アウトドアの醍醐味といえば大自然の中でのキャンプですが、汗をかいた後に温泉でさっぱりできたら最高ですよね。関東エリアには、場内に温泉を併設したキャンプ場から、徒歩圏内や車で10分程度で温泉にアクセスできる便利なキャンプ場まで、数多くの魅力的な施設があります。今回は、温泉との距離別に関東のおすすめキャンプ場を10箇所厳選してご紹介します。場内に温泉がある6箇所、徒歩圏内にある2箇所、車で10分圏内にある2箇所に分けて、それぞれの特徴やアクセス方法を詳しく解説していきます。
関東で温泉が楽しめるキャンプ場の魅力
出典:スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場
温泉とキャンプを組み合わせることで得られるメリットは数多くあります。まず、設営や撤収作業で汗をかいても、すぐに温泉で汗を流せるのは大きな魅力です。特にファミリーキャンプでは、子どもたちが川遊びや虫取りで泥だらけになっても、温泉があれば安心してアウトドア体験を楽しませることができます。
また、秋冬のキャンプシーズンでも温泉があることで快適性が格段に向上します。寒い季節のキャンプでは体が冷えがちですが、温泉で体を温めることで一日中アクティブに過ごすことが可能です。夜間の冷え込みが厳しい時期でも、就寝前に温泉に入ることで体がしっかりと温まり、ぐっすりと眠ることができます。さらに温泉施設にはシャワーや洗面設備も整っているため、キャンプ初心者や女性キャンパーにとっても利用しやすい環境が整っています。
【場内に温泉あり】関東のおすすめキャンプ場6選
出典:湯島オートキャンプ場公式サイト
スプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場(埼玉県)
埼玉県秩父市にあるスプラッシュガーデン秩父オートキャンプ場は、場内に日帰り温泉施設「梵の湯」を併設した人気のキャンプ場です。関越道花園ICから約40分とアクセスも良好で、都心からの日帰りキャンプにも最適です。
キャンプ場は荒川河川敷に面した約7,000坪の広大な芝生サイトが自慢で、開放感抜群の環境でゆったりとキャンプを楽しめます。併設の「梵の湯」には露天風呂もあり、秩父の四季折々の景色を眺めながら温泉に浸かることができます。また、ドッグランも完備されているため、愛犬と一緒のキャンプにもおすすめです。バンガローも12棟用意されており、テント泊に不安のあるキャンプ初心者でも安心して利用できる施設です。
湯島オートキャンプ場(群馬県・猿ヶ京温泉)
群馬県利根郡みなかみ町の猿ヶ京温泉にある湯島オートキャンプ場は、関越道月夜野ICから約25分の好アクセスが魅力のキャンプ場です。標高約600mの立地で、夏でも涼しく過ごすことができます。
場内には源泉掛け流しの露天風呂「まんてん星の湯」があり、赤谷の森の雄大な自然に囲まれながら本格的な温泉を楽しめます。キャンプ場のすぐそばを流れる赤谷川では川遊びや渓流釣りが楽しめ、場内の釣り堀でマス釣り体験も可能です。夜には満天の星空が広がり、天体観測にも最適な環境が整っています。AC電源付きサイトやフリーサイトなど、ニーズに応じたサイト選択ができるのも嬉しいポイントです。
鬼怒川温泉オートキャンプ場(栃木県)
栃木県日光市にある鬼怒川温泉オートキャンプ場は、日光宇都宮道路今市ICから約25分、鬼怒川温泉街の近くに位置するキャンプ場です。日光国立公園内の鬼怒川渓流沿いという絶好のロケーションが自慢です。
場内には源泉温泉「上滝乃湯」があり、男湯・女湯ともに室内浴槽と露天風呂を完備しています。露天風呂からは渓流の眺めを楽しみながらゆっくりと温泉に浸かることができます。釣り堀も併設されており、獲れたての魚をその場で調理して味わうことも可能です。鬼怒川温泉街にも近いため、周辺の観光スポットへのアクセスも良好で、キャンプと観光を組み合わせた旅行プランにも最適な立地条件を備えています。
大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ(茨城県)
