ノースフェイスのザックが選ばれる理由
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)は、1966年にアメリカで創業された世界的なアウトドアブランドです。半世紀以上にわたって培ってきた登山用ザックの技術力は、現在でも多くのアウトドア愛好家から信頼を得ています。
同ブランドのザックが選ばれる最大の理由は、耐久性・機能性・デザイン性の三拍子が揃っていることです。過酷な山岳環境で使用される登山用ザックで培われた技術は、日常使いのデイパックにも活かされており、長期間の使用に耐える丈夫な作りと、使い勝手の良い機能性を実現しています。
また、幅広いラインナップも魅力の一つです。通勤通学に使える20L台のビジネス向けモデルから、本格的な縦走登山に対応する50L以上の大型ザックまで、用途に応じた最適なモデルを選ぶことができます。シンプルで洗練されたデザインは、アウトドアシーンだけでなく、都市部でのタウンユースにも自然に溶け込みます。
ザック選びの3つのポイント
容量で選ぶ:用途別の目安
ザック選びで最も重要なのが容量です。用途に応じた適切な容量を選ぶことで、快適で効率的な使用が可能になります。
20L未満は、短時間のハイキングや日常使いに最適です。必要最小限の荷物を持ち歩く際に重宝します。20〜30Lは最も汎用性が高く、日帰り登山、通勤通学、1〜2泊の小旅行まで幅広く対応できます。30L以上は、山小屋泊やテント泊の登山、または荷物が多い大容量派の方におすすめです。
用途で選ぶ:シーン別の最適モデル
使用シーンによって求められる機能は異なります。タウンユースでは防水性とPC収納機能が重要で、雨の日の通勤や電子機器の安全な持ち運びが求められます。
登山・ハイキングでは、長時間の背負い心地、通気性、レインカバーの有無が重要なポイントとなります。ビジネスシーンでは、スマートなデザインと書類の整理しやすさが重視されます。
背負い心地と機能性で選ぶ
ノースフェイスの特徴的な技術として、スパインチャンネル構造があります。これは背骨のラインに合わせてクリアランスを保つ構造で、背骨への負担を軽減します。
フレックスベントテクノロジーを採用したショルダーハーネスは、体の動きに合わせて柔軟にフィットします。荷物へのアクセス方法も重要で、パネルローディング(前面が大きく開く)とトップローディング(上部から入れる)の違いを理解して選びましょう。
【タウンユース】日常使いにおすすめのザック3選
BCヒューズボックス2(30L)|防水性抜群の大人気モデル
ノースフェイス BCヒューズボックス2 NM82255の価格を比較する
BCヒューズボックス2(品番:NM82255)は、ノースフェイスの代表的なロングセラーモデルで、容量30Lという使い勝手の良いサイズが特徴です。価格は約22,000円(2025年11月時点)と、この性能帯では手頃な設定となっています。
メイン素材には1000デニールリサイクルポリエステルにTPEファブリックラミネートを施した高強度の生地を採用。濡れや汚れに強く、重い荷物でも安心して使用できる耐摩耗性を誇ります。内部には15インチまでのPCが収納できるパッド付きスリーブを装備し、取り外し可能なインナーオーガナイザーで小物の整理も簡単です。
型崩れしにくいボックス形状と大きな開口部により、荷物の出し入れが容易。サイドのフラップ付きポケットやフロントのデイジーチェーンなど、使いやすさを追求した機能が満載です。重量は約1,080gで、通勤通学から週末のアウトドアまで幅広く活躍します。
シャトルデイパック(24L)|ビジネスシーンに最適
ノースフェイス シャトルデイパック NM82329の価格を比較する
シャトルデイパック(品番:NM82329)は、容量24Lのビジネス向けデイパックです。価格は約28,600円(2025年11月時点)と、機能性を考慮すればコストパフォーマンスに優れています。
素材には1050デニールリサイクルコーデュラバリスティックナイロンを使用し、高い強度と軽量性を両立。最大の特徴は止水ファスナーを装備していることで、雨の日の通勤でも内部の書類や電子機器をしっかりと保護します。
