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冬でも快適!電源付き&温泉併設キャンプ場5選【関東】

寒さが苦手でも大丈夫!関東の電源付きサイトと温泉併設キャンプ場を厳選紹介。初心者やファミリーも安心して冬キャンプを楽しめる施設情報を詳しく解説。
目次

はじめに - 冬キャンプの魅力と快適さの重要性

冬キャンプの焚き火風景
雪景色の中で暖かな焚き火を囲む冬キャンプの醍醐味
出典:Pexels

冬のキャンプには独特の魅力があります。澄んだ空気、美しい雪景色、そして焚き火の暖かさがより一層心に響く季節です。しかし、寒さや設備の不安から冬キャンプを敬遠される方も多いのではないでしょうか。

特に初心者キャンパーやファミリー層、快適さを重視するカップルにとって、冬の厳しい環境は大きなハードルとなります。テント内の暖房、夜中の寒さ対策、子どもたちが風邪を引かないかという心配など、様々な不安要素があります。

そこで注目したいのが「電源付きサイト」と「温泉併設」のキャンプ場です。電源があることで電気毛布やヒーターが使用でき、温泉があることで体の芯から温まることができます。これらの設備が整ったキャンプ場なら、冬でも安心して快適なアウトドア体験を楽しむことができるでしょう。

電源付きサイトと温泉併設キャンプ場の選び方

電源付きキャンプサイト
電源ボックスが設置されたオートキャンプサイトの様子
出典:ガルビィプラス

選び方のポイント

  • 電源容量の確認:1000W以上あれば電気毛布やヒーターが安心して使用可能
  • 温泉の営業時間:夜遅くまで入浴できるか、朝風呂が可能かをチェック
  • 冬季営業期間:12月~2月も営業しているか事前確認が必要
  • アクセスの良さ:雪道運転に不安がある場合は幹線道路からの距離を考慮
  • 売店・レンタル充実度:防寒用品や薪の調達が現地でできるか

関東エリアには多くのキャンプ場がありますが、電源付きサイトと温泉を併設し、なおかつ冬季営業を行っている施設は限られています。標高が高すぎると雪の影響で道路状況が悪化する可能性もあるため、アクセスの良さも重要な選択基準となります。

冬キャンプの注意点
気温が氷点下になる可能性があるため、水道管の凍結防止や結露対策も必要です。また、暖房器具使用時の一酸化炭素中毒にも十分注意しましょう。

1. FACTLAND(ファクトランド)キャンプ場(栃木県)

ファクトランド全景
那須高原の自然に囲まれた電源付きオートキャンプサイト
出典:なっぷ

⚠️ 冬季営業について:1月上旬から2月下旬まで冬季休業となりますので、ご注意ください。

所在地:栃木県那須町
標高:約700m
アクセス:東北自動車道・那須ICより約15分

栃木県那須町に位置するFACTLAND(ファクトランド)キャンプ場は、標高約700mの那須山麓に広がる自然豊かなキャンプ場です。那須ハイランドパーク公式キャンプ場として、入園無料券付き(5名様/1泊)の特典があります。全サイトにAC電源が完備されており、冬キャンプに必須な電気毛布やヒーターが安心して使用できます。営業期間は3月から12月までのシーズン営業となっており、冬季は休業となりますが、春から初冬にかけては快適なキャンプが楽しめます。

温泉施設については、隣接する「TOWAピュアコテージ」の天然温泉かけ流し露天風呂と大浴場を利用できます。営業時間は10:00~17:00(季節により変動)で、キャンプ場利用者は特別料金で入浴可能です。那須連山を望む露天風呂で、アウトドアの疲れを癒すことができるでしょう。

2. 清里丘の公園オートキャンプ場(山梨県)

清里丘の公園キャンプ場
八ヶ岳の麓に広がる清里高原のオートキャンプ場
出典:清里丘の公園公式サイト

⚠️ 冬季営業について:1月5日から2月27日まで冬季休業予定。営業期間は3月1日~1月3日(予定)となります。

所在地:山梨県北杜市高根町清里
標高:約1000m
アクセス:中央自動車道・須玉ICより約25分

山梨県北杜市高根町清里に位置する清里丘の公園オートキャンプ場は、標高約1000mの八ヶ岳南麓にある高原リゾートです。キャンプサイトは計63区画あり、そのうち26区画が電源付きサイト(AC100V・15A)となっています。山の傾斜を利用した林間サイトで、各サイトから八ヶ岳の雄大な景色を望むことができます。標高が高いため夏は涼しく、12月までは雪景色も楽しめる環境です。

