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電動自転車で快適ツーリング|旅行・輪行におすすめモデル

パナソニック XM1
電動自転車で快適なツーリング旅行を楽しもう!輪行できる軽量モデルや、荷物積載に適したスポーツeバイクを価格帯別に紹介。趣味サイクリスト向けおすすめガイドです。
目次
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電動自転車でサイクリング旅行はできる?メリットと注意点

電動アシスト自転車でも、十分にサイクリング旅行を楽しむことは可能です。特に最近はバッテリー性能や車体設計が進化し、長距離ツーリング向けに設計された「eバイク」も増えています。ただし、普通のロードバイクやクロスバイクでの旅行とは違うポイントもあるため、メリットと注意点を整理しておきましょう。

電動自転車でサイクリング旅行するメリット

最大のメリットは、何と言っても体力的な負担が大幅に軽減されることです。長い登り坂や向かい風でもモーターアシストのおかげでペダルが軽く、初心者でも無理なく長距離を走ることができます。特に標高差のあるコースや、何日間か連続で走る旅では、体力を温存できるのは大きなアドバンテージです。

また、疲れにくいので観光地巡りや寄り道も楽しみやすく、グルメや景色を満喫する余裕が生まれます。体力差が出やすいグループ旅行でも、電動アシストがあれば、経験者と初心者が同じペースで走れるのも嬉しいポイントです。

最近では、ツーリング仕様の電動自転車も登場しており、荷物を積むためのキャリアやパニアバッグ対応モデルも選べるため、自転車旅行に適した装備も充実しています。

旅行で使う場合の注意点

一方で、電動自転車には特有の注意点もあります。まず第一にバッテリーの航続距離です。
モデルによりますが、フル充電で走れる距離は60km〜150km程度が一般的。平地中心のサイクリングなら余裕がありますが、登りが多いルートや重い荷物を積んだ場合は航続距離が短くなりやすいので注意が必要です。

長距離旅行を計画する場合は、途中で充電できる場所を確保するか、予備バッテリーを持つことも検討しましょう。宿泊先に充電設備があるか事前に確認しておくと安心です。

また、車体が重いことも意識しておきたいポイントです。電動アシスト機能がオフになった状態(例えばバッテリー切れ)で走ると、通常のクロスバイクやロードバイクよりも重く、負担が大きくなります。バッテリー管理は慎重に行いましょう。

さらに、輪行(電車移動)を考える場合、普通のスポーツバイクよりも車体サイズや重量が大きくなるため、持ち運びに工夫が必要です。輪行に適した軽量モデルや、折りたたみ式のeバイクを選ぶとスムーズです。

電動アシスト自転車を使えば、体力的なハードルがぐっと下がり、誰でも気軽にサイクリング旅行を楽しめるようになります。ただし、バッテリー残量と重量という独自のポイントに注意し、ルートや宿泊先選びを工夫することが、快適な旅のカギになります。

旅先でも快適なサイクリング

輪行できる電動自転車とは?選び方と注意点

「輪行」とは、自転車を専用の袋に入れて公共交通機関(電車やバス)で運ぶことを指します。通常のロードバイクやクロスバイクであれば比較的簡単に輪行できますが、電動アシスト自転車となると事情が少し変わってきます。ここでは、輪行しやすい電動自転車の特徴と、選び方のポイントを詳しく解説します。

輪行に向いている電動自転車の条件

まず押さえておきたいのは、車体重量です。
一般的な電動アシスト自転車は20kg前後の重さがあり、輪行時に担いで移動するにはかなりの負担になります。輪行向きとされるのは、15kg以下(できれば12kg前後)の軽量モデルです。特にカーボンフレームや軽量アルミを採用したeバイクは、持ち運びやすく輪行に適しています。

