自転車キャンプに最適なテントの選び方
自転車キャンプでは、限られた積載スペースと重量制限の中で、いかに快適なキャンプギアを選ぶかが重要です。特にテントは最もかさばり重さも出やすい装備のため、選び方次第でツーリング全体の楽しさや疲労感が大きく変わります。ここでは自転車キャンプ向けテントを選ぶ際の重要ポイントを見ていきましょう。
軽量性が最優先!荷物を減らす工夫
自転車キャンプでは、1gでも軽い装備が求められます。特にUL(ウルトラライト)志向の人は、テントの重量が1〜1.5kg以内かを目安に選びましょう。軽量化のためにポールを短くできるモデルや、フライシートを省略するタープ型なども選択肢です。ただし、軽くする分だけ耐久性や快適性が犠牲になる場合もあるので、自分のキャンプスタイルとバランスを取りましょう。
防水・耐風性能は安心のカギ
どんなに軽くても、防水性や耐風性が低ければ意味がありません。特に自転車旅では急な雨や風を避けられないことも多く、耐水圧1500mm以上のフライシートが目安です。シーム処理や撥水加工の仕上げも重要なので、製品スペックをしっかり確認して選びましょう。
設営の簡単さは時間と疲労を節約
走行後に疲れた体で複雑なテント設営をするのは大変です。自立式でポールを通すだけの簡単設営モデルや、ワンタッチ設営タイプは初心者におすすめです。慣れれば軽量な非自立式(ペグダウン式)でも問題ありませんが、設営地の条件(ペグが刺さるか、スペースが十分か)も事前に考慮しておきましょう。
価格帯の目安とコスパの考え方
軽量・高機能なテントは3万円以上が一般的ですが、エントリーモデルなら1〜2万円台でも十分な性能があります。あくまで重要なのは 「価格と性能のバランス」。登山兼用なら投資価値がありますし、自転車旅行だけなら設営簡単&コスパ重視で選ぶのもアリです。用途に応じた賢い選択を心がけましょう。

登山兼用できる!UL系軽量テントおすすめ5選
登山と自転車キャンプの両方で使えるUL(ウルトラライト)系テントは、軽さ・携帯性・耐久性を兼ね備えています。特に登山用に設計されたモデルは、自転車積載でも圧倒的に有利。ここではAmazon・楽天などで購入できる現行モデルを中心に、価格感の目安もあわせて5つ厳選しました。
アライテント|SLソロ
2024年6月10日発売。アライテント SLソロは、日本の登山用テント専門ブランド「アライテント」が手掛ける超軽量・コンパクトな1人用ダブルウォールテントです。わずか1.1kgという驚きの軽さで、ソロ登山や縦走、バイクパッキングにも最適。必要最小限のスペースと優れた耐久性を備えており、軽量化を極めたい登山者や自転車旅人に高い人気を誇ります。
アライテントといえば「エアライズ」が鉄板ですが、こちらのSLソロは更に軽いモデルになります。
特徴まとめ
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重量約1.1kg:超軽量設計で、UL(ウルトラライト)装備を目指す人に最適。
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コンパクト収納:収納サイズ30×15cmと非常に小さく、ザックや自転車バッグにも収まりやすい。
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高い耐風性・耐水性:山岳用として必要な耐久性能をしっかり確保。
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シンプル設計:シングルウォール+フロア一体型で、設営・撤収が簡単。
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日本製の安心感:長年の実績を持つアライテント製だから信頼性◎。
おすすめ用途
ソロ登山、縦走、バイクパッキング、自転車ツーリング、ULハイキングなど、徹底した軽量化とコンパクトさを重視するソロユーザーにおすすめです。
価格(税込み)
63,800円(2025年5月時点・公式価格)
▶ 詳細・購入はこちら(アライテント公式)
https://arai-tent.co.jp/lineup/tent/sl.html
▶ 詳細レビューはこちら(ヤマケイオンライン)
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=3202
エスパース|ソロ アルティメイト
エスパース ソロ アルティメイトは、ヘリテイジが手掛ける超軽量・高耐久な山岳用1人用テントです。わずか900gという軽さ(フライ・本体・ポール込み)は、UL志向の登山者にとって理想的。シングルウォール構造で設営もスムーズ、強風や雨にも耐えうる性能を備えており、ソロ縦走やアルパインクライミングなど、厳しい環境下で活躍します。