場内には源泉かけ流しの天然温泉「清里天然温泉」があり、露天風呂からは八ヶ岳の絶景を一望できます。営業時間は10:00~21:00で、キャンプ場利用者は割引料金で入浴可能です。また、温水プールやテニスコート、ドッグランなども併設されており、家族連れには特に人気の施設となっています。3月から営業開始するため、春から初冬にかけて快適なキャンプが楽しめます。

3. フォレストサンズ長瀞(埼玉県)

フォレストサンズ長瀞
秩父の自然に囲まれた高規格キャンプリゾート
出典:フォレストサンズ長瀞公式サイト

✅ 通年営業:冬季も営業しており、一年中キャンプを楽しめます。

所在地:埼玉県秩父郡長瀞町
標高:約200m
アクセス:関越自動車道・花園ICより約30分、秩父鉄道・野上駅より徒歩15分

埼玉県秩父郡長瀞町に位置するフォレストサンズ長瀞は、荒川沿いの自然豊かな環境にあるアメリカンスタイルのキャンプ場です。関越自動車道花園ICから約30分、秩父鉄道野上駅から徒歩15分とアクセスも良好で、通年営業により冬キャンプも楽しめます。こちらのキャンプ場の特徴は、トラベルトレーラーやコテージなどの宿泊施設が充実していることです。テントサイトは計17区画で、すべてのサイトにAC電源(15A・1500W・2コンセント)が完備されています。アメリカから直輸入した本格的なトラベルトレーラーは冬でも快適に過ごせる設計で、初心者にも安心です。

温泉については、皆野町にある「秩父温泉」(車で約10分)を利用できます。電話番号0494-62-3026、営業時間は10:00~21:00となっており、トレーラーハウス・コテージ宿泊者は割引料金で入浴可能です。秩父の山々に囲まれた温泉で、冬の寒さで冷えた体を芯から温めることができます。

4. 北軽井沢スウィートグラス(群馬県)

北軽井沢スウィートグラス
浅間山麓の森林に囲まれた人気キャンプ場
出典:北軽井沢スウィートグラス公式サイト

✅ 通年営業:冬季も営業しており、雪中キャンプが楽しめます。ただし、一部施設は冬季クローズとなります。

所在地:群馬県嬬恋村
標高:約1100m
アクセス:上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより約50分

群馬県嬬恋村に位置する北軽井沢スウィートグラスは、標高約1100mの浅間山北麓にある日本屈指の高規格キャンプ場です。軽井沢の喧騒から離れた静寂な森の中で通年営業を行っています。キャンプサイトは多種多様で、電源付きサイトからツリーハウス、コテージまで様々な宿泊スタイルが選択できます。電源付きサイトは15Aの電源(コンセント2つ)が完備されており、冬キャンプでも電気毛布やヒーターが安心して使用できます。場内には薪が使い放題のエリアもあり、焚き火好きには特に人気です。

温泉施設については、場内に「薪焚きの湯」があり、第1サニタリー内で利用可能です(冬季は一部のみ営業)。また、キャンプ場から車で3分の「バラギ温泉 鬼押乃湯」、車で15分の「つつじの湯」も利用できます。特に「バラギ温泉」は浅間山を望む露天風呂が自慢で、営業時間は6:00~9:00と15:00~23:00となっています。標高の高さから冬は-15℃以下になることもありますが、温泉で温まった後の満天の星空は格別です。

5. キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(栃木県)