内部には15インチまでのPCやタブレット、書類を収納しやすい専用コンパートメントと蛇腹式オーガナイザーを装備。成型バックパネルと立体的なショルダーハーネスにより、荷物が重くなっても快適な背負い心地が持続します。ウィーラー用のスリットも配備されており、出張時のキャリーケースとの組み合わせも便利です。シンプルで洗練されたデザインは、スーツスタイルにも自然にマッチします。
ホットショット(27L)|オールラウンドな定番モデル
ノースフェイス ホットショット NM72302の価格を比較する
ホットショット(品番:NM72302)は、容量27Lでバランスの取れた中型サイズが特徴の定番モデルです。価格は約22,770円(2025年11月時点)で、高機能ながら手の届きやすい価格設定となっています。
最大の特徴はスパインチャンネル構造で、背骨のラインに合わせてクリアランスを保つことで背骨への負担を軽減します。ショルダーハーネスにはフレックスベントテクノロジーを採用し、テクニカルパックで培った技術により優れたフィット感を実現しています。
メインコンパートメントはパネルローディングタイプで大きく開閉し、荷物の出し入れが簡単。15インチまでのPC専用スリーブとハイドレーション用のスリーブポケットも装備しています。メイン生地と補強生地の両方にリサイクル素材を採用し、環境保護にも配慮。男女問わず人気の高い定番モデルで、アウトドアでも日常でも使いやすい多機能なデザインです。
【アウトドア】登山・ハイキングにおすすめのザック3選
テルス25(26L)|日帰り登山の入門モデル
ノースフェイス テルス25 NM62369の価格を比較する
テルス25(品番:NM62369)は、容量26Lで日帰りハイキングから山小屋泊(食事付き)まで対応するパネルローディング型のトレッキングパックです。価格は約22,000円(2025年11月時点)、重量は約910gと軽量で、登山入門者にも扱いやすい設計となっています。
進化を続けるテルスシリーズの最新技術として、EVAフォームとメッシュで構成した背面パネルを装備。成形ショルダーと組み合わせることで、通気性とフィット感を大幅に向上させました。軽量化にも取り組みながら耐久性とのバランスを保ち、エントリーからベテランまで使いやすいスタンダードなバックパックとして完成しています。
フロントにはファスナー付きのダブルポケットを設け、その裏側にレインカバーを内蔵。両サイドには大容量のドロップポケットを装備し、ハイドレーション対応や各種コンプレッション機能など、ユーザーの利便性を追求しています。取り外し可能なヒップベルトにより、用途に応じたカスタマイズが可能です。
テルス35(35L)|山小屋泊対応の中型パック
ノースフェイス テルス35 NM62368の価格を比較する
テルス35(品番:NM62368)は、日帰りから小屋泊まで対応するテルスシリーズの中型トレッキングパックです。容量はM/35L、WM/33L、L/37Lとサイズ展開が豊富で、価格は約25,850円(2025年11月時点)。Mサイズの重量は約1,310gとなっています。
テルス25の機能をベースに、より本格的な登山に対応する機能を追加。ウエストハーネスは左右一体型になり、荷重バランスの安定性に貢献します。本体へのアクセスは、従来のトップローディング式に加え、雨蓋を操作せずに内部へアクセス可能な縦型サイドファスナーを採用し、利便性が大幅に向上しました。
雨蓋の容量も大きくし、レインカバー内蔵の専用ポケットを設置。両サイドとフロントには大容量のドロップポケットを装備し、ハイドレーション対応やコンプレッション機能など、登山者の利便性を追求した開発が行われています。山小屋1〜2泊の登山に最適な容量と機能を備えています。
ビッグショット(33L)|タウンと山を両立する大容量モデル
ノースフェイス ビッグショット NM72301の価格を比較する
ビッグショット(品番:NM72301)は、容量33Lの大容量デイパックで、価格は約24,200円(2025年11月時点)です。ホットショットの大容量版として位置づけられ、同様の高機能を備えながらより多くの荷物を収納できます。