特徴まとめ
重量約900g:業界最軽量クラスで、UL装備の登山者に人気。
コンパクト収納:収納サイズ30×12cmと驚異的な小ささ。
高強度素材:新開発の超軽量リップストップナイロン採用。
シングルウォール構造:設営が簡単、素早い撤収も可能。
優れた耐久性・耐風性:厳しい山岳環境に対応。
おすすめ用途
UL登山、縦走、アルパインクライミング、ファストパッキング、バイクパッキングなど、極限まで装備を軽量化したいソロ冒険者におすすめです。
価格(税込み)
64,350円(2025年5月時点・公式価格)
▶ 詳細・購入はこちら(ヘリテイジ公式)
https://heritage.co.jp/Espace/SoloUltimate.html
モンベル|ステラリッジ テント1
モンベル ステラリッジ テント1は、国内の登山者に長年支持されてきた軽量・高耐久の山岳用ソロテントです。単体ではシングルウォール仕様(メッシュなしの夏向け)ですが、別売りのレインフライを追加することでダブルウォール仕様にアップグレード可能。ソロ縦走やアルパインクライミング、雪山登山など多様な環境に対応する万能モデルです。
おすすめ用途
ソロ登山、縦走、アルパインクライミング、雪山登山、ファストパッキングなど、軽量性・耐久性・汎用性を重視し、状況に応じてシングル/ダブルウォールを切り替えたい方に最適です。
本体(単体)
商品名:ステラリッジ テント1 本体
重量:本体+ポール 約970g(スタッフバッグ含む総重量 約1,020g)
特徴:
・軽量&コンパクト収納(約φ13×27cm)
・通気性重視の単体利用は夏の縦走向き
・別売りフライを組み合わせることで高い耐風・耐雨性能を発揮価格(税込):35,200円
▶ 詳細・購入はこちら(モンベル公式)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122648
レインフライ(別売り)
商品名:ステラリッジ テント1 レインフライ
重量:240g
特徴:
・高い耐水圧(1,500mm)と耐風性能を備える専用フライ
・フライ+本体のダブルウォール構造でオールシーズン対応
・カラーは視認性が高いイエロー価格(税込):17,700円
▶ 詳細・購入はこちら(モンベル公式)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122653
Zpacks|Duplex Lite Tent
Zpacks Duplex Lite Tentは、ウルトラライト(UL)志向のバックパッカーやハイカーに絶大な人気を誇る超軽量2人用ダブルウォールテントです。重量は驚異の539g(ペグ・ポール別売)で、ソロ使用なら余裕の広さ。DCF(Dyneema Composite Fabric/旧キューベンファイバー)を使用し、抜群の耐水性と耐久性を実現しています。トレッキングポールを使って設営するシンプルな構造で、ロングハイクや自転車旅、ファストパッキングなど「軽さが命」の旅に最適です。
特徴まとめ
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重量わずか539g(ポール・ペグ別)
UL界隈でも屈指の軽量設計。 -
DCF(Dyneema Composite Fabric)製
高い耐水性・引き裂き強度・超軽量を誇る先端素材。 -
ダブルウォール構造
結露を軽減し、通気性も良好。 -
トレッキングポール設営型
専用ポール不要で、軽量化を徹底。 -
2人用設計(ソロ使用なら超快適)
広々スペースで荷物を室内に収納可能。
おすすめ用途
ULハイキング、ロングトレイル縦走、バイクパッキング、ファストパッキングなど、軽量化を徹底追求するソロ冒険者やUL装備派の2人組におすすめ。※もちろん1人でもOK。
価格(税込み)
669ドル(約95,000円、2025年5月時点・公式価格)
※為替レートにより変動します。
▶ 詳細・購入はこちら(Zpacks公式)
https://zpacks.com/products/duplex-lite
MSR|ハバハバシールド2
MSR ハバハバシールドは、世界中のハイカーやサイクリストから愛される軽量&快適性重視の2人用テントです。独自の「Xtreme Shield(エクストリームシールド)」防水コーティングにより従来モデルより耐久性が向上し、長期使用に強いのが特長。自立式構造で設営が簡単、前室スペースも広く、ツーリングやバックパッキング、縦走登山にぴったりの万能モデルです。MSRの中では最軽量モデルではないものの、設営のしやすさと耐久性の高さで定評あり。ソロ用途なら荷物を広げて余裕のある使い方も可能です。