次に重要なのが、フレーム形状と着脱のしやすさ
折りたたみ機能付きの電動自転車(フォールディングeバイク)なら、コンパクトに収納できて持ち運びも楽になります。折りたたみ機構がない場合でも、前後輪が簡単に脱着できる「クイックリリース」仕様なら、輪行袋に収めやすいです。

さらに、バッテリーの着脱が簡単かも重要です。
バッテリーを外すと重量が2〜3kg軽くなり、輪行中の取り回しがかなり楽になります。外したバッテリーは別に持ち運べるため、車体全体のバランスも良くなります。

輪行時の注意点

電動アシスト自転車を輪行する際には、通常の自転車以上に注意が必要です。
まず、輪行袋のサイズ確認を忘れずに行いましょう。一般的な輪行袋はロードバイク向けに設計されているため、電動自転車だとサイズが合わないことがあります。購入前に、自転車のホイールサイズ(例:20インチ、700Cなど)と輪行袋の対応サイズをチェックしておきましょう。

また、駅構内や電車内での移動は、車体の大きさと重さにより周囲への配慮がより一層求められます。持ち上げる際は慎重に、移動ルートもできるだけエレベーターを使うなど、無理のないプランを考えておくと安心です。

さらに、バッテリーの充電管理も忘れてはいけません。輪行で遠征した先でいきなりバッテリー切れ…ということにならないよう、出発前には必ずフル充電し、念のため充電器も携行しておくと安心です。

おすすめは「小径+軽量タイプ」

輪行を前提にするなら、20インチ前後の小径ホイール+軽量フレームのeバイクがおすすめです。たとえばBESV、ターン(Tern)、ブロンプトン系の折りたたみ電動モデルなどが人気です。コンパクトにまとまり、持ち運びのストレスが少ないため、輪行旅との相性が抜群です。

逆に、一般的な街乗り用電動自転車(通称「ママチャリ型」)は重くて大きいため、輪行には不向きです。長距離移動を考えるなら、できるだけ専用設計されたスポーツタイプを選びましょう。

輪行で行動範囲が広がる
輪行で行動範囲は広がる

【15万円以内】コスパ重視!趣味サイクリング向け電動自転車

電動アシスト自転車も今や選択肢が広がり、15万円以内でも趣味サイクリングにしっかり使えるモデルが揃っています。この価格帯なら、走行性能やデザインにもこだわった一台を選ぶことが可能です。ここでは、サイクリング旅行や日帰りツーリングにもおすすめのコスパモデルを紹介します。

15万円以内モデルの特徴

15万円以内の電動アシスト自転車は、街乗り兼用+軽めのサイクリングに適した仕様が中心です。
バッテリー容量は標準的で、1回の充電でおおよそ40〜80km走行できるモデルが多く、日帰りサイクリングには十分なスペック。デザインもスポーティーなものが増え、カジュアルな旅スタイルにマッチします。

ただし、ロングツーリング(100km超)を目指す場合は、予備バッテリーの用意や途中充電計画が必要になります。

ヤマハ PAS CITY-C

参考価格:145,200円(税込)

コンパクトな20インチホイールを採用した、街乗り&サイクリング向きの軽快な電動アシスト自転車。モーター制御が自然で、アシスト感に違和感がなく、長距離でも疲れにくい設計です。バッテリー容量は12.3Ahで、フル充電で約50km〜70kmの走行が可能。重量は21.0kgと軽量級ではないものの、日常使いから日帰りポタリングまで幅広く対応します。シンプルながら上品なデザインも魅力。

パナソニック ベロスター・ミニ

参考価格:123,000円(税込)

パナソニックの小径eバイクシリーズ「ベロスター・ミニ」は、輪行も考えたいサイクリストにぴったり。20インチホイールに加え、フレームサイズもコンパクトなので、輪行袋にも収めやすい設計になっています。バッテリー容量は8.0Ahと控えめですが、エコモードで約50km走行可能。重量も約21kgと、電動自転車としては比較的軽め。街中ポタリングやショートツーリングにおすすめです。

