Home サイクリング サイクリングコース紹介 水と戯れる!川遊び×絶景サイクリング5選

水と戯れる!川遊び×絶景サイクリング5選

暑い季節にぴったり!水風呂感覚で入れる清流や川遊びスポットを巡る、爽快サイクリングコースを5つ紹介。夏でも快適に楽しめる涼ルートで、自然と一体になれる極上のアウトドア体験を。アクセス情報や立ち寄りポイントも充実!
目次
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天然水風呂でととのう!夏限定のご褒美ルートとは?

夏サイクリングの“暑すぎ問題”、どうしてる?

出典 : rtrp.jp

夏のサイクリングは、開放感と爽快感がたまらない季節。ですが、気温が30℃を超える日が当たり前になると、「走りたいけど暑すぎる…」「熱中症が心配」と感じて、ライドに出かけるのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんなときにおすすめなのが、「水辺で遊べるサイクリングコース」。
汗だくの身体を、冷たい川や清流でスッと冷やす時間は、まさに天然の水風呂。一度体験すると、その心地よさがクセになるはずです。

私自身、真夏の奥多摩や丹沢エリアを走るときには、あらかじめ“水と触れ合えるスポット”をルートに組み込むようにしています。ただ走るだけじゃない、「水と遊ぶために走る」感覚。これが思いのほか楽しくて、ライドの満足度もグッと上がりました。
また、これがきっかけで、川の上流をたどる「源流巡りトレッキング」にも興味が広がりました。
この魅力については、また別の記事で詳しくご紹介します。

清流に足を浸して、心までクールダウン

出典 : sports-eirin-marutamachi.com

この記事では、「水辺×サイクリング」をテーマに、関東〜信州エリアの厳選ルートを5本ご紹介します。いずれも、自転車でアクセス可能で、なおかつ川遊びや水浴びが気軽にできるスポット付きのコースばかり。初〜中級者向けの距離・高低差に抑えているので、体力に不安がある方でも無理なく楽しめます。

また、以下のような基準でスポットを選定しました:

  • 清流・川辺などで直接水に触れられること

  • 駐輪場所が確保しやすく、トイレや水場が近くにあること

  • 道の駅・温泉施設などとセットで立ち寄れるとベター

「川遊びって自由に入っていいの?」「着替えや荷物はどうする?」といった疑問にも、よくあるお悩みQ&Aでわかりやすく解説していますので、気軽にチャレンジしてみてください。

今年の夏は、水と遊ぶライドで、“走る楽しさ”と“涼をとる心地よさ”を両立してみませんか?

道志みちサイクリング+道志川でリフレッシュ

A: 相模湖駅 ~ B: 道志ダム ~ C: 道の駅 どうし → D: 山中湖

相模湖から山中湖へ。清流と木陰の涼ルート

出典 : for-r.jp

神奈川・相模湖から山梨・山中湖へと続く国道413号線、通称「道志みち」は、夏でも木陰が多く風が通る、真夏の避暑サイクリングルートとして人気。特におすすめなのは、相模湖駅周辺 → 青根 → 道の駅どうし → 山中湖を結ぶルート。標高が徐々に上がっていく地形と美しい自然に囲まれた道で、爽快感と達成感が味わえます。

ルート中盤の山梨県・道志村エリアには、名水百選にも選ばれた道志川が並走。流れが穏やかで、透明度も高く、まさに「走って火照った身体を冷やすための天然水風呂」といったスポットが点在します。

なかでも「椿荘オートキャンプ場」や「ネイチャーランドオム」近くの支流エリアでは、浅瀬の川辺に自転車でアクセスしやすく、水遊びや足つけが気軽に楽しめるのが魅力。ちょっとした清流タイムが、夏ライドの満足度を一気に高めてくれます。

川遊び・湧水・地元グルメをぜんぶ詰め込める贅沢コース

出典 : asoberu-ogawa.com

道志川の涼しさに癒されたら、「道の駅どうし」へ。ここでは名物の鹿カレー湧水ラムネが楽しめるほか、無料の足湯や木陰の休憩ベンチもあり、立ち寄りスポットとして非常に優秀です。

体力や時間に余裕があるなら、そのまま山中湖方面まで延長ライドするのもおすすめ。湖畔の平坦路は走りやすく、富士山ビューが広がる開放的な景色がご褒美に。帰路は再び道志みちを引き返す形が一般的ですが、スタート地点を工夫すれば「行きと帰りで異なる楽しみ方ができる往復ルート」として成立します。

また、エリア内には日帰り温泉施設もいくつかあり、川遊び→温泉→ライド締めという極上の流れも可能。デイキャンプや施設併設の川原を使えば、サイクルジャージのままでも着替えや休憩がしやすく、快適に過ごせます。