キャンプアンドキャビンズ
ファミリーに人気の那須高原にある高規格キャンプ場
出典:キャンプ・アンド・キャビンズ公式サイト

⚠️ 冬季営業について:1月中旬から3月初旬まで冬季休業となりますので、ご注意ください。

所在地:栃木県那須郡那須町
標高:約400m
アクセス:東北自動車道・那須ICより約20分

栃木県那須郡那須町に位置するキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原は、標高約400mの那須高原にあるファミリー向けの高規格キャンプ場です。「こどもにきゃんぷ!」をコンセプトとした家族連れに特化した施設です。キャンプサイトは計50区画すべてにAC電源(15A)が完備されており、12月まで電気毛布やヒーターが安心して使用できます。また、冬季営業期間中にはホットカーペットのレンタルサービスもあり、テント内を快適に保つことができます。子ども向けの遊具や設備が充実しており、露天風呂付きキャビンなども人気です。

温泉については、キャンプ場から車で5~30分圏内に複数の日帰り温泉があります。特に「源泉那須山」は週末お得な前売券がキャンプ場売店で販売されており、硫黄泉の効能で疲れを癒すことができます。その他にも「那須温泉 鹿の湯」「弁天温泉」など歴史ある温泉地が点在しており、温泉巡りも楽しめます。12月までの営業となるため、秋から初冬にかけてのキャンプがおすすめです。

冬キャンプを成功させるコツ

冬キャンプの防寒グッズ
冬キャンプを快適にする必須アイテムの数々
出典:Outside Online

電源付きサイトを活用した防寒対策

  • 電気毛布の活用:消費電力50W程度で一晩中温かく過ごせます
  • 電気ストーブの使用:テント内では1000W以下の製品を選びましょう
  • 電気ケトル:温かい飲み物をいつでも作れて体温維持に効果的
  • 延長コード:防水仕様で10m以上の長さがあると便利

温泉利用のタイミング

チェックイン直後と就寝前の2回入浴することで、体を十分に温めることができます。特に就寝前の入浴は、体の芯から温まった状態で眠りにつくことができるため、夜中の寒さ対策に非常に効果的です。

冬キャンプを成功させるためには、事前の準備と適切な装備選びが重要です。電源付きサイトを利用する場合でも、停電や機器の故障に備えて予備の暖房手段(使い捨てカイロ、湯たんぽなど)を準備しておくことをおすすめします。

また、結露対策も重要なポイントです。テント内で暖房器具を使用すると結露が発生しやすくなるため、適度な換気を心がけ、吸湿材の使用も検討しましょう。寝袋は冬用の羽毛製品を選び、マットは断熱性の高いものを2枚重ねで使用すると効果的です。

安全第一で楽しい冬キャンプを!
暖房器具使用時は一酸化炭素中毒に注意し、テント内での火器使用は避けましょう。

よくある質問(FAQ)

キャンプ場の案内施設
利用者に分かりやすい案内が充実したキャンプ場管理棟
出典:ATS Japan

冬キャンプ初心者でも電源付きサイトなら安全ですか?

電源付きサイトでも基本的な冬キャンプの知識と装備は必要です。電気毛布や小型ヒーターが使用できるため、テント泊のハードルは下がりますが、結露対策や適切な換気、一酸化炭素中毒の予防など、安全に関する知識は必須です。初回は経験者と一緒に行くか、キャビン泊から始めることをおすすめします。

温泉併設キャンプ場の入浴料金はどの程度かかりますか?

キャンプ場併設の温泉は一般的に大人500円~800円程度です。キャンプ場利用者向けの割引があることが多く、通常料金より200円~300円安くなります。一部のキャンプ場では宿泊料金に温泉利用料が含まれている場合もあります。事前に確認しておくと予算を立てやすくなります。

電源サイトの電気容量が足りない場合はどうすればいいですか?

一般的な電源サイトは15A(1500W)または20A(2000W)対応です。電気毛布(50W)、LEDランタン(10W)、スマホ充電器(10W)程度なら問題ありませんが、ドライヤー(1200W)や電気ストーブ(1000W)を同時使用するとブレーカーが落ちる可能性があります。使用機器の消費電力を事前に確認し、優先順位を決めて使用しましょう。

冬季営業していないキャンプ場も多いと聞きましたが、なぜですか?

水道管の凍結リスク、暖房設備の維持費、利用者数の減少などが主な理由です。特に標高の高いキャンプ場では積雪により道路状況が悪化し、安全な運営が困難になります。また、温泉併設や電源付きサイトがあるキャンプ場は設備維持費がかかるため、冬季営業を行う施設は限られています。事前に営業状況を確認することが重要です。