この記事でわかること|海とグルメを楽しむ大洗・ひたちなかの魅力
海沿いを気持ちよく走りながら、美味しいものや観光スポットも楽しみたい。
そんな欲張りな希望を叶えてくれるのが、この「大洗〜ひたちなか」エリアのサイクリングルートです。
大洗駅をスタートし、磯前神社やおさかな市場、ひたち海浜公園などを経て、勝田駅まで走るこのコースは、観光・グルメ・絶景がギュッと詰まった“ゆる旅ルート”。
しかも起伏が少なく、初心者でものんびり楽しめる道のりなので、ファミリーやカップルライドにもぴったりです。
この記事では、以下のポイントを中心にご紹介します:
初心者でも安心して走れるフラットなルート
大洗〜ひたちなか間で立ち寄れる観光&グルメスポット
ネモフィラ・コキアの絶景を楽しめる季節のタイミング
輪行・補給・路面状況などの実用的なヒント
「ただ走るだけじゃ物足りない」「せっかくなら美味しいものも絶景も楽しみたい」
そんな方にこそおすすめの、“五感で楽しむサイクリング”を、さっそくご案内します。
ルート概要(調整可能)
項目 | 内容 |
---|---|
距離 | 約25〜40km(立ち寄りの有無で調整可) |
獲得標高 | ほぼフラット(最大でも100m未満) |
所要時間 | 約3〜4時間(観光・休憩込み) |
推奨バイク | クロスバイク・ミニベロ・ロードバイク(シティサイクルでも可) |
輪行起点 | 大洗駅(鹿島臨海鉄道)/勝田駅(JR常磐線) |
モデルルート紹介|大洗〜勝田へ、海沿いをつなぐミドルコース
このコースの魅力は、海沿いの絶景とローカルな立ち寄りポイントが絶妙にリンクしていること。
距離や時間を調整しやすく、初心者からミドルライド派まで幅広く楽しめます。
記号 | 地点名 | 主な特徴・補足内容 |
---|---|---|
A | 大洗駅 | スタート地点。鹿島臨海鉄道の駅。駅前にコンビニや観光案内所あり。 |
B | 大洗エリア(神社・海岸・グルメ) | 大洗磯前神社の鳥居、大洗サンビーチ、大洗市場など見どころが集まるエリア。観光・写真・グルメの三拍子が揃う。 |
C | 那珂湊おさかな市場 | 新鮮な海の幸が楽しめるローカル市場。テイクアウトグルメにも◎ |
D | 阿字ヶ浦海岸 | 静かな海沿いを走る穴場区間。開放感のあるビーチロードが続く。 |
E | 国営ひたち海浜公園 | ネモフィラやコキアで有名な絶景公園。園内はサイクリングコースも整備。 |
F | 勝田駅 | ゴール地点。常磐線利用で輪行しやすく、東京方面へのアクセスも良好。 |
スタートは「大洗駅」から
鹿島臨海鉄道・大洗駅は、都内から輪行でのアクセスも良好。駅前にはコンビニや観光案内所があり、走り出しの準備にも困りません。
駅を出てすぐに大洗磯前神社や大洗サンビーチ、大洗市場など、見どころが目白押し。“走る前に寄り道”したくなる町です。
那珂湊〜阿字ヶ浦海岸を経て、絶景の「ひたち海浜公園」へ
中盤は、那珂湊おさかな市場でグルメ休憩を楽しみつつ、ローカルな港町の雰囲気を味わえます。
その後は、穴場的存在の阿字ヶ浦海岸へ。ここからのビーチロードは、人が少なく開放感たっぷりの区間です。
終盤は、言わずと知れた「国営ひたち海浜公園」。園内には専用のサイクリングコースもあり、季節ごとに表情を変える花畑や草原の中を走れます。
ゴールは「勝田駅」または「海浜公園」
勝田駅は常磐線の特急も停まる主要駅で、輪行での帰宅もスムーズ。
時間に余裕があれば、公園周辺でのんびり過ごしてからの現地解散もおすすめです。
ざっくり見どころ
道中に立ち寄れる見どころスポットを、写真でざっくりご紹介します。






見どころガイド|神社・市場・公園、欲張りに立ち寄れる名所たち
大洗〜ひたちなかルートの魅力は、走るだけでなく、途中でたっぷり“寄り道”ができること。
歴史ある神社から地元グルメ、広大な公園まで、飽きる暇がないほどのスポットが揃っています。
大洗磯前神社|海に立つ“神磯の鳥居”は必見
まずは、大洗といえばここ。海の岩礁に立つ鳥居が有名な「大洗磯前神社」。
早朝や夕暮れ時には、波しぶきを浴びる鳥居と太陽の光が重なって、まさに神秘的な絶景です。
参道にはお土産店もあり、サイクリングの安全祈願にもぴったり。
那珂湊おさかな市場|新鮮な海鮮グルメに舌鼓
市場の活気と香ばしい焼き魚の香りが迎えてくれる「那珂湊おさかな市場」は、グルメ派にはたまらない立ち寄り処。
名物の海鮮丼や浜焼きをその場で楽しめるだけでなく、テイクアウトグルメも充実しています。
食べ歩きしながらのんびり休憩するのも◎。
阿字ヶ浦海岸|静かに海を感じる穴場ロード