アクセス情報

車の場合:
スタート地点としておすすめなのは、神奈川県相模原市の「青根緑の休暇村センター」周辺(無料駐車場あり)。中央道・相模湖ICから県道76号を経由して約40分。ここを拠点に「道の駅どうし」を折り返しとした往復ルート(約45km)が無理なく楽しめる距離感です。さらに山中湖まで足を伸ばせば、往復約70〜80kmの中距離ルートにもなります。

輪行の場合:
JR中央本線「相模湖駅」または「藤野駅」からスタート可能。いずれも県道76号を経由して道志みちへ合流できますが、駅からのアクセス区間はアップダウンが多く、特に夏場は体力を消耗しやすいため注意が必要です。

体力に自信がある方向けのルートとしておすすめですが、のんびり川遊びをメインに楽しみたい場合は、現地に車でアクセスするスタイルのほうが快適に過ごせます。

奥多摩周遊+多摩川源流部で川遊び

A: 奥多摩駅 ~ B: 奥多摩湖 ~ C: 小菅村

奥多摩湖〜小菅村へ。標高と清流のヒーリングルート

出典 : cyclowired.jp

東京都内とは思えないほどの大自然が広がる奥多摩エリア。夏でも比較的涼しく、木陰の多い山道と渓谷美が魅力で、特に奥多摩駅 → 奥多摩湖 → 小菅村方面への周遊ルートは、ヒルクライムとご褒美の川遊びを組み合わせた夏向けコースとして人気です。

奥多摩湖周辺では、道幅も比較的広く、湖を望む展望ポイントや休憩ベンチも豊富。登りはありますが、距離は短めで、ペースを調整すれば初心者でも楽しめるレベルです。湖畔のトンネルや橋からの眺めは爽快で、「走ってよかった」と思えるシーンが次々と現れます。

小菅川・白沢谷の天然クールダウン体験

出典 : next-level.biz

奥多摩湖を越えて山梨県・小菅村に入ると、川のせせらぎがすぐ横に聞こえる道が続きます。特におすすめなのが、小菅川沿いの川遊びスポット。水がとにかく澄んでいて、気温が高い日でも足を浸すと一気に体温が下がる感覚を味わえます。

なかでも人気なのが、「小菅フィッシングビレッジ」や「フォレストアドベンチャー・こすげ」周辺。車道から近くてアクセスしやすく、清流沿いの石畳や浅瀬で足を冷やしながらの休憩が可能です。川に入らなくても、ベンチや東屋で川風を浴びるだけでもリフレッシュできます。

川遊びのあとは「小菅の湯」や「道の駅こすげ」での休憩がおすすめ。温泉に入って体をほぐし、地元グルメや手作りアイスで締めれば、まさに“走って・ととのう”1日が完成します。

アクセス情報

車の場合:
おすすめのスタート地点は「奥多摩水と緑のふれあい館」周辺(無料駐車場あり)。ここを拠点に、奥多摩湖〜深山橋〜小菅村方面への往復周遊ルート(約40〜50km)が無理なく楽しめます。湖沿いのトンネル区間はライト必須。

輪行の場合:
JR青梅線「奥多摩駅」からスタート可能。駅から奥多摩湖までは約10km、緩やかな上り基調ですが道は整備されており、のんびり走れば30〜40分で到達可能。帰路も同じルートで戻ることになるため、時間配分はゆったりめに計画を。駅前にはコンビニ、バス停、トイレあり。

那珂川沿いゆるポタ+那須エリアの清流

A: 那須湯本 〜 B: 南ヶ丘牧場 〜 C: 那珂川河畔公園

那須高原の牧場道から清流へ。夏の癒しポタリング

出典 : cskyoto.com

栃木県・那須高原は、夏でも涼しく走れる高原エリアとして人気。特におすすめなのが、那須湯本〜南ヶ丘牧場〜那珂川河畔公園までを結ぶゆるやかな下りルートです。アップダウンは少なく、初心者でも無理なく走れるため、クロスバイクやミニベロでも快適に楽しめます。

途中には「南ヶ丘牧場」や「那須高原ビジターセンター」など、立ち寄りスポットも多く、アイスクリームや地元野菜の直売所を楽しみながら進むことができます。標高が高いため、真夏でも風が気持ちよく、木陰も豊富。のんびり景色を楽しみながら走るには最適なコースです。