茨城県大子町にある大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラは、常磐道那珂ICから約50分、奥久慈の豊かな自然に囲まれた標高約180mのキャンプ場です。JAC(日本オートキャンプ協会)から5つ星認定を受けた高規格キャンプ場として知られています。
場内の温泉施設「ふれあいの湯」は、芒硝泉という無色透明のなめらかな泉質が特徴で、露天風呂からは星空を眺めることができます。日本庭園を模した露天風呂では、四季折々の風景を楽しみながらのんびりと入浴できます。隣接する大子広域公園には温水プールやアスレチック、グラウンドなどの施設が整っており、子ども連れのファミリーキャンプには特におすすめです。キャビンやトレーラーハウスも完備されており、様々なスタイルでのキャンプが楽しめます。
【徒歩圏内に温泉あり】関東のおすすめキャンプ場2選
出典:CAMP HACK
キャンプラビット(栃木県)
栃木県那須町にあるキャンプラビットは、東北道那須ICから約20分、標高約650mの那須高原に位置する林間キャンプ場です。全150サイトが全て林間にあり、自然の地形を活かした設計が特徴的です。
場内には30分単位で利用できる貸切露天風呂があり、家族でゆっくりと温泉を楽しむことができます。沸かし湯ではありますが、その情緒ある雰囲気は高級旅館さながらの贅沢感を演出します。キャンプ場内には自然の沢が流れており、夏場の川遊びや季節によってはホタル観賞も楽しめます。必要最小限の照明で満天の星空を観察できる環境が整っており、都市部では見ることのできない美しい星空に出会えることでしょう。那須高原の涼しい気候で、夏でも快適にキャンプを楽しめます。
千石台オートキャンプ場(千葉県)
千葉県君津市にある千石台オートキャンプ場は、館山道君津ICから約30分、県立養老渓谷奥清澄自然公園内に位置する自然豊かなキャンプ場です。小規模ながらもアットホームな雰囲気が魅力で、家族連れやカップル、ソロキャンパーに人気があります。
場内には天然温泉の大浴場「白岩の湯」が完備されており、キャンプ利用者は1日何度でも入浴可能です。また、徒歩5分の場所には「白岩館」もあり、岩でできた露天風呂や食事も楽しめます。養老渓谷の清流沿いに位置しているため、川遊びや渓流釣りも存分に楽しむことができます。都心からのアクセスも良好で、週末の気軽なキャンプ旅行にも最適な立地条件を備えています。
【徒歩圏内に温泉あり】関東のおすすめキャンプ場2選
出典:ぷらっとキャンプ
緑の休暇村 青根キャンプ場(神奈川県)
神奈川県相模原市にある緑の休暇村 青根キャンプ場は、圏央道相模原ICから約30分、道志川沿いに位置する自然派キャンプ場です。予約不要のフリーサイト制を採用しており、思い立ったらすぐにキャンプに出かけることができる気軽さが魅力です。
キャンプ場に隣接する天然温泉施設「いやしの湯」までは徒歩ですぐの距離にあり、檜風呂・岩風呂・露天風呂の3つの浴槽を楽しめます。温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉で、疲労回復に効果があるとされています。道志川での川遊びや渓流釣りも楽しめ、特に夏場は川の冷たい水が気持ちよく、子どもたちに大人気です。キャンプ場は小規模ながらもアットホームな雰囲気で、リピーターの多い隠れた名所として親しまれています。
水府竜の里公園キャンプ場(茨城県)
茨城県常陸太田市にある水府竜の里公園キャンプ場は、常磐道那珂ICから約40分、山間の静かな環境に位置するキャンプ場です。約26,000㎡の園内には24区画のオートサイトと15区画のフリーサイトが設けられています。
キャンプ場から徒歩5分の場所には温浴施設「竜っちゃん乃湯」があり、キャンプ利用者には温泉券も付いてくるお得な料金設定が魅力です。近隣には竜神大吊橋や竜神峡があり、100mのバンジージャンプやカヌー体験なども楽しめます。キャンプサイトは静かで落ち着いた雰囲気があり、日常の喧騒を忘れてのんびりと過ごすことができます。料金がリーズナブルなのも嬉しいポイントで、コストを抑えてキャンプと温泉の両方を楽しみたい方におすすめです。