BESV JF1(型落ちモデル)

参考価格:セール時 約150,000円(税込)

BESVのスポーツeバイク「JF1」は、定価だと25万円前後ですが、型落ちモデルやセール品なら15万円前後で入手可能。カーボンフォーク採用で振動吸収性が高く、走行感はまるで高級クロスバイクのよう。バッテリー容量は252Whで、最長100km超のロングライドもカバー可能です。車体重量も約17kgと軽量クラスで、輪行も現実的に可能です。

15万円以内モデルを選ぶときの注意点

この価格帯になると、街乗り特化型か、スポーツタイプ寄りかでキャラクターが大きく分かれます。
もし「輪行して遠征したい」「ツーリング重視」なら、小径モデルか軽量スポーツeバイクを選ぶのがおすすめです。

また、バッテリー容量や走行モードによって走れる距離が変わるため、自分が想定する1日の走行距離をあらかじめイメージしておきましょう。予備バッテリーや、充電できるスポットのチェックも忘れずに!

【中価格帯】快適性能◎ 旅行・ツーリングに最適なモデル

15万円を超える中価格帯(15万〜30万円前後)の電動アシスト自転車になると、旅行や長距離サイクリングに本格対応できるスペックを備えたモデルが増えてきます。このクラスでは、バッテリー性能、車体設計、走行感などあらゆる面でワンランク上。サイクリング旅を快適に楽しみたい人には特におすすめです。

中価格帯モデルの特徴

この価格帯になると、航続距離は80km〜150kmとロングライド対応のモデルが主流になります。
車体もクロスバイク型やグラベルロード型などスポーティーな設計が多く、ペダリングも自然。バッテリーやモーターが目立たないスマートなデザインも魅力です。

また、パニアバッグ対応のリアキャリアが装備されているモデルもあり、荷物を積んでのツーリングも本格的に楽しめます。

ターン(Tern) Vektron S10

参考価格:約297,000円(税込)
※定価は43万前後ですが、実売は安くなってるみたいです。

ターンの折りたたみeバイク「Vektron S10」は、旅行・輪行に最適な一台。20インチホイールながら、剛性感の高い設計と、Bosch製モーターによるパワフルなアシストで、長距離走行も快適です。折りたたみもスムーズで、輪行袋に収めて遠征先でサイクリングを楽しむスタイルにぴったり。重量は22kgほどですが、車体バランスが良く押し歩きも比較的楽にこなせます。

パナソニック XM1

参考価格:約290,000円(税込)

パナソニックのオフロード対応eバイク「XM1」は、MTBベースながら舗装路での走行性能も高く、アウトドアツーリング向き。バッテリー容量は大きく、エコモードなら最大約100kmのロングライドが可能。フロントサスペンション付きで、多少の未舗装路も安心して走れます。荷物を積むリアキャリアも後付け可能なので、キャンプツーリングなどにも対応できる懐の深さが魅力です。

BESV PSF1

参考価格:約275,000円(税込)

スタイリッシュな折りたたみeバイクとして人気のBESV PSF1。アルミフレームに20インチホイールを組み合わせたコンパクト設計で、簡単に折りたたみが可能なため、輪行にも非常に適しています。
バッテリー容量は252Whで、エコモード使用時には最長90kmのロングライドもカバー可能。重量は約18.3kgと、電動アシストモデルとしては比較的軽量クラスに収まっています。
折りたたみ時のサイズもコンパクトで、電車輪行や車載にも便利。サスペンション付きで街乗りからロングツーリングまで幅広く対応でき、特に旅スタイルのサイクリストから高い人気を集めています。

中価格帯モデルを選ぶときの注意点

このクラスはバランスの取れたモデルが多い反面、使用目的に合わせた選び方が重要です。
例えば、旅行先での輪行を考えるなら小径&軽量型を、ロングツーリングメインなら航続距離重視型を選ぶのがコツです。

