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輪行の必需品「エンド金具」とは?使い方とおすすめ便利グッズ7選

輪行の必需品「エンド金具」とは?使い方とおすすめ便利グッズ7選
エンド金具の役割から選び方、リムブレーキ・ディスクブレーキ別のおすすめ製品まで徹底解説。輪行袋やフレームカバーなど便利グッズ7選も紹介します。
目次

エンド金具とは?輪行時にフレームを守る必須アイテム

エンド金具の取り付け方法
エンド金具はこんな形状(画像はイメージです)

エンド金具とは、輪行時にホイールを外したフレームのリアエンド部分に取り付ける保護具です。ロードバイクやクロスバイクを電車で運ぶ「輪行」では、前後のホイールを外してコンパクトに収納しますが、この時にリアディレイラーやフレームが損傷するリスクがあります。

エンド金具の主な役割は以下の通りです:

  • リアディレイラーの保護:地面に接触して曲がることを防止
  • フレームエンドの変形防止:輪行袋内での圧迫から守る
  • 自転車の自立:縦型輪行袋使用時の安定性向上
  • エンド幅の維持:フレームの歪み防止

エンド金具を使わずに輪行すると、リアディレイラーが曲がってしまい、帰りの走行ができなくなる可能性があります。特にカーボンフレームの場合、エンド部分の損傷は修理が困難なため、エンド金具は「輪行の必需品」と言えるでしょう。

取り付けは簡単で、後輪を外した後にクイックリリーススルーアクスルでエンド金具を固定するだけ。慣れれば30秒程度で装着できます。※製品仕様は予告なく変更される場合があります。

エンド金具の選び方【リムブレーキ?ディスクブレーキ?】

リムブレーキとディスクブレーキの違い
左:リムブレーキ(クイックリリース)、右:ディスクブレーキ(スルーアクスル)

エンド金具を選ぶ際の最も重要なポイントは、お持ちの自転車のブレーキタイプアクスル規格を確認することです。間違った規格を選ぶと装着できないため、事前の確認が欠かせません。

リムブレーキ車の場合

リムブレーキのロードバイク・クロスバイクは、多くがクイックリリースを採用しています:

  • エンド幅:130mm(ロード)、135mm(クロス・MTB)
  • 固定方式:クイックリリースレバー
  • 対応エンド金具:130mm/135mm対応タイプ

ディスクブレーキ車の場合

ディスクブレーキ車の多くはスルーアクスルを採用:

  • 軸径:12mm(最も一般的)
  • エンド幅:142mm(ロード)、148mm(MTB・グラベル)
  • 固定方式:スルーアクスル(ネジ式)
  • 対応エンド金具:12mmスルーアクスル対応タイプ
ブレーキタイプ 主な固定方式 選ぶべきエンド金具
リムブレーキ クイックリリース 130mm/135mm対応
ディスクブレーキ 12mmスルーアクスル 12mmスルーアクスル対応

見分け方:後輪を外す際にレバーを回すタイプが「クイックリリース」、六角レンチで回すネジ状の軸が「スルーアクスル」です。購入前に必ずご自身の自転車を確認してください。

また、リアディレイラーの高さも重要な選択基準です。現行のエンド金具は高さ110mm対応で、大型のリアディレイラーにも対応していますが、古い製品では高さ不足になる場合があります。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

おすすめエンド金具2選【規格別に紹介】

オーストリッチ エンド金具 リア用 130mm【リムブレーキ・軽量重視】

オーストリッチ エンド金具 リア用 130mmのアルミ製軽量ボディ
軽量で信頼性の高いオーストリッチの定番エンド金具(リムブレーキ用)

オーストリッチ エンド金具 リア用 130mmの価格を比較する

オーストリッチ エンド金具 リア用 130mmは、輪行袋の老舗メーカーが手がけるリムブレーキ専用のエンド金具です。約1,430円(2025年11月時点)と手頃な価格ながら、アルミ製で軽量かつ耐久性に優れています。

重要な注意点:こちらはリムブレーキのロードバイク・クロスバイク専用です。ディスクブレーキ車をお使いの方は、別途「12mmスルーアクスル用エンド金具」をお選びください。

主な特徴・スペック

  • 対応エンド幅:130mm(ロードバイク標準)
  • 材質:アルミ製(軽量・錆びにくい)
  • 高さ対応:110mm(現行モデル・大型ディレイラー対応)
  • 固定方式:クイックリリース
  • 重量:約60g

