランドなら標準モデルで十分なフィット感が得られます。ノーズパッドの調整機能があると、より細かなフィッティングが可能です。

ポイント3:レンズカラーと調光機能

初心者には調光レンズまたは複数の交換レンズが付属するモデルがおすすめです。調光レンズは明るさに応じて自動的に濃度が変化するため、朝夕の薄暮時から日中の強い日差しまで、1枚のレンズで対応できます。クリア系のレンズは可視光線透過率80%以上で夜間走行にも対応し、スモーク系は晴天時の眩しさを軽減します。

ポイント4:コストパフォーマンス

初心者向けとして、1万円前後から2万円以下の価格帯で十分な性能の製品が選べます。この価格帯なら、必要な機能を備えながらも手頃な価格で購入できるため、最初の一本として最適です。高価な製品は上級者向けの細かな機能が多いため、初心者にはオーバースペックになりがちです。

【比較表】初心者におすすめのサイクリング用サングラス5選

商品名 価格 重量 レンズタイプ 日本人フィット 初心者おすすめ度
SWANS Airless-Core 約15,000〜17,000円 約20g 調光・偏光 ★★★★★
OGK KABUTO 101PH 約17,600円 約30g 調光 ★★★★☆
Tifosi Rail 約8,000〜12,000円 約32g 交換レンズ3枚 ★★★★★
100% Speedcraft 約30,000〜35,000円 約30g HiPER® ★★★☆☆
SHIMANO EQUINOX 約15,000〜16,000円 約26.3g RIDESCAPE™調光 ★★★★☆

※価格は2025年10月時点の参考価格です。実際の販売価格は販売店により異なります。

おすすめ1:SWANS Airless-Core|日本製で軽量わずか20g

SWANS Airless-Core SACR-0051 偏光レンズモデル
SWANS Airless-Core SACR-0051は日本製の超軽量サングラス
出典:Amazon公式サイト

スワンズ Airless-Core SACR-0051の価格を比較する

主なスペックと特徴

SWANS Airless-Coreは、日本のアイウェア専門メーカーが開発した超軽量サングラスです。重量わずか20gという軽さながら、耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂をベースとした「ペトロイドレンズ」を採用しています。

紫外線透過率0.1%以下という高い保護性能に加え、レンズは偏光レンズと調光レンズから選択可能です。フレームには軽量で柔軟性のある素材を使用し、ノーズパッドとテンプルエンドは調整が可能なため、様々な顔型にフィットします。価格は約15,000〜17,000円(※2025年10月時点)と、性能に対してコストパフォーマンスに優れています。

おすすめポイント

最大の魅力は日本人の顔立ちに最適化されたフィット感です。欧米ブランドでよくある「鼻パッドが合わない」「こめかみが痛くなる」といった問題が起きにくく、長時間の使用でも快適性を保てます。

20gという超軽量設計により、着用していることを忘れるほどの軽さを実現しています。ランニングやサイクリングなどの激しい運動でもずれにくく、集中してスポーツに取り組めます。また、日本製の品質管理により、個体差が少なく安定した性能を期待できます。

こんな人におすすめ

初めてスポーツサングラスを購入する方や、軽量性を重視する方に最適です。特に、他ブランドのサングラスでフィット感に不満を感じたことがある方には、日本人向け設計の恩恵を実感していただけるでしょう。

また、コストパフォーマンスを重視する初心者にもおすすめです。2万円以下という手頃な価格でありながら、必要十分な機能を備えているため、サイクリングを始める際の最初の一本として安心して選べます。

おすすめ2:OGK KABUTO 101PH|調光レンズで1日中快適

OGK KABUTO 101PHの商品画像
OGK KABUTO 101PHは高性能調光レンズを搭載
出典:Amazon公式サイト

オージーケーカブト 101PHの価格を比較する

主なスペックと特徴

OGK KABUTO 101PHは、調光レンズの性能に特化した日本製サングラスです。可視光線透過率81%〜17%という広い調光範囲を持ち、従来品に比べて調光速度が大幅に向上しています。

レンズには両面撥水コーティングと虹ムラ低減ハードコートが施され、水や汗を弾きながらクリアな視界を保ちます。フレームには軽量で耐衝撃性に優れたTR90(グリルアミド®)を採用し、8カーブレンズによるワイドな視野角を実現しています。価格は約17,600円(※2025年10月時点)です。

おすすめポイント

最大の特徴は高性能調光レンズによる利便性です。早朝の薄暮時から日中の強い日差しまで、レンズ交換なしで1日中快適に使用できます。特に、調光速度の向上により、トンネルの出入りや木陰と日向の移動時でも素早く適切な明るさに調整されます。