また、中価格帯でもバッテリー充電環境を整えることは重要。ホテルや宿泊先で充電できるか、出発前に確認しておくと安心です。

【高級モデル】軽量&高性能!本格派向けeバイクおすすめ

30万円を超える高級電動アシスト自転車は、もはや「趣味」と「実用」を極めた一台。ロードバイク並みに軽く、アシストの自然さや航続距離も圧倒的です。走る楽しさを追求したいサイクリストや、旅を本格的に楽しみたい人にとって、理想の相棒となるでしょう。

高級モデルの特徴

この価格帯になると、フレーム素材にカーボン高品質アルミが使われ、車体重量は驚異の15kg前後に抑えられています。
また、アシスト制御も非常に滑らかで、「まるで自分の脚力が強くなったかのような自然なアシスト感」が味わえます。

バッテリー性能も抜群で、一充電で100km超えは当たり前。さらに、ドライブユニット(モーター部分)も最新鋭の軽量コンパクトなものが採用され、外観も非常にスタイリッシュです。

スペシャライズド Turbo Vado SL 4.0

参考価格:約330,000円(税込)

スポーツバイク界の巨人スペシャライズドが手掛ける、超軽量eバイク。フル装備でも重量わずか約14.9kgという驚異の軽さを誇ります。航続距離はエコモードで最大約130kmと超ロングレンジ。ロードバイクに近い走行フィーリングで、アシストの入り方も自然そのもの。荷物積載にも対応し、サイクルツーリングから日常使いまで万能な一台です。
輪行も出来ないわけではないですが、結構大変です…

ターン(Tern) HSD P9

参考価格:約427,900円(税込)

小径ホイールで高い積載力を誇る、ターンのツーリング向き電動アシストバイク。リアキャリアには最大60kgまで荷物を積載でき、サイドバッグやキャリーバッグを組み合わせれば、キャンプツーリングも余裕。Bosch製のパワフルなモーターで、登り坂も楽々クリアできます。重量は約26kgとやや重めですが、頑丈な設計と安定感の高さで、長距離走行にも安心して挑める一台です。輪行には向かないものの、自走ツーリングには抜群の頼もしさを発揮します。

BESV JR1

参考価格:約328,000円(税込)

スタイリッシュなデザインで人気のBESVから、ロードバイクスタイルの軽量eバイクが登場。カーボンフォーク採用で振動吸収性が高く、重量は16kg台と非常に軽量です。電動アシストのON/OFFを意識させない自然な走行感が魅力で、ロングライドにも適した設計。航続距離は最大115km。スポーツサイクリングとツーリングのどちらも楽しみたい人におすすめです。

高級モデルを選ぶときの注意点

高級eバイクは軽量・高性能ですが、そのぶん価格が高額になるため、しっかり用途を考えて選びましょう。
特に「輪行」する場合、軽量とはいえ10kg台後半でも持ち運びには体力が必要です。輪行袋やアクセサリーも含めた総重量を意識すると現実的な選択ができます。

また、高性能ゆえに盗難リスクも高まります。防犯対策(強力なロックや保険加入)も併せて検討しておくと安心です。

まとめ|電動自転車で快適サイクリング旅へ出かけよう

電動アシスト自転車は、趣味サイクリングや自転車旅行のハードルをぐっと下げてくれる素晴らしいアイテムです。近年はモデルの選択肢も広がり、10万円台の手頃なものから、軽量・高性能な本格eバイクまで、自分のスタイルに合わせた一台を選べる時代になりました。

特に、輪行(電車移動)を考えている場合は、重量や折りたたみ機構、バッテリー着脱のしやすさなどを重視して選ぶと、旅がぐっと快適になります。
また、バッテリーの航続距離と充電環境の確保は、長距離サイクリングを成功させるカギとなります。

今回紹介したモデルを参考に、自分にぴったりの電動自転車を見つけて、快適なサイクリング旅に出かけてみてください!