特徴まとめ
重量約1.76kg(最小重量1.26kg)
軽量かつしっかりした作りで、バックパッキングに最適Xtreme Shield防水コーティング
従来比3倍の耐久性を誇る最新防水技術自立式構造
どんな地面でも設営が簡単&安定広い前室×2
荷物置きスペースや出入りがしやすく、2人でも快適優れた通気性
メッシュパネルで結露を軽減し、夏場も涼しい
おすすめ用途
自転車ツーリング、バックパッキング、縦走登山、キャンプ、2人でのUL志向旅など、軽さと快適性をバランス良く求める中上級者におすすめ
価格(税込み)
88,000円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(MSR公式販売代理店・モチヅキ)
自転車旅行特化!設営簡単&快適テントおすすめ5選
自転車旅行で使うテントは、登山用ほどの超軽量性は求めず、設営の簡単さや居住性、コスパを重視する人が多いです。特にキャンプ場での利用や長期ツーリングなら、多少重量があっても快適性を優先するのがおすすめ。ここではそんな自転車旅行向きの現行モデルを5つ紹介します。
DOD|RIDER'S ONE POLE TENT
DOD RIDER’S ONE POLE TENTは、バイクツーリング仕様に特化した軽量コンパクトな1人用ワンポールテントです。設営はシンプルなワンポール式、重量約2.2kgとバイク積載を考慮した設計。前室付きで荷物置き場を確保でき、ツーリングキャンプ初心者でも扱いやすいモデルです。見た目のカッコよさと設営のしやすさが魅力で、価格も手頃。バイク用積載ギアとして特に人気があります。
特徴まとめ
重量約2.2kg
ツーリング装備に適した軽量設計ワンポール構造
設営・撤収が簡単、初心者でも安心コンパクト収納
収納サイズ約46×14×14cmでバイク積載に最適前室スペースあり
荷物や靴を外に置けるのでテント内を広々使える耐水圧2000mm
しっかりした防水性能で突然の雨でも安心
おすすめ用途
バイクツーリング、ソロキャンプ、ミニマルキャンプ、バイクパッキングなど、設営の簡単さとコンパクトさを重視するツーリングキャンパーにおすすめ
価格(税込み)
20,440円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(DOD公式)
コールマン|ツーリングドーム/ST
コールマン ツーリングドーム/STは、ソロ〜デュオ向けのツーリングキャンプ用コンパクトテントです。前室を広くとれるキャノピーポール対応構造で、荷物置きや雨除けスペースを確保可能。設営が簡単で、バイクツーリングや自転車ツーリング、ソロキャンプに高い人気を誇るロングセラーモデルです。初心者にも扱いやすく、国内のツーリングキャンプ界隈で長年愛される定番。価格と耐久性のバランスが良く、初めての一張りにもおすすめです。
特徴まとめ
重量約4.4kg
耐久性と快適性を重視した設計キャノピーポール対応
フロントフラップを跳ね上げ、前室・タープスペースを作れるコンパクト収納
収納サイズ約φ19×49cmでバイクや自転車にも積載可能耐水圧1500mm(フライ)
しっかりとした防水性能で悪天候にも対応ベンチレーション搭載
通気性が良く、結露を軽減
おすすめ用途
バイクツーリング、ソロキャンプ、デュオキャンプ、ファミリー予備用など、広めの前室と設営の簡単さを求めるツーリングキャンパーにおすすめ
価格(税込み)
21,780円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(コールマン公式)
BUNDOK|ソロドーム1
BUNDOK ソロドーム1は、手頃な価格と実用性で大人気のソロキャンプ用コンパクトテントです。重量約2.2kgと軽量で、収納サイズも小さめ。シンプルな構造で設営しやすく、キャンプ初心者やツーリングキャンパーの入門用として高い評価を得ています。価格以上の性能を求める方にぴったりの一張りです。
特徴まとめ
重量約2.2kg
軽量&コンパクト設計でツーリング積載にも対応シンプル構造
ポール2本のクロスフレームで初心者でも簡単設営コンパクト収納
収納サイズ約38×15×15cmで持ち運びしやすい耐水圧3000mm(フライ)
高い防水性能で突然の雨にも強い前室付き
靴や荷物を置けるスペースを確保
おすすめ用途
ソロキャンプ、バイクツーリング、自転車ツーリング、登山用サブテントなど、低価格で安心できるソロテントを探している初心者や予備用におすすめ
価格(税込み)