度付きレンズ対応も大きなメリットです。視力矯正が必要な方でも、処方箋に基づいた度付きレンズを装着できるため、コンタクトレンズなしでもクリアな視界を確保できます。また、日本製の品質により、長期間使用しても性能の劣化が少ないのも特徴です。

こんな人におすすめ

レンズ交換の手間を省きたい方や、様々な時間帯・天候でサイクリングを楽しみたい方に最適です。調光レンズ1枚で多様な環境に対応できるため、複数のレンズを持ち運ぶ必要がありません。

また、視力矯正が必要な方にとって、度付き対応は非常に価値のある機能です。コンタクトレンズの装着が苦手な方や、長時間の使用でドライアイになりやすい方にとって、度付きサングラスは理想的な解決策となります。

おすすめ3:Tifosi Rail|1万円以下で本格性能

Tifosi Railのデザイン
Tifosi Railはフレームレスデザインで広い視野を実現
出典:BikeTiresDirect

ティフォージ Railの価格を比較する

主なスペックと特徴

Tifosi Railは、アメリカ発のコストパフォーマンス重視ブランドが開発したフレームレスサングラスです。重量約32gの軽量設計で、大型レンズによる広い視野角を特徴としています。

標準で交換レンズ3枚(クリア、スモーク、クラリオンレッド等)が付属し、様々な環境に対応できます。レンズ交換は工具不要で簡単に行え、ノーズパッドとテンプルチップは調整可能です。価格は約8,000〜12,000円(※2025年10月時点)と非常にリーズナブルです。

おすすめポイント

最大の魅力は圧倒的なコストパフォーマンスです。1万円前後という価格でありながら、プロ仕様に近い機能性を提供しています。フレームレスデザインにより、視野の妨げとなる要素を最小限に抑え、サイクリング中の集中力向上に貢献します。

3枚の交換レンズが標準付属するため、購入後すぐに様々な環境で使用できます。クリアレンズは夜間や曇天時、スモークレンズは晴天時、クラリオンレッドは中間的な明るさに最適で、これ1セットで大部分のシチュエーションをカバーできます。

こんな人におすすめ

初期費用を抑えたい初心者や、コストパフォーマンスを最重視する方に理想的です。高価な製品と遜色ない機能性を低価格で提供しているため、「まずはサイクリング用サングラスを試してみたい」という方の最初の選択肢として最適です。

また、複数のレンズを使い分けたい方にもおすすめです。時間帯や天候に応じてレンズを交換することで、常に最適な視界を確保でき、より安全で快適なサイクリングを楽しめます。

おすすめ4:100% Speedcraft|プロ仕様の入門モデル

100% Speedcraftの特徴的形状
100% Speedcraftはプロ選手にも愛用されるデザイン
出典:Amazon公式サイト

ワンハンドレッドパーセント Speedcraftの価格を比較する

主なスペックと特徴

100% Speedcraftは、プロサイクリストのペテル・サガンも愛用するアメリカ発のハイパフォーマンスサングラスです。重量約30gで、独自の「HiPER®レンズ」により優れたコントラストと色彩認識を実現しています。

レンズは紫外線を100%カットし、耐衝撃性にも優れています。カスタマイズ性が高く、レンズ交換システムにより様々なレンズカラーに対応できます。フレームデザインはスポーティで存在感があり、価格は約30,000〜35,000円(※2025年10月時点)です。

おすすめポイント

プロレベルの光学性能が最大の特徴です。HiPER®レンズテクノロジーにより、路面の凹凸や障害物をより鮮明に識別でき、安全性の向上に貢献します。特に、コントラスト強化機能により、曇天時や夕暮れ時でもクリアな視界を確保できます。

デザイン性の高さも魅力の一つです。プロ選手が使用するブランドとしての存在感があり、サイクリングのモチベーション向上にも寄与します。また、豊富なカラーバリエーションから好みに合わせて選択できる点も評価されています。

こんな人におすすめ

本格的にサイクリングに取り組みたい方や、プロ仕様の性能を求める方に適しています。初心者であっても、将来的にレースやロングライドを視野に入れている方には、早い段階で高性能なサングラスに慣れておくメリットがあります。

また、デザインにもこだわりたい方におすすめです。機能性だけでなく、見た目のかっこよさも重視する方には、100%ブランドの持つスポーティな魅力が満足度を高めてくれるでしょう。

おすすめ5:SHIMANO EQUINOX|エントリーユーザー向け高性能モデル

SHIMANO EQUINOX CE-EQX2調光レンズモデル
SHIMANO EQUINOX CE-EQX2はエントリーユーザー向けの高性能モデル
出典:Pontiac Flying Services

