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【CB缶vsOD缶】キャンプ用バーナー徹底比較!SOTO・イワタニ・プリムス 人気モデルの選び方

CB缶とOD缶、SOTO、イワタニ、プリムスなど人気ブランドのバーナーを徹底比較。初心者キャンパーが失敗しないための選び方と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
目次

CB缶とOD缶:初心者キャンパーが知るべき基本

キャンプバーナーと燃料缶
CB缶とOD缶、それぞれに対応したバーナーでキャンプの調理スタイルが大きく変わります。
出典:Unsplash

キャンプ用バーナーを選ぶ際に最も重要なのは、CB缶とOD缶の違いを理解することです。CB缶(カセットボンベ缶)は家庭用カセットコンロと同じ燃料で、コンビニエンスストアやスーパーで手軽に購入できます。一方、OD缶(アウトドア缶)は登山・アウトドア専用の燃料で、アウトドアショップでの購入が必要です。

CB缶の特徴は、入手性の高さとコストの安さです。価格は販売店やセット数で変動しますが比較的安価で、全国どこでも補充が可能です。ただし、低温環境では火力が落ちやすく、冬季キャンプでは注意が必要です。

OD缶の特徴は、高い火力と低温耐性です。山岳地帯や寒冷地でも安定した燃焼を維持できますが、CB缶に比べて価格が高く、入手場所が限られるデメリットがあります。

CB缶バーナーの代表格:SOTO(ソト)の安定性とカスタム性

SOTO ST-310バーナー
SOTOのレギュレーターストーブシリーズは、CB缶バーナーの定番として多くのキャンパーに愛用されています。
出典:SOTO Outdoors

新富士バーナー株式会社のSOTOブランドは、CB缶バーナーの分野で圧倒的な人気を誇ります。独自のマイクロレギュレーター技術により、CB缶でありながらOD缶並みの安定性を実現しています。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310

SOTO ST-310 詳細画像
CB缶を使用しながらも低温に強いマイクロレギュレーター搭載。安定した火力で人気。
出典:Amazon
項目 仕様
使用燃料 CB缶
最大出力 2.9kW (2,500kcal/h)
重量 約330g
使用時間 約1.5時間(CB缶1本)
特徴 マイクロレギュレーター搭載

SOTO ST-310は、安価なCB缶を使いながらも、ドロップダウン現象を防ぐ高い安定性が魅力です。カスタマイズパーツも豊富で、遮熱板やウインドスクリーンなどを追加することで、より快適な調理環境を構築できます。

SOTO ウインドマスター SOD-310

SOTO ウインドマスター
OD缶対応のウインドマスターは、風に強い独特のバーナーヘッド設計が特徴的です。
出典:SOTO Outdoors
項目 仕様
使用燃料 OD缶
最大出力 約3.26kW(約2,800kcal/h)
重量 約67g
収納サイズ 47×51×88mm
特徴 すり鉢状バーナーヘッド

SOD-310は、すり鉢状のバーナーヘッドにより風に対する耐性が非常に高く、山岳地帯での使用に適しています。軽量コンパクトで、登山やバックパッキングに最適なモデルです。

圧倒的コスパと汎用性:イワタニ(Iwatani)のジュニアコンパクトバーナー

イワタニ ジュニアバーナー
イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、手頃な価格でキャンプを始めたい初心者に最適です。
出典:eBay

岩谷産業株式会社のイワタニブランドは、家庭用カセットコンロの老舗メーカーとして培った技術をアウトドア分野に応用しています。特に価格面でのメリットが大きく、初心者キャンパーの最初の一台として人気があります。

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB

CB-JCB 詳細画像
コンパクトな設計ながら十分な火力を持ち、価格の手頃さで多くの支持を集めています。
出典:eBay
項目 仕様
使用燃料 CB缶
最大出力 2.7kW (2,300kcal/h)
重量 約274g
使用時間 約120分(CB缶1本)
価格帯 3,000円前後

CB-JCBは、3,000円程度という手頃な価格でありながら、実用的な火力と安定性を備えています。重量も274gと軽量で、ソロキャンプやツーリングキャンプに適しています。ただし、レギュレーター機能は搭載されていないため、低温時の使用には注意が必要です。

