Home キャンプ 【2025年版】ソロキャンプ用焚き火台おすすめ5選|軽量コンパクト・調理向きモデルを徹底比較

【2025年版】ソロキャンプ用焚き火台おすすめ5選|軽量コンパクト・調理向きモデルを徹底比較

ソロキャンプにおすすめの焚き火台5選を厳選。軽量コンパクトモデルから調理向きモデルまで、選び方のポイントや人気商品を徹底比較。あなたに最適な一台を見つけましょう。
目次

ソロキャンプの醍醐味である焚き火。炎のゆらめきを見つめながら過ごす夜は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な時間です。しかし、焚き火台選びで悩む初心者も多いはず。軽量コンパクト重視か、調理のしやすさ重視か。この記事では2025年最新のおすすめソロ焚き火台5選を、選び方のポイントとともに徹底比較します。あなたに最適な一台を見つけて、素晴らしいソロキャンプの夜を過ごしましょう。

まずはチェック!ソロキャンプ用焚き火台の選び方

1. 携帯性(軽量・コンパクトさ)で選ぶ

ソロキャンプでは荷物の軽量化が重要です。理想的な焚き火台は500g〜1kg程度の重量で、A4サイズに収納できるものが良いでしょう。特にバックパックキャンプやバイクツーリングでキャンプを楽しむ方にとって、携帯性は最も重視すべきポイントです。重量が1.5kgを超えると、長距離の移動で負担になってしまいます。

2. 用途(調理のしやすさ・鑑賞)で選ぶ

焚き火の楽しみ方によって選ぶべき焚き火台は変わります。炎を眺めて癒されることを重視するなら、火床が広く炎がよく見えるタイプがおすすめ。一方、焚き火調理をメインに楽しみたいなら、ゴトクや網が安定して置けるモデルを選びましょう。最近では両方を楽しめる多機能タイプも増えています。

3. 素材(ステンレス・チタン)の違い

焚き火台の素材は主にステンレスとチタンの2種類があります。ステンレスは耐久性が高く、価格も手頃でコストパフォーマンスに優れています。チタンは軽量性に優れていますが、価格が高めです。初心者の方には、まずはステンレス製の焚き火台をおすすめします。

4. 組み立てやすさと片付けの手間

キャンプ場での設営・撤収のしやすさも重要な要素です。パーツが少なくシンプルな構造の焚き火台ほど、組み立てや分解がスムーズに行えます。また、使用後の灰捨てや清掃のしやすさもチェックしておきましょう。特に初心者の方は、説明書なしでも直感的に組み立てられるモデルを選ぶと良いでしょう。

【軽量コンパクト重視】おすすめソロ焚き火台2選

1. ピコグリル398(Picogrill 398)

ピコグリル398の実写
スイス製の軽量焚き火台ピコグリル398。A4サイズに折りたためて重量わずか365g(本体のみ)
出典:HYAKKEI

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スイスSTC社製の超軽量焚き火台として、世界中のバックパッカーに愛用されているモデルです。本体重量わずか365g、総重量495g(串・ケース含む)とソロ焚き火台の中でも最軽量クラスを誇ります。収納時は厚さわずか1cmのA4サイズになり、バックパックにすっきり収納できる設計が秀逸です。

【スペック】

  • 組立サイズ:約38×25×25cm
  • 収納サイズ:約33.5×23.5×1cm
  • 重量:約495g(本体365g、串80g、ケース50g)
  • 素材:ステンレス鋼
  • 耐荷重:約2.5リットルの鍋まで対応
  • 参考価格:約12,700〜15,500円(税込)※正規販売店により異なる(2025年10月時点)

【メリット】

  • 圧倒的な軽さとコンパクト性でバックパック泊に最適
  • 組み立て・撤収が数秒で完了する簡単構造
  • 30〜40cmの薪もそのまま載せられる実用性
  • 付属の串で串焼き調理も楽しめる
  • スイス製の高品質な作り

【デメリット】

  • 12,700〜15,500円と価格が高め(販売店により差がある)
  • 薄いステンレス板のため長期使用で変形する可能性
  • 火床が地面に近く、必ず焚き火シートが必要
  • 人気商品のため模倣品が多く、正規販売店での購入が推奨される