16,500円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(カワセ公式)
Hilleberg|UNNA
Hilleberg UNNA(ヒルバーグ ウナ)は、過酷な山岳環境や厳冬期の冒険にも耐えられるソロ用4シーズンテントです。完全自立式のシングルウォール構造で設営が簡単、広い室内空間は1人使用なら荷物を全て中に収められる余裕があります。ヒルバーグ独自のKerlon素材による圧倒的な耐久性・耐風性に加え、長期保管での加水分解リスクがほとんどないことから、世界中の冒険者に愛される名品です。
特徴まとめ
重量約2.3kg(最小重量2.0kg)
圧倒的な耐久性と居住性を備えるソロ向け4シーズンテント完全自立式設計
岩場や雪面でも安定、整地不要で設営可能シングルウォール構造
素早い設営・撤収が可能で悪天候下でも扱いやすいKerlon1200素材採用
超高耐久・高耐風・高耐水かつ加水分解しにくい特別素材で長期使用OK広い室内空間
1人+荷物が余裕で収まる設計、デュオ使用も可能
おすすめ用途
厳冬期登山、縦走、アルパインクライミング、長期ソロ遠征、雪中キャンプなど、極限環境に耐えるテントを求める本格派冒険者・中上級者におすすめ
価格(税込み)
187,000円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(ヒルバーグ日本公式)
スノーピーク|ファル Pro.air 2
スノーピーク ファル Pro.air 2は、軽量・コンパクト設計ながら高い居住性を確保した2人用山岳テントです。重量約1.44kgと軽量ながらダブルウォール仕様で通気性・防水性も優秀。コンパクト収納が可能で、登山や縦走、バイクパッキング、ソロ使用の広々空間としても使える万能モデルです。軽さと快適さを絶妙に両立させたモデルで、長期縦走やUL登山でも高い評価。ソロで使用すれば荷物を中に入れても余裕の広さがあります。
特徴まとめ
重量約1.44kg(フライ・本体・ポール含む)
軽量・コンパクトながら快適な居住空間を確保ダブルウォール構造
結露防止・通気性良好で快適性アップ自立式設計
整地しにくい場所でも安定して設営可能前室スペースあり
荷物の収納や雨除けに便利高耐水性・耐風性
厳しい山岳環境にも対応する耐久設計
おすすめ用途
縦走登山、ULハイキング、バイクパッキング、ソロでの広々使用、軽量化を重視するデュオキャンプなど、軽さと快適性を両立させたい中・上級者におすすめ
価格(税込み)
99,000円(2025年5月時点・公式価格)
詳細・購入はこちら(スノーピーク公式)
テント積載のコツ|バッグの種類とパッキング術
自転車キャンプでテントを運ぶとき、「どこにどう積むか」は旅の快適さを左右する重要ポイントです。重量バランスが悪いと走行時にふらつきやすくなり、体力を余計に消耗してしまいます。ここでは、積載に役立つバッグの種類と、パッキングの工夫について解説します。
サドルバッグ・フレームバッグ・パニアバッグの使い分け
サドルバッグ
シートポスト下に取り付ける大型バッグで、最大容量10L前後のものが多く、軽量テントを収納するのに最適です。ただし重心が後方に寄りすぎると不安定になるので、重すぎる荷物は避けましょう。
フレームバッグ
トップチューブ内側に設置する細長いバッグで、テントポールのような細長いものを収納するのに便利です。中心部に重心を集められるので、バイクのバランスを崩しにくくなります。
パニアバッグ
キャリアに取り付ける大型バッグで、特に長期ツーリングやキャンプ旅行に向いています。テント本体と寝袋、マットを分けて積載でき、重い荷物は低い位置にまとめることで走行安定性が増します。
テント収納の工夫で積載力UP
テントを収納するときは、純正の収納袋にこだわる必要はありません。軽量テントならスタッフサックを変更して圧縮し、小さくまとめるのがおすすめです。また、テント本体・ポール・ペグは別々に分けてパッキングすると、バッグ内のスペースを有効活用できます。
特にポールはフレームバッグやパニアバッグ横に縦置きすると収まりが良く、収納効率が上がります。荷物は重心が前後・左右均等になるよう意識し、走行中のバランスを確認しながら積み込むと安心です。

自転車キャンプがもっと楽しくなる!小物・便利アイテム紹介
テントを用意したら、次はキャンプをもっと快適にしてくれる小物類をそろえましょう。軽量でコンパクトなギアを選べば、自転車積載でも無理なく持ち運べます。ここでは特におすすめの小物・便利アイテムを紹介します。
軽量マットとグラウンドシート