現行モデルは高さ110mm対応に改良されており、Ultegra、DURA-ACEなどの大型リアディレイラーでも安心して使用できます。古いレビューには「高さが足りない」とありますが、これは旧モデルの話です。

メリット

  • 軽量で持ち運びが楽
  • アルミ製で錆びにくい
  • 定番メーカーの信頼性
  • 手頃な価格

デメリット

  • リムブレーキ専用(ディスクブレーキ不可)
  • バイクを買い替えると使えない場合がある

こんな人におすすめ:リムブレーキのロードバイクで、軽量な輪行セットを組みたい方。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

GORIX エンド金具 GX-0114【クイック/スルー両対応・万能型】

GORIX エンド金具 GX-0114の万能対応アダプターセット
クイックリリースとスルーアクスル両方に対応する万能エンド金具

GORIX エンド金具 GX-0114の価格を比較する

GORIX エンド金具 GX-0114は、クイックリリース(130/135mm)スルーアクスル(142mm)両方に対応する万能型エンド金具です。約1,999円(2025年11月時点)で、どのタイプのバイクでも使える安心感があります。

最大の特徴は規格を選ばない汎用性。リムブレーキからディスクブレーキまで幅広く対応するため、「自分のバイクがどちらか分からない」「将来バイクを買い替える予定がある」という方に最適です。

主な特徴・スペック

  • 対応規格:クイックリリース(130mm/135mm)、スルーアクスル(142mm/12mm)
  • 材質:スチール(鉄製・頑丈)
  • 付属品:各規格対応のアダプター
  • 重量:約150g(オーストリッチより重い)

メリット

  • 万能対応:リムもディスクも使える
  • バイクを買い替えても使い回せる
  • 頑丈なスチール製
  • コストパフォーマンスが良い

デメリット

  • 重い(約150g)
  • スチール製のため錆びやすい

こんな人におすすめ:少し重くても、バイクを買い替えても使い回せる万能タイプが良い方。ディスクブレーキ車や、将来の買い替えを見据えた投資として最適です。Amazon・楽天での評価も高く、直近1週間以内のレビューも多数投稿されている人気商品です。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

輪行をもっと快適に!あると便利なグッズ5選

オーストリッチ ロード220 輪行袋【定番・初心者向け】

オーストリッチ ロード220 輪行袋の収納ポケット付きデザイン
生地が厚く丈夫で破れにくい、初心者にも安心のオーストリッチ定番輪行袋

オーストリッチ ロード220 輪行袋の価格を比較する

オーストリッチ ロード220は、約10,120円(2025年11月時点)の初心者向け輪行袋です。薄手のL-100やSL-100と比べて生地が厚く丈夫なため、初心者でも破れにくく安心して使えます。

主な特徴・スペック

  • サイズ:H1,070×W830×D200mm
  • 重量:320g
  • 材質:NL70D/ARC(裏面アクリル樹脂コーティング)
  • 付属品:エンド金具(リア用130mm)、ショルダーベルト、中締ベルト、収納袋

初心者に優しい工夫:タイヤ専用の中仕切りがあるため、フレームとタイヤが直接接触せず、傷つけるリスクが軽減されます。また、底まで大きく開くファスナー設計で、収納作業が簡単です。

注意点:付属のエンド金具はリムブレーキ用(130mm)です。ディスクブレーキ車の場合は、別途「ロード220 ディスク用」(12mmスルーアクスル用エンド金具付属)をお選びください。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

R250 縦型軽量輪行袋【コスパ重視・工夫が光る】

R250 縦型軽量輪行袋のサドル位置ガイド付きデザイン
フレームカバー・スプロケットカバー付属でコスパ抜群のR250輪行袋

R250 縦型軽量輪行袋の価格を比較する

R250 縦型軽量輪行袋は、ワールドサイクルのプライベートブランド商品で、約6,600円(2025年11月時点)と高いコストパフォーマンスが魅力です。オーストリッチL-100の対抗馬として人気を集めています。

後発ならではの工夫

  • サドル位置のガイド表記:収納位置が分かりやすい
  • 使いやすいベルト:固定しやすい設計
  • 充実の付属品:フレームカバー、スプロケットカバー、輪行マニュアル付属
  • エンド金具付属:9mmクイック用(130mm/135mm対応)