【車で10分圏内に温泉あり】関東のおすすめキャンプ場2選
出典:QuickChange Flier
芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ(神奈川県)
神奈川県箱根町にある芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラは、御殿場ICから約30分、芦ノ湖畔という絶好のロケーションに位置するキャンプ場です。標高約723mの高原にあるため、夏でも涼しく快適に過ごせます。
キャンプ場から車で3分の場所にある「箱根高原ホテル」では日帰り入浴が可能な源泉掛け流し温泉があり、2種類の源泉を大浴場と露天風呂で楽しめます。周辺には箱根の名湯が数多くあり、温泉巡りも楽しめます。芦ノ湖での遊覧船や箱根神社参拝など、観光スポットへのアクセスも抜群で、キャンプと観光を両立させたい方には理想的な立地です。テントサイトからは芦ノ湖の美しい景色を眺めることができ、都心では味わえない贅沢な時間を過ごせます。
北軽井沢スウィートグラス(群馬県)
群馬県長野原町にある北軽井沢スウィートグラスは、上信越道碓氷軽井沢ICから約50分、標高約1,100mの浅間山麓に位置する日本トップクラスの高規格キャンプ場です。1年を通じて営業しており、四季それぞれの魅力を楽しめます。
キャンプ場周辺には複数の温泉施設があり、車で10〜15分程度で良質な温泉を楽しむことができます。浅間山の豊かな自然環境を背景に、森や小川を配した美しいサイト設計が特徴です。コテージやキャビンなどの宿泊施設も充実しており、様々なスタイルでのアウトドア体験が可能です。冬季は雪中キャンプも楽しめ、雪景色の中での焚き火や星空観賞は格別な思い出となることでしょう。レンタル品や食材の準備も充実しており、手ぶらでも本格的なキャンプを満喫できます。
まとめ:関東で温泉とキャンプの両方を満喫しよう
出典:芦ノ湖キャンプ村公式サイト
今回ご紹介した関東の温泉が楽しめるキャンプ場10選は、それぞれ異なる魅力を持っています。場内に温泉がある6箇所は移動の手間がなく、特に小さな子ども連れや荷物を軽くしたい方におすすめです。徒歩圏内の2箇所は散歩がてら温泉に向かう楽しみがあり、車で10分圏内の2箇所は複数の温泉施設から選択できる自由度があります。
春から秋にかけてはファミリーキャンプに、冬季は温泉で体を温めながらの寒期キャンプにと、季節に応じた楽しみ方ができるのも温泉付きキャンプ場の大きな魅力です。次回のキャンプ計画を立てる際は、ぜひ今回ご紹介したキャンプ場を参考にして、温泉とアウトドアの両方を満喫する贅沢な時間をお過ごしください。
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よくある質問
関東で場内に温泉があるキャンプ場はどこですか?
スプラッシュガーデン秩父、湯島オートキャンプ場、鬼怒川温泉オートキャンプ場、大子広域公園グリンヴィラ、キャンプラビット、千石台オートキャンプ場の6箇所が場内に温泉・入浴施設を併設しています。天然温泉から貸切露天風呂まで、それぞれ特徴があり、キャンプと同時に入浴を楽しむことができます。
初心者におすすめの温泉付きキャンプ場は?
大子広域公園グリンヴィラや鬼怒川温泉オートキャンプ場は設備が充実した高規格キャンプ場で、レンタル品も豊富なため初心者におすすめです。温泉施設も本格的で、キャンプに慣れていない方でも安心してご利用いただけます。
温泉付きキャンプ場の利用料金の目安は?
オートサイトで4,000円〜8,000円程度が相場です。温泉入浴料は別途500円〜800円程度かかる施設が多いですが、キャンプ利用者向けの割引料金を設定している施設もあります。事前に各キャンプ場の料金体系をご確認ください。