清流で足を浸し、牧場ソフトでひと息

出典 : tochinavi.net

ゴール地点としておすすめなのが、那珂川中流域にある河畔公園や親水広場エリア。流れが穏やかで、整備された河原や浅瀬があり、タオルとサンダルがあれば手軽に“川涼み”が楽しめる環境です。芝生エリアや東屋もあり、自然の中でしっかり休憩できます。

周辺には「那須フィッシュランド」などの釣り場施設や、地元の温泉施設も充実しているため、川遊び→温泉というルートも可能。ライド後の“ご褒美時間”までしっかり設計できます。清流の涼しさと、那須のグルメや自然を一度に楽しめる、夏限定の癒しサイクルプランです。

アクセス情報

車の場合:
おすすめのスタート地点は「道の駅 那須高原友愛の森」。駐車場・トイレ・売店が整っており、出発準備や補給がしやすい環境です。ここから那須湯本・南ヶ丘牧場方面へ走り、その後那珂川中流域まで下る片道20km前後のポタリングルートが定番です。

輪行の場合:
JR東北本線「黒磯駅」または「那須塩原駅」からのスタートが可能。道の駅までは10kmほどで、緩やかな上りの舗装路が続きます。駅からのアクセスも良く、周回ルートで駅に戻る構成が現実的です。補給や休憩ポイントも多いため、輪行初心者にも安心です。

丹沢・中川温泉ライド+中川川で水浴び

A: 白馬岩岳マウンテンリゾート 〜 B: 青木湖湖畔 〜 C: 姫川源流自然探勝園 ~ D: 白馬八方温泉「みみずくの湯」

北アルプスと清流をめぐる、白馬の夏ライド

出典 : tabiiro.jp

長野県・白馬エリアは、標高が高く、夏でも涼風が心地よいサイクリング天国。おすすめルートは、A: 白馬岩岳マウンテンリゾートを出発し、B: 青木湖湖畔を経由して、C: 姫川源流自然探勝園で水と戯れ、最後はD: 白馬八方温泉で締める構成。登り返しの少ない下り基調が中心のため、初心者でも無理なく楽しめるコースです。

出発地の白馬岩岳では、北アルプスの大パノラマを背景にスタートできる特別感があり、夏でも涼しくスタートできます。そこから青木湖へと下る途中は森と田園のコントラストが美しく、時折現れる木陰や小川が、白馬ならではの「涼活サイクリング」の魅力を感じさせてくれます。

湖と源流の冷たさに癒される清流ライド

出典 : dinos.co.jp

B: 青木湖では、風のない朝は湖面が鏡のように山を映し出し、絶好の写真スポット。湖畔にはベンチや小道があり、足を浸してひと休みするにも最適です。

そのまま進むと現れるのが、C: 姫川源流自然探勝園。冷たい湧き水が静かに流れる森の中に木道が整備されており、靴を脱いで足をつけるだけでも全身がスーッと整います。ベンチもあり、清流と森の音に包まれて深呼吸するには最高のロケーション。

帰路の締めには、D: 白馬八方温泉「みみずくの湯」がおすすめ。サイクリングと川遊びで冷えた体を温泉で温め、展望風呂から北アルプスを眺めれば、五感が整う夏のご褒美ライドの完成です。

ちなみに、姫川源流自然探勝園は私の思い出の場所です。小学生の頃、親に連れて行ってもらって、確かレンタサイクルで行ったと記憶してるんですが、子どもながらにすごく心に残った場所でした。「地面から水が出てて(湧き水)、それが川になっていく」というのにひどく感動した覚えがあります。私の自然好きの原点の1つです。

アクセス情報

車の場合:
出発は「白馬岩岳マウンテンリゾート」。広い駐車場・トイレ・売店が整っており、夏でも快適に準備できます。A〜Dの各ポイントをめぐるルートは片道20〜25kmほどで、登り返しも緩やか。往復でも負担は少なく、観光も川遊びもバランスよく楽しめます。

輪行の場合:
JR大糸線「白馬駅」または「信濃森上駅」からのスタートが可能。岩岳まではどちらの駅からも約3〜5km程度で、駅→岩岳→青木湖→姫川源流→温泉→駅と、きれいな一筆書きルートが成立します。各駅周辺にはコンビニ・飲食店もあり、補給も安心です。

丹沢・中川温泉ライド+中川川で水浴び

A: 丹沢湖記念館 〜 B: 西丹沢ビジターセンター 〜 C: 中川温泉「ぶなの湯」

西丹沢の秘境感と清流に癒される涼ルート

出典 : friendsyokai.co.jp

神奈川県西部、丹沢山地の奥に広がる中川川流域は、都心から日帰り可能な“静かな清流エリア”。特に、A: 丹沢湖記念館周辺をスタートし、B: 西丹沢ビジターセンター付近で一度休憩、C: 中川温泉郷をゴールとするルートは、自然・涼・温泉を1本にまとめたような贅沢なコースです。