他メーカーでは別売りになることが多いフレームカバーとスプロケットカバーが標準付属するのは大きな魅力。初期投資を抑えて輪行を始められます。

メリット:コストパフォーマンス抜群、充実の付属品、後発の工夫が光る使いやすさ。在庫切れになっても比較的すぐに補充される安定供給も安心材料です。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

R250 フレームカバー【フレーム保護の必需品】

R250 フレームカバーのマジックテープ式簡単装着
フレームの傷つきやすい部分を保護するフレームカバー

R250 フレームカバーの価格を比較する

R250 フレームカバーは、約770円(2025年11月時点)の低価格ながら、輪行時のフレーム保護に欠かせないアイテムです。特に高価なカーボンフレームをお使いの方には必需品と言えるでしょう。

保護のポイント

  • チェーンステー保護:スプロケットとの接触防止
  • トップチューブ保護:ハンドル・ペダルとの接触防止
  • シートステー保護:ホイールとの接触防止

輪行袋内では自転車の各パーツが複雑に接触するため、フレームカバーなしでは傷や打痕のリスクが高まります。特に電車の揺れや他の乗客との接触で、思わぬダメージを受ける可能性があります。

使い方:マジックテープで簡単に巻き付けるだけ。洗濯可能なので、汚れても清潔に保てます。1枚あたり数百円の投資で、数十万円のフレームを守れるコストパフォーマンスの高さは魅力的です。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

MARUTO スプロケットカバー RS-S570【ギア・ローター保護】

MARUTO スプロケットカバー RS-S570の伸縮性素材とパイル裏地
スプロケットとディスクローターを同時に保護する兼用カバー

MARUTO スプロケットカバー RS-S570の価格を比較する

MARUTO スプロケットカバー RS-S570は、約1,320円(2025年11月時点)で、スプロケットとディスクローターを同時に保護する兼用カバーです。輪行袋を内側から突き破らないための必須級アイテムとして、多くのサイクリストに愛用されています。

主な特徴・仕様

  • 対応スプロケット:最大34T
  • 対応ローター:最大203mm
  • 材質:ポリエステル/ウレタン(裏生地にパイル使用)
  • カラー:シルバー

重要性:スプロケットの鋭い歯は、輪行袋を内側から破く原因となります。特に薄手の輪行袋の場合、スプロケットカバーなしでは破損のリスクが非常に高いです。

伸縮性の高いゴム素材を使用し、ロード・MTBの各スプロケットに対応。裏生地にパイル(起毛素材)を使用することで、フレームを傷つけません。

ディスクブレーキ対応:ディスクローター最大203mmまで対応するため、MTBやグラベルバイクでも安心です。ロングセラーの定番保護材として、品質の信頼性も高く評価されています。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

結束バンド・タイラップ【固定の補助に】

輪行用結束バンドの再利用可能な面ファスナータイプ
ホイールとフレームの固定に便利な結束バンド類

輪行用結束バンドの価格を比較する

結束バンド・タイラップは、約300〜800円(2025年11月時点)で購入でき、輪行時のホイール固定に非常に便利です。輪行袋付属の中締めベルトとは別に、補助的な固定として活用します。

輪行での活用方法

  • ホイール固定:フレームにしっかりと固定
  • ペダル固定:外したペダルが動かないように
  • ケーブル整理:ブレーキ・シフトケーブルをまとめる
  • 小物固定:工具類の固定

おすすめタイプ

  • 再利用可能バンド:繰り返し使える経済的なタイプ
  • 面ファスナータイプ:着脱が簡単、フレームを傷つけない
  • ゴムバンド with フック:りんりんバンドなど専用品

100均の結束バンドでも十分実用的ですが、輪行専用に設計された製品はフレームを傷つけない工夫適切な長さ・強度が考慮されています。

使い分けのコツ:駅での分解・組み立て時間を短縮するため、できるだけ再利用可能なタイプを選ぶのがおすすめです。使い捨てタイラップは非常時の予備として携行しましょう。※価格・仕様は変更される場合があります。購入前に販売サイトでご確認ください。

輪行時の持ち物チェックリスト

輪行に必要な道具一式
輪行に必要な道具を事前にチェックして忘れ物を防止

輪行を成功させるために、事前の準備と持ち物確認は欠かせません。現地で「工具を忘れた」「エンド金具がない」となると、輪行自体ができなくなってしまいます。

最低限必要なもの(必需品)