定番人気商品のクラシカルなデザインを継承し、素材強度と機能面を充実させた多機能モデル。17インチまでのPC専用スリーブを装備し、ハイドレーション用のスリーブポケットも付属します。スパインチャンネル構造とフレックスベントテクノロジーにより、大容量でありながら快適な背負い心地を実現しています。
パネルローディングタイプの大きく開くメインコンパートメントにより、荷物の整理と取り出しが簡単。部活動で荷物が多い学生、1〜2泊の旅行、軽登山まで幅広い用途に対応します。街でも山でも使える汎用性の高さが最大の魅力で、一つのザックで多様なシーンに対応したい方におすすめです。
【番外編】こんな人にはこのザックもおすすめ
ボルダーデイパック(24L)|ガジェット収納に優れたデジタル派向け
ノースフェイス ボルダーデイパック NM72356の価格を比較する
ボルダーデイパック(品番:NM72356)は、容量24Lでデバイスやガジェット、アクセサリーなどを収納できる日常生活での利便性を追求した高機能デイパックです。価格は約19,800円(2025年11月時点)と、この性能帯では非常にコストパフォーマンスに優れています。
最大の特徴はフロントにパッド入りのガジェットスリーブを内蔵していることで、タブレットやモバイルバッテリー、カメラなどの電子機器を安全に持ち運べます。本体内部には13インチまでのPCやタブレット、A4サイズまでのドキュメントファイルなどが収納できる蛇腹式のスリーブを装備しています。
自立するボックス型にデザインすることで、内部へのアクセスと収納物の出し入れをスムーズに実現。左サイドには貴重品の収納に便利なジッパー付きの隠しポケットを設置し、セキュリティ面にも配慮しています。素材は軽量で高強度の600デニールリサイクルポリエステルを使用した環境配慮型の製品で、デジタルガジェットを多く持ち歩く現代のライフスタイルに最適化されています。
よくある質問(FAQ)
ノースフェイスのザックは登山初心者でも使える?
はい、テルス25やテルス35は登山入門者向けに設計されています。背負い心地が良く、必要な機能が揃っているため、初めての登山にも最適です。特にテルス25は軽量で扱いやすく、日帰りハイキングから始める方におすすめします。
容量はどのくらいを選べばいい?
日帰り登山・日常使いなら20〜30L、山小屋1泊なら30〜40L、テント泊なら50L以上が目安です。用途に応じて選びましょう。迷った場合は、27〜30L程度の中間サイズが汎用性が高くおすすめです。
雨の日の使用は大丈夫?
BCヒューズボックス2やシャトルデイパックは防水性の高い素材を使用しています。登山用モデルのテルス25・35にはレインカバーが内蔵されており、急な雨でも安心して使用できます。
男女兼用で使える?
ほとんどのモデルがユニセックスデザインとなっており、男女問わず使用できます。テルス35にはWM(女性向け)サイズもあり、女性の体型に合わせた設計となっています。
価格帯はどのくらい?
約19,800円〜28,600円の価格帯となっています。高機能で耐久性が高く、長く使えるためコストパフォーマンスは良好です。機能と品質を考慮すれば、適正価格と言えるでしょう。
まとめ:用途に合わせて最適なザックを選ぼう
ノースフェイスのザックは、用途に応じた豊富なラインナップが魅力です。それぞれのモデルには明確な特徴があり、自分のライフスタイルに合わせて最適な一品を選ぶことができます。
【日常使い重視なら】
・BCヒューズボックス2:防水性と収納力のバランスが秀逸
・シャトルデイパック:ビジネスシーンに最適化された機能性
・ホットショット:アウトドアからタウンまで対応するバランス型
【登山・ハイキング重視なら】
・テルス25:日帰り登山の入門に最適
・テルス35:山小屋泊にも対応する本格仕様
・ビッグショット:街でも山でも使える大容量モデル
【ガジェット派なら】
・ボルダーデイパック:電子機器の収納に特化した現代仕様
自分の用途に合ったモデルを選んで、快適なアウトドアライフを楽しみましょう。半世紀以上の歴史を持つノースフェイスのザックなら、きっと長年にわたって信頼できるパートナーとなるはずです。
※製品仕様は予告なく変更される場合があります
※価格は変動する可能性があります。購入前に公式サイトまたは販売サイトでご確認ください
※掲載情報は2025年11月時点のものです