観光客が少なく、ローカルな空気が流れる「阿字ヶ浦海岸」。
海を右手に見ながら走るこの区間は、風の音と波の音に癒される、隠れた“ご褒美ロード”。
晴れた日は、遠くに水平線がくっきりと広がります。
国営ひたち海浜公園|季節ごとに楽しめる絶景フィールド
最後は、花と自然のテーマパーク「国営ひたち海浜公園」。
園内のサイクリングコースは舗装もされていて快適、春のネモフィラ・秋のコキアが咲き誇る時期は特に圧巻です。
注意点)
国営ひたち海浜公園は有料エリアで、自転車持ち込みはOKですが、走行できるのは専用サイクリングコースのみです。入園ゲートで案内を確認し、コース外には立ち入らないようにしましょう。また、海沿いでは風が強くなる日も多いため、防風対策を忘れずに。
快適に走るためのヒント|路面・風・注意点
このルートは初心者でも安心して走れるのが特徴ですが、より快適に楽しむためには、いくつかの“知っておきたいポイント”があります。
事前のちょっとした準備で、旅の満足度はぐっと上がります。
路面状況|舗装路メインで安心。専用道も一部整備
全体的に舗装されたフラットな路面が中心で、特別なテクニックは不要。
一部には自転車歩行者専用道が整備されており、走行中の安心感も高めです。
ただし、那珂湊や阿字ヶ浦周辺では国道に合流する箇所もあり、交通量に注意が必要。
歩道と路肩をうまく使い分け、安全第一で走りましょう。
海風対策|風の強い日は“行き帰り”の向きに注意
海沿いのコースだけに、風の影響を受けやすいエリアでもあります。
とくに阿字ヶ浦〜海浜公園周辺は、風速が5m以上になる日も。
なるべく追い風になるようにコースを選ぶ or 時間帯を調整すると快適です。
軽量なウェアやウィンドブレーカーがあると、体感温度もぐっと変わります。
私は雨晴れ関係なく、いつも↓を忍ばせています。軽くてコンパクトで最強格です。
- フューチャーライトトレイルピークジャケット
ベストシーズン|春〜初夏・秋がおすすめ
春はネモフィラ、秋はコキアなど、季節限定の景観も楽しめるのがこのエリアの魅力。
とくに4月中旬〜5月上旬(ネモフィラ)や、10月中旬〜下旬(コキア)は混雑することもあるため、早朝スタートが◎です。
夏場は暑さ・冬場は強風がやや厳しいため、春か秋のサイクリングがベストです。
補給と休憩|道の駅&ローカル市場が心強い
途中には、大洗市場・那珂湊・ひたち海浜公園前など、飲食店やコンビニが点在。
海鮮グルメからスイーツまで揃っており、“グルメ補給ライド”にも最適です。
よくある質問|初めての大洗・ひたちなかサイクリングQ&A
Q. 初心者でも迷わず走れますか?
はい、基本的に道なりで進めるルートが多く、道中には案内板やランドマークも豊富です。
不安な方はスマホに地図アプリ(GoogleマップやRide with GPSなど)を事前にダウンロードしておくと安心。
輪行を前提に、大洗駅スタート→勝田駅ゴールの片道ルートがおすすめです。
Q. ネモフィラやコキアの見頃はいつですか?
ネモフィラは4月中旬〜5月上旬ごろ、コキアは10月中旬〜下旬ごろが見頃です。
どちらも「国営ひたち海浜公園」内の“みはらしの丘”で楽しめます。
ただし開花状況は毎年異なるため、公園の公式サイトやSNSで最新情報をチェックしましょう。
Q. 自転車でひたち海浜公園の中も走れますか?
はい、園内には専用のサイクリングコース(有料・1周約11km)が整備されています。
自分の自転車を持ち込むこともできますし、園内のレンタサイクルも利用可能です。
ただしサイクリングコース以外は自転車走行不可なので、ルールを守って楽しみましょう。
Q. 輪行やレンタサイクルの利用はしやすいですか?
大洗駅・勝田駅ともに輪行に対応しており、比較的スムーズに電車移動できます。
また、ひたち海浜公園内にはレンタサイクルあり(台数限定)ですが、大洗駅周辺のレンタサイクルは限られるため、マイバイク持参がベストです。
まとめ|“ちょうどいい”が詰まった、海辺のサイクリング旅
大洗〜ひたちなかエリアのサイクリングは、
走る・食べる・立ち寄るのバランスが心地よい“ちょうどいい旅”でした。
大洗磯前神社の神磯の鳥居から始まり、那珂湊市場の海鮮、阿字ヶ浦の静けさ、
そして国営ひたち海浜公園の圧巻の景色まで、見どころの密度が高く、それでいて走りやすいのが魅力です。
季節を変えて訪れれば、また違った表情のルートになるのもポイント。
春のネモフィラや秋のコキアを目当てに、再訪するのもきっと楽しいはずです。
気軽な日帰り旅でも、サイクリングならぐっと深くその土地とつながれる。
そんな体験を、ぜひこの海辺のルートでも味わってみてください。