  • 輪行袋:自転車が確実に収まるサイズ
  • エンド金具(リア用・フロント用):規格を事前確認
  • 六角レンチセット:4mm、5mm、6mm(ハンドル・ペダル用)
  • ペダルレンチ:15mm(ペダル着脱用)
  • フレームカバー:傷防止用
  • スプロケットカバー:輪行袋保護用

あると便利なもの(推奨品)

  • 結束バンド・タイラップ:補助固定用
  • 軍手・薄手グローブ:作業用・汚れ防止
  • ウェットティッシュ:手・バイクの清拭用
  • 新聞紙・梱包材:追加保護用
  • ビニール袋:汚れた工具・部品入れ
  • マルチツール:緊急時の調整用

工具類(メンテナンス用)

  • チェーンオイル:小容量タイプ
  • パンク修理キット:チューブ・パッチ・ポンプ
  • タイヤレバー:2〜3本セット
  • 予備チューブ:1〜2本
カテゴリー アイテム 重要度 備考
輪行袋 輪行袋本体 必須 サイズ確認必須
エンド金具 リア用エンド金具 必須 規格要確認
工具 六角レンチセット 必須 4,5,6mm
工具 ペダルレンチ 必須 15mm
保護材 フレームカバー 推奨 傷防止
保護材 スプロケットカバー 推奨 袋保護

準備のコツ:初回輪行前には、必ず自宅で一度分解・組み立ての練習をしておきましょう。駅のホームで慌てることがないよう、手順と必要な工具を把握しておくことが重要です。

よくある質問(FAQ)

エンド金具は前輪にも必要ですか?

フロント用エンド金具も使用することをおすすめします。前輪を外したフォークエンドは変形しやすく、特にカーボンフォークの場合は損傷リスクが高いためです。リア用ほど必須ではありませんが、安全性向上のために装着する方が良いでしょう。価格も1,000円程度と手頃です。

ディスクブレーキ用のエンド金具はどう選ぶ?

ディスクブレーキ車の多くは12mmスルーアクスルを採用しています。まず自分の自転車の軸径(12mmが一般的)とエンド幅(142mmがロード、148mmがMTB・グラベル)を確認してください。GORIX GX-0114のような万能型なら、複数規格に対応するため安心です。

輪行袋に入れたまま電車に乗れますか?

JR・私鉄各社では、専用袋に完全収納されていれば自転車の持ち込みが可能です。ただし、車両混雑時は避ける他の乗客に配慮するなど、マナーを守ることが重要です。袋から一部でもはみ出していると持ち込み不可となる場合があります。

結束バンドは使い捨てですか?

再利用可能タイプがおすすめです。使い捨てのタイラップは駅でゴミが出てしまうため、環境面でも経済面でも面ファスナータイプマジックテープ式の方が実用的です。緊急時の予備として使い捨てタイラップを数本携行する程度で十分でしょう。

まとめ:エンド金具で安心輪行を始めよう

輪行で新しい場所へ出発
エンド金具があれば、愛車を安全に運んで遠方のサイクリングを楽しめる

エンド金具は輪行時のフレーム・リアディレイラー保護において、まさに「縁の下の力持ち」的な存在です。小さなアイテムですが、愛車の安全を左右する重要な役割を担っています。

エンド金具選びのポイント(再確認)

  • リムブレーキ車:オーストリッチ 130mm(軽量・定番)
  • ディスクブレーキ車・万能型:GORIX GX-0114(両規格対応)
  • 規格不明・将来対応:GORIX GX-0114(安全な選択)

今回紹介した7つのアイテムがあれば、初心者でも安心して輪行を始められます:

  1. エンド金具:フレーム保護の要
  2. 輪行袋:バイクを安全に運ぶ
  3. フレームカバー:傷から守る
  4. スプロケットカバー:袋を保護
  5. 結束バンド:しっかり固定

初回輪行前には、必ず自宅で分解・収納の練習をしておきましょう。慣れれば10〜15分で作業できるようになり、遠方のサイクリングロードや観光地へのアクセスが格段に広がります。

輪行のメリットを最大限活かすためにも、適切なエンド金具選びから始めてみてください。安全で快適な輪行ライフが、きっとあなたのサイクリングの幅を大きく広げてくれるはずです。

※掲載情報は2025年11月時点のものです。価格・仕様は予告なく変更される場合があります。購入前に各販売サイト・公式サイトでご確認ください。