YouTuberヒロシさんが使用していることで日本でも人気に火が付いた定番中の定番モデル。軽量化を最優先するバックパッカーやバイクツーリングキャンパーには間違いなくおすすめの一台です。正規販売店「Pikari outdoor-shop」での購入をおすすめします。

2. TOKYO CRAFTS マクライト2(焚火台マクライト2)

TOKYO CRAFTSマクライト2
日本ブランドTOKYO CRAFTSの人気焚き火台マクライト2。ゴトクが2段階調節可能
出典:GO OUT

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日本のキャンプギアブランド「TOKYO CRAFTS」が手がける、軽量性と実用性を高次元で両立した焚き火台です。重量794gでありながら、30〜40cmの薪も余裕で入る40×36cmの広い火床が最大の特徴。ゴトクの高さを2段階で調節できるため、焚き火調理の幅も広がります。

【スペック】

  • 組立サイズ:約40×36×32cm
  • 収納サイズ:約40×21×2.5cm
  • 重量:約794g(本体のみ)、ゴトク135g
  • 素材:ステンレス(SUS304)
  • 耐荷重:火床15kg、ゴトク7kg
  • 参考価格:約14,000円(税込)※2025年10月時点の公式サイトセール価格

【メリット】

  • 軽量ながら大きな薪を組める火床の広さ
  • ゴトクの高さを2段階調節可能で焚き火調理が快適
  • スクエア形状で複数人で焚き火を囲みやすい
  • 組み立て・撤収が簡単で初心者にも優しい
  • 日本ブランドならではの丁寧な作り込み

【デメリット】

  • 14,000円前後と価格がやや高め
  • 0.3mm厚のステンレス板のため熱による歪みが発生する
  • 風防パネルに製造上の湾曲が生じることがある
  • 軽量化のため長期使用での耐久性に不安も

人気YouTuberタナちゃんねるを運営する株式会社タナクロが立ち上げたブランドです。軽量性と火床の広さを両立したい方、日本ブランドの焚き火台を使いたい方におすすめします。

【調理・安定性重視】おすすめソロ焚き火台3選

3. ユニフレーム ファイアグリルsolo

ユニフレーム ファイアグリルsolo
新潟の老舗アウトドアメーカー、ユニフレームのファイアグリルsolo。安定感抜群
出典:東京キャンパーのブログ

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新潟の老舗アウトドア用品メーカー「ユニフレーム」が手がける定番焚き火台のソロサイズ版です。2021年に一度廃盤になりましたが、根強い人気に応えて2023年に復活を果たしました。重量900gと決して軽くはありませんが、炉・焼網・ロストルが全てステンレス製で、抜群の耐久性を誇ります。

【スペック】

  • 使用時サイズ:約29.5×29.5×18cm(網高)
  • 収納時サイズ:約21×21×5cm
  • 重量:約900g
  • 素材:炉・焼網・ロストル/ステンレス鋼、スタンド/鉄・クロームメッキ
  • 耐荷重:約5kg
  • 価格:5,500円(税込)※2025年10月時点

【メリット】

  • 5,500円という圧倒的なコストパフォーマンス
  • 焼き網・ロストル付属で炭火BBQもすぐに楽しめる
  • 安定感があり重いダッチオーブンも安心して使える
  • 創業40年を超える日本の老舗メーカーの信頼性
  • アフターサービスや部品供給の安心感

【デメリット】

  • 重量が900gとソロ用としてはやや重め
  • 収納サイズが21×21cmの正方形で嵩張る
  • 人気商品のためしばしば品薄になる
  • デザイン性では海外ブランドに劣る

5,500円という価格でありながら、老舗メーカーならではの品質の高さは折り紙付きです。初めての焚き火台として、コストパフォーマンスを重視する方に強くおすすめします。炭火でのBBQも存分に楽しめる万能モデルです。

4. 笑's コンパクト焚き火グリル B-6君

笑's B-6君焚き火台
新潟の工房「笑's」が手がけるB-6サイズの超コンパクト焚き火台
出典:エスケープ紀行

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新潟の昭和プレス工業が展開する「笑's(ショウズ)」ブランドの代表的なモデルです。B6サイズ(約18×12cm)という名前の通り、B6ノートサイズに折りたためる超コンパクト設計が特徴。ツーリングやハイキングにも気軽に携行できる500gの軽量焚き火台として、多くのソロキャンパーに愛用されています。