シマノ EQUINOX CE-EQX2の価格を比較する

※現在、Amazon・楽天での取り扱いが限定的です。公式サイトをご確認ください。

主なスペックと特徴

SHIMANO EQUINOXは、世界的な自転車パーツメーカーであるシマノが開発したエントリーユーザー向けの高性能サングラスです。重量約26.3gの軽量設計で、独自の「RIDESCAPE™レンズ」により最適化された視界を提供します。

ハーフリムフレームを採用し、広い視野角と軽量性を両立しています。調光レンズモデル(CE-EQX2-PH)では、明るさに応じてレンズ濃度が自動変化するため、様々な天候に対応可能です。UV400フルプロテクションにより紫外線を完全にカットし、価格は約15,000〜16,000円(※2025年10月時点)と手頃な価格帯です。

おすすめポイント

入手しやすい価格帯でシマノ品質を体験できることが最大の魅力です。上位モデルのS-PHYRE SLと同じRIDESCAPE™レンズテクノロジーを採用しており、路面状況や周囲の車両をより明確に識別できます。初心者でも手が届きやすい価格でありながら、プロ仕様の光学性能を実感できます。

調光レンズモデルを選べば、朝夕の薄暮時から日中の強い日差しまで、レンズ交換なしで対応できます。また、ハーフリムデザインにより視野が広く、サイクリング中の視界確保に優れています。Amazon・楽天など主要ECサイトで購入可能な点も、初心者にとって大きなメリットです。

こんな人におすすめ

シマノ製品の品質を試してみたい初心者や、予算を抑えつつ本格的な性能を求める方に最適です。特に、シマノコンポーネントを使用している方にとっては、機材の統一感を楽しめる選択肢となります。

また、調光レンズで利便性を重視したい方にもおすすめです。複数のレンズを持ち運ぶ手間がなく、1本で様々な天候に対応できるため、気軽にサイクリングを始めたい方にぴったりです。Amazon・楽天で手軽に購入できる点も、初めてのスポーツサングラス選びに安心感を与えてくれます。

サイクリング用サングラスに関するよくある質問(FAQ)

度付きレンズは作れますか?

はい、多くのブランドで度付きレンズ対応しています。特にSWANSやOGK KABUTOなどの日本製ブランドは、度付きレンズサービスが充実しています。処方箋を持参すれば、-6.00D程度まで対応可能な場合が多く、乱視矯正にも対応しています。ただし、カーブの強いスポーツサングラスでは度数制限がある場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。

レンズの色はどう選べばいいですか?

使用する時間帯と天候に応じて選ぶのが基本です。クリア系(透過率80%以上)は夜間や曇天時、イエロー系は薄暮時やトンネル、スモーク系は晴天時に適しています。初心者には調光レンズまたは複数のレンズが付属するモデルがおすすめです。迷った場合は、可視光線透過率20-30%程度のスモークレンズが汎用性が高く使いやすいでしょう。

偏光レンズと調光レンズの違いは?

偏光レンズは反射光をカットして眩しさを軽減する機能で、水面や路面からの反射を抑制します。調光レンズは紫外線量に応じて自動的に色の濃さが変化する機能です。偏光レンズは一定の効果を発揮しますが、調光レンズは明るさの変化に対応できるため、1日を通して使用する場合は調光レンズの方が便利です。両方の機能を備えた製品もあります。

普段使いのサングラスではダメですか?

普段使いのサングラスでも基本的な紫外線カット機能があれば使用可能ですが、サイクリング専用モデルの方が安全性と快適性で優れています。スポーツ用はフィット感、軽量性、耐衝撃性が向上しており、激しい運動でもずれにくく設計されています。また、視野角が広く、風の巻き込みを抑制する形状になっているため、長時間の使用ではその差を実感できるでしょう。

まとめ:自分に合った一本を選んで快適なサイクリングを

サイクリング用サングラスは、目の安全性と快適性を確保する重要なアイテムです。初心者の方は、まずUV400以上の紫外線カット機能適切なフィット感を重視して選ぶことが大切です。

今回紹介した5製品の中では、Tifosi Railが初心者に特におすすめです。1万円前後という手頃な価格でありながら、必要十分な機能を備えており、最初の一本として安心して選択できます。日本製の高品質を求める方にはSWANS Airless-Coreも優れた選択肢となります。

より本格的な機能を求める方には、OGK KABUTO 101PHの調光レンズや、プロ仕様の100% Speedcraft、シマノブランドのSHIMANO EQUINOXも魅力的な選択肢です。予算と使用目的に応じて、自分のスタイルに最適な一本を選んでください。

適切なサングラスを選ぶことで、紫外線や飛来物から目を守りながら、より安全で快適なサイクリングを楽しむことができます。まずは気になるモデルを実際に試着して、フィット感を確認することから始めてみましょう。

※製品仕様は予告なく変更される場合があります。※価格は変動する可能性があります。購入前に公式サイトでご確認ください。※掲載情報は2025年10月時点のものです。