ハイパワーと軽量性:PRIMUS(プリムス)のOD缶バーナー

PRIMUS バーナー
スウェーデン発のプリムスは、1世紀以上にわたって培われた燃焼技術で高い信頼性を誇ります。
出典:Amazon

PRIMUS(プリムス)は、1892年創業のスウェーデンの老舗アウトドアブランドです。長年にわたって蓄積された燃焼技術により、高い火力と信頼性を実現しており、プロの登山家やアウトドア愛好家から高い評価を受けています。

PRIMUS P-153 ウルトラバーナー

P-153 ウルトラバーナー
軽量ながら高出力を実現するP-153は、登山からキャンプまで幅広く対応できます。
出典:eBay
項目 仕様
使用燃料 OD缶
最大出力 4.2kW (3,600kcal/h)
重量 約116g
収納サイズ 75×88×30mm
特徴 X字ゴトク、風防一体型

P-153は、116gという軽量性4.2kWの高出力を両立したハイパフォーマンスモデルです。X字型のゴトクにより安定性が高く、大きめのクッカーでも安心して使用できます。

PRIMUS 2243バーナー

PRIMUS 2243バーナー
一体型デザインで安定性と使いやすさを重視した2243バーナーは、ファミリーキャンプにも適しています。
出典:Amazon
項目 仕様
使用燃料 OD缶
最大出力 4.2kW (3,600kcal/h)
重量 約253g
タイプ 一体型
特徴 低重心設計、大型ゴトク

2243バーナーは、一体型デザインにより低重心で安定性が高く、大きなクッカーや鍋を使用する際に適しています。ホース接続を要しない直付けのため、取り回しが容易です。

CB缶とOD缶の主要モデル比較表

バーナー比較表イメージ
各メーカーのバーナーを性能面で比較することで、自分に最適なモデルが見えてきます。
出典:Unsplash
メーカー モデル 燃料 出力 重量 価格帯 特徴
SOTO ST-310 CB缶 2.9kW 330g 6,000円 レギュレーター搭載
SOTO SOD-310 OD缶 約3.26kW 67g 8,000円 超軽量・風に強い
イワタニ CB-JCB CB缶 2.7kW 274g 3,000円 高コスパ
PRIMUS P-153 OD缶 4.2kW 116g 9,000円 軽量高出力
PRIMUS 2243 OD缶 4.2kW 253g 12,000円 一体型・安定性重視

この比較表から、CB缶バーナーは価格と燃料入手性に優れ、OD缶バーナーは性能と軽量性に優れることが分かります。初心者には燃料調達の手軽さからCB缶バーナーがおすすめです。

まとめ|あなたのキャンプスタイルに合ったバーナー選び

キャンプでの調理風景
最適なバーナー選びで、キャンプでの調理時間がより楽しく快適になります。
出典:Unsplash

初心者キャンパーへの推奨

  • まずはCB缶バーナーから始める
  • SOTOのST-310またはイワタニのCB-JCBが最適
  • 慣れてきたらOD缶バーナーへステップアップ

キャンプスタイルによって最適なバーナーは変わります。オートキャンプファミリーキャンプでは、燃料調達の手軽さを重視してCB缶バーナーがおすすめです。一方、登山バックパッキングでは、軽量性と低温性能を重視してOD缶バーナーが適しています。

予算を重視するならイワタニのCB-JCB、安定性とカスタマイズ性を求めるならSOTOのST-310、高性能を追求するならPRIMUSのP-153を検討してください。

よくある質問(FAQ)

CB缶とOD缶はどちらが初心者におすすめですか?

初心者にはCB缶バーナーをおすすめします。燃料がコンビニやスーパーで手軽に購入でき、価格も安価です。特にSOTOのST-310やイワタニのCB-JCBは、安定した性能で初心者でも扱いやすいモデルです。

冬キャンプではどのバーナーが適していますか?

冬季キャンプでは低温性能に優れるOD缶バーナーが適しています。CB缶バーナーを使用する場合は、SOTOのST-310のようにマイクロレギュレーター搭載モデルを選び、燃料缶を保温するなどの対策が必要です。

バーナーの出力はどのくらいあれば十分ですか?

一般的なキャンプ調理には2.5kW以上あれば十分です。ソロキャンプなら2.7kW程度、ファミリーキャンプや大きなクッカーを使う場合は3kW以上の出力があると快適に調理できます。

バーナーのメンテナンスは必要ですか?

基本的なメンテナンスとして、使用後の清掃と乾燥が重要です。ゴトクやバーナーヘッドに付着した汚れを除去し、完全に乾燥させてから保管してください。定期的な点検で安全に長期間使用できます。