道中は中川川が並走しており、川音を聞きながら森の中を進む癒しの時間。車の通行も少なく、木漏れ日が差す舗装路をゆっくり走れば、夏でも心地よい涼風に包まれたサイクリングが楽しめます。標高差はあるものの、全体的に勾配は緩やかで、初〜中級者でも十分走れる設定です。

清流と温泉が並ぶ、中川の魅力を体感

出典 : hike-and-camp.com

ゴールのC: 中川温泉郷には、川に下りられる自然の河原がいくつもあり、ぶなの湯付近や中川ロッヂ周辺の河原はアクセスも良好。川の透明度は高く、水温も低いため、サンダルを脱いで足を浸すだけで“天然水風呂”の気持ちよさを味わえます。

清流で火照りを冷ましたら、そのまま「ぶなの湯」などの日帰り温泉施設へ直行できるのがこのエリアの大きな魅力。サイクルジャージのままでも利用しやすい環境で、荷物や着替えの心配も最小限に抑えられます

近隣には素朴な食堂や直売所も点在し、地元の野菜や蕎麦を楽しむことも可能。走って・涼んで・温まり・食べるまでがひと続きで体験できる、まさに“夏の整うライド”です。

アクセス情報

車の場合:
スタートはA: 丹沢湖記念館駐車場がおすすめ。広めの無料駐車場・トイレ・自販機あり。そこからB: 西丹沢ビジターセンター(中間地点)→ C: 中川温泉(ゴール)へ向かう往復コースで、距離は約30〜35km。川沿いに寄り道しやすいシンプルな構成で、無理なく“涼と温”を味わえます。

輪行の場合:
JR御殿場線「谷峨駅」または「山北駅」からアクセス可能ですが、駅からA地点(丹沢湖)までは10〜15kmほど登りが続くため、体力に応じて計画を調整しましょう。途中の県道76号は道幅があり、補給ポイント(コンビニ・自販機)もあるので安心です。

よくある質問(FAQ)

Q. 川遊びって、どこでも自由に入っていいの?

基本的には、整備された親水公園やキャンプ場、温泉施設の周辺などであれば問題ありません。ただし、私有地や釣り専用区間、自然保護エリアなどは立ち入り禁止になっていることもあるため、看板や案内表示をよく確認してから入りましょう。迷ったら、日帰り利用OKのキャンプ場などを選ぶのが安心です。

Q. 着替えや荷物はどうすればいいですか?

簡易な川遊びであれば、濡れてもいい格好+タオル+サンダルがあれば十分です。温泉施設や道の駅を併用する場合は、ミニロッカーや更衣室のある場所を事前に確認しておくと安心。私はジップバッグにタオルと着替えをまとめ、サドルバッグやサコッシュに入れて走るようにしています。

Q. 自転車はどこに停めればいい?

多くの親水公園や道の駅には、バイクラックまたは邪魔にならない駐輪スペースがあります。川遊びに夢中になると長時間目を離すことになるため、ワイヤーロックは必須です。キャンプ場や温泉施設などでは、受付で一声かけておくとさらに安心です。

Q. 夏の水辺ライドで虫対策は必要?

はい、特に渓流や森の近くでは蚊やブヨ、アブなどが出やすいため、虫よけスプレーは持っておきたいアイテムです。また、滞在時間が長くなる場合は長袖アームカバーなどで肌の露出を抑えると効果的。水辺で涼んでいるときに刺されやすいので、休憩中の対策が重要です。

まとめ|夏は“水と遊ぶ”ライドで、心も身体もリフレッシュ

夏のサイクリングは、しっかり暑さ対策をすれば、爽快感抜群の最高シーズン。
今回ご紹介したコースは、いずれも【水辺×ライド】を楽しめる“夏限定のご褒美ルート”です。

水に触れられる=クールダウンできるだけでなく、気持ちのリセットや「走ってよかった」と思える瞬間が格段に増えるのが魅力。
寄り道ありきのサイクリングで、サイクリングってもっと自由なんだ!と思ってもらえると嬉しいです。

なお、いずれのコースも車載・輪行に対応できるアクセス情報を記載していますので、「ちょっと遠出したい」「家族で途中合流したい」などのニーズにも対応可能です。

※このブログでは、コースの詳細や見どころをあえて控えめに紹介しています。
はじめてその景色を見たときの「わっ…!」という感動を、できるだけそのまま味わってもらいたいから。
ルートの存在だけ知って、「あとは自分の体験で完成させる」――そんな旅のきっかけになれば嬉しいです。