寝心地を左右するのがマットです。登山用の軽量マット(例:THERMARESTのZライトソル、NEMOのスイッチバックなど)は、重量約300〜400gでコンパクトに収納可能。さらにテント下に敷くグラウンドシート(フットプリント)を使えば、テント底面を傷や湿気から守れます。
コンパクトランタン・ヘッドライト
夜のキャンプサイトではライトが必須。ヘッドライトは両手が空くので便利で、ソロキャンパーの定番装備です。軽量LEDランタンも合わせて持っていくと、テント内の雰囲気が一気に快適になります。充電式モデルならUSBモバイルバッテリーで補給できるので、自転車旅でも安心です。
ただ充電式の場合、ある程度長期になってくると「充電する場所がない」問題が発生することもあります。その場合は多少不便でも電池式の方が有利です。自分のスタイルに併せて選びましょう。
軽量クッカーとシングルバーナー
キャンプご飯を楽しみたい人には、軽量アルミやチタン製のクッカーがおすすめ。ソロ用なら容量600〜900ml程度で十分です。バーナーは登山兼用の小型ガスストーブ(例:SOTOのアミカス、PRIMUSのP-115など)が人気で、重さわずか100g前後。カップ麺や簡単な炒め物を作るだけならこれで十分です。クッカーでお込めも炊けますよ!私は手を出していませんが、メスティンでもOKだと思います。
軽量チェア・折りたたみテーブル
荷物に余裕があれば、リラックス空間を作れる軽量チェア(例:Helinoxチェアワン、MOON LENCE)や小型テーブルもおすすめ。重量は約900g〜1.2kg程度ありますが、ツーリングキャンプをより快適に過ごしたい人には価値ある装備です。
ただ、確かにあれば便利なんですが荷物の軽量化の方が大事なので個人的には無しで良いかなと思います。
モバイルバッテリー・充電器
スマホやライト、ナビ用に、10,000〜20,000mAhクラスの軽量モバイルバッテリーを持っていくと安心です。防水・防塵仕様のものを選べば、突然の雨でも安心感があります。これはちょっと値が張りますが、小型大容量が激推ですね。
よくある質問|自転車キャンプ用テント選びQ&A
最後に、自転車キャンプ向けのテントに関してよく寄せられる質問をまとめました。これから初めて挑戦する人も、ぜひ参考にしてください。
Q. 自転車キャンプ用テントは登山用と何が違う?
基本的には「軽量・コンパクト・設営しやすい」という条件は同じですが、登山用はより過酷な環境を想定して作られており、価格が高めで耐久性が高い傾向があります。自転車旅行特化のモデルは、設営の簡単さや居住性を優先し、多少の重量を許容することでコスパが良い場合が多いです。
Q. ULテントは初心者でも使える?
使えますが、ペグダウン式や非自立式の場合、設営には多少の慣れが必要です。初めての人は、まず自立式の軽量モデル(モンベル ステラリッジなど)から挑戦するのがおすすめです。軽さ優先のUL特化モデルは、慣れてからでも遅くありません。
Q. 自転車でテントを積む場所はどこがベスト?
軽量テントならサドルバッグ、ポール類はフレームバッグ、重めのモデルはパニアバッグが基本です。重要なのはバイク全体の重量バランスを前後・左右で整えること。走行時にハンドリングがふらつかないかを事前にテストすると安心です。
Q. 自転車キャンプでテント以外に必須の装備は?
軽量マット、寝袋、グラウンドシート、ヘッドライトまたはランタン、クッカー+バーナーが基本セットです。加えてモバイルバッテリーや雨具、工具・スペアパーツも忘れずに持っていきましょう。
※ランタンは意外とかさ張るものも多いので、小さいのを持っていくか、ヘッドライト代用がおすすめです。
Q. 1万円以下の安いテントでも大丈夫?
軽量・防水・耐風を求めるなら、基本的には1万円以下では難しいです。雨漏りや強風に弱いモデルは自転車旅行には向かないので、最低でも1.5万円以上の信頼できるブランド製品を選ぶのがおすすめです。
まとめ|自転車キャンプ向け軽量テントは自分のスタイルに合わせて選ぼう
自転車キャンプは、装備選びで旅の快適さが大きく変わります。特にテントは、 軽量性・防水性・設営の簡単さ・価格のバランス が大切な要素です。
登山兼用のUL系テントは圧倒的な軽さと高性能を誇り、長く愛用できるモデルが多い一方、自転車旅行特化のモデルは設営しやすく居住性に優れ、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
また、テントを積載する際は、バッグの種類やパッキング方法に工夫をすることで走行安定性が大きく向上します。小物や便利アイテムを揃えると、キャンプの快適さもぐっとアップ。
これからソロキャンプに挑戦する自転車キャンパーは、ぜひ自分のスタイルや予算に合ったテントを選び、週末や長期旅行をワクワクしながら楽しんでください!