【スペック】

  • 組立サイズ:約21.5×12.2×16.5cm
  • 収納サイズ:約18.1×12.2×1.8cm
  • 重量:約500g
  • 素材:0.6mm厚ステンレス
  • 静止耐荷重:10kg
  • 価格:5,390円(税込)※2025年10月時点

【メリット】

  • B6サイズの超コンパクト収納でどこにでも持参可能
  • 500gの軽量設計でバックパック泊に最適
  • 専用グリルプレートやハードロストルなどオプションが豊富
  • 新潟の工房で一つ一つ丁寧に作られた日本製の高品質
  • 独特の無骨なデザインが男心をくすぐる

【デメリット】

  • 火床が小さいため30cm以上の長い薪は入らない
  • 調理に便利なグリルプレートやハードロストルは別売り
  • 小枝や小割り薪の事前準備が必要
  • 一人前の調理が限界でグループには不向き

ソロキャンプのギアをとことん軽量・コンパクトにまとめたい方に最適な焚き火台です。別売りの専用グリルプレートと組み合わせれば、ステーキなどの肉料理も美味しく焼き上げることができます。

5. TokyoCamp 焚き火台

TokyoCamp焚き火台
大阪発のブランドTokyoCampの焚き火台。コスパ抜群で初心者に人気
出典:山行こ

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大阪府箕面市に本社を置く日本のアウトドアブランド「TokyoCamp」の焚き火台です。ピコグリル398に影響を受けたデザインながら、約6,000円という手頃な価格を実現。40cmの薪がそのまま使える実用性の高さと、豊富なオプションパーツによるカスタマイズ性が魅力の人気モデルです。

【スペック】

  • 組立サイズ:約40.2×21.2×26.8cm
  • 収納サイズ:約32×22cm(厚さ4〜5cm)
  • 重量:約965g
  • 素材:ステンレス鋼
  • 耐荷重:10kg
  • メーカー希望小売価格:5,980円(税込)※実売価格は4,980円前後(2025年10月時点)

【メリット】

  • 約5,000〜6,000円という圧倒的なコストパフォーマンス
  • 40cmの薪をそのまま使えるサイズ感
  • グリルプレートやウィンドスクリーンなど豊富なオプションパーツ
  • Amazonレビューでの高評価と信頼性
  • 日本ブランドならではのサポート体制

【デメリット】

  • 約1kgの重量でバックパック泊にはやや重め
  • 本家ピコグリルと比べると質感や仕上げで劣る
  • 初期ロットでは個体差があったとの報告も
  • 人気商品のため品薄になることがある

「焚き火台デビューしたいけど予算を抑えたい」という初心者キャンパーに最適な一台です。基本的な焚き火の楽しみから、グリルプレートを使った本格的な調理まで幅広く対応できます。オプションパーツも充実しているため、経験を積みながら徐々にカスタマイズしていく楽しみもあります。

焚き火台使用時の必須アイテムと注意点

焚き火シート(スパッタシート)の重要性

焚き火台を使用する際は、必ず焚き火シート(スパッタシート)を下に敷きましょう。これは火の粉や熱から地面を保護し、キャンプ場の芝生や地面を傷めることを防ぐためです。多くのキャンプ場では焚き火シートの使用が義務付けられており、使用しない場合は焚き火を禁止されることもあります。厚手の耐熱素材でできたシートを選び、焚き火台よりも一回り大きなサイズを用意することが大切です。

火消し壺と炭の処理

焚き火や炭火の安全な後始末には火消し壺が必須アイテムです。燃え盛る薪や炭を水で消すのは危険で、また環境にも良くありません。火消し壺に入れて蓋をすることで、酸素を遮断して安全に消火できます。完全に火が消えるまでには数時間かかるため、焚き火の終了時間を逆算して早めに火消し壺に移すことが重要です。使用後の炭は、キャンプ場の指定場所に捨てるか、持ち帰りが基本マナーです。

キャンプ場のルール確認

キャンプ場によって焚き火に関するルールは大きく異なります。焚き火が全面禁止されているキャンプ場、直火は禁止だが焚き火台の使用はOKなキャンプ場、時間制限があるキャンプ場など様々です。また、風が強い日は焚き火自体が禁止される場合もあります。事前にキャンプ場の公式サイトやルールブックを確認し、不明な点は直接問い合わせることをおすすめします。ルールを守って楽しい焚き火タイムを過ごしましょう。

よくある質問(FAQ)

初めての焚き火台購入、どれを選べばいい?

予算と主な用途で決めることをおすすめします。コストパフォーマンスを重視するなら「ユニフレーム ファイアグリルsolo」(5,500円)か「TokyoCamp焚き火台」(実売4,980円前後)が最適です。軽量性を重視してバックパックキャンプを楽しみたいなら「ピコグリル398」(12,700〜15,500円)。調理も焚き火も本格的に楽しみたいなら「TOKYO CRAFTS マクライト2」(約14,000円)がおすすめです。初心者の方はまず手頃な価格のモデルから始めて、経験を積んでから上位モデルに買い替えるのも良い選択です。

ソロ用焚き火台で2〜3人でも使える?

火床が比較的広い「TOKYO CRAFTS マクライト2」や「TokyoCamp焚き火台」なら2〜3人のデュオキャンプやトリオキャンプでも対応可能です。ただし、調理においては一度に作れる量に限りがあるため、順番に調理するなどの工夫が必要になります。4人以上のグループキャンプでは、通常サイズの焚き火台(ユニフレーム ファイアグリルやスノーピーク焚火台Mなど)の方が快適に楽しめるでしょう。

焚き火台で炭火BBQはできる?

もちろん可能です。特に「ユニフレーム ファイアグリルsolo」は焼き網とロストルが標準付属しているため、購入後すぐに炭火調理を楽しめます。「笑's B-6君」も専用グリルプレート(別売り)を使用すれば、肉を美味しく焼くことができます。ピコグリル系の薄い火床を持つ焚き火台は、炭火よりも薪を使った調理の方に向いていますが、炭火調理も十分可能です。使用する炭の量や火力の調整にコツが必要になります。

焚き火台の寿命はどれくらい?

使用頻度や手入れの仕方によって大きく異なりますが、ステンレス製の焚き火台なら適切に使用すれば5〜10年以上は使い続けることができます。軽量モデル(ピコグリルやマクライトなど)は薄い板材を使用しているため、高温による歪みや若干の変形は避けられませんが、使用には全く問題ありません。重要なのは使用後の手入れです。灰をきれいに落とし、よく乾燥させてから保管することで、錆を防いで長持ちさせることができます。

焚き火シートは絶対に必要?

はい、現在はほぼ必須アイテムと考えてください。多くのキャンプ場では焚き火シート(スパッタシート)の使用がルール化されており、使用しない場合は焚き火を禁止される場合もあります。これは火の粉や高温から地面を保護し、芝生や土壌を傷めないためのマナーでもあります。環境保護の観点からも重要なアイテムですので、焚き火台を購入する際は必ず一緒に用意しましょう。サイズは焚き火台よりもひと回り大きいものを選ぶのがポイントです。

まとめ:自分のキャンプスタイルに合った一台を

ソロキャンプ用焚き火台は、携帯性・調理性・価格のバランスを考えて選ぶことがポイントです。バックパックキャンプやツーリングがメインなら軽量コンパクトなモデル、車での移動がメインなら調理しやすさを重視したモデル、初心者の方はまずコストパフォーマンスの良いモデルから始めることをおすすめします。

焚き火台は一度購入すれば長期間使い続けることができる、まさに一生もののキャンプギアです。今回ご紹介した5つのモデルはいずれも多くのキャンパーに愛用されている実績のある製品ばかりです。自分のキャンプスタイルや予算に合った最適な一台を選んで、素晴らしいソロキャンプの夜を存分に楽しんでください。炎を囲む特別な時間が、きっとあなたのキャンプライフをより豊かなものにしてくれるはずです。

※製品仕様は予告なく変更される場合があります。
※価格は変動する可能性があります。購入前に公式サイトでご確認ください。
※掲載情報は2025年10月時点のものです。